レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2017年、インディアンウェルズはフェデラー

フェデラー氏、凄いですね。

当ブログで「氏」が付くのは二人しかいないですが
これはサーの称号のようなもので、栄誉の呼称といえます。

フェデラー氏の優勝が王道というべきなのか、
それとも第9シードの優勝が波乱だったというべきなのか
もう本当によくわからなくなっています。

宿命のナダル戦でのまさかの完勝から、面白いように順調に優勝にたどり着きました。
ナダルの前のジョンソン戦はストレートだったとはいえタイブレーク2つでしたので
多少の苦戦感はあったのですが、ナダルに勝った勢いがキリオスを戦わずしてリタイアせしめ
結局はセットを一つも失わずの優勝となりましたから、
テニス以外の神通力も自在に活用できる人知を超えたテニスプレーヤー、
フェデラー氏ならではの特権を活かした大会だったといえましょう。

別格フェデラーを除外して考えた場合、
今大会の主役はバブリンカだったと言っていいでしょう。
コールシュライバー氏からの栄誉ある勝利から
(因みに氏の取得ゲーム数は8でした。当たった皆さんおめでとうございます)
西岡戦、ティエム戦はいずれもファイナルセットタイブレークの熱い試合となり
そして決勝のスイスファイナルの演出へとつなげていきました。
本命級がバタバタと倒れていく中で最後まで勝ち上がったのは評価に値します。

マレーとジョコビッチの不甲斐なさはこの上ないですね。
マレーはもともと不甲斐ないところがあったので、またかという感覚にもなりえますが
ジョコビッチがキリオスからイライラを募らせたままストレートで敗退するとは
特にタイブレークを落として敗退してしまうという姿にはかなり深刻なものを感じました。
デル・ポトロに勝つところまでは良かったのですが、
その良さがトーナメントを通じて続かないのが問題です。
では勝ったキリオスに何かがあったのかと言われれば割とそうでもありません。
現にその次の試合は棄権してしまっているわけです。
つまり王者が王者らしからず、かつ、若手も期待ほど伸びてきているわけではないというのが
今現在のテニス界の特徴といえるでしょう。

キリオスやディミトロフのような選手は時に驚きの活躍を見せますが
決定的に持続性がなく結局はツアーの中心として期待できる状態には至りません。
かといってティエムやゴファンのような安定型の若手も
こちらは逆に一発の強さがなく、トーナメント優勝を左右する存在ではありません。

錦織やラオニッチのような次代王者候補もいまいち地力に欠け
ベルディフやツォンガのようなキャリア組もまた
調子の持続が難しい状況になってきています。

総じて若手もベテランも好不調の波が激しく、
結局は調子のいい選手が運よく勝つという状態になってきています。
テニス史にしばしば訪れる、混沌の時代に近づいている雰囲気を感じさせます。

こうなると、トーナメント出場の制限から脱却し、
コンディション調整に力を注げるフェデラーと、
そしもうすぐその特権を獲得できるナダルが
なんだかんだでおいしいところを持っていく、そんな展開も今後あるかもしれません。


スポンサーサイト

テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2017/03/20(月) 11:07:41|
  2. 2017年1月~3月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:13
<<2017年、マイアミ開幕 | ホーム | 2017年、インディアンウェルズ3回戦>>

コメント

祝フェデラー氏IW優勝

残念ながら同時観戦のできない環境で,ハイライトしか見られて
ないのですが,王道優勝だったのではないでしょうか.2014-2015年より
一層強くなっているかもしれません.ほんと年齢に逆行してますね.

まだ地味ですが,ジャック・ソックがひょっとしたら覚醒しつつあるのでは
と期待してみたい気がします.今回もディミトロフ,錦織に勝ってセミファイナル迄進出,その前はデルレイビーチでラオニッチに勝って優勝しています.
流石にフェデラー氏には貫禄負けという感じでしたが,それでも第2セット
はタイブレークまで粘れたようですし.

