レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2014年、全米はチリッチ優勝

コ、コテンパンにされちゃいましたね。
しかしあんなプレーをされてはしょうがないです。
錦織も良くはなかったですが、それは相手のプレーに引きずられたという面もあったでしょう。
今回はチリッチの試合でした。

ビッグサーバーであったことは周知の事実でしたが、
ああも自信を持って入れられてしまうと、
いかなリターンの名手でも為す術がありません。

錦織は相手のセカンドサーブの時に攻撃に転じることができればよかったのですが
それも出来ませんでした。
チリッチとしてはセカンドになったとしても怖くないですから、
そりゃあ、伸び伸びと強いファーストサーブを入れてきます。

錦織は、長いラリーになったらポイントが取れるとか、ミスが少ないとか、
そういったパワーで負けている選手なりの何らかの拠り所があればよかったですが
それが全くありませんでした。

コーチのマイケル・チャンがしばしばクローズアップされていましたが
往年のファンならば今回の決勝を見てチャンのプレーを思い出したのではないでしょうか。
チャンも巨大な選手がひしめく中で、スピードと粘りで戦っていった選手です。
特に思い出すのは1996年、この年チャンは全豪と全米で決勝に進出しました。
それぞれの決勝の相手はベッカーとサンプラス。稀代のビッグサーバーでした。
試合の方は、チャンが1ポイントを取るのは必死なのに、相手は簡単に一撃で取れてしまうとそういう状態でした。
ビッグサーバーと戦う時のチャンはいつもそうだったのですが、
スコア以上に負けているように見えてしまったものでした。
結局チャンは96年の両大会、共に準優勝で終わりました。
どちらの大会でも準決勝ではアガシに勝ってまして、本当に優勝まであと一歩でだったんですけどね。
しかしこの時のチャンは、実はサーブが覚醒した時期でもありました。
試合の印象としては相手のサーブでやられた感があるのですが
面白いことに、エースの数だけで見ると、ベッカー戦は両者11本、
サンプラス戦は11本と13本と殆ど差がないほどに競っていたんです。
自分のサーブでは、スピードがなくても上手くコントロールできていたというのと
相手のサーブでは、どんなに速くても食らいついていたという事になるかと思います。
因みにアガシ戦は全豪と全米合わせるとチャンが29本、アガシが6本と
むしろチャンのほうがビッグサーバーかと思わせるようなエース数を叩き出していました。
それと引き換えに1stの確率は犠牲になっていました。どの試合も50%前後といった所でした。
この辺は本当に錦織とかぶります。

今回、決勝で錦織の取ったエースは僅か2本で、チリッチには17本を叩きこまれました。
さすがにお手上げでした。もう少しこのサーブ攻略ができればよかったですけど。
今後あらゆるビッグサーバーがどんどん出てくると思います。
世界トップのリターンを誇る錦織としては、
このビッグサーブ対策というのが完璧にできるようになってほしいです。
もちろんラオニッチには勝ってますし、それができる一番の選手であることは間違いありません。

今大会で錦織は、歴代日本人としては最強かそれに準ずるポジションを手に入れたかもしれませんが
コーチのチャンには到達していません。
目の前に素晴らしい目標がいてくれるのはとても良いことではないかと思います。
一時、松岡修造のランクを抜くことを目標にしてた頃は、
それを達成しちゃったらどうするのという思いもあったのですが
次々と上を目指して目標を塗り替えていってくれています。

今回は完敗でした。これで日本には、
「錦織の試合は一度だけ、チリッチに完敗した試合だけ観たことがある」
という残念な例が非常に増えたのではないかと思います。
急激に取り上げられたのが悪い方に出てしまったことになります。
でもこれも勝負ですからね、勝つとわかっている試合はありません。
思い出せば1ヶ月前に錦織はプレー出来ていませんでした。
改めて、大きな大会に照準を合わせるということの重要性が浮き上がります。
その意味で今大会の活躍は奇跡的ですし、讃えるに相応しいものです。
次の全豪でも決勝に!っていうのも、当然期待の声は上がるでしょうし
そうあって欲しいですが確率は低いと思います。
世間のこの錦織熱もあっという間に覚めるんでしょうね。
でもそれでいいんです。今後も怪我との戦いもあるでしょうが
地道にそして確実に、チャンの残した成績を目指して行って欲しいです。


さて、順番がずれましたが、チリッチの方にも当然触れないわけには行きません。
これまで何度も話に出てきますが若くしてその才能に注目され
2009年覇者であるデル・ポトロとのライバル関係を期待され
しかし中々浮上せずに苦節数年、ようやくここで大きなことを成し遂げたことになります。
まあ、これまではあの人達がトップにいましたからデル・ポトロのやったことがむしろ例外で
基本的に新顔がグランドスラムを取るということは想定の範囲外でありました。
チリッチが如何に期待されていたとはいえ、グランドスラムを取るのが遅すぎた、などとは言えません。
しかし、もう少し実績があってもという思いはありました。
25歳ピーク説からすれば正に絶頂に居る選手でして今回の活躍も納得ですが、
裏を返せば、今後新しいNo.1として君臨する選手になるかと言われれば答えに窮します。
もっとも近年はピークが上にずれてきているのでこの辺も未知数ではありますが。

