レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2016年、リオ・オリンピックはマレー

マレー、オリンピック2連覇。凄い。
レンドルコーチ、凄い。

準優勝のデル・ポトロも前回銅メダルだったので
こちらも2大会連続でのシングルスメダル獲得となりました。

2大会連続でのシングルスメダル獲得は通算で4人目ですが同時に2人達成は初めてです。
歴史上初めての2人同時達成、となれば
大抵はフェデラー、ナダル、ジョコビッチが絡むところですが、
今回はその誰でもなく、マレーとデル・ポトロであったというのは面白いところです。

因みに過去のシングルス2大会連続メダルの達成ですが、2例ありまして、
最近では、チリのフェルナンド・ゴンザレスが2004年アテネで銅、2008年北京で銀を取っています。
アテネではマスーと組んだダブルスでも金メダルを取っていますから、
ゴンザレスは金銀銅の3色をコンプリートしていることになります。
これはさすがに過去にも例がないのではないかと思います。

もう一つの例ですが、遠い昔に南アのウィンスローがやってました。
1912年ストックホルムで金、1920年のアントワープで銅です。
1912年の時には決勝で熊谷一弥を下しています。
今回錦織が96年振りのメダルと騒がれてますが、その96年前の時です。
因みにこのウィンスローの記録ですが、2つ大会の間は8年開いています。
1916年のベルリンオリンピックが第一次大戦で中止となったためですが
逆に8年越しのメダルというのもまた凄いです。

そしてこの2年越しのメダル、今回ナダルがシングルスではメダル獲得とはなりませんでしたが、
ダブルスで金を取りましたので見事達成したことになります。
どちらも金ということで、またその価値も大きなものになっています。
ただし2004年のアテネではマスーが単複同時制覇をしていますし
1924年以前であれば7大会中実に5大会で単複両制覇がありましたので
単複両方金メダルというのは実はそれほどレアな例ではないです。

因みに1912年にシングルスで銀メダルを獲得した熊谷一弥ですが
翌1920年にもダブルスで柏尾誠一郎と組んで銀メダルを取っていますので
オリンピックテニス史上最高の日本人の座はまだ錦織に手には渡っていないことになります。

1924年を最後にテニスはオリンピック競技からしばらく遠ざかることになります。
丁度その頃テニスではプロツアーが始まって「オリンピック=アマチュアリズム」の精神に反する
ということで競技から外されてしまったわけですが、
時を同じくして日本には清水善三、佐藤次郎といった有力なメダル候補が登場してきただけに
もう少し中止がずれてくれていたらという思いもないではないです。

しかし、いずれにしろ今回、錦織が見事に銅メダルを獲得し
日本テニス界に久々の大きな勲章を掲げさせてくれました。
正直、オリンピックはテニス大会の中では最大の大会ではない、
と冷めた目で見ていた自分がいたのも事実ですが、
優勝者だけでなく3位まで表彰してくれるこのような大会というのも有り難いものだと感じました。

準決勝でマレーにコテンパンにされたのは仕方ないにしても3位決定戦でのナダルとの激戦は熱かったです。
というかナダルの粘りが凄かったです。ナダルはデル・ポトロ戦でもそうでしたが
もう強いのか強くないのか凄いのか凄くないのか、さっぱりわからない選手になっています。
もちろんトータルで言えば強いし凄いんですが、試合によってはそうでもなかったりするので、
今観ているこの試合ではどうなの?というのがさっぱりわからない、
まことにナダル的な選手になっているといえましょう。
このような、試合によって強いのかどうなのか、さっぱりわからない選手を
ナダル的な選手と呼ぶならばナダルは一番ナダル的な選手です。

