レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2016年、ウィーン&バーゼルからパリへ

ウィーンはマレーvsツォンガ、バーゼルはチリッチvs錦織の決勝となり
それぞれマレーとチリッチが勝利しました。

ウィーンではカルロビッチとイズナーのビッグサーバーも注目でした。
カルロビッチは準決勝でツォンガに負けましたが負けた試合でも20本以上のエースを記録し、
毎試合タイブレークを戦うという、相変わらずのカルロビッチぶりで大会を盛り上げました。
一方のイズナーは準々決勝でマレーを相手に7本しかエースが取れずストレートで完敗してしまいましたので、
今大会のビッグサーブ対決はカルロビッチの勝利ということがいえるでしょう。
大ベテラン、まだ健在とは恐ろしい限りです。カルロビッチはフェデラー、フェレールよりも年長です。
かつてのサントーロと同じで常に上位にいるというタイプの選手ではないですから
ランク維持が至上命題ではない分、プレーを続けやすいということもあるのでしょう。
大会に出ていたもう一人のベテラン、ダビド・フェレールも準決勝まで行きましたが
残念ながら棄権となってしまっています。こちらは体にガタが来てしまったでしょうか。
カルロビッチのサーブだけの省エネプレーとは対照的に打って走ってのタイプなので体の維持は大変そうです。

バーゼルでは、バブリンカ、ラオニッチの上位2シードが早期敗退をし
代わりに第3、第4シードの錦織、チリッチが決勝まで勝ち上がりました。
対戦成績では錦織が上回っており、特に小さな大会では常に錦織が勝つ傾向にあったのですが
今回ツアー500レベルで初めてチリッチに敗退してしまいました。
グランドスラムでは1勝3敗、マスターズでは0勝1敗と元々大きな大会では負けが込んでいますし
ここへ来て小さな大会でも勝てないとなってしまうと
対戦成績では上回っているのに苦手意識という妙な状態になってしまうことも考えられます。
せっかく準々決勝で本当に苦手だったデル・ポトロに勝利したというのにこの点は残念です。
ATPファイナルのような強敵と連続で対戦大会には錦織はあまり向いていないかもしれません。

さて、両大会の結果を受けまして、ポイントレースに変化が出ています。
6位につけていたモンフィスがファイナル出場を確定させました。
モンフィスは大会には出場していなかったのですが、
その他の選手達が今一つの成績だったため繰り上げでの出場権獲得となっています。
但しモンフィス自身には不安があります。
先週の大会に出場しなかったのは怪我が原因ですし今週のパリにも出場しないことが決定しています。
パリとファイナルの間には1週空きがありますのであと2週間猶予がありますから
その間に直ればいいのですが、2週間怪我で休んだ上でのエントリーとなるので
激しい上位勢との連戦を行うATPファイナルでのパフォーマンスは少々厳しいかもしれません。
モンフィス自身初出場ですから可能であればあのダイナミックなプレーを披露してほしいところですが。

ファイナルの空いた席はあと2つです。(モンフィスが棄権になったとしたら3つか?)
ポイントレースは上位からティエム、チリッチ、ベルディフ、ゴファン、ツォンガ、バウティスタ・アグー、プイユと続きます。
バウティスタ・アグーとプイユはパリでの優勝が条件となるので少々現実的ではありません。
ツォンガまでの5人で2枠を争うと考えるのが自然でしょう。
チリッチとツォンガは先週の好成績でポイントを上げています。
一方でベルディフは初戦敗退、ティエムは2回戦敗退でした。
ゴファンもデル・ポトロという悪運を引いてしまったというのもあり2回戦敗退でした。
しかしポイント争いをする中でドロー運を嘆いても仕方ありません。
ファイナルに出場したらデル・ポトロクラスとも連戦をしなければいけないのですから。

今週始まるパリは最後のマスターズ大会ですから出場選手も豪華です。
ポイント争いと関係なく純粋に1つの大会として見ても十分に楽しめるものがあります。

1986年に創設され、当時はグランドスラム(全豪)よりも賞金額が高い、という触れ込みで
豪華さをフルにアピールして開催された大会でした。
しかし年末の最終調整に入る時期のためか思ったほどのトップ選手の共演とはならず
グランドスラム級とまで言われるほどの大会とはならなかったのが実情です。
初期からの優勝者にはベッカー、エドバーグ、アガシ、サンプラス等の名前はありますが
やはりあくまでも大き目な大会のうちの一つとしての開催に過ぎませんでした。
2000年代に入ると更に分が悪く、年末のこの時期特有のトップ選手の欠場が目立ち出しました。
フェデラー、ナダルを欠く開催(今回も、ですが・・・)が多く、伏兵御用達の、
ファイナル出場権争いをする5番手、6番手の選手のための大会といった印象が強くなっていったのも事実です。

このイメージを変えたのはジョコビッチではないでしょうか。
ここ3年連続で優勝を収めていますが、これはもちろん大会としては初ですし(というか連覇すら他に例がありません)
トップ選手として年末であってもしっかりと勝つ姿を披露してきてくれています。