クロアチアは国自体の歴史が浅いですが、
チリッチのコーチであるイバニセビッチ以来、素晴らしい選手が登場しています。
カルロビッチ、リュビチッチ、アンチッチ。
いずれもビッグサーバーという共通の特徴があります。
ただ、どちらかと言えば純粋なテニスの成績というよりも
なんらかのネタ的に記憶されてきた選手達だったとも言えます。
イバニセビッチ以降の選手たちは、ちょうどネットプレーからストロークに
テニス界のスタイルの主軸が変わっていった時期と活躍が重なりまして
折角のパワーサーブが活かしきれなかったという時代的な不運もあるでしょう。
今回チリッチはビッグサーブを持ちながら完全な強打のストローカーとして
時代に合致したスタイルで挑み、そして栄冠を手にすることになりました。

全米では、サフィン、ロディック、デル・ポトロ、そして今回のチリッチと
サーブと強打を誇る大型選手の優勝が数年おきに断片的に発生しています。
このタイプの選手にとって一番戦いやすいコートなのかもしれません。
私はサフィンが出た時からこのタイプがテニス界を席巻するだろうと思っていましたが
ついぞその時代は来ませんでした。
しかし、王座を手にせぬまでも,このスタイルは決して死んでないことになりますね。
ネットプレイヤーや、軽量型の柔和なショットを駆使する選手はほぼ絶滅状態となっているのにです。
3強時代に陰りが見えた今、スタイルの違う選手たちが色々と出てきています。
この中からどのタイプが出てくるのかというのも、今後の楽しみの一つと言えます。
実績と可能性からはこのチリッチのタイプは有力な候補だと思います。

さて、今年は全豪と全米で新顔が優勝したことになります。
2000年代前半がそうであったように、いよいよ混沌の中に入りつつある状況です。
ここから新しいスターが生まれる可能性は高いです。
ただ、何だかんだ言ってもジョコビッチとナダルの存在はまだ大きいです。
今年一年を俯瞰した場合、一番勝てているのは結局この両者なんです。
他の選手は牙城を崩しにかかっていますが完全に崩れてはいない、そんな状態です。
時間の問題かも知れませんし、王者が持ち直すかもしれません。
言ってもジョコビッチとチリッチは僅か1歳差ですから。
フェデラーが相手であればニューフェイスと言えますが、
意外とジョコビッチは若く、そしてニューフェース達はそれほど若く無いというのが現状です。
正直、「世代交代」というような括りで語るほどの世代差があるわけではないのです。
後を追う選手たちは上の選手の衰えを待つのではなく、
自分の力でこれを越えていかなければなりません。
この点が2000年代前半と一番違うところですし、見る側としても面白い部分なんじゃないでしょうか。


スポンサーサイト
  1. 2014/09/09(火) 12:42:24|
  2. 2014年7月~9月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:22

2014年、全米決勝進出者決定!!!!!

えーっと

おめでとうございます。

大会前にですよ、いや、準決勝前ででもですよ、
錦織とチリッチの決勝の可能性はあるかと聞かれれば
「可能性はあるだろう」などとしたり顔で答えていたと思います。
そりゃ、そう答えるでしょう、可能性なら。
でもね。
実際ないでしょう。まあ無かったと思いますよ。
言うだけでそんなこと微塵も考えなかったと思います。
前記事見返しても、言葉の端々に、
戦う前から勝敗は決している感がプンプン、もうプンプン漂ってましたね。

4強以外、というか3強以外の顔ぶれによるGS決勝が
遂に長い長いブランクを経て実現したことになります。
2005年全豪のサフィンvsヒューイット以来ですか。

これが歴史の1ページかといわれれば、ある意味もちろんそうなのですが
今後次第というのもあります。
というのも、例えば2008年全豪はジョコビッチとツォンガがGS決勝に出た年で、
フェデラー、ナダル以外ということでやはり同じように新しい顔ぶれによる決勝でした。
しかし、その後ジョコビッチが常連になったことにより、
現在からしてみればさほど歴史的な大会という感じはさせません。

そう、今回こそ初めての顔ぶれで新鮮であっても、
今後決勝常連になってしまえばいいんです。
今大会を歴史的な1ページから、そうでもないに格下げできるかどうかは
新しい2人の今後次第だといえるわけです。

ぶっちゃけ、ぶっちゃけると、日本ではもう当たり前ですが、
世界でも錦織への期待度のほうが高い気がします。
両者1歳差とはいえ、キャリアのイメージが少し違います。
なんとなく、錦織は若手、チリッチは中堅の印象があるのではないでしょうか。
若手の新顔ともなればニュースターの登場を喜ぶ趣がありますが
中堅がパッと勝つと、結果的にT・ヨハンソンやガウディオがそうであったように
何となく一回だけ、という印象を感じさせてしまうのも事実なんです。
それぞれ、当時の期待値としては負けた方のサフィンとコリアのほうがは高かったのです。
結局勝った2人はその後GS決勝に出てくることはありませんでした。

そんな状態ですから、錦織への周りからの負担は急に増えたと思います。
相手がフェデラーだったら、ジョコビッチと同じで、可能性はあるだろうが、
まあ負けても仕方ないかで終わらせてもらえたと思うんです。
しかしチリッチになったことで負けたらそのがっかり感が半端無いというか
なんだかもう勝って当たり前みたいなイメージで見られている向きもあるのではないでしょうか。

