レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2016年、全米優勝はスタン・ザ・マン、なんという男でしょう

言い訳から入ります。

いや、本当の話、実はですね、今回の全米の一連書き込み、読んでみてください。
私、優勝候補のうちバブリンカについては一切触れてないんですよ。
試合の組み合わせとして名前を出しているだけでそれ以外には何も語っていません。

触れてこなかったんです。
敢えて。これ敢えて、です。

フェデラーの欠場を嘆いた時にも、代わりに頑張ってほしい選手として当然名前が上がるはずじゃないですか。
でも、上げていない。

ウィンブルドンはマレーが勝ちましたが、同じグランドスラム2回優勝であったバブリンカを取り上げて
今回優勝すれば回数は並ぶと、しかも3大会がすべて違うという点でレアだと、
そうした話題性も十分であったわけです。しかし、取り上げてない。

これね、実はもう予想的中ということなんですよ。
いや、本当。誰も信じないかもしれませんがね。

表の私の予想はそりゃジョコビッチでしたよ、2番手でマレーだったわけです。
でも裏の私というのがいましてね、その裏の私は優勝はバブリンカと言っていたわけです。
これ間違いないです。

敢えて話題から外すことでバブリンカに勝利への道を提示していたんです。
こういう技もあるんです。
モーゼが人々を導いた気持がよくわかりました。

おめでとう、予想的中。裏の私。


というわけで、本題です。

決勝は最初の1セットしか観られませんでした。
月曜の朝って。
アメリカの時差、超ご勘弁ですよ。

後で何らかの形で全て観戦しようと思いますが、
とにかくガチの打ち合いがすさまじかったですね。
ショットの力強さ、正確さ、動き、すべてがトップレベル。
2セット以降の試合展開がどうだったのか気になります。
スコア的には常に激しく競っていたようにも思えるのですが。
ジョコビッチが崩れてしまったのでしょうか。

1セット取られてからの逆転という勝ち方は去年の全仏を思い出ださせます。
その時にもジョコビッチは最後まで喰らいついていましたので圧倒されていたわけでないのですが
大事な場面で確実に打ち負けてしまったという印象でした。

これまで対戦成績はジョコビッチの19勝4敗でした。
もうフルボッコ状態です。
バブリンカが勝った4つのうちの最初の2つは初期の対戦で、
当時ジョコビッチはまだトップ10にも入っていない選手でした。

その2つの対戦を除くとバブリンカの勝利は2つしかありません。そして今回の1つを足して計3つ、
しかしその3つが全てグランドスラム、それもバブリンカが優勝しているというわけです。
本当、何という男でしょう。(「漢」のほうがよろしいか)

マスターズ大会ではジョコビッチは何回も数えきれない位バブリンカを圧倒しています。
全く歯が立たないと思わせても仕方のない顔合わせですらあります。
しかし、グランドスラムとなると途端に様変わりするのがバブリンカという男、
グランドスラムではジョコビッチの4勝3敗という対戦成績となります。
最初の対戦こそはジョコビッチが圧倒的に優位の状態でバブリンカの棄権となっていますが
それ以降は、ジョコビッチの勝った3つは全てフルセット、バブリンカが勝った3つでも
1つがフルセット、2つが4セット(今回を含む)と見事な激戦となるわけです。

また、バブリンカはこれで決勝11連勝となります。
記録としてはフェデラーが別格の24連勝というのをやっていますが
その超人記録を除くと、ナダルが14連勝、ボルグとマッケンローが12連勝というのがあり
それに肉薄する記録となっています。

グランドスラム3大会優勝というのも見事です。
3種類のグランドスラムという意味だと、実に超級王者と肩を並べることになります。
ローズウォール、アッシュ、コナーズ、ビラス、レンドル、ビランデル、ベッカー、エドバーグ、サンプラス・・・
最近の3人のせいでこの辺の大記録にありがたみを感じない風潮が出ているのは困ったものですが。

