レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2017年、ウィンブルドンはフェデラーでした。おめでとうございます。

大会通じてチリッチも頑張ったと思います。
しかし、今はフェデラーのことを書かなくてはなりません。

テニス界、今年は凄い年になってます。
皆さんそう思っていませんか?

いや実はね、そうでもないんですよ。
全豪全仏全英と終わり、優勝はフェデラー、ナダル、フェデラーときました。
これ、1905年に全豪が誕生して以来の、長い長いテニスの歴史の中で
最も多く達成されている結果なんです。
つまり最も当たり前の結果が出ているだけなんですね。
そう、大したことないんです。
今年は稀有の、空前絶後の当たり前の年なんです。

さて、というわけでその当たり前の年の
当たり前のウィンブルドンのフェデラーの記録を見てみましょう。

フェデラーはグランドスラム19タイトル、ウィンブルドンは8タイトル目となりました。
もちろんいずれも史上最多です。

グランドスラム勝利数は321勝、ウィンブルドンだけで91勝です。
これがどのくらいの数字かといいますと、錦織の生涯勝利数が328勝なので、
錦織の小さな大会も含めた全ての勝利をフェデラーはグランドスラムだけで賄っていることになります。
また、ウィンブルドンの91勝というのも、今回の決勝の相手であるチリッチが
グランドスラムトータルで94勝というのでなんとなく雰囲気はわかっていただけるかと思います。
チリッチもグランドスラマーですが、他にもカフェルニコフ、フェレーロが99勝、
ナスターゼが97勝、サフィンが95勝、クライチェクが89勝となっていて
並み居る歴々のグランドスラマーの生涯グランドスラム勝利数を
フェデラーはウィンブルドンだけで稼いでいることになるというわけです。
いまいちピンと来なかったらこう考えてみましょう。
彼らも大体10年はトップ選手をやっていると考えていいと思いますが
そうした場合、フェデラーは2年半で同じ結果を出している、とこういうわけです。

また今大会、フェデラーはセットを一つも落とさずに優勝しました。
実はこれ、ウィンブルドン8回目にしてフェデラー初めての経験です。
グランドスラム全体でも2007年の全豪で1度だけありました。
今回で2回目の達成になります。最高に強かった時以来というわけですね(10年ぶり!)。
ここでまだ更なる高みに上ろうというこの状況は一体どういうことなんでしょうか。

因みに今年はナダルも全仏で失セット0の優勝を達成しましたが
グランドスラムで失セット0が年間2つも達成されるのはオープン化後初めてのことです。
(しかもどちらも30歳を超えた選手によってとはこれまたいやはや)

失セット0の優勝というのはナダルは3回やってます。もちろん全て全仏です。
あとはボルグが全仏2回、全英1回の3回やってます。
この2人が記録保持者です。フェデラーはそれに次ぐポジションに居ることになります。

他には1971年全豪のローズウォールと1973年全仏のナスターゼも達成してはいるのですが
前者はドローが少なく、後者は1、2回戦が3セットマッチという変則でした。

ここまで見てお気づきでしょうが全米での達成者がまだ一人もいません。
レンドルが1985年から3連覇したときにいずれも1セットだけ落としているという
いかにもレンドルらしい惜しい記録の持ち方をしていまして
あとはナダルが2010年にやはり1セットだけ落として優勝しているのですが
これが全米の最少失セットであり、失セット0というのはまだありません。

年齢にも触れましょう。
35歳でのウィンブルドン優勝はオープン化後で最年長となります。
全豪はローズウォールの37歳、全仏はヒメノの34歳、全米はローズウォールの35歳が記録で
これに比べるとウィンブルドンの年長記録はずっと若く、アーサー・アッシュの31歳が記録でした。
それに次いで、前回2012年のフェデラーと1969年のレーバーが30歳で2位の記録だったわけですが
まあ、それから5年経っているわけですからね、フェデラー自身によって大幅な記録更新となりました。

単純に考えればローズウォールが優勝しなかった、ただそれだけが原因なんですが
明らかに高年齢優勝がきつそうな全仏のほうが高齢だったという状態になっていたところを、
今回のフェデラーの手によって無事、逆転させることに成功しました。