たった1試合なのですが、勝てば今後もあるが負ければこの一回だけ
というようなそんな雰囲気が感じられる錦織の決勝の勝ちあがりです。

改めて指摘しておく必要なありますがチリッチはフェデラーをストレートで下しましたからね。
ミーハーな日本のマスコミからは、決勝の相手は脇役だ、いえーい、
みたいなそんな報道されちゃうんじゃないかと心配です。
良い選手ですよ。

フェデラー戦のチリッチのプレーは文句なしだったと思います。高い打点、サーブ。
バックハンドからも攻撃的でした。やっぱり良い物をもってる選手です。

ただ、私はむしろフェデラーを見て、ああ、このショットに付いていけないんだ、
という感想を抱いたのが個人的に衝撃でした。フットワークは落ちてましたね。

錦織の試合についてはもう色々なところで書かれるでしょうから
敢えて大きくは取り上げなくてもいいでしょう。
色々感想はありますけどね。
特にジョコビッチ側!
私も試合中は錦織サイドに立って観戦してましたから良かったんですが
改めてジョコビッチ側に立って考えてみると・・・情けない!
もっとおっそろしいほどの王者感を漂わせてくれないと。

錦織vsチリッチは過去の対戦は5勝2敗で錦織がリード。
全米では2010年、2012年に戦っていまして1勝1敗です。
2年毎に戦っていることになります。

正直、錦織にとっては与し難い相手ではないです。
これまでジョコビッチとラオニッチに勝ってきていますからね。
両者の特徴を合わせればチリッチ対策は万全です。
一方でチリッチは錦織に近い選手とは戦っていません。
初戦のバグダティスが強いて言えばそうですが、序盤で棄権しているので
十分な対策にはなっていないはずです。
チリッチはここ2試合をストレートで勝っていて
しかも相手はベルディフ、フェデラーですから、
同じようなレベルの相手に勝ってきているとはいえ
苦戦してきた錦織よりは勢いがあると思います。
しかしトータル的に見ればオッズは錦織リードなんですよ。これが困る。
勝って当たり前感はあまり出さないで欲しい。

こういうブログを始めてからどんな試合も分析的にというか
何だかんだで冷静に見てきた部分があるのですが
今回の決勝に関してはここ10年でもっとも冷静さを書く観戦になるのではないかと思います。

皆さんご存知、私持ち前の天性の予想力をここで使います。
全力で使います。

優勝はチリッチ!!
錦織がプレッシャーに負けてしまい、チリッチ!!
どうだ!!


※私のこの予想ネタ、グランドスラムでは毎回恒例なんですが
 ご存じない方もいらっしゃいますので改めて解説しておきますと
 とにかくよく外すというセオリーがあるんです。

例)
http://ausaga.blog71.fc2.com/blog-entry-309.html

当ブログでは予想に関する記事はすべてネタですからね。
私が、あり得なさそうな予想をしたり、
番狂わせ後に「実は始めから予想してた」などと書くと
「テニスに詳しいと思っていたのにその予想はおかしい」とか
「最初からわかっていたみたいなことを言うな」とか
本気で怒ってくる方がいらっしゃいますけど、違うんです。わざとなんです。

もういつもならそんなの別にいいんですけど今回は冷静じゃないですから。
私冷静じゃないですから。
お願いしますよ、皆さんも全力でチリッチの優勝を予想して下さいよ。

あ、よく当たる人はダメです。
そういう人はチリッチの予想しないでください。
よく当たらない人、一緒にお願いします。


  1. 2014/09/07(日) 08:28:55|
  2. 2014年7月~9月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:17

2014年、全米ベスト4

改めまして、ベスト4出揃いました。

・ジョコビッチvs錦織(1-1)
・フェデラーvsチリッチ(5-0)

過去の対戦で錦織は一度ジョコビッチに勝っているものの
基本的には王者vs挑戦者という組み合わせだと言えます。

錦織とフェデラーは準々決勝でフルセットを戦いました。
ジョコビッチは4セット、チリッチはストレートでした。

錦織も大きな勝ち上がりを見せましたが
チリッチも好調ベルディフを簡単に下しての進出なので
意外性のある勝ちあがりだと言えます。
今年のグランドスラムはベスト4進出者に初顔が多いです。
王者たちの強さは相変わらずですが、
皆で牙城を崩しにかかっているのが如実に現れています。

順当に行けば決勝はウィンブルドンの再現なのでしょうが、
もちろん錦織にもチリッチにも可能性は残されています。

チリッチは元々出てくるのが早く、
デル・ポトロのライバルとなるのではないかと思った時期もありました。
その後差が付き、更にはデル・ポトロも落ちていってしまったいう状態ですが
改めて、潜在能力とプレースタイルを考えると、
あのデル・ポトロがフェデラーを下して優勝した2009年になぞらえることも不可能ではありません。
今のチリッチが当時のデル・ポトロほどのパフォーマンスが出せるかというところですが
スケールの大きさでは負けていないように思います。

フェデラーは準々決勝に来て急にブレーキが掛かりました。
まさかの2セットダウンからの逆転勝ちでした。
モンフィスのプレーも良かったのですが、
出だしのフェデラーは動けてなく、最後に逆転できたのは多分に経験値のおかげだったと思います。
仮にチリッチ戦もこのような展開になると、2戦連続でというのは少々キツイと感じます。