バブリンカは典型的な大器晩成の選手と言っていいでしょう。
大器晩成の選手はここ数年増えています。
少し前まで破竹の勢いだった鉄人フェレールがそうです。
その他多くの選手が30目前にしてキャリアハイの記録を打ち出したりしています。
バブリンカは2014年から年1回のペースでグランドスラムを取っています。
最初の優勝は29歳でしたので、その後30歳を超えてから更に2つのグランドスラムを獲得したことになります。

30代で2つ以上のグランドスラムを取った選手は初めてではありません。
レーバー、ローズウォール、コナーズ、アガシといるのですが、彼らは全て若いころから強かった選手です。
30歳を過ぎても強かったというのと30歳を超えてから強くなったというのでは印象に随分と差があります。
今回のバブリンカの優勝はその意味でも比類なき偉業と言えるのではないでしょうか。

負けたジョコビッチはこれはもう力負け。試合内容を観ていなくてもそう言わざるを得ないでしょう。
ジョコビッチはこれまでグランドスラムでは雨などのコンディションに悩まされてきた経験がありますが
今回ばかりはコンディションを理由にはできません。
何度もグランドスラム決勝に進出してきている中で、今回が最も楽な勝ち上がりだったはずです。

全仏での生涯グランドスラム達成で、張りつめていた部分が少しだけ、
体力的にも精神的にも緩んでしまったといったところもあるのでしょうか。
なんだかんだで決勝まで来ていますし、現在のNo.1であることには変わりありませんので
気落ちせずに残りシーズンを戦ってほしいです。


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  1. 2016/09/12(月) 12:01:23|
  2. 2016年7月~9月
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2016年、全米錦織がベスト4へ

錦織がフルセットの激戦の末マレーを下してベスト4進出を決めました。
凄い。しかし大変。苦労多し。

ベスト8の顔ぶれを見た時には凍り付いたものです。

・ジョコビッチvsツォンガ
・モンフィスvsプイユ
・バブリンカvsデル・ポトロ
・マレーvs錦織

トップハーフはフランス染めとなりました。
フランス選手達は皆良い選手ですが、やはり優勝候補という感じではありません。
それに比べてボトムハーフには人材が揃いも揃ったこと。

4人すべてが優勝候補といってもよいメンバーです。
そして、誰もが錦織にとってやり難い相手という八方塞がり感のある勝ち上がりでした。

この中で優雅な生活を送っている選手がいます。
そう、ジョコビッチ。ジョコビッチです。
初戦こそ苦労しましたが、2回戦は不戦勝、3回戦はちょっと戦っただけで相手のリタイア、
4回戦は完勝、そして準々決勝のツォンガも簡単に2セット取った後でやはりリタイアと
もう朝起きて夜寝るだけで自動的に勝ち上がっているという、そんな状況ですらあります。
準決勝はモンフィスとの対戦になりますが、これまでモンフィスはジョコビッチに一度も勝ったことがありません。
こんな、さも余裕の王者が待ち構えている状態です。ボトムハーフの選手たち、決勝は大丈夫なんでしょうか。

まるでかつてのウィンブルドンを思い起こさせますね。
いわゆるチャレンジ・ラウンド方式で、前年王者はトーナメントに参加せず、チャレンジャーだけでトーナメントを争い、
そこでの勝者がチャンピオンに挑むという、囲碁や将棋のタイトル戦に似たものです。
今回のジョコビッチは、ほぼこの待ち受ける王者のポジションにいるといっても良いくらいの勝ち上がりです。

ジョコビッチはボトムハーフの4人にはグランドスラム、オリンピックなどの大きな大会で
過去に幾度か苦杯を舐めさせられています。
もちろんそれ以上にコテンパンにのしてきたことの方が遥かに多いというのが事実としてあるのですが
一応誰であっても油断はできない戦いになるのではないかという気がします。
その中にあって一番警戒が必要だったのがマレーであったのは間違いないでしょう。
そのマレーが敗退したというだけでもジョコビッチは更にぐっと楽になったように感じます。

