レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2017年、マイアミはフェデラーが優勝

決勝はナダルとの頂上決戦となりましたが、割とあっさりとフェデラーが勝利しました。
フェデラーは2017年前期ハードコートシーズンでは
間違いなく最強プレーヤーとして君臨したことになります。

戦績は19勝1敗。4つのトーナメントに出て3つのタイトルを獲得、
しかもその3つがグランドスラムとマスターズ2つといとんでもないものでした。
敗れたナダルもフェデラーに次ぐ2位の選手だったと言っていいでしょう。
しかしフェデラーには3連敗、決勝進出は3回あったもののタイトルはなしと
フェデラーとの間に大きく差をあけられた状態であることには間違いありません。

この2人の大ベテランが実質トップ2だったというのも異例です。
敢えて言うならばオープン化直後にローズウォールとレーバーがそれぞれ34歳と31歳で
トップに君臨しましたが、それ以来のことではないでしょうか。

この2人にはこのままの調子で言ってほしいと思いますが
正直、クレーシーズンではハードコートでのパフォーマンスがそのまま発揮できるとは考え難いです。
やはり体力的にきついですし、いかなナダルといえどもあの神通力はもうないでしょうから
かつてのクレー最強王者として見るわけにはいかないというのはあります。

レンドル、アガシという過去の例があります。
両者ともに25歳ピーク説に当てはまらないクレーコートでも勝てる選手ではありましたが
実は25歳でキャリアを区切ったとき、クレーでの勝率は明確に下がっているのです。
これはフェデラーとナダルにも間違いなく当てはまります。
つまり今後は、今の好調さをそのまま持ち込んで評価することはできないのです。

もっとも、この両者は、もはやランキングを意識してトーナメントに出る必要はあまりなく
割り切ったコンディション調整がしやすいというのはメリットとしてあります。
結局は大きな大会で勝ってしまっているのですから、
若手が潰し合った中で大事を成し遂げてしまう可能性も否定できません。
その意味でクレーシーズンは最後の本番である全仏だけでなく、
途中の大会の勝ち上がりにも大いに注目していくことにしましょう。

さて、フェデラーはインディアンウェルズとマイアミの連覇となりました。
当ブログでもこれまで何度も取りあげていますが、改めてこれは快挙といえます。
ポイント的には2大会セットでようやくグランドスラム1回分の優勝なのですが、
実質の大変さはそれをはるかに凌駕しています。
両大会とも他のマスターズよりもドローが大きく、グランドスラム以外では唯一
2週間開催される超巨大な大会なわけですから。

繰り返しになる部分もありますが、改めてこれまでの両大会連覇を見ていきましょう。
カッコ内はその年の年内の最高位と、年末での年齢です。

1986年 レンドル(1位:26歳)
1991年 クーリエ(1位:21歳)
1992年 チャン(4位:20歳)
1994年 サンプラス(1位:23歳)
1998年 リオス(1位:22歳)
2001年 アガシ(2位:31歳)
2005年 フェデラー(1位:24歳)
2006年 フェデラー(1位:25歳)
2011年 ジョコビッチ(1位:24歳)
2014年 ジョコビッチ(1位:27歳)
2015年 ジョコビッチ(1位:28歳)
2016年 ジョコビッチ(2位:29歳)
2017年 フェデラー(?位:36歳)

どうです、この圧倒的なメンバー。
初達成のレンドル以降、ほぼその年最強の選手が達成しているのがわかります。

クーリエとリオスはこの連覇で一気に名を上げてそのまま年内のNo.1獲得に至りました。

92年のチャンは年内最高位が1位ではないですが、年初の時点では15位だったランクを
やはりこの連覇を皮切りに一気に上昇せしめています。

最多はジョコビッチの4回で、これは圧巻です。
さすがにハードコート王者としての貫禄が抜きんでています。

全豪の優勝も含めて達成しているのはフェデラーが2回、ジョコビッチが3回、
それにアガシとサンプラスが加わります。

フェデラーは自身3度目の達成となりました。実に前回の達成から11年ぶりです。
今回は何より、フェデラーが35歳で達成したというのがまた異例ともいえる出来事です。
フェデラーは年末には36歳になります。これまではアガシの30歳が最高齢での達成でした。
今年の年末時点でフェデラーは果たしてランキング何位になっているでしょうか。