因みにローズウォールの記録はいずれもグラスコート時代です。
ハードコート時代に限定すれば全豪は今年フェデラーの35歳、
全米は去年のバブリンカの31歳が最高齢ということになります。
(全米は2002年のサンプラスも31歳です誕生月の関係で5か月バブリンカが年長になります)

ま、無い話だと思いますけど、
今年の全米で36歳くらいの人が失セット0で優勝したとすれば、
これまたいろんな記録が塗り替えられていくことになるわけですね。
あ~いや、現実的でない話はやめましょう。

ランキングはどうなるでしょうか。
まだぎりぎりでマレーが1番でしょうかね。
2位以下がナダル、フェデラー、バブリンカ、ジョコビッチ、チリッチという順だと思います。
すいません、はっきりしません、明日の正式発表を待ちましょう。
いずれにしろポイント差はほとんどないはずです。
1000~2000の間にトップ5~6人がひしめき合うんじゃないでしょうか。
バブリンカやチリッチが1位を取る可能性すらあるわけですね。
4強は相変わらずトップに居るというのがまた凄いことではあるのですが
「4強時代」では確実になくなっているのは間違いありません。





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  1. 2017/07/17(月) 01:48:00|
  2. 2017年7月~9月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:18
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コメント

フェデラー、強かったですね。
チリッチも健闘を称えたいと思います。

全米の件ですが、2012年に優勝したのはあの人ですね。ナダルが失セット1で優勝したのはその翌年になります。念のため訂正させていただきます。
  1. URL |
  2. 2017/07/17(月) 02:24:14 |
  3. さくつ #-
  4. [ 編集]

年齢

>管理人様,

釈迦に説法とは思いますが,

>ハードコート時代に限定すれば全豪は今年フェデラーの34歳、

今年の全豪ではフェデラーすでに35歳でした.8月8日で36歳となります.全米が楽しみですね:-)

2014, 2015年とあれほど届かなかったウィンブルドンタイトルもこんなにあっさりと(と言っては相手に失礼でしょうが)届いてしまうものなのですね.風邪を引いていたという情報もあり,調子が安定しないときもあったのかもしれませんが,それでも失セット数0で優勝してしまうとは驚異です.

ハードコートシーズンを楽しみにしたいですが,しっかり休息もとってほしいですね.

  1. URL |
  2. 2017/07/17(月) 02:24:54 |
  3. brunello448 #-
  4. [ 編集]

>さくつ様
>brunello448様

ありがとうございます。
日本時間では真夜中の更新であったにもかかわらず、
早々と修正のコメントをいただきまして、記事のほうも訂正しました。
ナダルは2010年でした。

しかし、私も色々と調べているつもりですがこうも即座にデータの確認をしていただけるとは
当ブログの読者方々の見識の高さには恐れ入る次第であります。
今後ともどうぞよろしくお願いします。



  1. URL |
  2. 2017/07/17(月) 07:52:12 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

決勝は序盤こそ激しい打ち合いがあったものの、1ブレイクしてからほぼワンサイドになりました。

フェデラーが「普通に」優勝してしまったという感じです。
これは完全に普通ではないですね。
数年前のジョコビッチ相手に、年齢をテクニックでカバーしながら喰らい付いていたのが、なんだか嘘のようです。


チリッチも本調子ではなかったのは残念ですが、今後また(全米で日本人の夢を砕いた責任も含めて?笑)頑張ってほしいです。

全米まで36歳が取ったらもう本当に笑うしかないですね。
まさかの20勝。。世代後退。。
  1. URL |
  2. 2017/07/17(月) 08:44:19 |
  3. ATPウォッチャー #-
  4. [ 編集]

フェデラー優勝おめでとー!!
今シーズン前半のハードコートでの優勝ラッシュ、ハレも優勝という状況から、ここ数年の中で1番優勝する可能性が高いだろうなーと頭ではわかっていましたが、十分にわかってはいたんですが、本当にそれが実現するなんて…
なんだかもう信じられません。
皆さんの心配パワーのおかげです笑

今年のウィンブルドンのスケジュール良いですね。決勝の翌日が休みだと、ゆっくり観れるし、終わったあとの余韻に浸る時間も十分にとれました(今日が休みではない方、すみません)。

チリッチは足の豆?が原因で準決勝の途中からうまくプレーできない状況だったみたいですね。まずはゆっくり休んで、得意な全米でまた2014年のときみたいな圧倒的なプレーを見せてほしいと思います。本当にお疲れさまでした。