デル・ポトロにも触れましょう。
デル・ポトロといえば、ただ怪我、この一言に尽きる選手といえます。
かつて、最強のポテンシャルを持ちながら決定的な王座につけなかった選手はいましたが
デル・ポトロほど怪我の度合いの大きさを感じさせる選手はいません。
過去の選手達は多少の怪我こそあれ、ポテンシャルを活かしきれなかったプレースタイルの問題であったり
テニスへの興味の揺らぎといった精神的な部分であったりとの本人の取り組みの要素が結構ありました。
しかしデル・ポトロは練習も熱心だしテニスへの取り組みも真摯だしと、
これまでのじゃじゃ馬的な天才肌プレイヤーとは一味違います。
しかし、怪我。本当に怪我なんです。

ナダルだって怪我に泣きながらあれだけの記録を打ち立てているのだから
怪我だけを理由にしてはいけないという理屈があるのもわかるんですけど
比較対象として出てくる名前がテニス史上只一人の超人ナダルという点でも
やっぱりデル・ポトロには怪我だけが敵なのだという思いにも至らせるのです。
このまま順調に復帰してくれたら男子テニスもまた面白いことになるんですが。

次はいよいよ全米に向けたハードシーズンの大詰めです。
まずはシンシナティ。
ジョコビッチ、デル・ポトロは出ませんが、マレー、錦織、ナダルは出場します。
錦織は第5シードでマレーと準々決勝で当たる山に入ってしまいました。
しかしリベンジのチャンスでもあります。
気持ちを切り替えればオリンピックよりもマスターズのほうがポイントは有利ですからね。
全米でシードを一つでも上げるためにもシンシナティでは少しばかりのポイントが欲しいです。
優勝までとは言いません。おオリンピックで全力でここでも全力だと全米に悪影響が出るでしょう。
錦織は何大会も連続で戦える選手ではありません。ここは是非、全米に影響が出ない程度に好記録を。


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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2016/08/16(火) 12:01:21|
  2. 2016年7月~9月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
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コメント

オリンピックのATPポイント

今年のオリンピックからATPポイントはまったく付かなくなったんですね。
ポイント0で、北米ツアー真っ盛りのど真ん中に持ってこられるんじゃ、出たくない、体力消耗したくないとみんな考えるようになるんじゃないでしょうか。

しかも東京となれば、遠いは、時差はあるは、北京同様の極度に体力消耗させる湿度があるは。。。みんな出たがらないかもしれませんね。
そうなれば30歳の錦織にチャンス!?
  1. URL |
  2. 2016/08/16(火) 11:20:14 |
  3. かめ #k0H9quHE
  4. [ 編集]

マレーがオリンピックを制しました。
これでマレーはクイーンズから3大会連覇、18連勝ということになります。
マドリードからは6大会連続決勝進出です。

Big4で過去に18連勝以上した例を見てみましょう。


1 ジョコビッチ 43(45) '10 デビスカップ F ~ '11 全仏 QF
2 フェデラー 41 '06 全米 ~  '07 ドバイ F
3 フェデラー 35 '05 ハレ ~ '05 マスターズカップ SF
4 ナダル 32 '08 ハンブルグMS ~ '08 シンシナティ QF
5 ジョコビッチ 28 '13 デビスカップ SF ~ '14 全豪 R16
ジョコビッチ 28(29) '15 デビスカップ R1 ~ '15 全仏 SF
7 フェデラー 26(27) '04 全米 ~ '05 全豪 QF
ナダル 26 '06 モンテカルロ ~ '06 クイーンズ R16
9 フェデラー 25 '05 ロッテルダム ~ '05 モンテカルロ R16
10 ナダル 24 '05 モンテカルロ ~ '05 全仏 F
ナダル 24 '10 モンテカルロ ~ '10 クイーンズ R16
12 フェデラー 23 '04 ハレ ~ '04 カナダ F
ジョコビッチ 23 '15 全米 ~ '15 ツアーファイナル RR
14 ナダル 22 '13 バルセロナ ~ '13 全仏 F
ナダル 22 '13 カナダ ~ '13 北京 SF
ジョコビッチ 22 '12 ツアーファイナル ~ '13 インディアンウェルズ QF
17 フェデラー 21 '09 マドリード ~ '09 カナダ R16
18 フェデラー 20 '11 デビスカップ RR ~ '12 ドーハ QF
19 フェデラー 19 '06 ハレ ~ '06 シンシナティ R16
ナダル    19 '07 モンテカルロ ~ ハンブルグ SF
21 マレー  18 '11 デビスカップ R3 ~ '11 パリMS R16
ナダル 18(19) '13 サンパウロ ~ '13 モンテカルロ SF