また、これまでマスターズ優勝の最高齢は2004年シンシナティのアガシ(34歳)でしたが
今回の2大会優勝でフェデラーは一気に2つも記録を塗り替えたことになります。

これまでの最高齢マスターズ獲得ランキングは以下のようになっています。

1.フェデラー 2017マイアミ(35歳8月)
2.フェデラー 2017インディアンウェルズ(35歳7月)
3.アガシ 2004シンシナティ(34歳3月)
4.フェデラー 2015シンシナティ(34歳0月)
5.フェデラー 2014上海(33歳2月)
6.フェデラー 2014シンシナティ(33歳0月)
7.アガシ 2003マイアミ(32歳11月)
8.アガシ 2002マドリッド(32歳5月)
9.アガシ 2002マイアミ(31歳11月)
10.フェデラー 2012シンシナティ(31歳0月)

おお、もう。
因みに11位にようやくリュビチッチの名が登場します。
他に、フェレール、ピオリーン、パーンフォースといったところが30歳以上での達成を記録しています。
今年ナダルがどこかで来れば30歳での達成となります。


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  1. 2017/04/03(月) 07:53:47|
  2. 2017年1月~3月
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2017年、マイアミベスト4

ベスト4が出揃いました。

・フェデラーvsキリオス
・ナダルvsフォニーニ

皆さんもちろんキリオスvsフォニーニが観たいですよね。
そう、だって観たことないでしょう。
きっと皆さんの願う通りになるはずです。

4人の勝ち上がりですが、トップハーフはフルセットの熱戦、
ボトムハーフはストレートでの簡単な決着と対照的なものでした。

錦織はフォニーニに敗退しましたが、
やはり長い期間好調を維持するのは難しいんでしょう。
元々そういう傾向はありましたが、既に錦織は27歳、
体力のピークは過ぎていると考えてもおかしくはないです。
あとはどう効果的、効率的にトーナメントを勝ち上がっていくかということになります。
結果論だし、そもそも許されてないことではあるのですが
仮にインディアンウェルズに出ていなければ・・・などとは考えてしまいます。

フォニーニは、ソックに快勝して気が緩んだナダルをその曲者ぶりで打ち倒すわけですかね。

トップハーフは2戦とも接戦でした。
キリオスはとズベレフは今後も対戦を繰り返してほしい組み合わせです。
試合の方はまだ観てないですが、さぞ激しい打ち合いになったことでしょう。

フェデラーはベルディフの意外な健闘に苦しみました。
あと一つサーブキープで勝利という場面を、まさかのラブゲームで落とすというの
は少々疲れもあるのかなという気がしてしまいました。

過去には一度だけ対戦してキリオスが勝っていますし
今勢いがあるのはキリオスの方なので、ここでもキリオスが勝って決勝に駒を進めますかどうか。

というわけで、決勝ではもう見飽きた感のある大選手同士の対戦は見なくても大丈夫そうですよ皆さん。






と、強引に、猛烈に強引にフラグを建てました。
さあテニスの神よ、これで文句あるまい。


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  1. 2017/03/31(金) 14:59:55|
  2. 2017年1月~3月
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2017年、マイアミ4回戦

