レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

マレー&レンドル戦績 2016年オリンピック直後版


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マレーとレンドルのコンビが猛威を振るいつつある今日この頃。
ということでレンドルコーチ就任期のマレーの成績を調べてみました。

レンドルコーチ時代は2012年1月から2013年のインディアンウェルズまでが第1期です。
そして今年のクイーンズからが第2期となります。合わせて2年強です。
マレーのキャリアは2005年に始まっていますから合計では11年に及びます。
すなわちレンドルなしの時代は約9年となります。
2年と9年で時間に開きはあるのですがデータ上どうなのか見てみましょう。

レンドルありとレンドルなしとで列挙します。

《生涯成績》
あり:131勝29敗(81.9%)
なし:467勝142敗(76.7%)

《タイトル数》
あり:10
なし:29

《グランドスラム獲得数》
あり:3
なし:0

《グランドスラム成績》
あり:50勝6敗(89.3%)
なし:122勝33敗(78.7%)

《オリンピック獲得数》
あり:2
なし:0

《オリンピック成績》
あり:12勝0敗(100%)
なし:0勝1敗(0%)


ん~、凄い。特にグランドスラム成績。
グランドスラムでは苦しんだレンドルですがマレーには多大なる実績を残させることに成功しています。
タイトル3はもちろん、勝率90%近くというのは見事です。

オリンピック戦績もまた壮絶なものがあります。
これはまあ半分ネタ的なデータではありますが、輝かしい実績であることに変わりありません。

それに比べると生涯成績は、もちろん差は出てますが、意外に接近している部分です。

レンドルはそもそもマレーがグランドスラムを取るために招いたコーチですので
このグランドスラム成績だけでも大成功を収めているといって差し支えないわけですが、
実は唯一結果を出せていない大会というのがありまして、それがマスターズ1000なんです。

マレーはこれまで12のマスターズタイトルを取っていますが、レンドル就任期には僅かの「1」でしかありません。
2008年から2011年まで4年連続で2タイトルずつ取っていたのですが
レンドル就任1年目の2012年には「0」、翌年には「1」だけでした。
グランドスラムに比べてこの数字は不思議に思います。
2015年にはまたマスターズ2つを獲得していますがこれはレンドルコーチ時代ではありませんし
今年2016年もローマで獲得していますが、これもレンドルまた就任前となります。

そこで、マレーのマスターズ成績も調べてみました。


《マスターズ》
あり:29勝14敗 67.4%
なし:197勝75敗 72.4%


驚きの低成績!!レンドル時代の方が生涯成績よりも低いとは!これはまさかの出来事です。

レンドルは現役時代、そのキャリアの割りにはグランドスラムで思うように勝てなかった選手です。
しかし、現在のマスターズに相当する大会にはめっぽう強く、
2013年にナダルに抜かれるまで四半世紀近くタイトル獲得数の記録保持者であり続けました。
現在はフェデラー、そしてジョコビッチもレンドルの記録を超えていますが、
当時は今のようなマスターズへの出場義務がありませんでしたので、
大会への出場が断片的であったにも関わらずのこの成績ですから改めてさすがと思わせるものがあります。

レンドルは自分が強かったマスターズではマレーを勝たせられておらず、
しかしグランドスラムのほうでは好成績を収めさせられているという点で
非常に面白く、そして興味深い師弟関係だといえます。

あとはNo.1。マレーをNo.1にできるかどうかですね。
今、ここ数大会のマレーは強いですが、まだまだジョコビッチとの差は隔絶の感があります。
自然と、グランドスラムはもちろんですがマスターズの勝利も必要になってくるということではありますまいか。


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  1. 2016/08/18(木) 18:24:56|
  2. 過去の記録
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2016年、リオ・オリンピックはマレー

マレー、オリンピック2連覇。凄い。
レンドルコーチ、凄い。

準優勝のデル・ポトロも前回銅メダルだったので
こちらも2大会連続でのシングルスメダル獲得となりました。

2大会連続でのシングルスメダル獲得は通算で4人目ですが同時に2人達成は初めてです。
歴史上初めての2人同時達成、となれば
大抵はフェデラー、ナダル、ジョコビッチが絡むところですが、
今回はその誰でもなく、マレーとデル・ポトロであったというのは面白いところです。