となるとやはり、短期決戦が理想です。
前記事でも述べましたがジョコビッチvs錦織と同じですね。
どちらの試合も王者は早めの勝負を仕掛けてくると予想します。
それに挑戦者が食らいついていけるかどうか。

チリッチはこれまでフェデラーに一度も勝てていないですが、
一番良い試合をしたのが今年のカナダでした。つい最近です。

挑戦者側が簡単に勝ってしまうという、あまりなさそうな展開も
可能性としては僅かながら錦織よりもチリッチの方にありそうな気がします。
その辺りはフェデラー次第となるでしょうか。

いずれにしましても、興味の尽きぬ準決勝です。楽しみましょう。


テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2014/09/05(金) 17:44:51|
  2. 2014年7月~9月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7

2014年、全米盛り上がってまいりました

錦織氏がやりましたぞ!まさに5セットキング!

同じような称号が似合う選手としてセッピやロブレドがいますが、
錦織も充分それにふさわしい選手になっています。

5セットに強い選手といえばナダルやジョコビッチもいますが、あれはただ強いだけ。
特別5セットだから云々ということではないです。
やはり5セットキングという特別な称号は、
厳選された選手にのみ与えられるものでしょう。

錦織はラオニッチ、バブリンカと5セットで連続撃破しました。
どちらも強い選手です。これらに勝ったというだけで
グランドスラムでベスト4に進出したくらいの価値があります。
いや、まあ実際、進出したんですけどね。えへ。

これで日本人は全てのグランドスラムでベスト4進出を経験したことになります。
全米以外は佐藤次郎がやってましたから、今回の錦織で全達成です。

こういう機会に過去の選手の偉大な記録を思い出さないといけません。
 ※失礼しました。1918年に熊谷一弥が既に達成していました。

あとは決勝ですね。
清水善造がウィンブルドンのチャレンジ・ラウンドで決勝に出ています。
(チャレンジラウンドなので、考え方によってはこれもベスト4なのですが)
錦織の決勝進出、達成なるかどうか。

準決勝の対戦相手は・・・ジョコビッチ!出たー
すべての選手が今一番当たりたくない選手。

ジョコビッチはマレーを相手に最初の2セットこそ「7-6 6-7」と熱戦を演じましたが
そこから「6-2 6-4」と割と簡単に勝負を決してしまいました。
さすが、現在の最強選手です。
畳み掛けるときの強さ、大一番での勝負、他の選手にないものを持っています。

ただジョコビッチからしてみれば
相手の錦織はマレーのように気持ちが落ちたら急激に勢いを失うということはないですから
競ったら危険な相手だということは認識しているはずです。
その意味では競り合いになればなるほど嫌な相手といえるでしょう。

一方で、簡単に試合を決するのであればマレーよりもやりやすい相手でもあります。
錦織としては長丁場に持っていけるかどうかが鍵になります。

ジョコビッチも長丁場には強い選手ですが、
恐らくスタートから一気に畳み掛けてくるんじゃないでしょうか。
錦織は連続で長い試合を戦っていますから
やがてスタミナ切れを起こすんじゃないか、
といった甘い気持ちでとりかかってくれれば儲けものですが
さすがにそうはさせてくれないでしょう。
錦織はスタミナ切れを起こさず、どれだけジョコビッチに食らいついていけるか、ですね。

ジョコビッチも不敗ではなく、今年の全豪でもバブリンカに敗れてるなどしていますが、
グランドスラムでベスト4まで来てしまった状態であれば、それはそれは強いです。
これまでベスト4戦績は14勝9敗、一見まあまあという気もしますが、
9敗の内8敗はナダルとフェデラーです。
さすがにこの2名はもう人間じゃないのでカウントしないとして
ウィンブルドンでベルディフに敗れたのが一回だけありまして、
これが人間が相手のジョコビッチ唯一のグランドスラムベスト4での敗戦と言えます。

もはや錦織側には余程のことがない限り勝ち目はない位の存在感が示されているのも事実ですが
余程のことに近いことが起こりそうな雰囲気、くらいは感じさせてくれる試合をしてくれると嬉しいです。


ボトムハーフの準々決勝はまだ行われていません。

・ベルディフvsチリッチ
・フェデラーvsモンフィス

こちらも中々見どころのある試合になります。

ボトムハーフではディミトロフ、ティエムと2人の90年代生まれの選手、及び
チリッチ、バウティスタ・アグーと2人の88生まれの選手がベスト16に残りました。
チリッチは出てくるのが早かったのではかなりのキャリア組のような印象がありますが
まだ若いんです。人を見た目で判断してはいけませんよ。
勝ち残ったのはチリッチのみですが、若手の躍進を感じさせる顔ぶれでした。

ベルディフはこれまでの習慣から1回戦負けもあるのではないかという見方をしておりましたが
なんとなんと、安定したプレーぶりでビッシビシと勝ち上がってきています。
2回戦のクリザンのみフルセットでしたが他はストレート、それも簡単な決着となっています。
凄い。負けを疑ってごめんね。