錦織はバブリンカとデル・ポトロの勝者と対戦するわけですが
はっきり言ってどちらが来ても大変です。きついです。ほぼ絶望です。

錦織は2014年に全米で準優勝していますがその時にはバブリンカに勝つという奇跡を起こし
あろうことか、その後ジョコビッチにも勝つという奇跡を起こしました。

今回は既にマレーを倒すという奇跡を起こしています。
次もバブリンカかデル・ポトロのどちらかを倒すというやはり奇跡を起こさないといけません。
そしてその後にジョコビッチに勝つという更なる大きな奇跡を起こさないといけないわけです。
前回、2回の奇跡は起こせましたが正直3回というのは有り得ません。
3回の奇跡、これは事実上不可能なことなのです。

回避するための可能性を考えます。
2回までの奇跡はあるとして、3回目の奇跡をなくすには、そう、モンフィスが勝てばいい。
いや、ダメですね。錦織にとっては3回目の奇跡はなくなりますが
モンフィスがジョコビッチに勝つ事自体奇跡ですから(それも超ド級の)
結局奇跡が起こってしまっていることになるんです。

後はもう最後の手段、島本和彦の言葉を借りるしかないですね。
起こしてしまう。
3回奇跡が続くことは絶対にありませんが、いざ起こしてしまえばそれはもう奇跡ではないということです。
今日を境に錦織がマレーにもバブリンカにもデル・ポトロにもジョコビッチにも普通に勝てる選手になってしまえばいいんです。
ある時期から選手が急に強くなることはあります。それがたまたま今日だったというわけです。
これで万事解決です。

解決したか?

ん~、まあ決勝はジョコビッチvsデル・ポトロでしょうかな。

さて、錦織とマレーの試合を観ているとコーチ席がしばしば映し出されました。
お互いのコーチはチャンとレンドルです。
この試合にコーチの代理対戦のような雰囲気を見た人もいたんじゃないかと思います。
確かに類似点があると感じました。
すなわち、ほとんどの試合でマレー(レンドル)が圧勝するのですが
時に競った試合で見事な激戦になるというものです。

レンドルとチャンの対戦はレンドルの5勝2敗で、レンドルの勝った試合は全て簡単なストレート勝負でした。
しかしチャンが勝った2試合はどちらもフルセットの大激戦となりました。
マレーと錦織もこれで対戦成績はマレーの7勝2敗となりましたが
ほとんどの試合でマレーが簡単に勝利していて、しかし2試合でのみ5セットの大激戦になっているというのがあります。
今年のデ杯とそして今回の全米です。デ杯では接戦の末マレーが勝っていますので
激戦であればチャンが勝っているというレンドルvsチャンの対戦とは少し趣が違いますが
それでも食らいつくことさえできれば試合を面白くすることが可能という点で
チャンと錦織に共通の怖さを感じさせることができます。
特に錦織は5セットマッチ勝率が破格ですから、乱戦にさせてなんぼというのはあるでしょう。

チャンがレンドルに勝った一番有名な試合は言わずもがな1989年の全仏ですが
その時チャンはそのまま優勝しました。
ならば今回錦織も・・・いやいや、奇跡はそう起きないです。
決勝はジョコビッチvsデル・ポトロでしょうかな。


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  1. 2016/09/08(木) 12:03:42|
  2. 2016年7月~9月
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2016年、全米2回戦

錦織が多少の苦戦をしながらも勝ち上がりました。
相手はロシアの若い選手、カチャノフと読むんですかね、長身で強烈なショットを持つ選手でした。

2000年当時にサフィンやロディックの出現とともにこのタイプの選手がテニス界を席巻するのではと思われた
という話はこれまで幾度も取り上げていると思いますが、カチャノフもこのタイプに属する選手だと思います。
その他ではデル・ポトロ、チリッチなどがこの系統に属する選手です。
このタイプは、実際にテニス界を席巻したとはいえませんが少なくとも全米では非常に強い存在だと言えます。

錦織が全米でデル・ポトロやチリッチに苦しめられたことを考えれば今回も苦戦もある意味やむなしですが、
ショットに圧倒される多くのシーン粘り強くこらえつつ、訪れたチャンスをしっかりものにし勝利を収めたのは重要です。
錦織も今では挑まれる側の選手ですから、こうした強力なチャレンジを確実に退けていかなくてはいけません。

この強烈なタイプの選手は絶好調だと手が付けられません。
何度も戦えば対戦成績では錦織が優位になることはあっても負けるときはコテンパンということもあり得ます。
その意味でカチャノフはちょっと怖かったです。