註: ()は不戦勝を含む


フェデラーの主な連勝記録(20連勝以上)の多くはハレからクレーシーズンの始め、あるいはハードシーズンまでの期間です。
ナダルの存在が大きいですね。
例外は2009年でしょう。ナダルが全仏で負けた年でもありました。

ナダルはモンテカルロから全仏にかけての期間が多いです。
2008年と2013年はクレー以外でも連勝記録を伸ばし、
前者は芝、ハードと、後者は主にハードで伸ばしています。
主な連勝は全豪以降、あるいはクレーシーズンからはじまり、夏の北米シーズンあたりで終わります。
シーズン後半のアジアシリーズ前後から年をまたいで全豪前後は大きな連勝はありません。

ジョコビッチの主な連勝は全米以後から全仏で負けるまでの期間で、
ウィンブルドンから全米前の期間は大きな連勝は無いです。
またデビスカップで勝った後に連勝することが多いのも特徴です。

マレーは20連勝以上の連勝がありません。
2011年の記録と今の連勝がタイで18連勝です。
もし疲れがとれていたら以外と連勝できるかもしれません。
シンシナティ、全米と取れたら不戦勝以外30連勝となります。
今が好機なのは間違い無いでしょう。
  1. URL |
  2. 2016/08/17(水) 05:02:30 |
  3. #-
  4. [ 編集]

コメントありがとうございます。

東京では錦織30歳ですか~。
改めて4年というのはテニス界では結構大きな単位だと思わせます。
コナーズとボルグの差、ボルグとレンドルの差、レンドルとビランデルの差ですから。
最近で言えばナダルとラオニッチとかでしょうか。
まだまだその時もトップ選手でいてほしいところです。

それと、マレーのこのところの連勝は凄いですね。
これ、冗談抜きでレンドルコーチ就任期間の勝率はやばいんじゃないですか。
前回の就任時は、最初の頃勝てるようになるまで少し時間がかかりましたので
たしか勝率が82%前後だったと思いますが、今回は今のところ100%です。


  1. URL |
  2. 2016/08/17(水) 09:10:01 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

こんにちは
連勝記録といい(やはり三人は凄い)、オリンピック2連覇といいマレーはここからBIG4に相応しいビックタイトルを並べていくのでしょうか?
私、僭越ながら錦織金メダルの為にたくさんフラグを立ててみたのですがこうまでしてBIG4にはフラグを逆回収されるました。モンフィスまでは何とか何とかなったのですが、ナダルに2ndセット取られた時には恐ろしさも感じましたが錦織は乗り越えてくれました。BIG4には及ばないもののデルポトロ錦織にはフラグに負けない強さを持っているのでしょうね。
  1. URL |
  2. 2016/08/17(水) 15:51:16 |
  3. ぽーち #-
  4. [ 編集]

>ぽーち様

準決勝位になると私のフラグもあまり効いてこないので
あそこまで行けたのですから成功したという解釈でいいと思います。

今回はデル・ポトロの衝撃もありましたが
私は勝って当たり前だったナダルが、負けたのに凄いと思わせるような存在になっている点で
感慨深いものがありました。
結局力そのものは落ちているということなんですが、
ただ落ちるだけで終わらないという部分ですかね。

  1. URL |
  2. 2016/08/18(木) 08:44:13 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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