過去の対戦はベルディフの5勝3敗、直近では今年のウィンブルドンでチリッチが勝っています。

モンフィスが勝ち上がってきていますが、今大会、フランス勢は頑張りました。
ツォンガ、モンフィス、ガスケ、シモンといわゆる四天王のうち
モンフィスとガスケが潰し合いの形で直接ぶつかってしまいましたが
それ以外は皆ベスト16にまで勝ち上がっています。
まあもっと勝ち上がらないと、という意見もありそうですがアメリカに比べれば遥かにマシでしょう。
さすがに、かのフランス四銃士に取って代わるほどの評価は
与え難い部分はあるかもしれませんが実力者は揃っています。

フランス勢で一人残ったモンフィスですが、次の相手はフェデラーです。
錦織がジョコビッチに勝つよりは可能性はあると思います。
でもどうでしょう、フェデラーも一時のスランプの状態であれば別ですが
勝ち方を知っている相手には強いですからね。
ジョコビッチと同じで、舞台はグランドスラムということを考慮すれば
モンフィスとしては少々厳しいかもしれません。
もちろん爆発力のある選手ですしあっと言わせることも有り得るとは思いますが。

フェデラーはここまで順調に勝ち上がっています。
本当に一時のあれは、衰えじゃなくてスランプだったのでしょうかね。
しかしそれでもなお、私個人としてはベテラン特有の、
何故か急に調子が落ちてしまう状態が訪れてしまわないか心配を抱いてしまいます。
無用な心配であれば良いのですが。

過去の対戦はフェデラーの7勝2敗です。


テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2014/09/04(木) 16:43:11|
  2. 2014年7月~9月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

2014年、全米は2週目に突入

休暇から復帰したと思いきや、またも仕事の関係で
ネットから離れる事になってしまってしまい更新できずにやきもきしていました。

----

さてさて、一週間放っておいたツケを頑張って払わないといけません。
まずはここまでの勝ちあがりを見ていきます。

シード勢は、概ね順調といったところでしょうか。
ダビド・フェレールが敗れてしまいましたが他はほぼ勝ち残っています。

現時点では3回戦が途中まで行われている状態でベスト16の全てが出揃ってはいないですが、
4回戦ではツォンガvsマレー、錦織vsラオニッチ、バブリンカvsロブレドと
いった興味深い試合が組まれています。

ロブレドは、2回戦を、2セットダウンからの逆転勝ちで勝ちあがりました。
去年の全仏で3連続達成の偉業がありましたが今回またもやったことになります。
生涯で7度目の達成だそうですが、歴代の記録としてはどうなんでしょうかね。
ちょっと手元に資料が無いですが。

ATPのサイトではフルセットの勝率や
第1セットを落とした後の勝率でしたら載っていますが
2セットを落とした後の勝率は載っていませんでした。

現役ということであればロブレドのフルセット勝率はダントツの1位です。

ロブレドはその後3回戦で注目のキルギオスを下しました。
キルギオスは初戦でユーズニーを、そして2回戦ではやはり5セットマッチで有名なセッピを
(残念ながらフルセットではなく)ストレートで下しての勝ちあがりでした。
キルギオスといえばサーブステータスに注目の選手ですが、今大会はエース68本で
イズナーの98本に次いで2位タイとなっています。ラオニッチも68本です。
イズナーがちょっと抜きん出ていますが、キルギオスの記録も期待通りのものと言えます。
過去のように、ある試合で大量のエースを取って、次の試合ではさっぱり、
というようなことは今回ありませんでした。

話は初戦に戻ってしまいますが、
1回戦一番の注目カードであったベルディフvsヒューイットはベルディフが勝利しました。
ヒューイットは残念でしたが、ベルディフのほうもこの勝利で記録を塗り替えることになりました、
「毎年どれか1つだけグランドスラムで初戦負けをする」記録を7年で途絶えさせることになったのです。
7年連続って凄いです。ある意味偉業です。
フェデラーが2010年ウィンブルドンでベストで8敗退を喫しましたが、
これが丁度7年連続で途絶えた決勝進出記録でした。
ベルディフも、毎回早いラウンドで負けていたのならばまだわかるのですが、
準決勝や準々決勝、悪くても4回戦進出というのは毎年必ずやっていたのです。

ベルディフはその後も順調に勝ち上がり、次にドミニク・ティエムと対戦します。
ティエムは、前記事の最後のほうで注目のノーシード若手を何人かリストアップしましたが
その中でただ一人、4回戦までの勝ち上がりを達成することになります。
今大会一番の出世頭です。

リストアップした若手選手はキルギオス、ティエムの他にあと3人います。

まずクリザンですが、2回戦でベルディフに敗れました。
しかしフルセットの熱戦でしたからまあ健闘したほうだといえるでしょう。
クリザンは初戦でもフルセットの試合を戦っております。

サーブスピードのギネス記録保持者であるグロートは2回戦でフェデラーと対戦しました。
(サーブが速いのは紛れもない事実ですが、私個人としてはこのギネス記録には懐疑的です。
 この辺、一度記事に起こさないといけないと思っていますが、なかなかできずにすいません)
そのサーブは観ていても凄いスピードだというのはわかります。147MPHは今大会最速となっています。
しかし今大会に関して言えば、初戦12本、2回戦のフェデラーからは8本と思ったほどエースが取れていません。
カルロビッチは言うに及ばず、まだキルギオスのほうがサーブステータスには見どころがあることになります。