この強打タイプ、現在どんどん出てきています。
もしかしたら今度こそ本当に実権を握る日が来るのかもしれません。

ただ、懸念点もあります、このタイプの選手は一回性の結果を出しやすい傾向にあるんです。
じっくりとした実績で成績を積み重ねるよりも勢いで優勝したり大きな大会で上位進出するほうが、
若手がパッと出てきた感が強くなるものです。そうした結果の出し方には非常に向いているんです。
でも、今期待できる若手といえばキリオスやヤノヴィッツよりもティエムやゴファンの方が有力な候補ではないですか?
結局、では5年後にもトップにいるのはどっちといわれれば、安定感のある選手という意見も多くなりそうではあるのです。
つまり、一時的な強さだけのはったり感も強いという面も考慮しなくてはいけません。
この辺り、時代の流れがどう転んでいくかはしっかりと見届けていきたいところです。


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  1. 2016/09/02(金) 12:02:38|
  2. 2016年7月~9月
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2016年、全米初戦

全米の初戦では概ね上位陣は順調であったと思います。
シード選手で敗退したのはクリザン、ガスケ、ゴファン、トミック、クエリー、コールシュライバーです
この中ではゴファンが今年調子が良かっただけに残念なです。

トップハーフは2回戦も行われていますが
そこではクエバス、ペール、そしてラオニッチが敗退しています。
ゴファンの敗退まではまだ残念だで済みましたが、さすがにラオニッチが負けるとは。

ここ何大会か、安定感の鬼であるジョコビッチの早期敗退がありましたが
トップ勢はほぼいつも勝つという、ここ10年ほどの常識は覆りつつあるのかもしれません。
もっとも、ここ10年に到達する以前は上位でもいつも勝たないのが当たり前でしたから
時代の波が緩やかに動き出しているということなのかもしれません。

ラオニッチに勝ったのは地元アメリカ期待の若手、ライアン・ハリソンでした。
まあ若手といっても現在基準でならば辛うじて若手というだけで
随分前からいますし、24歳ですし、ラオニッチとは1歳半しか違わないですし
言うほどニュースターの登場とわけではないんですが
ラオニッチはウィンブルドンファイナリストで上位シードですから
地元選手活躍欠乏症に陥ってたアメリカのテニスファンは大層盛り上がったことでしょう。
ハリソンは3回戦でバグダティスと対戦します。
バグダティスもシードのペールを下しています。
バグダティスはかつての全豪ファイナリストですから、
仮にハリソンがここでも勝てばグランドスラムファイナリストに連勝ということになります。
今大会でアメリカ選手が優勝などということはどう転んでもまずないでしょうから(言い切っていいのか??)
地元ファンが留飲を下げるにはこの位が限度かなというのが現状です。
ハリソンには頑張ってほしいですが、実はバグダティスにはそれ以上に頑張ってほしいです。

初戦で日本の西岡に勝ったケヴィン・アンダーソンは3回戦でツォンガと対戦します。
これは楽しみな一戦です。ツォンガもグランドスラムファイナリストですね。
そのうちどこかでハリソンに倒されるんでしょうか。

初戦が少し心配な勝ち上がりだったジョコビッチですが
2回戦では相手が棄権しましてラッキーな繰り上がりとなっています。
ナダルは1、2回戦共に快勝でした。


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  1. 2016/09/01(木) 14:40:22|
  2. 2016年7月~9月
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2016年、全米オープンが開幕

さて、いよいよ今年最後のグランドスラムが開幕となります。
フェデラーのいない全米なんて何年振りでしょうか。
優勝は5連覇最後の2008年から遠ざかってますが去年はファイナリストでしたから
なんだかんだでここ10数年は本当にフェデラー無しでは語れない大会だったと思います。
5連覇開始前の2003年ですら4回戦負けであったにしろ非常にインパクトのある存在でした。
3回戦のブレーク戦、4回戦のナルバンディアン戦はどちらも見応えのある打ち合いが展開されました。
特にナルバンディアン戦はお互いショットが強烈というだけでなく、
ライジングでのカウンター気味なハードヒットの打ち合いという
ただの強いだけではない技術を伴った新しいスタイルの打ち合いでを見せてくれました。
当時はフェデラーはネットに詰めるプレーも見せていたので
ストロークのガチ打ち合いならばナルバンディアンがやや上か、と思わせたものです。