ジョコビッチは今回はやや調子を落としている中でのエントリーですが
後ろを追ってきているマレーはここ数年なかったくらい近くに迫ってきていますので
ここはしっかりと得意な大会で存在感を見せつけておく必要があるでしょう。
今のジョコビッチで怖いのは早期敗退です。最初の方の戦いぶりは少し気にしたほうがいいかもしれません。
あるいは既にファイナルの方に照準を合わせてるかもしれません。
ファイナルでは1敗は許されます。徐々に調子を上げるジョコビッチとしては戦いやすい大会ですので
優勝しやすいさでいえばそっちの方とも言えます。
パリでは様子を見ながらの戦いとなるかもしれません。
そうなると逆に心理的に余裕がありますから結果として良いプレーに結び付くかもしれません。

ジョコビッチを追うマレーは、ウィーン優勝で勢いづいています。
このままの勢いでパリもATPファイナルもという贅沢さを求めてしまいそうです。
でも大丈夫。求めなくてもマレーというのは常に必死感が漂う選手です。
パリで必死に戦い、ファイナルの1次リーグでも必死に戦う姿が目に浮かびます。
仮に全力を出し切ってパリ決勝では様子見のジョコビッチを退けたとします。
しかし、マレーが1位を取るとするならば更にその後のATPファイナル決勝でジョコビッチに勝利した瞬間ということになるでしょう。
へとへとになりながら全勝で勝ち上がってきたマレーと様子見で表向き苦戦しながら決勝に出てきたジョコビッチ。
さてATPファイナル最終決戦どっちが勝ちますか。

もう「7-6) 6-1」というスコアが目に見えています。


スポンサーサイト

テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2016/10/31(月) 12:01:24|
  2. 2016年10月~12月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:10
<<2016年、パリはベスト8が出揃う | ホーム | 2016年、ウィーン&バーゼル>>

コメント

改めて振り返ると、今年のマレーはほんとすごいですね。
ほとんどの大会で、ジョコビッチがいれば必ずジョコビッチのところ(要は決勝)まで勝ち上がり、
ジョコビッチがケガなどで不在ならば必ず優勝する。

1年間ずーっと必死になってくらいついてきた努力が報われたということでしょうかね。

あっ…こんなに褒めちゃダメか。


今シーズン始まる際に、フェデラーがジョコビッチへのコメントで「今シーズンも昨シーズンのような結果を残すのは難しいだろう」という予言(?)みたいなコメントをしていましたが、今シーズン後半はまさにその予言どおりになったという感じでしょうか。

まぁ、全米も決勝までいっていますし、歴史上の並の1位選手と比べたら、比べ物にならないとても素晴らしいシーズン後半を送ってますけどね。

何はともあれ、今シーズンもツアーファイナルが楽しみなのは間違いないですね!!
  1. URL |
  2. 2016/10/31(月) 13:15:50 |
  3. karo #vF6dOJDI
  4. [ 編集]

マレーの1位奪取に関して少し前の記事でも同様の論調でしたが、お気持ちはお察し致します(笑)
今季マレーが1位を奪取するとしたら、やはり直接対決では今一つ苦手意識が邪魔をしそうなので、
パリでジョコビッチが決勝前に敗退してマレーが優勝、というのが現実的な線ではないかなと
個人的には思うのですが、ジョコビッチの調子はどうでしょうね。
しかし一方で、ジョコビッチは早期敗退したけどマレーも・・・などということもあるかもしれません。
ドロー的にはマレーの方が有利なように思えますが、ここまで連戦で流石に疲れも溜まっているでしょうし。
一戦一戦目が離せませんね。

あと、

> 求めなくてもマレーというのは常に必死感が漂う選手です。

ここはクスッとしてしまいました(笑)
  1. URL |
  2. 2016/10/31(月) 14:00:17 |
  3. ラカン #KTFWzs4k
  4. [ 編集]

僕の予測は、年末1位はマレイです。
  1. URL |
  2. 2016/10/31(月) 21:06:39 |
  3. @kiyoshi_fujioka #-
  4. [ 編集]

必死感

1. 試合開始時から夏の犬のように口を開けてハーハー言っている
2. 試合開始時から、ポイント間の歩きさえも辛そう
3. ほんのちょっと意外なところにボールが飛んできただけですぐに驚きの声を上げる

これらは相手に油断させるための彼の演技・戦術なんでしょうか?
  1. URL |
  2. 2016/10/31(月) 21:50:13 |
  3. かめ #k0H9quHE
  4. [ 編集]

ティエムにファイナルズ出てほしいけど、全米以降を見てると今シーズン見境なく大会に出まくった&思いのほか勝ってしまったツケが
きてるようですね。パリも早期敗退するんじゃないかと心配です。正直チリッチとベルディヒで決まりかな~と。
錦織が2014年にパリでファイナルズ初出場を決めたときみたいに苦しみながらも奮闘してほしいです。
  1. URL |
  2. 2016/10/31(月) 23:20:24 |
  3. フェレールのくわえタオル #-
  4. [ 編集]

あのぅ、、、ちょっと思いついてしまったのでタラレバで今更言ってみます。
もし今年のオリンピックに、4年前と同じくポイントが800だか正確にはいくつか忘れましたが、ついたとすると、
今1位と2位の差が400ちょっとなのでとにかく
我々の心の中では既に彼がNo1だと言っても過言ではないのではないでしょうか!?