因みに過去のシングルス2大会連続メダルの達成ですが、2例ありまして、
最近では、チリのフェルナンド・ゴンザレスが2004年アテネで銅、2008年北京で銀を取っています。
アテネではマスーと組んだダブルスでも金メダルを取っていますから、
ゴンザレスは金銀銅の3色をコンプリートしていることになります。
これはさすがに過去にも例がないのではないかと思います。

もう一つの例ですが、遠い昔に南アのウィンスローがやってました。
1912年ストックホルムで金、1920年のアントワープで銅です。
1912年の時には決勝で熊谷一弥を下しています。
今回錦織が96年振りのメダルと騒がれてますが、その96年前の時です。
因みにこのウィンスローの記録ですが、2つ大会の間は8年開いています。
1916年のベルリンオリンピックが第一次大戦で中止となったためですが
逆に8年越しのメダルというのもまた凄いです。

そしてこの2年越しのメダル、今回ナダルがシングルスではメダル獲得とはなりませんでしたが、
ダブルスで金を取りましたので見事達成したことになります。
どちらも金ということで、またその価値も大きなものになっています。
ただし2004年のアテネではマスーが単複同時制覇をしていますし
1924年以前であれば7大会中実に5大会で単複両制覇がありましたので
単複両方金メダルというのは実はそれほどレアな例ではないです。

因みに1912年にシングルスで銀メダルを獲得した熊谷一弥ですが
翌1920年にもダブルスで柏尾誠一郎と組んで銀メダルを取っていますので
オリンピックテニス史上最高の日本人の座はまだ錦織に手には渡っていないことになります。

1924年を最後にテニスはオリンピック競技からしばらく遠ざかることになります。
丁度その頃テニスではプロツアーが始まって「オリンピック=アマチュアリズム」の精神に反する
ということで競技から外されてしまったわけですが、
時を同じくして日本には清水善三、佐藤次郎といった有力なメダル候補が登場してきただけに
もう少し中止がずれてくれていたらという思いもないではないです。

しかし、いずれにしろ今回、錦織が見事に銅メダルを獲得し
日本テニス界に久々の大きな勲章を掲げさせてくれました。
正直、オリンピックはテニス大会の中では最大の大会ではない、
と冷めた目で見ていた自分がいたのも事実ですが、
優勝者だけでなく3位まで表彰してくれるこのような大会というのも有り難いものだと感じました。

準決勝でマレーにコテンパンにされたのは仕方ないにしても3位決定戦でのナダルとの激戦は熱かったです。
というかナダルの粘りが凄かったです。ナダルはデル・ポトロ戦でもそうでしたが
もう強いのか強くないのか凄いのか凄くないのか、さっぱりわからない選手になっています。
もちろんトータルで言えば強いし凄いんですが、試合によってはそうでもなかったりするので、
今観ているこの試合ではどうなの?というのがさっぱりわからない、
まことにナダル的な選手になっているといえましょう。
このような、試合によって強いのかどうなのか、さっぱりわからない選手を
ナダル的な選手と呼ぶならばナダルは一番ナダル的な選手です。

デル・ポトロにも触れましょう。
デル・ポトロといえば、ただ怪我、この一言に尽きる選手といえます。
かつて、最強のポテンシャルを持ちながら決定的な王座につけなかった選手はいましたが
デル・ポトロほど怪我の度合いの大きさを感じさせる選手はいません。
過去の選手達は多少の怪我こそあれ、ポテンシャルを活かしきれなかったプレースタイルの問題であったり
テニスへの興味の揺らぎといった精神的な部分であったりとの本人の取り組みの要素が結構ありました。
しかしデル・ポトロは練習も熱心だしテニスへの取り組みも真摯だしと、
これまでのじゃじゃ馬的な天才肌プレイヤーとは一味違います。
しかし、怪我。本当に怪我なんです。

ナダルだって怪我に泣きながらあれだけの記録を打ち立てているのだから
怪我だけを理由にしてはいけないという理屈があるのもわかるんですけど
比較対象として出てくる名前がテニス史上只一人の超人ナダルという点でも
やっぱりデル・ポトロには怪我だけが敵なのだという思いにも至らせるのです。
このまま順調に復帰してくれたら男子テニスもまた面白いことになるんですが。