正直私はまだその時のフェデラーの強さには懐疑的でした。
サーブ&ボレーもストロークもこなすが全ての能力が平均よりやや上程度と思っていました。
ウィンブルドンでもサンプラスには勝ったけどヘンマンには勝てないとか
フィリポーシスには勝ってもアンチッチには勝てないとか
ストロークではブレークやロディックには勝っても
ナルバンディアンやヒューイットには勝てないという点で
全ての能力が高いけど最高のものを持っているわけではない選手というイメージで
その僅か半年後には歴史上絶対の大王者になるとは想像だにできなかったものです。

翌2004年の全豪では皆が皆フェデラーの才能が凄い凄いと絶賛していて
優勝候補の筆頭になっていたのですが、私はいやいや、わかるけど褒めすぎでしょ、
サフィンやアガシの方が強いんじゃないの?と思ったりしていたものです。
完全に誤りだったわけですね。その当時から見る目がなかったということだったわけです。

フェデラーの思い出話になってしまいました。
フェデラーの全米の思い出はまだまだ語れますが話が逸れてしまうのでここいらにしておきましょう。

今回の優勝候補はやはりジョコビッチvsマレーの図式でしょうか。
ウィンブルドンから不調のジョコビッチ、オリンピックからノンストップのマレーと
どちらも不安の種はあります。
フェデラー時代の絶対さはないかもしれませんが、
それでも私はやはりジョコビッチに優位性があるとみています。
というかここで落ちていって欲しくはない選手だというのもあります。
せめて負けるなら早期敗退ではなく決勝でマレーにであるべきでしょう。

デル・ポトロ、ナダルのオリンピック頑張った怪我組も好成績を望みたいですが心配が先に来てしまいます。
直前にマスターズを制覇したチリッチは個々で復調ということであれば本当に全米男ということになりますね。
また錦織も優勝候補の一員でしょうが、そろそろ本当にグランドスラムのチャンスは限られてきていますから
グランドスラムタイトルをとることを願うならば、いよいよ正念場だと思います。


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  1. 2016/08/29(月) 17:58:14|
  2. 2016年7月~9月
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2016年、リオ・オリンピックはマレー

マレー、オリンピック2連覇。凄い。
レンドルコーチ、凄い。

準優勝のデル・ポトロも前回銅メダルだったので
こちらも2大会連続でのシングルスメダル獲得となりました。

2大会連続でのシングルスメダル獲得は通算で4人目ですが同時に2人達成は初めてです。
歴史上初めての2人同時達成、となれば
大抵はフェデラー、ナダル、ジョコビッチが絡むところですが、
今回はその誰でもなく、マレーとデル・ポトロであったというのは面白いところです。

因みに過去のシングルス2大会連続メダルの達成ですが、2例ありまして、
最近では、チリのフェルナンド・ゴンザレスが2004年アテネで銅、2008年北京で銀を取っています。
アテネではマスーと組んだダブルスでも金メダルを取っていますから、
ゴンザレスは金銀銅の3色をコンプリートしていることになります。
これはさすがに過去にも例がないのではないかと思います。

もう一つの例ですが、遠い昔に南アのウィンスローがやってました。
1912年ストックホルムで金、1920年のアントワープで銅です。
1912年の時には決勝で熊谷一弥を下しています。
今回錦織が96年振りのメダルと騒がれてますが、その96年前の時です。
因みにこのウィンスローの記録ですが、2つ大会の間は8年開いています。
1916年のベルリンオリンピックが第一次大戦で中止となったためですが
逆に8年越しのメダルというのもまた凄いです。

そしてこの2年越しのメダル、今回ナダルがシングルスではメダル獲得とはなりませんでしたが、
ダブルスで金を取りましたので見事達成したことになります。
どちらも金ということで、またその価値も大きなものになっています。
ただし2004年のアテネではマスーが単複同時制覇をしていますし
1924年以前であれば7大会中実に5大会で単複両制覇がありましたので
単複両方金メダルというのは実はそれほどレアな例ではないです。