ただ、だからと言ってサーブだけの取るに足りない選手、というわけではありません。
たしかに、エースも試合によってはかなり多く取るんですがそれでもカルロビッチほどではない、
ランキングも上がってこない、となれば、じゃあどうなのって話にもなりそうなのですが
この選手、ネットプレーがいい感じなんです。積極的に前に出ますし、ボールへの反応も良いです。
パワー一辺倒かと思いきや、柔らかいタッチもそこそこあります。
かといってストロークでのウィナーもありますし、
プレースタイルが時代と合致してないだけでかなりの選手に成り得ると思える部分があります。
片手打ちバックですし、これからのネットプレー再建のカギを握る選手の一人と言っても良さそうです。
今回のフェデラー戦は観ていないのですが、STATSからもネットには相当積極的に出ていたことが伺えます。
カルロビッチの例でもそうですが、このタイプは選手寿命が長い可能性が高いですから
今後気長に見守っていくべき選手と言っていいのではないでしょうか。

さて、若手リストアップ勢の中で最も期待を裏切ったというかむしろ期待通りだったのがヤノヴィッツです。

>ヤノヴィッツ(スケール大。期待の裏切り方は特大)

これは前記事の一言コメントですが正にこの通りでした。
まあ初戦は勝ち上がりましたのでそこまでこき下ろすほどではないのかもしれませんが。
2回戦の相手はケヴィン・アンダーソンですから勝てなかったとしても仕方ないと言ってよいでしょう。
しかしエースの数、初戦は20本でしたが、2回戦は2本でした。2本ですよ。
ヤノヴィッツもビッグサーブで鳴らす選手なんですけどね。スピード自体は140MPH出てるんです。
エースを取るのが偉いというわけではないのですが、1stサーブの獲得率も58%、
ダブルフォルトも11本となれば、速いサーブも持ち腐れで、効果的に使えていないことになります。
エラーの数も39本。荒削りもいいところです。

最後にアメリカ選手、早くも全滅しています。
若手は、一つでも勝てれば儲けもの程度だったので勝たなくてもやむを得ない部分はあるでしょう。
辛うじて期待出来る選手はクエリーとイズナーだったと思いますが、
クエリーはジョコビッチと当たってしまいました。
イズナーはコールシュライバーと対戦し、実に「6-7 6-4 6-7 6-7」という試合を戦って敗れました。
現役最強タイブレーカーであるイズナーとしては不覚のタイブレーク全落としです。
長い試合だったのでエースの数は実に42本という今大会最多を記録したんですが
地元アメリカの期待はここで潰えてしまいました。
まあ、勝っていたとしても次はジョコビッチだったわけですけどね。
でもジョコビッチに負けた、ならばまだ健闘を讃えられるじゃないですか。
アメリカの復権はまだまだ遠い、そんな雰囲気です。


テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2014/09/01(月) 10:43:29|
  2. 2014年7月~9月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

2014年、全米開幕


---
皆様、過去記事に色々とコメントを頂いておりありがとうございます。
全て読ませて頂いておりますが、返信できずに申し訳ありませんでした。
個人的に休暇的なものを頂いておりまして、しばらくリフレッシュしておりました。
休暇ですらシンシナティと全米の間にスケジューリングする辺り、テニスファンの鏡じゃございませんか。
さて、そんなわけで今週からまた復帰いたします。
---


改めまして。

今年最後のグランドスラムが開幕します。
開幕前の一番のニュースはやはりナダルの欠場でしょう。
ナダルは、ある時期からほぼ一年ごとに浮き沈みを繰り返していますが
今年は浮き沈みの「沈み」の年ということになります。
それでも全仏は取っているのだから凄いっちゃ凄いのですが
じわじわと「沈み」の期間が長くなっている傾向にあるのは事実です。
ナダルは今後、ある時期以降のフェデラーのように
ランキング維持を考えるのではなく、
重要な大会を絞っていく戦い方になっていくかもしれません。

第1シードのジョコビッチは北米シリーズで万全の結果を出せなかったのですが
3月の大会やウィンブルドンを考えれば、今年は大舞台に強いことになります。
なんだかんだで優勝候補の筆頭に挙げられているのもうなずけます。

優勝候補次点は第2シードののフェデラーです。
このところの調子の良さは異様ともいえるほどです。
他の選手が全体的にダメということもあるかもしれませんが、安定感は大きな武器です。
むしろここまでが良すぎて逆に心配なくらいです。

マレーは第8シードで、準々決勝でジョコビッチと当たります。
北米シリーズは一貫してドロー運が悪いです。
でもそれを言っては仕方がありません。
ランキングを下げてしまったのが一番の原因ですから。
2000年に大きくランクを下げたサンプラスがやはりアガシと準々決勝で対戦しましたが
その時は両者の対戦史上に残る素晴らしい試合となりました。
マレーはまだまだこの両者の域に達しているとはいえませんが
そんな思わぬ名勝負の期待を背負って良いのではないでしょうか。
てゆーか、まずは準々決勝まで勝ち上がらないといけませんね。
大丈夫でしょうか。4回戦ではツォンガと当たります。

