レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2017年、マイアミはフェデラーが優勝

決勝はナダルとの頂上決戦となりましたが、割とあっさりとフェデラーが勝利しました。
フェデラーは2017年前期ハードコートシーズンでは
間違いなく最強プレーヤーとして君臨したことになります。

戦績は19勝1敗。4つのトーナメントに出て3つのタイトルを獲得、
しかもその3つがグランドスラムとマスターズ2つといとんでもないものでした。
敗れたナダルもフェデラーに次ぐ2位の選手だったと言っていいでしょう。
しかしフェデラーには3連敗、決勝進出は3回あったもののタイトルはなしと
フェデラーとの間に大きく差をあけられた状態であることには間違いありません。

この2人の大ベテランが実質トップ2だったというのも異例です。
敢えて言うならばオープン化直後にローズウォールとレーバーがそれぞれ34歳と31歳で
トップに君臨しましたが、それ以来のことではないでしょうか。

この2人にはこのままの調子で言ってほしいと思いますが
正直、クレーシーズンではハードコートでのパフォーマンスがそのまま発揮できるとは考え難いです。
やはり体力的にきついですし、いかなナダルといえどもあの神通力はもうないでしょうから
かつてのクレー最強王者として見るわけにはいかないというのはあります。

レンドル、アガシという過去の例があります。
両者ともに25歳ピーク説に当てはまらないクレーコートでも勝てる選手ではありましたが
実は25歳でキャリアを区切ったとき、クレーでの勝率は明確に下がっているのです。
これはフェデラーとナダルにも間違いなく当てはまります。
つまり今後は、今の好調さをそのまま持ち込んで評価することはできないのです。

もっとも、この両者は、もはやランキングを意識してトーナメントに出る必要はあまりなく
割り切ったコンディション調整がしやすいというのはメリットとしてあります。
結局は大きな大会で勝ってしまっているのですから、
若手が潰し合った中で大事を成し遂げてしまう可能性も否定できません。
その意味でクレーシーズンは最後の本番である全仏だけでなく、
途中の大会の勝ち上がりにも大いに注目していくことにしましょう。

さて、フェデラーはインディアンウェルズとマイアミの連覇となりました。
当ブログでもこれまで何度も取りあげていますが、改めてこれは快挙といえます。
ポイント的には2大会セットでようやくグランドスラム1回分の優勝なのですが、
実質の大変さはそれをはるかに凌駕しています。
両大会とも他のマスターズよりもドローが大きく、グランドスラム以外では唯一
2週間開催される超巨大な大会なわけですから。

繰り返しになる部分もありますが、改めてこれまでの両大会連覇を見ていきましょう。
カッコ内はその年の年内の最高位と、年末での年齢です。

1986年 レンドル(1位:26歳)
1991年 クーリエ(1位:21歳)
1992年 チャン(4位:20歳)
1994年 サンプラス(1位:23歳)
1998年 リオス(1位:22歳)
2001年 アガシ(2位:31歳)
2005年 フェデラー(1位:24歳)
2006年 フェデラー(1位:25歳)
2011年 ジョコビッチ(1位:24歳)
2014年 ジョコビッチ(1位:27歳)
2015年 ジョコビッチ(1位:28歳)
2016年 ジョコビッチ(2位:29歳)
2017年 フェデラー(?位:36歳)

どうです、この圧倒的なメンバー。
初達成のレンドル以降、ほぼその年最強の選手が達成しているのがわかります。

クーリエとリオスはこの連覇で一気に名を上げてそのまま年内のNo.1獲得に至りました。

92年のチャンは年内最高位が1位ではないですが、年初の時点では15位だったランクを
やはりこの連覇を皮切りに一気に上昇せしめています。

最多はジョコビッチの4回で、これは圧巻です。
さすがにハードコート王者としての貫禄が抜きんでています。

全豪の優勝も含めて達成しているのはフェデラーが2回、ジョコビッチが3回、
それにアガシとサンプラスが加わります。

フェデラーは自身3度目の達成となりました。実に前回の達成から11年ぶりです。
今回は何より、フェデラーが35歳で達成したというのがまた異例ともいえる出来事です。
フェデラーは年末には36歳になります。これまではアガシの30歳が最高齢での達成でした。
今年の年末時点でフェデラーは果たしてランキング何位になっているでしょうか。