因みに1912年にシングルスで銀メダルを獲得した熊谷一弥ですが
翌1920年にもダブルスで柏尾誠一郎と組んで銀メダルを取っていますので
オリンピックテニス史上最高の日本人の座はまだ錦織に手には渡っていないことになります。

1924年を最後にテニスはオリンピック競技からしばらく遠ざかることになります。
丁度その頃テニスではプロツアーが始まって「オリンピック=アマチュアリズム」の精神に反する
ということで競技から外されてしまったわけですが、
時を同じくして日本には清水善三、佐藤次郎といった有力なメダル候補が登場してきただけに
もう少し中止がずれてくれていたらという思いもないではないです。

しかし、いずれにしろ今回、錦織が見事に銅メダルを獲得し
日本テニス界に久々の大きな勲章を掲げさせてくれました。
正直、オリンピックはテニス大会の中では最大の大会ではない、
と冷めた目で見ていた自分がいたのも事実ですが、
優勝者だけでなく3位まで表彰してくれるこのような大会というのも有り難いものだと感じました。

準決勝でマレーにコテンパンにされたのは仕方ないにしても3位決定戦でのナダルとの激戦は熱かったです。
というかナダルの粘りが凄かったです。ナダルはデル・ポトロ戦でもそうでしたが
もう強いのか強くないのか凄いのか凄くないのか、さっぱりわからない選手になっています。
もちろんトータルで言えば強いし凄いんですが、試合によってはそうでもなかったりするので、
今観ているこの試合ではどうなの?というのがさっぱりわからない、
まことにナダル的な選手になっているといえましょう。
このような、試合によって強いのかどうなのか、さっぱりわからない選手を
ナダル的な選手と呼ぶならばナダルは一番ナダル的な選手です。

デル・ポトロにも触れましょう。
デル・ポトロといえば、ただ怪我、この一言に尽きる選手といえます。
かつて、最強のポテンシャルを持ちながら決定的な王座につけなかった選手はいましたが
デル・ポトロほど怪我の度合いの大きさを感じさせる選手はいません。
過去の選手達は多少の怪我こそあれ、ポテンシャルを活かしきれなかったプレースタイルの問題であったり
テニスへの興味の揺らぎといった精神的な部分であったりとの本人の取り組みの要素が結構ありました。
しかしデル・ポトロは練習も熱心だしテニスへの取り組みも真摯だしと、
これまでのじゃじゃ馬的な天才肌プレイヤーとは一味違います。
しかし、怪我。本当に怪我なんです。

ナダルだって怪我に泣きながらあれだけの記録を打ち立てているのだから
怪我だけを理由にしてはいけないという理屈があるのもわかるんですけど
比較対象として出てくる名前がテニス史上只一人の超人ナダルという点でも
やっぱりデル・ポトロには怪我だけが敵なのだという思いにも至らせるのです。
このまま順調に復帰してくれたら男子テニスもまた面白いことになるんですが。

次はいよいよ全米に向けたハードシーズンの大詰めです。
まずはシンシナティ。
ジョコビッチ、デル・ポトロは出ませんが、マレー、錦織、ナダルは出場します。
錦織は第5シードでマレーと準々決勝で当たる山に入ってしまいました。
しかしリベンジのチャンスでもあります。
気持ちを切り替えればオリンピックよりもマスターズのほうがポイントは有利ですからね。
全米でシードを一つでも上げるためにもシンシナティでは少しばかりのポイントが欲しいです。
優勝までとは言いません。おオリンピックで全力でここでも全力だと全米に悪影響が出るでしょう。
錦織は何大会も連続で戦える選手ではありません。ここは是非、全米に影響が出ない程度に好記録を。


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  1. 2016/08/16(火) 12:01:21|
  2. 2016年7月~9月
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2016年、トロントはジョコビッチ