次はいよいよ全米に向けたハードシーズンの大詰めです。
まずはシンシナティ。
ジョコビッチ、デル・ポトロは出ませんが、マレー、錦織、ナダルは出場します。
錦織は第5シードでマレーと準々決勝で当たる山に入ってしまいました。
しかしリベンジのチャンスでもあります。
気持ちを切り替えればオリンピックよりもマスターズのほうがポイントは有利ですからね。
全米でシードを一つでも上げるためにもシンシナティでは少しばかりのポイントが欲しいです。
優勝までとは言いません。おオリンピックで全力でここでも全力だと全米に悪影響が出るでしょう。
錦織は何大会も連続で戦える選手ではありません。ここは是非、全米に影響が出ない程度に好記録を。


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  1. 2016/08/16(火) 12:01:21|
  2. 2016年7月~9月
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2016年、リオ・オリンピックはベスト8へ

ダニエル太郎、頑張りましたね。
いや、びっくりしました、デル・ポトロ相手にセットを奪うとは。
最後は大きくスコア差をつけられてしまいましたし
そこは致し方ないとは思いますが、見事な善戦だったと思います。
デル・ポトロはロンドンで銅メダルでした。
その時にはジョコビッチを下しているんですね。
詩歌もその時はウィンブルドンのコートでした。
2大会連続でジョコビッチを下すとは、つくづくけががなければ
次代のNo.1の最有力候補であったのは紛れもない事実だったわけです。

ナダル、マレーの金メダル組も勝ち上がっています。
唯一メダリストの居ない山なのが錦織の山ということになります。
錦織の準々決勝の相手はチリッチではなくモンフィスになりました。
チリッチのほうが嫌な感じがありましたがモンフィスも十分怖い相手です。

準々決勝の組み合わせは以下の通りです。

・デル・ポトロvsバウティスタ・アグー(10)
・ナダル(3)vsベルッチ
・錦織(4)vsモンフィス(6)
・マレー(2)vsS・ジョンソン

ノーシードは3人です。
この中で一番ランクが接近している対戦が錦織vsモンフィスです。
まあこうしてみると厳しいですね。
あまりテニスの知らない人がオリンピックだからとテニスにも注目して
ジョコビッチが負けたというニュースだけで
錦織の勝利を信じてやまない風潮があるようですが
まったくわかっていません。
ダニエル太郎や杉田だって負けてしまったのですから
同じ日本人の錦織が負けないとはどうして言えましょう。


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  1. 2016/08/12(金) 10:42:01|
  2. 2016年4月~6月
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2016年、リオ・オリンピック2回戦

んもう、せっかくのあのジョコビッチ推しの記事なんだったのか。
書いた瞬間に負けたくらいの勢いでしたね。

ジョコビッチの敗退により、ダニエル太郎の輝かしい予定が一つ減ってしまいました。
順調に2回戦も勝ったというのに。
しかしまあデル・ポトロとの熱戦に期待しましょう。
ポテンシャルでは最強のデル・ポトロですから、普通にいけば当然勝てないでしょうが
ジョコビッチに勝つって並大抵じゃないですからね。
そろそろ体に負担がかかっているかもしれません。
結局今大会初戦で敗退したシードは16人中2人でした。
そしてその2人を倒したのがデル・ポトロとダニエル太郎ということですから
この3回戦こそが事実上の決勝となるのです。
決勝が言い過ぎなら事実上の最強ノーシード決定戦と申せましょう。

その他2回戦では、ナダルvsセッピも注目です。
ジョコビッチに続いてナダルも・・・となり得るかどうか。
ナダルには頑張ってほしいですが色々と不安が付きまといます。
この試合の勝者は杉田vsシモンの勝者と対戦します。
マスコミはメダルメダルうるさいですからね。
ナダルにも頑張ってほしくはありますが、まあ
杉田がさくっとベスト4まで勝ち上がってしまうのもいいんじゃないでしょうか。