また、これまでマスターズ優勝の最高齢は2004年シンシナティのアガシ(34歳)でしたが
今回の2大会優勝でフェデラーは一気に2つも記録を塗り替えたことになります。

これまでの最高齢マスターズ獲得ランキングは以下のようになっています。

1.フェデラー 2017マイアミ(35歳8月)
2.フェデラー 2017インディアンウェルズ(35歳7月)
3.アガシ 2004シンシナティ(34歳3月)
4.フェデラー 2015シンシナティ(34歳0月)
5.フェデラー 2014上海(33歳2月)
6.フェデラー 2014シンシナティ(33歳0月)
7.アガシ 2003マイアミ(32歳11月)
8.アガシ 2002マドリッド(32歳5月)
9.アガシ 2002マイアミ(31歳11月)
10.フェデラー 2012シンシナティ(31歳0月)

おお、もう。
因みに11位にようやくリュビチッチの名が登場します。
他に、フェレール、ピオリーン、パーンフォースといったところが30歳以上での達成を記録しています。
今年ナダルがどこかで来れば30歳での達成となります。


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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2017/04/03(月) 07:53:47|
  2. 2017年1月~3月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:10
<<2017年、モンテカルロマスターズ開幕 | ホーム | 2017年、マイアミベスト4>>

コメント

その後、フェデラーの優勝インタビューを観ました。
クレーシーズンは全仏以外の大会には多分出ないと発言してました。
一つ二つは出るかと思いましたが思い切りましたね。
しかしこれこそが願っていたことであり、効果的に結果を出していく作戦だと思います。
当然ながら全仏のドローではまた微妙なシードが与えられる可能性はあるわけですが
全豪のことを考えればフェデラーにとって大したことではないかもしれません。
フェデラーは今年既に4000ポイントを獲得しています。
もうこれだけで年末トップ8に入れるレベルの戦績です。

  1. URL |
  2. 2017/04/03(月) 10:43:08 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

フェデラー本当に強かったですね。
特に全豪、インディアンウェルズ、マイアミ全て(インディアンウェルズのみ4回戦)で苦手のナダルを倒しての優勝は非常に大きな意味を持つと思います。
トータル14-23となり、何よりハードコート対戦成績で勝ち越した(10-9)のは大きいです。
ついでにジョコビッチとの対戦を増やして対戦成績を再度逆転してしまえば、最早誰もフェデラー史上最強説に異論を唱えないのではと思います。

余談ですがジョコビッチは2016年もサンシャインダブルを達成していませんでしたっけ?トータル4回では?
  1. URL |
  2. 2017/04/03(月) 10:51:18 |
  3. Kosei #-
  4. [ 編集]

試合を見る感じナダルもバックやサーブが悪い時に比べれば確実に良化しているのですが
フェデラーのバックの強化がそれを上回ってる感じでしょうか。
全豪は押しつつもまだナダルに対する苦手意識が見え隠れしましたが
やはりグランドスラム、それも決勝の舞台で勝ったことは払拭するのにかなり大きかった気がします。
フェデラーは勿論凄まじいですがナダルもフットワークやフォアが衰えつつも組み立てでカバーしているのは流石ですね。
あの体を酷使するプレースタイルで長く持たないと言われながらそれでもなおトップ5以内に返り咲けるのは
フットワークやフォアだけが武器ではない強みというものを感じます。
  1. URL |
  2. 2017/04/03(月) 20:51:30 |
  3. マルト #-
  4. [ 編集]

>Kosei様

ご指摘ありがとうございます。
ジョコビッチ4回でしたね。3年連続で達成。これまたすごいですね。
今回フェデラーがあの年齢で復活の優勝ということで取り上げていますが
年初の快挙に関してはジョコビッチの方にも充分に史上最強の重みがあります。

>マルト様

ナダルは動き自体悪くなかったと私も思いました。
以前の姿ではないと感じる点は、やはりフットワークと
そしてあの肝心のポイントでは絶対ミスしなかった勝負強さが無い部分でしょうか。
ミスそのものも増えていますが強打の率を増やしているのでこれは時代の流れに乗った結果とも言えます。

  1. URL |
  2. 2017/04/04(火) 09:57:26 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

テニス報道

本筋を突いていない報道は多々ありますが、この記事ひどくないですか。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/203107/1
いわゆるスポーツ新聞だから、何書いてもいいって感じなんでしょうかね。
「フェデラーの出現で大会が増え」は明らかな誤報ですよね。
「フェデラーの出現で故障者が増えている」もかなり乱暴な論理です。