とここまで書いて、この計算でもNo1になれるのはあくまでもレースランキングの瞬間風速の事と気づいてしまいました。。。
そうだったらそうだったで、ツアーファイナル開始時点で勝っていたのに結局最後は7-6、6-1でうっちゃられる、、、
となってしまう運命なのでしょうか。。。
  1. URL |
  2. 2016/11/01(火) 12:12:05 |
  3. ふぁぶ #-
  4. [ 編集]

皆さま、コメントありがとうございます。

ティエムは確かに試合数が今年非常に多いですね。ここへ来て失速している感もあります。
今年はナダルとフェデラーに勝っていますが、いずれも年の前半で、後半以降は去年と同じで
安定して勝つけどトップ選手には勝てない、という印象を見せてしまっています。もうひと奮起ほしいところですが。

マレーも当ブログではネタ枠として定着してくれてきています。
やっぱり気楽にいじれる人がいないと記事も書きがいがないですからね。
さしずめマレーは清涼剤といったところ。
まあもちろん、試合の方も全力でやってほしいと思っているわけですが。
あの、開始直後から疲れているかのようなぜえぜえした感じで。

で、あれは演技か、という話ですけど、演技ではないと思います。そこまで狡猾な選手ではないでしょうから。
きっと本当に疲れているんじゃないでしょうか。むしろあの疲れている状態が普通なので、そこそこ動けてしまうと。

マレーはドロップショットをよく拾いますけど、ジョコビッチやナダルがササッと拾うのに対して、
打たれた瞬間、「ぐはっ!」みたいな奇声を上げて猛烈に脱兎のごとく突進していきますね。
もう暑苦しいを通り越して微笑ましくすらあります。またそれでよく拾うなあと感心するんですが、
たまに拾えなかった時の、あの肩に全ての不幸が舞い降りたかのような落胆ぶり。
実に絵になる選手です。

同じ絵になる選手でもジョコビッチやナダルならば勝利の雄たけびを上げているようなシーンでしょうが、
マレーの場合は準優勝のプレートを手にしてハニカミながら来年戻ってくるよ、と語っている時のあの姿、
あれこそがマレーの「絵」です。
ぜえぜえ言いながらジョコビッチのフォアのウィナーを呆然と見送るあの姿、あれがマレーの「絵」です。


  1. URL |
  2. 2016/11/01(火) 12:24:56 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

マレーの「絵」の話、いつものことながら思わず会社で笑ってしまいました。

コメントを読んで、確かにマレーはドロップショット打たれた瞬間の最初のリアクションが、全身をふんだんに使ってビックリを表現するような体の動きをするよなーとふと思い出しました。

ドロップショットの対応だけをみても、マレーと他3人では見た目の必死感が異なるかもしれないですね笑
  1. URL |
  2. 2016/11/01(火) 13:07:30 |
  3. karo #-
  4. [ 編集]

マレーの「絵」は、実によく分かります。

あと苦し紛れにチャレンジを要求するシーンや、長いゲームを取った直後のささやかな幸せをかみしめる小さなガッツポーズも、彼の「絵」だと思います。


対して錦織は、風格ありますよね。動じないというか、あまり表には必死感をにじみ出しません。
その文、負けるときもあっさりすぎるとこもあるのですが。。
  1. URL |
  2. 2016/11/03(木) 01:32:24 |
  3. ATPウォッチャー #-
  4. [ 編集]

例えば「6-4」というスコアでセットを取った時、
ジョコビッチやフェデラーならば危なげなくセットを取ったという感じがほとんどでしょうが
マレーの場合、やたらと走って苦労して取ったというようなことがままあります。
あんなに苦労してた試合なのにスコアで見るとあまり苦戦ではないね、という感じ。
ナダルにも時々そういうのありますが、これは格下と実力が拮抗している
とかいうことではなく、そもそもそういうスタイルなんでしょう。

同じ苦しんでそうな表情ですので、普通のマレーと本当に苦しんでいるマレーとを見分けるのは大変です。
まあ私くらいのベテランになればすぐにわかりますけどね。えへへ。


  1. URL |
  2. 2016/11/04(金) 10:49:23 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ausaga.blog71.fc2.com/tb.php/1023-3191f55b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Au-Saga

Author:Au-Saga

本体へのリンク

男子テニスデータ検証サイト
【レンドル最強説】
【更新履歴】
【ATP】

ブログ内検索

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

FC2カウンター