心配いらなかったですね。
ジョコビッチ、1セットも落とさぬ会心の優勝でした。
ジョコビッチはこれでマスターズ優勝回数を大台の30に載せました。

その一人勝ちのイメージは依然として持続されたままです。
ジョコビッチは今年4敗してますが、内訳はクレーで2敗、グラスで1敗、ハードで1敗です。
その、ハードで唯一の敗退も途中棄権によるものでしたから
実質ハードでは今年まだ負けなしといってもいい状況となっています。

他の選手も頑張って健闘を見せることはあるのですが、
詰めの場所ではやはり差があると感じさせます。

例えば準々決勝のベルディフ。
タイブレークでセットポイントが3つ、しかも自分のサーブを2つ打つという状態でした。
どう考えてもセットを取ったも同然のシチュエーションです。
ベルディフも世界のトップ選手ですからセットの取り方は知っているはずです。
しかししかし、ここでまさかのミス連発。
結局タイブレークを取られ、意気消沈したのか第2セットはそこまでの見せ場もなく敗退しました。
どうあがいても勝てない選手が、結局、ほらやっぱり勝てなかった、というときの典型的な負け方です。
ここ最近のグランドスラム決勝でマレーがジョコビッチに負けるときの負け方と同じものを感じました。

それから準決勝のモンフィス。
こちらも、全く勝てない選手が何とか頑張って打っていこう、というのは分かるのですが
とにかく慎重に守備的に、でもチャンスでは攻撃的に、というちぐはぐな思いが空回りして
トップ選手とは思えない、モンフィスとは思えない(まあ多少モンフィスらしいといえるか)
ミス連発でジョコビッチとしては半分寝てても勝てるほどの楽な試合になりました。

決勝の錦織も、健闘はしましたがやはりジョコビッチとの間には壁がある雰囲気でした。
今回マレーが出ていなかったですが、出ててもジョコビッチの優位は揺るがなかったと思います。
一番対抗できたのはマレーであろうというのはまあ衆目の一致を見るところではありましょうが。

決勝まで行った錦織は、しかし善戦した大会だったといえます。
苦手のバブリンカに勝利したのは大きいです。
バブリンカの出来が良くなかったのもありますが、そういう時に確実に勝つのは大事です。

今大会は、初戦でチリッチが負けたり、ティエムが早い段階で棄権したりというのはありましたが
概ね上位陣の勝ち上がりに関しては充実した大会だったといえます。
ラオニッチがモンフィスに敗れましたがこれもそう大きな敗退ではないでしょう。
そういえばラオニッチもまだジョコビッチには勝っていない選手でしたね。
フェデラー時代もそうでしたが今のジョコビッチに対しても
こうした寄せ付けない存在感に阻まれている選手が多くいます。
たまったものではありませんが、これを打破していかないといけないです。
更に上を目指すべきラオニッチなどはジョコビッチの力が落ちるのを待っているわけにもいかないでしょうし。
まあ勝ったことがあるとはいえ錦織だってそうなんですけどね。このままずっと連敗していてはいけません。

今年後半のハードシーズンもジョコビッチが中心で回っていくことになるのでしょうか。
楽しみであるのはもちろんなのですが、オリンピックの存在が複雑ですね。
多くの選手は、それはきちんとした大会ですから当然のことながら全力で行くでしょう。
しかし、ここで力を使い果たしたくはないのもあります。
カナダから1週空いてオリンピック、その後休みなしでシンシナティ、
そして1週空けてすぐ全米と、結構窮屈な日程です。
錦織などは日本選手団んの中でも期待度は高いですから、今回の決勝進出の勢いのままに、
オリンピックも凄く頑張り、でシンシナティ辺りで力尽きて
そのまま回復せずに全米へ、などと言う雰囲気も見え隠れしています。

スポーツ界の一大祭典で、自国の選手の頑張りを不安に感じてしまうとは
何とも罰当たりなことを申して大変よろしくありませんね、失礼しました。
ただ、頑張ってほしいけどその後の体力や体調が不安だというそれだけはぬぐえません。
錦織は5セットマッチには強いので、そうした試合内でのスタミナはありますが、
長いトーナメントを連続でこなしていくというような長期的なスタミナには不安を抱えている選手です。