錦織は不安です。第4シードなのだからベスト4は当然?
いえいえそう甘いものではありません。
次に対戦するオーストラリアのミルマンは初戦をなんと「6-0 6-0」で勝ち上がっています。
こんな強敵に錦織は勝てるのでしょうか。
そしてその後には、スロバキアのマルティンが控えています。
この選手は2回戦でかのコールシュライバー氏を戦わずして退けるという離れ業を披露しています。
恐るべき精神攻撃力の持ち主です、どんな手を使ったのでしょう。
正直ミルマンもマルティンもランキング70位台のあまり知らない選手ですが
錦織にとってはとてつもない強敵であることは間違いありません。
失ゲーム0の相手と連続で戦わなければいけなんです。
しかもその後の準々決勝は勝てないことが約束されたような対戦が控えていますし。

もうメダルメダル言うのやめようね。
柔道と水泳に任せておけばいいじゃない。

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  1. 2016/08/09(火) 09:24:40|
  2. 2016年4月~6月
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2016年、リオ・オリンピック開幕

オリンピックはテニス界では最大規模ではありませんが、
それでもドロー64の比較的大きな大会になります。

ジョコビッチ、マレーはもちろん、ナダルが出てきてくれているのは嬉しいです。
ナダルはシングルスだけでなくダブルスとミックスダブルスにも出るらしいです。
いや、逆にそこまで頑張っちゃうと大丈夫かいなとも思ってしまいますが。
一方で、スイスはフェデラーに加えてバブリンカも不参加となっています。
前回のダブルスチャンピオンが2人とも欠場ですからこちらは寂しいですね。

優勝候補は相変わらずジョコビッチでしょう。
ナダル、マレーがシングルス、フェデラーがダブルスで金メダルを取ってますから
ここで自分が取らずにいられようかという意気込みもあるのではないかと思います。
ジョコビッチの初戦の相手はデルポトロです。
現在の勢いでは順当に勝てる相手ではありますが
それでも一番強烈なノーシードを引いたといっていいでしょう。
勝てば次の相手はジョアン・ソウザでそしてその後、うまく行けばダニエル太郎と当たります。
ダニエル太郎は初戦で第14シード、アメリカのジャック・ソックを下しました。
16人のシードのうち、まだ試合をしていないジョコビッチとクエバスを除けば
ほとんどが順調に勝ち上がっているのですが、唯一の敗戦を喫しているのがジャック・ソックなのです。
ダニエル太郎、来てますね。ノッてます。このままジョコビッチをも倒せばメダル日本独占あるかもしれません。
日本は今回3人が出ています。錦織、ダニエル、そして杉田です。杉田も初戦は勝っています。
こちらも2回戦も勝てば、次はなんとナダルが相手となります。うん、いいんじゃないですか?
ダニエル、杉田が同時にジョコビッチとナダルを下す。話題としてはまずまずの大会となってくれそうです。

この他に初戦の組み合わせで気になるものとしては
チリッチvsディミトロフがありましたが、チリッチが完勝しています。
もうディミトロフが期待の選手だったのは過去のことなんでしょうかね。
それに比べるとチリッチも一時低迷がありましたが近年の復活劇は目覚ましいです。
簡単に負けることもままありますが、強烈な印象を与えることもできます。
チリッチは準々決勝で錦織と当たる山に入ってます。錦織はここが山場です。
オリンピックといえばメダルが重視されます。テニスで言えばベスト4進出です。
メダル獲得のためには錦織はその一歩手前で強敵チリッチを下さねばなりません。
過去の対戦は7勝4敗と錦織が勝ち越しているのですが、大きな大会ではチリッチが勝つ傾向にあります。
ツアー500以下の大会では錦織が6勝0敗と圧勝しているのですが、
グランドスラムでは1勝3敗、マスターズ1000では0勝1敗と、大きな大会では信じられないほど負けが込んでいます。
まるでベッカーvsビランデルのようです。
(この両者、グランドスラム以外ではベッカーが7勝0敗、しかしグランドスラムではベッカーの0勝3敗でした)
錦織とチリッチがオリンピックで当たるのは初めてですが、
オリンピックって・・・やっぱり分類は大きな大会ですよね。

まあチリッチが早いラウンドで負ける可能性もありますしね。

ダニエル、杉田に関しては大口を叩けるのに
錦織だと何故か妙に思考が現実的になってしまいます。

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  1. 2016/08/08(月) 12:09:07|
  2. 2016年4月~6月
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2016年、トロントはジョコビッチ