テニスのツアーが過酷なのは昔からのことであり、だからこそ20代後半の活躍も難しく、30代の現役は考えられなかったわけで。。。
ランキングで振り回しているのは、むしろこういう(表層的なところしか論じない)日本のメディアであり、
20代の伊達はほぼこれに殺されたと言えるのではないでしょうか。
錦織の本拠地が日本ではなく米国で本当によかったと思います。

このサイトにはちょっと激しすぎる投稿になってしまってますかね?
もし、ふさわしくなければ、削除してください。
テニスを深く知っている皆さんに共感していただきたくて。。。(*^^*)
  1. URL |
  2. 2017/04/09(日) 09:56:01 |
  3. かめ #k0H9quHE
  4. [ 編集]

>かめ様

ありがとうございます。
全然激しすぎるとかそんなことはないと思います。
私も日本のテニス報道の低度にはほとほとまいっている口でして、
これはもう何年も前から変わってないですよね。一般紙ならともかくスポーツ紙でこれですから。
以前どこかで触れたことがあるかもしれないですが、
テニス誌ですらびっくりするような低次元の書き方をしてたことがあって、
私は日本のテニス関係の雑誌、新聞はほとんど読まないことにしたのでした。
しっかり探せばきちんとし報道をしている例ももちろんあるとは思うんですけど。

  1. URL |
  2. 2017/04/10(月) 12:16:49 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

ありがとうございます。

管理人様、暖かいお言葉ありがとうございます。
普段、日本のテニス報道は避けていたのに、この日はたまたまGoogleのニュースまとめサイトに
別アカウントでログインしてしまい、(そちらのアカウントではガンガン、テニスの動画を見ていたので)
テニス関連記事が表示され、クリックしてしまったのでした。。。
悲しいですが、見ないのが一番ですね!そして、知識のある方々の集まるこのようなサイトを見るのが一番です!
聞いていただけて嬉しかったです。ありがとうございました。
  1. URL |
  2. 2017/04/10(月) 21:30:44 |
  3. かめ #k0H9quHE
  4. [ 編集]

Re: テニス報道

かめ様,

載せていただいたリンクを覗いてみましたが,たしかにこれひどいですね.
日本のメディア全般に言えることと思いますが,よく知りもせずにまた知る
努力もせず,半可通なことを書いて悦に入っているというところが出てしまって
います.

スポーツメディアが特にひどいのは,誰でも見る立場からならいっぱしのこと
が言える気分になるからなのでしょう.それに売るための計算が入って,
買ってもらうために真実であろうがなかろうが平気で煽ったり提灯記事を
書いたりするというのが常態化しているようですね.在阪の某人気球団に
ことに見られる現象ですが.

この記者氏も錦織よりに何か書いて読者に受けたいということなのでしょうか.
「フェデラー現象」の粗雑な論理にはのけぞってしまいました.選手の健康を
大事にしようというのならば,ATPのシステムの有り様こそが議論されるべき
でしょう.
  1. URL |
  2. 2017/04/14(金) 01:34:10 |
  3. brunello448 #-
  4. [ 編集]

brunello448様

コメントありがとうございます!
この記者でさらにショックだったのが、野球、陸上、テニスが彼の専門らしいことです。
しかも、「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」という本まで書いているらしいので、
ある程度の年数はテニスを見てきているはずなんですよね。

この記事は本当にそう思って書いたのか、brunello448様が仰るように
クリック数を稼ぐために書いたのか。。。まあ、どちらでも罪深いと思うのですが。
  1. URL |
  2. 2017/04/17(月) 22:13:30 |
  3. かめ #k0H9quHE
  4. [ 編集]

かめ様,

御返事をいただきまして有難う御座いました.ちょっと忙しくしていて,
リプライできない内に時間が経ってしまい,タイミングを逃してしまい
ました.申し訳ありません.

私も調べたのですが,おっしゃる通りこの記事の主はかなり昔から
テニスも見ていて,フェデラー全盛期(今だ!という方もありましょうが)
の時代から見ているようなので,逆になぜ?と思ってしまいますね.
無視するしくはなさそうです.

そうこうしている内にモンテカルロのナダルーゴファン戦で大変な
事が起こってしまいましたね.今はこっちに関心の移っているところ
でしょうか.

  1. URL |
  2. 2017/04/26(水) 23:17:49 |
  3. brunello448 #-
  4. [ 編集]

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