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  1. 2016/08/01(月) 12:01:35|
  2. 2016年7月~9月
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2016年、トロントマスターズ開幕

今年の7月は私にとってはあまり良くない月でした。
7月はまだわずかに残ってますけどね。

大事なウィンブルドンはあまり観戦できなかったし
忙しくて体調も崩したりして何とも散々でした。

クレーからグラスシーズンにかけては大いに盛り上がるはずなのに
ここへの書き込み量も、質も、気持ち足りなかった思いです。

気を取り直してハードシーズンではしっかりとテニスと向き合えればいいです。


というわけで、年後半のハードコートシーズンがスタートしています。
カナダマスターズ、今年はトロントでの開催です。

カナダといえば何といってもレンドル優勝6回というのが目立ちますが、
それを除くとウィンブルドンと全米の狭間の大会ということもあってか
確実に勝っていく選手が多いわけではなく優勝者の顔ぶれも満遍なくといった状態になっています。
アガシが3回優勝しているのに対してサンプラスが一度も勝ってないのもまた印象的です。
2004年のフェデラー時代到来以降は4強による分散優勝の傾向が強く、
フェデラーが2回、ナダル3回、ジョコビッチ3回、マレー3回優勝となっています。
一昨年はツォンガが優勝しましたがこれが久々の4強以外の優勝でした。
去年はまたマレーが優勝していますが。

今年は4強のうち3人が欠場という残念な顔ぶれとなってしまっています。
出場するのはジョコビッチだけです。
もちろん優勝候補筆頭が断然ジョコビッチということになります。
ウィンブルドン敗退の嫌な思いをここで吹き飛ばす必要はあるでしょう。
疲れもあったでしょうから体力的な回復が十分できたということであって欲しいです。

逆にここでも勝たないようだと精神的にどうかという心配もなくはないです。
ジョコビッチほどであれば問題ないところではあるでしょうが、
体力的に問題なくても急に負け癖がついてしまう例もゼロではないですから。

ライバル不在の状態で勝たなくてはいけないプレッシャーもあるのではないかという気がします。
今年はウィンブルドンで敗退したものの、もしも全米でも勝てば
グランドスラム3大会優勝になります。年間優勝3回、1つだけ3回戦、
というのは2004年のフェデラーと同じです。
去年のジョコビッチが凄すぎただけでこれでも歴代で最強クラスではありますから
あまり気負わなければまだまだジョコビッチ時代は続くと思うのです。

その意味で、他の選手としてみれば、
ジョコビッチの勢いを止めるには今大会は非常に大きなカギとなります。
自身で止めるのが理想でしょうが、そうでなかったとしても
ジョコビッチが落ちた大会で代わりに優勝するというのは大きな意味を持ちます。
特に上位シードのバブリンカ、錦織、ラオニッチ辺りには気合を入れてほしいです。
バブリンカなどは当たれば強いですが早期敗退も最近多いですから。

さて、不出場の4強のうちの3選手ですが
疲労を理由に欠場となったマレーはまだそれほど深刻ではないと思います。
全仏、ウィンブルドン両方で決勝に行ってカナダでも優勝しているような選手はほとんどいません。

 1979 ボルグ
 1984 マッケンロー
 1987 レンドル
 2006 フェデラー
 2008 ナダル

以上。結構いますね、
いやでも凄い面々で、もちろん当時の絶対王者ばかりです。
意外やジョコビッチはまだやってないんですが。

まあ、いずれにしろマレーの欠場はまだよいでしょう。
今回はオリンピックもあるしこの決断に問題ないと思います。

問題といえるのは、より深刻なフェデラーとナダルです。
フェデラーは今大会だけでなく今年の残り全ての大会の欠場を発表しました。
怪我のない選手だっただけにこの決断は大きく、そして難しいと感じさせます。
ナダルにしても多くの場所に爆弾を抱えていてなかなか回復は困難です。
両者は紛れもなく偉大なるレジェンドですが、もう以前のようにツアーを回ることはできないように感じます。
でもランキング争いはもう十分でしょう。あとは若いものに任せて
今後はスポットで素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるということになってくれるはずです。


テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2016/07/27(水) 09:31:05|
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