心配いらなかったですね。
ジョコビッチ、1セットも落とさぬ会心の優勝でした。
ジョコビッチはこれでマスターズ優勝回数を大台の30に載せました。

その一人勝ちのイメージは依然として持続されたままです。
ジョコビッチは今年4敗してますが、内訳はクレーで2敗、グラスで1敗、ハードで1敗です。
その、ハードで唯一の敗退も途中棄権によるものでしたから
実質ハードでは今年まだ負けなしといってもいい状況となっています。

他の選手も頑張って健闘を見せることはあるのですが、
詰めの場所ではやはり差があると感じさせます。

例えば準々決勝のベルディフ。
タイブレークでセットポイントが3つ、しかも自分のサーブを2つ打つという状態でした。
どう考えてもセットを取ったも同然のシチュエーションです。
ベルディフも世界のトップ選手ですからセットの取り方は知っているはずです。
しかししかし、ここでまさかのミス連発。
結局タイブレークを取られ、意気消沈したのか第2セットはそこまでの見せ場もなく敗退しました。
どうあがいても勝てない選手が、結局、ほらやっぱり勝てなかった、というときの典型的な負け方です。
ここ最近のグランドスラム決勝でマレーがジョコビッチに負けるときの負け方と同じものを感じました。

それから準決勝のモンフィス。
こちらも、全く勝てない選手が何とか頑張って打っていこう、というのは分かるのですが
とにかく慎重に守備的に、でもチャンスでは攻撃的に、というちぐはぐな思いが空回りして
トップ選手とは思えない、モンフィスとは思えない(まあ多少モンフィスらしいといえるか)
ミス連発でジョコビッチとしては半分寝てても勝てるほどの楽な試合になりました。

決勝の錦織も、健闘はしましたがやはりジョコビッチとの間には壁がある雰囲気でした。
今回マレーが出ていなかったですが、出ててもジョコビッチの優位は揺るがなかったと思います。
一番対抗できたのはマレーであろうというのはまあ衆目の一致を見るところではありましょうが。

決勝まで行った錦織は、しかし善戦した大会だったといえます。
苦手のバブリンカに勝利したのは大きいです。
バブリンカの出来が良くなかったのもありますが、そういう時に確実に勝つのは大事です。

今大会は、初戦でチリッチが負けたり、ティエムが早い段階で棄権したりというのはありましたが
概ね上位陣の勝ち上がりに関しては充実した大会だったといえます。
ラオニッチがモンフィスに敗れましたがこれもそう大きな敗退ではないでしょう。
そういえばラオニッチもまだジョコビッチには勝っていない選手でしたね。
フェデラー時代もそうでしたが今のジョコビッチに対しても
こうした寄せ付けない存在感に阻まれている選手が多くいます。
たまったものではありませんが、これを打破していかないといけないです。
更に上を目指すべきラオニッチなどはジョコビッチの力が落ちるのを待っているわけにもいかないでしょうし。
まあ勝ったことがあるとはいえ錦織だってそうなんですけどね。このままずっと連敗していてはいけません。

今年後半のハードシーズンもジョコビッチが中心で回っていくことになるのでしょうか。
楽しみであるのはもちろんなのですが、オリンピックの存在が複雑ですね。
多くの選手は、それはきちんとした大会ですから当然のことながら全力で行くでしょう。
しかし、ここで力を使い果たしたくはないのもあります。
カナダから1週空いてオリンピック、その後休みなしでシンシナティ、
そして1週空けてすぐ全米と、結構窮屈な日程です。
錦織などは日本選手団んの中でも期待度は高いですから、今回の決勝進出の勢いのままに、
オリンピックも凄く頑張り、でシンシナティ辺りで力尽きて
そのまま回復せずに全米へ、などと言う雰囲気も見え隠れしています。

スポーツ界の一大祭典で、自国の選手の頑張りを不安に感じてしまうとは
何とも罰当たりなことを申して大変よろしくありませんね、失礼しました。
ただ、頑張ってほしいけどその後の体力や体調が不安だというそれだけはぬぐえません。
錦織は5セットマッチには強いので、そうした試合内でのスタミナはありますが、
長いトーナメントを連続でこなしていくというような長期的なスタミナには不安を抱えている選手です。