人の良いアメリカ南部のお兄ちゃん(実際人がいいらしいですね;下に
リンク貼っておきます)という顔が勝負師としてはまだまだという感じも
しますが,24歳ですし待望久しいアメリカ若手のリーダーになれる
でしょうか.

https://www.facebook.com/sbnation/videos/10153187777826536/?hc_ref=NEWSFEED
(対ヒューイット戦でヒューイットのサーブがフォルトと判定されたのに
対し,入っていたからチャレンジしろと主張;審判もヒューイットも半信
半疑だったが,ヒューイットがそこまで言うならということでチャレンジして
実際インだったというエピソード.)IWと無関係の話題で申し訳ありません.
  1. URL |
  2. 2017/03/20(月) 12:35:39 |
  3. brunello448 #-
  4. [ 編集]

デルレイビーチ

すいません。ラオニッチはリタイアだったですね。
失礼しました。
  1. URL |
  2. 2017/03/20(月) 13:32:17 |
  3. Brunello448 #-
  4. [ 編集]

やはりバックハンドのスピン系の強化が大きい気がします。

単体ラリーで、イニシアチブ取れるメリットもさることながら、ラリーのショートカットによるゲーム全体へのスタミナ節約にも貢献してますね。

ジョコビッチとマレーは、どれもソツなくの堅実テニスですが、圧倒的にねじふせるタイプではないだけに、加齢の影響もそろそろ出てくるかもですね。
  1. URL |
  2. 2017/03/20(月) 14:20:58 |
  3. ATPウォッチャー #-
  4. [ 編集]

フェデラー氏は、2014~15年もIWではジョコビッチ以外には
全試合ストレート勝ちでしたのでその相性の良さを持続させたのでしょう。
この人のプレー維持能力と向上能力、引き出しの多さには感心させられますね。

マレーとジョコビッチですが、両者肘の痛みを理由にマイアミを欠場するらしいです。
両者今年の獲得タイトルは中東での1タイトル、全豪ではマレーは4回戦で、ジョコビッチは2回戦で敗退、
IWではマレーは2回戦、ジョコビッチは4回戦で敗退し、2人で肘の痛みを理由にマイアミ欠場と
何かと今年は似通っている2人ですが、不調を脱却できるのでしょうか。

という事でマイアミではバブリンカが第1シード、錦織は第2シードになる予定です。
フェデラー氏は現在ナダルを抜いて6位になっておりまして、マイアミでは第4シードの予定です。

....2006年以来の全豪、IW、マイアミ全制覇しますか。




  1. URL |
  2. 2017/03/20(月) 14:38:10 |
  3. mik #-
  4. [ 編集]

ブルークレーという管理人様の予言通りに優勝してしまうロジャー氏恐るべしですね、トマーシュはフラグに負けてしまいましたがロジャー氏は予言にしてしまうんですから…
ブルークレーはベスト4にロジャー氏、トマーシュ、デル・ポトロ、ティプサレビッチと大会優勝経験者、MSタイトル保持者、MSタイトル無し2名と今回と共通してますね
まぁデル・ポトロとティプサレビッチはジャック・ソック、カレーニョ・ブスタよりも実績はありますが
いやはや管理人様の先見の明は凄いです
  1. URL |
  2. 2017/03/20(月) 19:30:31 |
  3. レイトン愛 #-
  4. [ 編集]

これは、Au-sagaさんにドンスコイ最強説をまとめていただく日が近づいているのかもしれませんね。。。笑
  1. URL |
  2. 2017/03/21(火) 01:00:28 |
  3. ふぁぶ #-
  4. [ 編集]

連投すみません。

ATPサイトに面白い記事が載ってました。

すでに当ブログのデータベースにはあるかと思いますが、グランドスラム、マスターズ1000、ツアーファイナルの獲得数、および、それらの出場数とタイトル数の倍率です。

http://www.atpworldtour.com/en/news/indian-wells-2017-big-titles-federer


個人的には、カフェルニコフがマスターズ1000もツアーファイナル(旧マスターズカップ)も獲ってないのは驚きでした。

あと15年前に活躍したニューボールズ(サフィン、ロディック、ヒューイット、フェレーロ)が似たような成績ですが、意外にも?サフィンがトータル獲得数(7)で1位です。
たしかにポテンシャル的には1番かと思いますが、優勝はあまりしてない印象で。。笑
  1. URL |
  2. 2017/03/22(水) 00:44:37 |
  3. ATPウォッチャー #-
  4. [ 編集]

>Brunello448様

ジャック・ソックは現在アメリカNo.1の選手なんですね。
ディミトロフに強く3勝1敗とリードしていて錦織にも何度か勝ってます。
イズナーの後の世代としてはドナルド・ヤングやハリソンが思うほど活躍できてないですから
その分期待値も高いと思います。
ヤングなどはジュニアチャンピオンになってますからかなり期待された選手だったはずなんですが。

ソックはハリソンと同じ年齢ですがデビューは3年遅いんですね(というかハリソンが早い)。
もう一人アメリカ選手といえばスティーブ・ジョンソンもいます。
こちらはイズナーと同じでデビューが非常に遅いです。
その分、熟成感が増して大器晩成的な活躍もあるかもしれません。