キリオスvsゴファン戦のみ行われていないですが
他の7試合が行われ、ベスト8のうち7人が出揃いました。

ズベレフvsキリオスorゴファン
フェデラーvsベルディフ
ナダルvsソック
錦織vsフォニーニ


4回戦は割と本命系が勝ち上がった形ですが
一番の番狂わせがズベレフvsバブリンカでしょう。

ズベレフはいよいよ楽しみな選手になってきました。
まだまだ粗削りなところがありますが、トップ選手を喰らうパンチ力があります。
同程度の力があると思われている期待の若手勢の中でも特に若いですし
プレースタイルとしては王道のストロークを中心とした立ち回りですので
これで安定して勝つようになれば存在感は更に大きくなってくるでしょう。
錦織、ラオニッチの後の若手世代では、
ディミトロフ、キリオスの瞬間火力系とティエム、ゴファンの着実系に分かれますが
ズベレフはその両方を持つ選手になってほしいです。
今の段階ではまだ前者に分類されると思いますが、近い将来そうなっていく可能性は充分にあります。

ズベレフは次にキリオスとゴファンの勝者と対戦します。
キリオスとは今年のインディアンウェルズで初めて対戦していましてその時はキリオスが勝っています。
またゴファンとも過去に1回対戦していてその時はズベレフが勝っています。
これらは過去の対戦云々ではなく、まだまだこれからどんどん戦っていく選手達でしょう。
キリオスとゴファンどちらが来ても楽しみな一戦ですし、そもそもキリオスvsゴファンが楽しみな一戦です。

フェデラーはベルディフと対戦しますs。
私の予想ではインディアンウェルズの決勝で戦うはずだった両名です。
過去はフェデラーの17勝6敗で、このところ6連勝中、
しかも最後にベルディフが勝ったのが4年前、最後にセットを取ったのも3年前と
ベルディフ側に良い材料は少ないのですが、インディアンウェルズで早期敗退した分
コンディションを整える時間はあったはずです。
こういう変な時に変なことをするのがベテラン選手です。
フェデラーはもちろん大ベテランですがベルディフも充分にベテランなの
でここは何が起こるかはわからないと申しておきましょう。

ナダルvsソックは、過去ナダルの2勝0敗ですがソックは今年調子がいいだけに興味深いです。
錦織と同様にナダルも今年は決勝まで行っていますがタイトルはまだありません。
全豪の活躍で復活の兆しが大いに感じられているのですが実はまだ完全な形でないのも
気にしておかなくてはいけないところです。
インディアンウェルズは相手がフェデラーだったのでやむなしという雰囲気はありましたが
早期敗退には違いありません
不調と騒がれているジョコビッチやマレーもなんだかんだで既にタイトルを取っていますから
それに比べるとナダルはまだトップ集団ではなくその次点としての活躍しかできていないことになります。
錦織にとってはデル・ポトロのような意味合いで十分に嫌な相手ですが、
ソックにとってはぶつかっていきやすい相手と言えるかもしれません。

バブリンカが敗れたことで最上位選手となった第2シードの錦織はフォニーニと対戦します。
正直ベスト8の中では一番与しやすい選手が相手となりました。
ただし、こういう時の油断は禁物です。
フォニーニは過去2戦で錦織に勝ってないとは言え、いずれの試合もそこそこ競ってますし
一時はナダルキラー的なポジションにもいましたので底力のある選手です。


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  1. 2017/03/29(水) 12:15:08|
  2. 2017年1月~3月
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2017年、マイアミ3回戦終了

トップハーフの3回戦も終わり、ベスト16が出揃いました。

同ラウンドで一番の注目カードであった
フェデラーvsデル・ポトロは意外やあっさりとフェデラーの勝利となりました。
実質、現在最強の選手はフェデラーでありますので結果は順当と言えますが
もう少し混戦か、あるいは番狂わせ的なものももありかと思ってましので
それが全くの杞憂に終わったことになります。

上位8シードのうち、第3シードのラオニッチが棄権、第6、7シードのティエムとチリッチが敗退ということで
5人が残っていることになりますがまあ概ね順当と言えるでしょう。

第8シードの若いゴファンはともかくとして、
マスターズ未勝利の第2シードはそろそろ大きなタイトルが欲しいところですよ。
ただ、他の上位シードも調子が良く、それぞれ対戦成績も分が悪いだけに可能性が高いとはいい難いのも事実ですが。