でも、ファンというものは欲ばりです。
なかなか優勝できない頃は、「どのグランドスラムでも良いからあと1度だけ…」
全豪で優勝したら、「1番似合うウィンブルドンであと1度だけ…」
そして、いま、ウィンブルドン優勝して通算19回の優勝になったら、「20回という夢の記録がみたい…」
この新しい願いも、心配しながら見届けていきたいと思います。

とにかく、しばらくは優勝の余韻に浸ります。
  1. URL |
  2. 2017/07/17(月) 10:00:28 |
  3. karo #vF6dOJDI
  4. [ 編集]

フェデラー優勝おめでとうございます。
ファンとしてこの結果を待ち望んできただけに、優勝した瞬間は自分の事のように涙が出てきました。

管理人様のフラグ立ても効果を発揮したのではないでしょうか。
すでに、全米のフラグも立てていらっしゃるようですがw

今後のフェデラーの動向にますます注目していきたいです。
  1. URL |
  2. 2017/07/17(月) 10:09:54 |
  3. hinoe' #-
  4. [ 編集]

> karo様

最初の1文字から最後の1文字まで、全く同じ気分です!
  1. URL |
  2. 2017/07/17(月) 13:55:44 |
  3. かめ #k0H9quHE
  4. [ 編集]

このサイトを見れば公式発表を見なくてもライブでランキングを見ることができます
http://live-tennis.eu/ja/atp-live-ranking
  1. URL |
  2. 2017/07/17(月) 16:42:49 |
  3. ten #-
  4. [ 編集]

チリッチが痛んでいたとはいえフェデラーも最初は調子悪そうにしていたのを途中から徐々に調子を上げていったのは流石でした。
スライスはナダルも素晴らしいものを持ってますがフェデラーのスライスは達人の領域すら超えてる気もします。
錦織選手以外も通算で320勝前後と言えば他にもバグダティス、シュットラー、クレメン、ソダーリング、フィリポ―シスなどなど
GS準優勝級の実力者が集うほどの数字なんですよねぇ。ソダーリングは病気であまりにも早いフェードアウトだったのが惜しいですが。

  1. URL |
  2. 2017/07/17(月) 19:15:57 |
  3. マルト #-
  4. [ 編集]

ATPウォッチャー様の言う「世代後退」。まさに今これですね。
去年はいよいよ、やっとこさ「世代交代」が少しずつ進んできた!という雰囲気だったはずなのに、おかしいですね。。。笑

そんなことより今はフェデラーの快挙を喜びましょうか。
皆さんおっしゃる通りここ数年よりずっと期待はありましたが、本当にすごいです。
35歳が大会前から「勝つだろう」という雰囲気を出してたのも凄いのですが、実際に勝っちゃうのも、凄いですね。
なんなんでしょうこの人は。管理人さんの言葉を借りると、ごく普通のことが起こっているだけですね。

いやでも、全米は暑いし、一年通してずっと強いなんて事は年齢を考えると、とても心配ですね。いやぁ、とても心配です。

ただ真面目に、ハードコートは得意な選手が多いので、今度こそ本当に波乱にまみれた大会になる期待もあります。
でもまだ考えるのは早いですかね。
  1. URL |
  2. 2017/07/17(月) 22:19:51 |
  3. ふぁぶ #-
  4. [ 編集]

>かめ様

同じ気持ちの方がいてくださり、すごく嬉しいです。
いつもなら憂鬱な週明けですが、今日は非常に良い気分のまま仕事をスタートできています。
来月からまたマスターズや全米が始まりますが、お互いに心配しながら各大会の試合を見ていけたらと思います。
  1. URL |
  2. 2017/07/18(火) 12:26:34 |
  3. karo #vF6dOJDI
  4. [ 編集]

なんとなくコメントは控えてらっしゃるような気もしますが、実際年末No. 1が見えてきてますよね。ナダルは室内では流石にレベルが落ちますから北米ハードシーズンの出来が重要ですし、フェデラーは大会数は絞るでしょうから全米やファイナルも含めてビッグタイトルを如何に取るかでしょうか。直接対決も見逃せませんが残りのシーズンに限るとフェデラーに分がありそうです。勿論どちらも何が起こるかは予想できませんが。
  1. URL |
  2. 2017/07/19(水) 02:35:10 |
  3. ぽーち #-
  4. [ 編集]