《アメリカ選手生年とデビューの関係》
 クエリー 1987生 2006年デビュー(19歳の年)
 イズナー 1985生 2007年デビュー(22歳の年)
 ヤング 1989生  2007年デビュー(18歳の年)
 ハリソン 1992生 2008年デビュー(16歳の年)
 ソック 1992生 2011年デビュー(19歳の年)
 ジョンソン 1989生 2021年デビュー(22歳の年)

イズナーとヤングが同じ年にデビューしてるのが驚きました。
いずれの選手もサンプラスもチャンもアガシも居なくなってから登場した選手だったんですね。
より一層アメリカ選手のブランク感が強く感じられます。


>ATPウォッチャー様

どうにも贔屓目が入ってしまっているかもしれませんが、
現在のフェデラーのあの巧みなバックハンドはレンドルを思わせます。
レンドルは片手打ちバックにも関わらずストロークで天下を取った選手ですが
その強打のイメージとは裏腹に、バックハンドではスライス、合わせるスピン、
ムーンボール系の球を多彩に組み合わせてラリーの主導権を握っていました。
もちろんバックの決定力も凄かったですが、
勝負の多くはフォアという点で現在のスタイルに通じるものがあります。
フェデラーの究極のプレースタイル到達点を見て、近代テニスの元祖はやっぱりレンドルなんだなと感じます。

また、ATPサイトのリンク紹介もありがとうございました。
カフェルニコフの意外さには私も驚きました。
マスターズでは決勝や準決勝はそこそこあるんですが一度も勝たないとは面白いもんですね。
あとエドバーグの下、リオス、チャン、サフィンと並ぶ3人の粋な活躍にも驚かされます。

リオスは前記事のコメント欄でも西岡の絡みで出てきていましたので旬の選手という気がします。
またチャンについては、よく錦織がグランドスラムを一つ取れば師匠に並ぶなどと言われたりもしますが
正直この数字を見ると、まだまだ錦織とは隔絶の差があると思い知らされます。
グランドスラムの優勝数だけではテニスを語れないということです。

もっとも、話がフェデラーになるとその限りでないというか
グランドスラムだろうが何だろうが全部凄いということになってしまうのですが。
それとジョコビッチとナダルも凄いですね。
この大きな大会で4大会出れば一つは優勝しているということですからもう無茶苦茶です。
こんな3人と一緒にいてそこそこ勝ってるマレーもついでに褒めてあげることにしましょう。


>mik様

フェデラーとナダルが頑張っている姿を見ると、
ジョコビッチとマレーがこのまま落ちていくとは思いたくないですので
怪我ということであればしっかり治してほしいです。

錦織が遂に第2シードですか。マスターズで第2シードって初めてじゃないですか。
しかもドローが96と巨大ですから、表を眺めていると
さながらグランドスラムの一番下に錦織がいるかのようにも感じます。

しかし、年初で第17シードだったフェデラーは、ちょっと気合を入れればすぐに第4シードなんですね。
ちょっとおかしいです。


>レイトン愛様

今回のブルークレーのたとえは完全に先見の明などではなく、
ただフェデラーが凄かっただけのように思います。
むしろ私はベルディフ推しで書いたつもりでしたので(恥ずかしい~)。


>ふぁぶ様

ドンスコイvsカニャスというわけですね。
思い切って比較記事でもやろうかと思いましたが
ドンスコイのあまりのキャリアの少なさに断念しました。
まあ、先日のフェデラーは調整段階という感じでしたからね。
一方カニャスは全盛期フェデラーにインディアンウェルズ、マイアミで連勝ですから
さすがに今時点ではカニャスの勝利といったところです。
ドンスコイが今回マイアミで旋風を巻き起こすか、と思いきや・・・残念ながら出場してないですね。
残念。ドンスコイにはもう少し時間が必要か。



  1. URL |
  2. 2017/03/22(水) 10:35:09 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

マレーとジョコビッチの怪我を見るとやはり両手バックハンドは手首、あるいは肘に負担がかかってしまうものなんでしょうか
実はアガシも1990年代前半に選手生命が少し危ういぐらいの手首の怪我をしていたみたいです
かわりにフェデラー、バブリンカ、ガスケなどの怪我の箇所を思い出すと片手バックハンドは両手の選手に対抗するにあたって
威力をだすために体を大きく捻る必要があるからか腰や膝を故障する例が多いとは思うのですが

話変わりますが錦織選手の比較はそれこそリオスが良さそうな気がしたり
グランドスラム準優勝一回、他三つは最高ベスト8が二つ、ウィンブルドンは最高4回戦と共通しているので
マスターズの優勝回数は錦織選手0回とリオス5回でその分ランキングに差が出ている感じで
トップ10勝率は錦織選手の方が上だったりするので比較としては良いところかと