キリオスvsカルロビッチは「6-4 6-7 7-6」という、いかにもなビッグサーバー同士のスコアとなりました。
ただし、エースの数はキリオス14本、カルロビッチ19本と、充分多い数字ではありますが、
この2人ならもっとあっても良かったんじゃないかと思わせる物足りないものでした。

これだったら、ズベレフvsイズナーの方がインパクトがあります。
スコアは「6-7 7-6 7-6」で、勝ったズベレフの方はエース9本のみだったものの
負けたイズナーの方は実に28本をファイアーしました、

結局のところ、現代テニス界がテニス史に誇るビッグサーバー2人が、
いずれも敗退してしまったということであり
ここマイアミのコートの遅さを物語っているようにも思えます。

錦織には有利なコートではあります、それはすなわちバブリンカやナダルにも有利ということになります。

この他ではインディアンウェルズで西岡に敗れて早期敗退となった第10シードのベルディフや
インディアンウェルズで錦織を下したジャック・ソックが勝ち残っています。

4回戦ではトップハーフの方に濃い試合が集まっています。
・バブリンカvsズベレフ
・ゴファンvsキリオス
の2つは特に注目でしょうか。


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  1. 2017/03/28(火) 11:47:34|
  2. 2017年1月~3月
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2017年、マイアミ3回戦

大会はシード同士が対戦する3回戦に到達しています。
このような大きな大会ですから当然面白い対戦も組まれるわけです。

トップハーフでは、
・フェデラーvsデル・ポトロ!
・イズナーvsA・ズベレフ
・キリオスvsカルロビッチ
等々

ボトムハーフは一足先に試合が行われていますが
・ナダルvsコールシュライバー(個人的興味!)
・錦織vsベルダスコ
が白眉でしょう。

ナダルvsコールシュライバーはびっくりしました。
ナダルが勝利したのですがスコアは「0-6 6-2 6-3」でした。
どうしてこんな勝ち方したんでしょう。
というか、こんなに急に調子というのは入れ替われるものなんでしょうか。
前記事でネタ枠などと言っていコールシュライバー氏には申し訳ない気持ちです。
ベテラン、頑張っています。2回戦のフリッツ戦もフルセットの逆転劇でした。
勝ったナダルは今後錦織の最大の障壁となる可能性があります。

錦織はベルダスコ相手にこちらもフルセットでの勝利となりました。
2回戦のアンダーソンに続いてベルダスコですから、結構タフなドローです。
体力的な心配もありますが、得意なコートでもあるので気張ってほしいです。

ラオニッチは結局痛めた太ももが治りきらなかったようで棄権となっています。
その他ボトムハーフではチリッチや一時錦織が苦手意識を見せていたブノワ・ペールも敗退していまして
錦織にとっての壁はいよいよナダルのみか、となってきつつあります。格下への取りこぼしは本当に気を付けないと。
インディアンウェルズで敗退し、対戦成績をリードされているジャック・ソックも残っていますが
ここはナダルとの潰し合いの後に錦織との対戦となります。

トップハーフの方が混戦模様の感があります。
特にフェデラーvsデル・ポトロは最大の注目カードと言えるでしょう。

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  1. 2017/03/27(月) 10:05:44|
  2. 2017年1月~3月
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2017年、マイアミ開幕

インディアンウェルズに続いてマイアミが開催されています。
今回はマレーとジョコビッチが揃って欠場ということで
錦織が第2シードに配置されています。なんとも不思議な気分です。

インディアンウェルズではソックに敗退してしまいましたが
苦手なコートそこそこ勝ち上がれたというのはありますし、
マイアミは遥かにコート適性がありますから勝ち上がりに注意して行きたいです。
もっとも、錦織は良い成績の大会の後にはコロッとけるということがあり、
複数トーナメントで続けて結果を出せるかというのは課題の一つとなっております。