え?良い試合ならジョコビッチvsマレーよりもジョコビッチvsツォンガの方が期待できるって?
ははは、世の中には本当のことでも口に出してはいけないこともあるってことを知っておいたほうがいいな。
まあほら、まずは4回戦のマレーvsツォンガの名勝負を期待しようじゃないか。

今回はトップ20くらいまでがいつになく団子状態です。
去年までは上位8人前後の評価が高く、
4強、上位8人、上位20人、のような強さの分類でしたが、今年は
2強、上位20人、みたいな感じになっています。

ここ最近調子がいいのはフェレールとラオニッチです。
でもその他の上位勢もチャンスはあります。
皆勝ったり負けたりを繰り返している状況ですので、
今大会、たまたま当たる人が出るという感じになるでしょう。

この「たまたまの当たり」を大きな大会に持ってこれるかどうかで
選手として一皮むけるかどうかが決まってくるように感じます。

ずっと休んでた錦織選手。
やっぱりまだ試合感が戻ってない、になるのか、
体力の充填満タンで凄い結果残す、になるのか。
どちらかといえばグランドスラム運は良くない方に思えますので
大きな期待はかけにくいというのが正直なところです。
順当に行けば4回戦でラオニッチと対戦します。
将来にわたって良いライバル関係になってほしい対戦ですので、
まずはこの実現を願いたいです。

その他で目を引くのは1回戦のベルディフvsヒューイットです。
嗚呼、ヒューイット!今回は地味に何かやってくれるはずだと思っていたのに、
まさかいきなりシード選手と当たってしまうなんて!
でもしかし、ベルディフの過去データをチェックすると、
ヒューイットにもチャンスはあるんです、決して不幸とはいえないんです。

ベルディフという選手。2007年から実に7年連続で、
どれか一つのグランドスラム1回戦敗退を喫しているんです。
面白いことに毎年一つずつです。
年によって全米の時もあれば全仏の時もあり、ウィンブルドンの時もあります。
そして今年はこれまでSF、QF、3RD、となんと1回戦負けがまだないんです。
ベルディフ個人の安定感を信頼するなら、ここは落とす番なんです。
おまけに今年の北米シリーズは調子が良くないです。
もちろん、たまたまの当たりがここでベルディフに来る可能性もありますけどね。
いずれにしろ、この対戦が注目に値することは理解いただけるかと思います。


あとは最後にノーシードの若い選手を何人かピックアップしてみましょうか。
詳しい説明は省略して名前と一言コメントだけざっと上げてみます。
これまでも何らかの形で名前が上がっている選手たちです。

・キルギオス(サーブのSTATSに注目)
・ティエム(片手打ちバック)
・クリザン(錦織世代No.1サウスポー)
・ヤノヴィッツ(スケール大。期待の裏切り方は特大)
・サミュエル・グロート(ポストカルロビッチ。2回戦でフェデラーと対戦あり)

あとは地元アメリカの選手です。

・ライアン・ハリソン
・ドナルド・ヤング
・スティーブ・ジョンソン

さすがにいずれも期待度は下がります。
ハリソンはいきなりディミトロフが相手です。
勝ち目は薄いですが勝てばニュースです。
こういうチャンスをモノにしないといけません。


テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2014/08/25(月) 11:52:41|
  2. 2014年7月~9月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

2014年、シンシナティ3回戦

おお、ジョコビッチ氏、やってしまわれたか。これでは先週のジョコビッチと同じではないか。

さすがにツォンガに2連敗は無いだろうと思っていましたがそれ以前に両方共勝ち上がらないとは。

法則が出来ました。
「ジョコビッチがカナダで早期敗退した後にシンシナティでも早期敗退した時のビックリ感は半端ない」

こりゃ法則でもなんでもない!

ただですよ、今年のグランドスラムとマスターズ1000は
殆どでジョコビッチ自身かジョコビッチを倒した選手が優勝しているんです。

例外の大会が2つあるのですが、
うち一つであるマドリッドはジョコビッチ自身が不出場でしたので
本当の意味での例外はモンテカルロでジョコビッチを下したフェデラーが
決勝ではバブリンカに敗れているというのが唯一ということになります。
それ以外では、ジョコビッチ優勝が4回、ジョコビッチを下した選手の優勝が4回です。

このほうがずっと法則っぽいですね。

何だかんだでジョコビッチがツアーの中心にいるということにはなると思います。
ただ、決勝や準決勝ではなく今回のような早期敗退もちょくちょくあるというのは気にかかります。

そしてですね、今回ロブレドが優勝してくれないと、この法則は大きく崩れてしまうことになります。
これまで唯一の例外がフェデラーだったわけですが、
さすがに一般概念の当てはまらない選手なのでなんとなく許せるところはありました。
しかしここでロブレドも、ということになるとちょっと法則とは言えなくなってしまいます。

何だかんだで今一番安定している選手はフェデラーということになるんですかね。
今回もモンフィス相手に苦戦はしましたが無事勝ち上がっています。
そして次の相手はマレーです。
ジョコビッチもナダルもいない大会でフェデラーとマレーが準々決勝で当たることになるなんて。

マレーもイズナー相手に大接戦を演じました。
ボトムハーフは他にラオニッチとフォニーニも勝ち上がっているんですが
4人全員が3回戦でフルセットを戦ったことになります。