  1. URL |
  2. 2017/03/22(水) 12:58:48 |
  3. マルト #-
  4. [ 編集]

>マルト様

リオスと錦織の最大の違いは障害となる格上の選手の存在でしょうか。
リオスの場合はサンプラスとアガシですが、年齢差は5~6でして、両者の不調時にNo.1を取っている形となります。
一方錦織は8歳差、3歳差、2歳差、2歳差と王者クラスが4人もひしめいており、うち2名は年齢も近いです。
そして、その全選手が不調という時期がありません。
今は、一番年齢の近い選手の調子が落ちているので、最大のチャンスのはずなのですが、
あろうことか、一番年齢の離れている選手が覚醒してしまっているという何とも無情な不運が重なっています。
リオスがNo.1になったのは22歳の年ですが、錦織は今年28歳になります。
戦績比較はいい感じなんですけど、ここが大きな差となっているのかなという印象です。

  1. URL |
  2. 2017/03/24(金) 09:37:02 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

スポーツマンシップ

brunello448様

ソック、すばらしいですね!
彼、おととし、お兄さんが生死の境をさまよったらしく、なんとなくこういうことがあった後って、
グーンと伸びそうな気がしています。確か、フェデラーの覚醒もジュニア時代のコーチの死の後だし。
まあ、彼の場合、そんなことなくても偉大になったかもしれないし、
似たようなことがあっても覚醒しない人もいるだろうけど。。。

プロになる人はものすごい向上心の塊だと思うんですけど、それが本人を懲り固めてしまう側面もあると思うんです。
でも、近い人の死って、人生を俯瞰して見られるようになり、テニスも自由にさせてくれるような感じがします。

と思ってたら、昨日の西岡戦は途中棄権ですね。
既にツアー2勝もしてるとなると、こなす試合数が増えますからね。さてさて。この後どうなるか?
今はバシラシビリとソックが気になってます。
  1. URL |
  2. 2017/03/25(土) 21:39:08 |
  3. かめ #k0H9quHE
  4. [ 編集]

かめ様
その言い方だとおそらくソックの方が棄権したと思ってらっしゃるかと思うのですが
棄権したのは西岡選手の方なんです。
4-2と西岡選手の方がリードしていたのでそう思うのも致し方ないと思いますが。
自分も最初は「あれ?」と思いました。
膝を故障したみたいなので重傷じゃないことを祈りたいです。
バシラシビリはグルジアの今伸びている選手ですね。
グルジアには以前イラクリ・ラバーゼという選手もいましたがツアー決勝まで行った選手はこの選手が初めてですね。
ベテランだとルクセンブルグのミュラー、キプロスのバグダディス、ドミニカのブルゴスなどもそうですが
若い選手だとバルバドスのキング、ノルウェーのルードなども出てきていて(この選手は父親もひとかどの選手だったみたいですが)
ツアーレベルのテニス選手を輩出することが珍しい国の選手の活躍は興味深いものがあります。

  1. URL |
  2. 2017/03/25(土) 21:57:43 |
  3. マルト #-
  4. [ 編集]

マルト様

な、なんと、西岡が棄権だったんですか???西岡は残念ですが、ソックがまだ見られるのは嬉しいです!

先駆者がいない中で、世界レベルで戦うのって、ほんとすごいなと思います。
孔子のお母さんじゃないですが、人間というのは環境に放り込めばある程度成長しますからね。
その環境がない中、井の中の蛙ではなく、井戸の外でも戦えるのはすごいことです。

錦織も数年前まではそう見られていたのかもしれないですが、
(松岡からはかなり時間が経っているので、彼のことは勘定に入れてません)
その後、そこそこの活躍をする選手が出ているのを見ると、
国(協会)として頑張ってきていた中での先駆者だったのかなと思えます。
(日本の場合は錦織の活躍が他の選手の精神的呪縛(日本のテニスは世界レベルじゃない)を解いた面が強いかもですが。)

しかし、マルト様が挙げられている国は後続らしい選手が続いていない国ですからね。
支援者はいるとしても、一人で成長してきたのってすごいなと思います。
チュニジアとかトルコとかも確かいましたっけ。女子のアザレンカなんかもそうですね。
  1. URL |
  2. 2017/03/26(日) 08:27:40 |
  3. かめ #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ausaga.blog71.fc2.com/tb.php/1050-388fc4d9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Au-Saga

Author:Au-Saga

本体へのリンク

男子テニスデータ検証サイト
【レンドル最強説】
【更新履歴】
【ATP】

ブログ内検索

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

FC2カウンター