インディアンウェルズで錦織に勝利したソックは今度は西岡と対戦しました。
西岡も大活躍を見せた選手ですが、今回は開始間もなくけがで棄権となってしまいました。
まだ若い選手ですので今後に期待しましょう。

フェデラーは今回第4シードとなっています。
年初の全豪では第17シードだったんですが、少し気合いを入れただけで
あっという間にトップ選手に返り咲くというこの脅威。
しかし、今回は全てのシード選手の目の上のコブ、デル・ポトロがいます。
インディアンウェルズではジョコビッチの近くで嫌がらせをかましてきたデル・ポトロですが、
今回、フェデラーにはどのように作用するでしょうか。
まあ年初の時点ではフェデラー自身が嫌がらせ役の一人と見込まれていたのですが。

もう一人、またも絶妙な第5シードという位置で嫌がらせ役をこなさんとしているのがナダルです。
ナダルの一番近いシードには当ブログ3大ネタ枠の一人、コールシュライバー氏が位置しています。
インディアンウェルズではこのコールシュライバーを下したバブリンカが決勝に出ました。
コールシュライバーは買った相手に何かを与えることのできる天使のような選手だと考えれば
ナダルはどうでしょう、今回あるいは・・・

コールシュライバーが初戦で戦ったのはテイラー・フリッツです。
今年に入って名を上げたアメリカの若手選手です。
試合の方はフリッツがあと一つサーブをキープすれば勝ち、
というところまで追い詰めたのですが最後は及ばずに敗退してしまいました。
フリッツは西岡よりも更に2歳も若くまだ19歳ですから正真正銘これからの選手といえます。
この辺は名前を憶えておきましょう。

後はトップシードのバブリンカですか。この選手も時に驚くような負け方はするんですが、
大きな大会には強いので、今回ももちろん優勝候補の一角であります。
あとインディアンウェルズには出なかった第3シードのラオニッチがいます。
体の状態がどうかというのはありますが体力的には他のシード選手よりも温存できています。
順調にいくと4回戦でソックとの対戦が実現します。


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  1. 2017/03/26(日) 09:18:01|
  2. 2017年1月~3月
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2017年、インディアンウェルズはフェデラー

フェデラー氏、凄いですね。

当ブログで「氏」が付くのは二人しかいないですが
これはサーの称号のようなもので、栄誉の呼称といえます。

フェデラー氏の優勝が王道というべきなのか、
それとも第9シードの優勝が波乱だったというべきなのか
もう本当によくわからなくなっています。

宿命のナダル戦でのまさかの完勝から、面白いように順調に優勝にたどり着きました。
ナダルの前のジョンソン戦はストレートだったとはいえタイブレーク2つでしたので
多少の苦戦感はあったのですが、ナダルに勝った勢いがキリオスを戦わずしてリタイアせしめ
結局はセットを一つも失わずの優勝となりましたから、
テニス以外の神通力も自在に活用できる人知を超えたテニスプレーヤー、
フェデラー氏ならではの特権を活かした大会だったといえましょう。

別格フェデラーを除外して考えた場合、
今大会の主役はバブリンカだったと言っていいでしょう。
コールシュライバー氏からの栄誉ある勝利から
(因みに氏の取得ゲーム数は8でした。当たった皆さんおめでとうございます)
西岡戦、ティエム戦はいずれもファイナルセットタイブレークの熱い試合となり
そして決勝のスイスファイナルの演出へとつなげていきました。
本命級がバタバタと倒れていく中で最後まで勝ち上がったのは評価に値します。

マレーとジョコビッチの不甲斐なさはこの上ないですね。
マレーはもともと不甲斐ないところがあったので、またかという感覚にもなりえますが
ジョコビッチがキリオスからイライラを募らせたままストレートで敗退するとは
特にタイブレークを落として敗退してしまうという姿にはかなり深刻なものを感じました。
デル・ポトロに勝つところまでは良かったのですが、
その良さがトーナメントを通じて続かないのが問題です。
では勝ったキリオスに何かがあったのかと言われれば割とそうでもありません。
現にその次の試合は棄権してしまっているわけです。
つまり王者が王者らしからず、かつ、若手も期待ほど伸びてきているわけではないというのが
今現在のテニス界の特徴といえるでしょう。