> karoさん

やはりGS20勝って思っちゃいますよね(笑)
2013年の不調、2014、2015年のGS決勝でのジョコビッチに対する力負け、
そして2016年の怪我・・・ということで、ジョコビッチにGS優勝回数が
抜かれるかとさえ思っていましたが、いやはや。

欲を言ってしまえば、準決勝でジョコビッチに勝ってGSでの連敗を止めて
欲しかったとか、対戦成績を五分に戻して欲しかったとかもありますが、
言い出すと切りが無いですね・・・(^^;

この先はまだわかりませんが、マレーやジョコビッチクラスのフィジカルを
持つ選手でさえ故障に悩まされることを考えると、スケジュールを自由に
調整できるというのは、我々には想像出来ないほど大きなアドバンテージ
なのかもしれません。
  1. URL |
  2. 2017/07/19(水) 12:26:50 |
  3. ラカン #KTFWzs4k
  4. [ 編集]

皆さまコメントありがとうございます。

ランキングですが、私の計算は少し違っていて4位はジョコビッチでした。
一応ですが4強時代に戻ったということになります。

今年はフェデラーとナダルが大復活を遂げたわけですが、
休息をしっかりと取ればジョコビッチやマレーにだって同じような復活劇を果たす力もあると考えれられなくはないですか?

来年以降、4強はグランドスラム+αくらいにしか出場せず、マスターズは若い選手がバシバシ優勝するけど
グランドスラムは相変わらず新しいチャンピオンが現れない、などということもあり得るかもしれません。


  1. URL |
  2. 2017/07/20(木) 09:03:57 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

優勝( ´∀`)ですね
ただ、こちらのサイトのコメント数が伸びない(フェデラーのグランドスラム優勝の時は凄いコメント数ですもの)のはやはり競った試合ではなかったのと、チリッチが駄目とはいいませんがbig4との決勝ではなかったのが原因かな?と
嬉しいのは嬉しいのですが、少し肩透かしをくらってしまったような
実際3セットの途中、連日の寝不足がたたりあまりの眠気に少し寝てしまいました
2012の決勝や今年の全豪は寝るなんてとんでもなかったです
あまりの強さに勝って当たり前のような気分にさせてくれました
肩透かしなんで贅沢な事を言っていますね
  1. URL |
  2. 2017/07/20(木) 13:11:12 |
  3. さぶ #-
  4. [ 編集]

眠気

> さぶ様

実は私も「フェデラーの試合なら何時でも眠くない」と豪語していたんですが
(実際、2008年の午前6時近くまでやった試合でも全く眠くならなかった)、
今回は試合の最後の方でちょっと眠気が。。。もちろん、もちろん、嬉しいんですよ。
でも、まさかフェデラーの試合で眠気を感じるとは。。。ちょっとショックでした。
幸せな悩みですね。(*^_^*)
  1. URL |
  2. 2017/07/20(木) 22:31:42 |
  3. かめ #k0H9quHE
  4. [ 編集]

私はテニス観戦歴が浅い(12年からです)ので、本命のWB優勝から遠ざかっていること
フェデラーGS優勝慣れしてない世代のひとりですから、今年全豪の経験があっても活きず、最後まで緊張しっぱなしでした
あと14年覚醒チリッチを体験済みというのもあってなのか試合が始まる前は、心臓がどきどきがとまらず
緊張を和らげようとお酒も飲んで待機する具合の小心ぶりでした。
全盛期時代はいつもこんな感じだったのですかね(クレーシーズンに強いあの方を除いて)
ああまたロジャーがいつものように優勝するって感じ…で
いくつかコメントよんでいてその頃から観戦されていた方々が逆に羨ましい限りです。
  1. URL |
  2. 2017/07/21(金) 01:57:08 |
  3. RfRn #-
  4. [ 編集]

コメントありがとうございます。

つまりは最年長優勝であったにも関わらず、それほど圧倒的だったということだったわけですね。
これはこれでまた凄い事です。他のトップ選手たちが思った以上に不安定だったというのもありますが。
ただ今回、終わったから言いますけどジョコビッチと当たってもナダルと当たってもマレーと当たっても
結局勝っていたと感じませんか?まあ終わったから言うんですけどね。

  1. URL |
  2. 2017/07/21(金) 11:56:27 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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