
去年のウィンブルドンを覚えていますか?
3回戦で大ベテランのアガシがナダルと対戦しました。
アガシはこれが最後のウィンブルドンとなり、
一方のナダルは決勝にまで進みました。
これぞ「世代交代」という試合だったと思います。
アガシがデビューを果たしたのは1986年でした。
これはナダルが生まれた年にあたります。
両者のデビュー年と生まれた年が同じ、という程度では、
偶然などではなく、ちょっとした一致にすぎないとも思えます。
しかし遡ってみると、これは奇妙に連鎖した法則になっていることがわかります。
アガシがまだブレイクしたての若い頃、1988-89年の2年連続で、
時の大ベテラン、ジミー・コナーズと全米で対戦しました。
いずれもアガシが勝ちましたが、特に89年はフルセットの攻防で
大会のベストマッチとする声も多く上がりました。
これは当時の新旧アメリカ対決による大きな「世代交代」でした。
コナーズのデビューは1970年。
そしてアガシの生まれは1970年です。
今度はコナーズに行きましょう。
1974年に大ブレイクを果たしGS3大会で優勝したコナーズですが
その時ウィンブルドンと全米で決勝を戦ったのが
時の大ベテラン、ケン・ローズウォールでした。
この時のローズウォールは、どちらの大会においても
未だに破られていない最年長決勝進出記録を樹立したわけですが
同時に決勝ではコナーズのプレーについてゆけずに敗退しました。
これはオープン化後初の大きな世代交代でした。
コナーズの生まれは1952年。
そしてローズウォールは1952年に全豪ジュニアで優勝し
そのままメジャーデビューを果たしています。

ローズウォール、コナーズ、アガシという大ベテランの系譜が
生年とデビュー年という連鎖を介して着実に受け継がれているのです。
これを引き継ぐ最右翼の選手は今のところナダルではないかと思うのですが
果たしてどうなるでしょうか?
また、そうなると既にナダルがデビューした2001年にも
未来のベテラン選手が生まれていることになります。
※補足
実は、この系譜はもう一つ前の世代まで続けられそうかなとも思ったのですが
資料が不足していて断念しました。

戦前から戦後にわたって活躍したオーストラリアの
エイドリアン・クイスト(Adrian Quist)と
ジョン・ブロムウィッチ(John Bromwich)の両選手が
いずれも第2次大戦を挟んで活躍したベテラン選手です。
戦前と戦後の両方でグランドスラムを取っているのは
この2人だけという記録を持っています。
テニス界に残した業績も充分で系譜を繋げるだけの資格は充分に思えました。
まずクイストのほうは1933年の全豪ジュニアチャンピオンで
ローズウォールの生年である1934年に
メジャーデビューしているという可能性があります。
しかしローズウォールデビュー前の1950年に引退しているようで
両者の対戦は恐らく行われていません。
一方、クイストよりも5歳下であるブロムウィッチのほうは
1954年の引退なのでローズウォールと対戦している可能性はあります。
ただ、デビューはローズウォールの生年よりも少し遅いようで、
1935-37年までの3年連続で全豪ジュニアチャンピオンになっています。
両者合わせれば系譜に連なるといえなくもないのですが
いろいろと不確かな部分も多く、「かもしれない」という
可能性を指摘するにとどめておきます。
テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ
- 2007/02/20(火) 10:29:42|
- 雑記
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ナダル、絶対覇王に抵抗する最後の砦として頑張ってもらいたいですね。
ただ、今のままでは大ベテランの系譜を継げないかも、と思ってしまいます。
全力プレースタイル&怪我の多さから、どうしても薄命の恐れが……
ここは一回大きく落ち込んで、数年がかりでじっくりと復帰している間に
省エネスタイルに大変貌! そして真の世代交代戦が始まる……なあんて
シナリオであれば、と。
そのためにも結局、ナダル以外に対抗馬が出て来てくれないことには始まらん!
って結論に達するワケで。
誰かおらぬか? マレーか?! 確変サフィンか?!
私としたことが、これに続く勇者が思い当たらぬ!! ……ホントに。
- URL |
- 2007/02/22(木) 21:49:28 |
- 牧野高知 #pQfpZpjU
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ビキビキ!
「おお、鈴木貴男!」
ないか。
ナダル世代でこれから化ける選手もいるかもしれないですね。
フェデラーがそうであったように20代中盤で。
あるいはまだ見ぬもっと下の選手か。
- URL |
- 2007/02/23(金) 09:22:50 |
- Au-Saga #3/VKSDZ2
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