キリオスやディミトロフのような選手は時に驚きの活躍を見せますが
決定的に持続性がなく結局はツアーの中心として期待できる状態には至りません。
かといってティエムやゴファンのような安定型の若手も
こちらは逆に一発の強さがなく、トーナメント優勝を左右する存在ではありません。

錦織やラオニッチのような次代王者候補もいまいち地力に欠け
ベルディフやツォンガのようなキャリア組もまた
調子の持続が難しい状況になってきています。

総じて若手もベテランも好不調の波が激しく、
結局は調子のいい選手が運よく勝つという状態になってきています。
テニス史にしばしば訪れる、混沌の時代に近づいている雰囲気を感じさせます。

こうなると、トーナメント出場の制限から脱却し、
コンディション調整に力を注げるフェデラーと、
そしもうすぐその特権を獲得できるナダルが
なんだかんだでおいしいところを持っていく、そんな展開も今後あるかもしれません。


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  1. 2017/03/20(月) 11:07:41|
  2. 2017年1月~3月
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2017年、インディアンウェルズ3回戦

インディアンウェルズはドロー96の大きな大会です。

3回戦ではシード同士の試合が組まれます。
順当にいけば16試合すべてがシード同士の対戦だったわけですが
当然そうはなりませんで、何人かのシードダウンは発生しています。
しかしそれでもいくつかの興味深い試合が組まれています。

ジョコビッチvsデル・ポトロ
キリオスvsズベレフ(弟)
ナダルvsベルダスコ
モンフィスvsイズナー
等々

面白い試合が続々と行われます。

この中で1つ、異色の試合があります。
ポスピシルvsラヨビッチです。

これだけ予選上がり同士の対戦なのです。シード同士のラウンドなのに!
ここのシード誰だったんだ??

さて、両者は1990年生まれのラオニッチ世代です。
若手、と言っていいのか、もう26歳ですから微妙っちゃ微妙ですが。

2人は誕生日が1週間ほどしか違いません。
どっかの敗退したシードとジョコビッチの関係を思わせますね。

まあ正直のところ、次代を担う選手が現在のNo.1を下した、などとは思えませんが、
唯一の予選上がり同士の対戦、と下に見るようなことはせず、その勝ち上がりに注目したいと思います。

個人的注目第一の試合はバブリンカvsコールシュライバーです。
生涯400勝をマークした目出度さの極み、コールシュライバー氏が何ゲーム取れるのか。
皆さんもひと口乗りませんか?

私は7ゲームにしておきます。

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  1. 2017/03/13(月) 17:47:31|
  2. 2017年1月~3月
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  4. | コメント:11

2017年、インディアンウェルズ開幕

すいません、早くもインディアンウェルズですね。
3月は年度末で忙しく中々記事の書き込みもできませんでした。
コメント欄でリクエストいただいている佐藤次郎と錦織圭の比較も
頑張ってやってみたいと考えていますのでしばしお待ちください。

さて、全豪から約一ヶ月半経ちました。
マスターズレベルの試合はありませんでしたが
多くの中小規模の大会が行われ、それなりに興味深い展開もありました。

マレーは優勝しましたが、ジョコビッチの出来は今一つというところです。
また、フェデラーは調整には時間をかけている感じです。
ナダルも決勝までいきましたが優勝はできていません。

こういう時に抜け出してほしかったのが錦織とラオニッチだったのですが
こちらも決勝までは行っているものの優勝はできていません。

今年に入って大会2勝しているのはディミトロフ、ツォンガ、ソックの3人です。
しかし、そのほとんどが小さなツアー250大会ですので、
この3人が他の選手に抜きんでて好調かと言われるとまだその判断はできません。