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  1. 2016/08/01(月) 12:01:35|
  2. 2016年7月~9月
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2016年、トロントマスターズ開幕

今年の7月は私にとってはあまり良くない月でした。
7月はまだわずかに残ってますけどね。

大事なウィンブルドンはあまり観戦できなかったし
忙しくて体調も崩したりして何とも散々でした。

クレーからグラスシーズンにかけては大いに盛り上がるはずなのに
ここへの書き込み量も、質も、気持ち足りなかった思いです。

気を取り直してハードシーズンではしっかりとテニスと向き合えればいいです。


というわけで、年後半のハードコートシーズンがスタートしています。
カナダマスターズ、今年はトロントでの開催です。

カナダといえば何といってもレンドル優勝6回というのが目立ちますが、
それを除くとウィンブルドンと全米の狭間の大会ということもあってか
確実に勝っていく選手が多いわけではなく優勝者の顔ぶれも満遍なくといった状態になっています。
アガシが3回優勝しているのに対してサンプラスが一度も勝ってないのもまた印象的です。
2004年のフェデラー時代到来以降は4強による分散優勝の傾向が強く、
フェデラーが2回、ナダル3回、ジョコビッチ3回、マレー3回優勝となっています。
一昨年はツォンガが優勝しましたがこれが久々の4強以外の優勝でした。
去年はまたマレーが優勝していますが。

今年は4強のうち3人が欠場という残念な顔ぶれとなってしまっています。
出場するのはジョコビッチだけです。
もちろん優勝候補筆頭が断然ジョコビッチということになります。
ウィンブルドン敗退の嫌な思いをここで吹き飛ばす必要はあるでしょう。
疲れもあったでしょうから体力的な回復が十分できたということであって欲しいです。

逆にここでも勝たないようだと精神的にどうかという心配もなくはないです。
ジョコビッチほどであれば問題ないところではあるでしょうが、
体力的に問題なくても急に負け癖がついてしまう例もゼロではないですから。

ライバル不在の状態で勝たなくてはいけないプレッシャーもあるのではないかという気がします。
今年はウィンブルドンで敗退したものの、もしも全米でも勝てば
グランドスラム3大会優勝になります。年間優勝3回、1つだけ3回戦、
というのは2004年のフェデラーと同じです。
去年のジョコビッチが凄すぎただけでこれでも歴代で最強クラスではありますから
あまり気負わなければまだまだジョコビッチ時代は続くと思うのです。

その意味で、他の選手としてみれば、
ジョコビッチの勢いを止めるには今大会は非常に大きなカギとなります。
自身で止めるのが理想でしょうが、そうでなかったとしても
ジョコビッチが落ちた大会で代わりに優勝するというのは大きな意味を持ちます。
特に上位シードのバブリンカ、錦織、ラオニッチ辺りには気合を入れてほしいです。
バブリンカなどは当たれば強いですが早期敗退も最近多いですから。

さて、不出場の4強のうちの3選手ですが
疲労を理由に欠場となったマレーはまだそれほど深刻ではないと思います。
全仏、ウィンブルドン両方で決勝に行ってカナダでも優勝しているような選手はほとんどいません。

 1979 ボルグ
 1984 マッケンロー
 1987 レンドル
 2006 フェデラー
 2008 ナダル

以上。結構いますね、
いやでも凄い面々で、もちろん当時の絶対王者ばかりです。
意外やジョコビッチはまだやってないんですが。

まあ、いずれにしろマレーの欠場はまだよいでしょう。
今回はオリンピックもあるしこの決断に問題ないと思います。

問題といえるのは、より深刻なフェデラーとナダルです。
フェデラーは今大会だけでなく今年の残り全ての大会の欠場を発表しました。
怪我のない選手だっただけにこの決断は大きく、そして難しいと感じさせます。
ナダルにしても多くの場所に爆弾を抱えていてなかなか回復は困難です。
両者は紛れもなく偉大なるレジェンドですが、もう以前のようにツアーを回ることはできないように感じます。
でもランキング争いはもう十分でしょう。あとは若いものに任せて
今後はスポットで素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるということになってくれるはずです。


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  1. 2016/07/27(水) 09:31:05|
  2. 2010年4月~6月
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  4. | コメント:13