ラオニッチが下したのはアメリカのスティーブ・ジョンソンです。
今年に入って一気にランクを100位内にまで上げてきた若い選手ですが
2回戦ではグルビスを下していました。
全米に向け、地元選手完全枯渇状態のアメリカにとっての注目選手と成り得るでしょうか。


テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2014/08/15(金) 13:56:51|
  2. 2014年7月~9月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

2014年、シンシナティ開幕

おお、ツォンガ氏、やってしまわれたか。これではカニャスと同じではないか。
(この辺の詳細については一つ前の記事のコメント欄を参照して下さい)

早期敗退の可能性は示唆していたものの、さすがにジョコビッチ戦までは行くと思っていたんですが。

一つ法則ができましたね。
「フェデラーに歴史的に勝利したことのある選手がカナダで4連続トップ10撃破をして優勝した場合、
 しかもその4つの勝利のうちの一つにフェデラーが含まれている場合、
 その選手は次のシンシナティでは初戦で敗退する
 敗退せしめる選手は片手打ちバックハンドのベテラン」
というもの。

しかもカニャスの時は敗退せしめた選手がその年の全米を制していますから
これも法則化されるのであれば今年の全米優勝はユーズニーに決定したことになります。
フェデラーを唯一の例外とした場合、ユーズニーが優勝すると全米での片手打ちバック優勝者は
それこそ正に2002年のサンプラス以来ということになるんです。

フェデラーを経由することで、ツォンガとカニャスの手により、
ユーズニーとサンプラスが一つに繋がったのです。
もう何だかさっぱりわかりませんが。

今のところシードの敗退はツォンガだけでしょうか。
この後、ディミトロフvsヤノヴィッツが組まれていまして、これは少々楽しみな一戦です。
現時点の力関係では若干差が付いているとは思いますが、
ツォンガやユーズニーの例がありますから、わかりません。
技巧を凝らしたプレーももちろん好きですが、
荒削りで豪快な打ち合いも好きなので、内容が濃いものになってくれると嬉しいです。
でも日本では試合中継しないかな。
観戦はまたネットを頼ることになるかもしれませんが、まあそれもよいでしょう。

そして密かに気にしたい選手がヒューイットです。
体力を使い過ぎないように適度に全米へのウォーミングアップができると良いですね。
初戦はメルツァーを下していまして、2回戦でフォニーニと対戦します。

テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2014/08/13(水) 09:24:29|
  2. 2014年7月~9月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3

2014年、カナダマスターズ1000はツォンガが制す

更新が遅れてしまいましたが、
マスターズ1000カナダでは、ツォンガが大暴れで優勝しました。

もう本当、大暴れっていうのはこのことか、というレベルの快進撃でした。
倒した相手はジョコビッチ、マレー、ディミトロフ、フェデラー!

惜しむらくはディミトロフのところがナダルだったら・・・ですが
そういう贅沢な願望はさておき、充分凄い勝ちあがりだったといえます。

なにせ、ジョコビッチ、フェデラー、そしてとりわけマレーは
対戦成績からは大の苦手としている選手でした。
フェデラーには4勝11敗、ジョコビッチには11連敗中、
そしてマレーに至っては過去10戦で1回しか勝っていませんでした。
もっとも、面白いのはそれでもその3人のいずれからも
グランドスラムでの勝利があるという部分です。
ツォンガ特有の当たると怖い選手、という雰囲気が一層強く感じられます。

ただ、ツォンガのこのところの元気の無さは深刻で
スランプというよりもむしろ衰えなのかという心配すらあったくらいですが
今回の優勝でそれを吹き飛ばしてくれたでしょうか。

もしくはベテラン特有の、時に大暴れする、
いわゆるサフィン型の選手になってきているんでしょうか。

ATPカレンダーでは立て続けにマスターズ1000が組まれていまして
すぐにシンシナティが始まります。
ツォンガはまたもジョコビッチに近いドローとなりました。
さすがのジョコビッチ、いかに強烈な相手だとしても
No.1が2大会連続で早期敗退するわけにはいきませんし
そういう取りこぼしもほとんどない選手ですから、ここは気を引き締めていくでしょう。
ツォンガの快進撃はどこまで継続するのか、注目していきたいところです。

両大会を欠場しているナダルと錦織は大丈夫でしょうか。
マスターズ1000の2大会欠場というのは全米前の損失としては大きいです。
気持ち的に両大会の時期が少しでも離れていれば
どちらかだけでもという調整はできるのでしょうが
ここは不運が重なってしまったと言えます。

2大会連続って他にもありますけど、果たしてメリットはあるんでしょうか。
グランドスラムの2週間調整を擬似的に行えるといったところですか。
でもそれは別に強制感の強いマスターズ1000を2つ続けなくても良い話だと思うんです。

やっぱり単純にスケジュールが詰まっているということですか。
まあファンとしては大きな大会ではトップ同士の対戦も多く組まれますから
連続で楽しめるという点でメリットはあると言えるのかもしれませんが。


テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2014/08/11(月) 09:22:12|
  2. 2014年7月~9月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:10

プロフィール

Au-Saga

Author:Au-Saga

本体へのリンク

男子テニスデータ検証サイト
【レンドル最強説】
【更新履歴】
【ATP】

ブログ内検索

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

FC2カウンター