ツォンガのみツアー500で1勝しており、しかも2週連続優勝中なので
乗っているといえなくもありませんが、全体してはまだまだ混沌とした雰囲気になっています。

まあ、そもそもランキング面で言えば、
年初のフェデラーの全豪優勝が荒れたシーズンの幕開けだったわけで
その流れをそのまま引きずっているように感じます。

1大会だけだとアカプルコのクエリーが大暴れしました。
ゴファン、ティエム、キリオス、ナダルを連続で下しての優勝ですからかなりのものです。
クエリーはジョコビッチやマレーと同じ年齢ですからなんだかんだでもうベテランなんですね。
ベテラン選手によく好調の波がちょうどいい感じに来ているのかもしれません。


さて、インディアンウェルズのドローですが、
今回はラオニッチが欠場していますので錦織が繰り上がって第4シードをもらいました。
ボトムハーフ、ジョコビッチ側の山に入っています。

但し、ドロー云々以前に錦織はこの大会苦手にしています。
ボールが高く飛び跳ねる雑なバウンドが特徴で、錦織のような繊細さを持った選手よりも
ボールを乱暴に引っぱたくような選手の方が向いているコートです。

順当に勝ち上がっていくと4回戦ではクエリーと対戦することになります。
そしてその後はチリッチかディミトロフです。難敵の連続という感じです。
もっとも、チリッチもディミトロフもこの大会ではあまり結果を出せてないんですけど。

全豪では、名前の大きさはともかく、
第9シードと第17シードという節目のシード選手が決勝に行くという点で
非常に荒れた大会を演出しました。

そして今大会でも、ナダルが第5シード、そしてフェデラーが第9シードと
やはりこの両者が節目のシードに入って荒れた大会の予感をさせてくれています。

但し、この両者、今回は引きが悪く、お互いが一番近くに位置することになってしまいました。
勝ち上がれば4回戦での対戦が実現してしまうのです。
全豪の記憶が色濃く残っているだけにこの早期での決戦は残念な気持ちです。

この両者は錦織と同じボトムハーフに入っています。
他にもズベレフ、キリオスの他、ジョコビッチと3回戦で当たる位置にはデル・ポトロがいて、
ボトムハーフはかなり層の厚い組み合わせになっています。

ジョコビッチにとっては良いドローとは言えませんが
過去最多5回の優勝を誇り、しかも現在3連覇中という大会との相性の良さを活かし
難敵を次々と撃破して、不調を脱する結果を出しておきたいところです。

ジョコビッチの不調で予想外に長いNo.1在位を獲得している
繰り上げ王者アンディ選手はどうなるでしょうか。
トップハーフの楽なドローを活かしてこれまた運よく結果を出すのか
はたまたいつものように何となく微妙にNo.1をキープできる程度に勝ち上がる位の事をするんでしょうか。


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  1. 2017/03/10(金) 12:02:19|
  2. 2017年1月~3月
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  4. | コメント:7

2017年、全豪の余韻はありますが

皆さま、おはようございます。
いや~長い冬眠に入ってました。

全豪開催中の猛烈な更新が嘘のような静けさにしてしまっていました。

全豪決勝を見て大変に満足したその夜に急に熱が出て来まして、まあ2~3日で引きはしましたが、
物凄い燃え尽き症候群的なタイミングだと我ながら感心してしまいました。
当ブログと長くお付き合いいただいている方はちょくちょく見かけているかと思うのですが、
私、体調不良を起こすことがままありますね。大会の真っ最中じゃなくてよかったと思います。


さて、この間、2週間ほどのブランクがありますが、デ杯もありまして、
そして先週は、小さな大会ばかりですがディミトロフやズベレフといった
全豪で印象を残した選手がタイトルを取っているなどテニス界は結構な活気を見せています。