2016年、ウィンブルドンを終えて

ウィンブルドン後というのはテニス界では2月、12月と並ぶ3大「休止期間」といえます。
それだけに「祭りの後」感が大きいですが、それほど大きなお祭りだったということです。

今年はオリンピックがあって、それもスポーツ界の大イベントなわけですが
テニスに限定して言えば、変わり種という感じなのも事実です。
もちろん、無視できない大会であることは疑いもないですが
オリンピックを含めてゴールデンスラムというなら
むしろATPファイナルの方を割り当てるべきではないかと思ったりします。

どうしてもオリンピックを特別感を持って扱いたいのであれば
国別という部分を強調して、デビスカップと重ね合わせ、
2大国別タイトルという位置付けで語るのではいかがでしょう。
タイトルとしてはデ杯、オリンピックシングルス、オリンピックダブルスの3冠になるでしょうか。

参考までに、この国別タイトル3冠をすべて獲得しているのは歴史上で1924年のアメリカだけです。
そもそもオリンピックで単複両方金メダルというのが難しいです。
1988年の復活以降は2004年のチリが唯一の成果になっていますがその年のデ杯優勝はスペインでした。



肝心のウィンブルドン決勝ですが、2つくらい前の記事のコメント欄でも書いた通り
私は生でしっかりと観戦することができませんでした。
最後の何ゲームかと表彰式の模様は辛うじて確認できましたが
マレーとラオニッチの詳細な戦いぶりがレビューできずに残念です。

実際には、今の時代ですからいくらでも後から観戦する方法はあるのですが、
やはりここはさすが大きなお祭りというべきか、
終わった感が強くて、今から改めて観る気がせずに今に至ってしまっています。
ラオニッチはともかく今回はトップハーフに気持ちを奪われていた関係で
マレーのプレーをあまり見ていないんですけどね。いずれ取り上げる機会があれば。



最後にコメント欄について。
ここ2、3の記事でコメント欄において色々と盛り上がりを見せていただきありがとうございました。
ありがとう、というのも変な話かもしれないですが、丁度私が書き込みのできない時に重なってしまった関係で
一部話題に対して勝手に収束をお願いしたような雰囲気になってしまいました、大変申し訳ありませんでした。

ここで改めて取り上げる事項ではないかもしれませんが、
様々な意見があると共に皆さん熱心に当ブログに対してコメントを書き込んでいただいているということで
やはり私としてはありがとう、ということになるわけです。

膨大なコメント数になってしまっておりますので一つ一つに返信することはできませんがその点はどうぞご了承ください。

コメント頂く皆さんによっていくらか捉え方にブレがある場合もあるようですが
基本テニスの話題から大きく逸れることはないですし(もちろん逸れても可、なんですけど)
当サイトの最大の売りであるデータサイトという部分を最近さぼり気味の私以上に強調して取り上げていただく例もあって
結果的に非常に充実したものになっていると思います。
純粋な感想というか昨日の試合が面白かったとか誰々が良かったといった簡単なものでも
やはり私としては書き込みをいただくととても嬉しいです。

そもそも自由に書いてどうぞ、となっているコメント欄ですので
書き込み内容に関してはルール的なものを設けることはしていませんしその必要もないかと思っています。
皆さんの良識に委ねている部分ではありますが、私の感覚としてはほぼ完ぺきに守っていただいています。
毎度書き込みいただいたいコメントを読むのは大きな楽しみになっています。

様々な書き込みがあるわけですから当然ながらいくらかの意見の食い違いがあるとは思いますが
概ね「そういうものだ」と捉えていただく位の気楽な感覚でいただければよいのではないかと思います。

これからテニス界は休息期間に入ってしまいますが、
テニスのことも当ブログのことも頭の片隅に入れておいていただき、
たまに思い出してはまたご訪問下されば幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いします。


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  1. 2016/07/13(水) 12:08:20|
  2. 雑記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

2016年、ウィンブルドン終了




レンドルコーチ最強説!!








lendl-muray.png



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  1. 2016/07/11(月) 21:47:04|
  2. 2016年4月~6月
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  4. | コメント:10