ディミトロフが優勝したソフィアの大会ではゴファンやバウティスタ・アグー、ティエムなど元気な選手が出場しましたし、
モンペリエの大会ではズベレフがシングルスで3連覇を狙うガスケを下して優勝し、
更にズベレフは兄弟で出場したダブルスでもタイトルを獲得しました。
しかし注目すべきはキトで行われたエクアドル・オープンでしょう。
先週の3大会はいずれもツアー250の小さな大会ですが、中でもキトは賞金総額でも最小規模の大会です。
第1シードがカルロビッチという点でも出場選手が地味であることを伺わせます。
優勝したのはドミニカのエストレジャ・ブルゴス。1980年生まれなので実にフェデラーよりも1歳上というベテラン選手です。
エクアドル・オープンは3年前にできた新しい大会で今年3回目の開催なのですが
実にこの3回全てをエストレジャ・ブルゴスが優勝しているのです。
因みにエストレジャ・ブルゴスは生涯タイトルが3ですから、このエクアドルでしか優勝していないのです。
こんな選手も居るんですね。同じく先週モンペリエで3連覇に挑んだのガスケもベテランと呼んでよい選手ですが
若手とベテランのパワーバランスが面白い感じで絡んできています。

でもどちらといえばやはりまだベテランの方に傾いています。
その意味でも若い選手達には伸びてきてほしいのですが。

全豪では30歳以上同士の決勝が実現しました。これは本当に稀なことです。
そもそも30歳以上でグランドスラム決勝に来ること自体めったにありません。
ベテラン化の傾向にある最近ですら、フェデラー以外にはフェレールとバブリンカがいたくらいじゃないでしょうか。
今回そこにナダルが加わったわけです。

それ以前の選手をさかのぼってみますと、アガシ、サンプラス、コルダ、レンドル、ゴメス、コナーズとなります。
80年代なんてコナーズしかいません。まあコナーズは3度やっていまして、
90年代にはコルダ、レンドル、ゴメスが1回ずつなので回数としては一緒なんですが。
いずれにしろ30歳でのGS決勝はかなりレアなケースで、ましてや決勝両者が30歳以上というのは
ランキング制度発足後の1973年以降で言えば、2002年全米のサンプラスvsアガシが唯一の例となっています。

もっとも、オープン化直後は大ベテランのプロ出身選手がテニス界を席巻していましたのでそこまで入れてしまうとそこそこ例はあります。
メンバーを列挙するとレーバー、ローズウォール、ヒメノ、マルコム・アンダーソン、ピリッチ、アッシュ、ニューカムとなります。

60年代後半にはベテランが強かったことがわかります。
その後一部の例外を除いてベテランが勝つのは難しくなっていったわけですが。
ただ、近年は再びベテランの時代になっています。
ナダルの復帰も嬉しいですし、今年はジョコビッチとマレーが30歳になりますから
向こう数年で、もしかしたら30歳でのGS決勝進出者が増えてくるかもしれません。

因みに最高齢は1974年全米のローズウォールで実に39歳10ヶ月でした。
以下、2位がローズウォール、3位がローズウォール、4位はアンダーソンですが
5位がローズウォール、6位がローズウォール、7位がローズウォールで
8位に今回のフェデラーが入ってきます。
そこからアガシ、ヒメノと続いてまたローズウォールになります。
で、ピリッチときてまたローズウォール。
このローズウォールがオープン化後最初の大会である1968年全仏ですから
グランドスラム史の開始と共にローズウォールがいたとそういうことになりますね。

もう一つベテランネタといえば、全豪のカルロビッチです。
大会の総エース数がどうなるかという点に注目していましたが
結局は僅か3試合のカルロビッチが119本でそのまま1位となりました。
2位のフェデラーは7試合で108本。
3位のラオニッチが5試合で107本。
ラオニッチが勝ち上がっていれば数を超えたでしょうが
そこはナダルが立ちはだかったということになります。
結論として今回はフェデラーとナダルの大会でしたね。あとカルロビッチ。

なんだかんだで2週間も経っていながら、結局は全豪の余韻に浸る記事になってしまいました。


テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2017/02/15(水) 11:02:06|
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