2016年、ウィンブルドンは準決勝が終了

うぬぬぬ。
嫌な方の予想は当たってしまいました。

全くもってラオニッチvsフェデラーは心配が的中した形です。

チリッチと同じようなパワー型のプレーができ、
かつフェデラーの技巧についてこれるような選手だと危ないと書きましたが
その通りラオニッチはこれしかないというくらいのプレーを見せてきました。
そして何といっても疲労度です。フェデラーに対して一番の不安がこれでしたが
最後はそれが思い切り表に出てしまった形となりました。

それでも大激戦でしたので、もしもここがうまくいってれば、
というようなポイントはいくつかありました。
結局はそうしたポイントを取れなかったのが敗因だといえます。
ラオニッチにしても第4セットの最後のブレークができていなかったらわからなかったです。
あそこをしっかり取ったというのが勝利につながったといえます。
ラオニッチは大事なポイントを取った。フェデラーは取らなかった。そういうことなんでしょう。

ラオニッチはこれで初のグランドスラム決勝です。
どのショットもレベルの高さを見せますし、動きもいいです。
パワーと技巧を両立させることができるのは安定感につながります。
決勝といわず今後のプレーでも長く活躍できる選手であることは間違いないでしょう。
やはりポスト・ビッグ4の急先鋒は伊達じゃないですね。
今後もしっかりと実績を残してくれないといけません。
キリオスなんかに座を奪われないようにしてほしいです。

さて、フェデラーですが、昨日の試合で気になる点が2点ありました。
まずはショットの後の動き出しが悪かったというのと
そしてネットに出てきた相手に対して割と簡単なショットを選んでいたという点です。

動き出しの悪さについてはチリッチ戦でも同じように感じたのですが、
ショットの後、コートカバーのためにすぐに中央に戻るという動きをあまりしなかったように感じます。
グラスコートでは特にですが、単純にテニスをするにあたっても
基本ともいえるプレーのはずですが、その点が欠けていたのがとても気になりました。
このため、相手のカウンターについてゆけずに
パワーに圧倒されているかのようなイメージを与えていました。
ただし、もしかしたら逆を取られるのを警戒しての敢えての選択だったのかもしれません。
というのも、第3セットのフェデラーが乗っていた時間帯にはしっかりとできていたと感じられたからです。
コートカバーの実施は、考え方によってはスタミナを多く使うプレーですから、
効果的な時間を選んでのみ行っていたとも考えられなくもありません。
フェデラーならではの省エネプレーとでも言いますか。
もちろんこの辺は観ていての感想なので本当のところはわかりません。
単純に動きの悪い時間帯があっただけだったのかもしれませんし。

もう一つの気になった点である、ネットに出てきた相手に対してですが、
緩い球や簡単な場所への返球が多かった気がします。
一時テニス界はネットプレーが廃れて、ほとんどの選手のネットプレーの腕は落ちましたから
簡単な球でも返球さえできれてればよかったというのはありました。
フェデラーの意識の中にもそれがあったのかもしれません。
現にチリッチ戦ではそれで良かったのでしょう。
しかしラオニッチはネットプレーも万全でした。
これは時代が変わってきているということでしょうか。

ラオニッチはサーブはもちろん、ボレーでもストロークでも高いレベルを持続させていました。
総合的には完全にフェデラーを上回っていましたので、
最後に疲労の出たフェデラーではやはりどうしようもありませんでした。

でも、このような時代、ここまで来てこんなレベルプレーを見せてくれるなんて
フェデラーはやはり凄い選手だと思います。
ベテランともなれば様々な部分でレベルは落ちるものですが、
自分の持っている引き出しのフル活用で補って
今年のチャンピオンを相手にこんなぎりぎりまで戦えるなんて、
まったく尊敬に値する歴史上の名プレーヤーです。

今回、敗者とはなりましたが私は敢えてこの言葉を送ります。

「フェデラー最強説」



最後に、余談ですが、今年の準優勝者はベルディフにストレートで勝利したようです。
ベルディフも調子が良かったしグラスコートでも十分に戦える選手でしたので
この簡単な勝利は少々意外でした。
グランドスラム3大会連続のファイナリストという高貴なる称号の獲得に向けて
この地元選手には決勝でもせいぜい頑張ってほしいです。



テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2016/07/09(土) 12:01:49|
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