レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

500勝達成比較

先日フェデラーが500勝を達成しましたが、
過去の選手との記録比較というものを記事にしてみました。

※これは先日ロナウジーニョロニョロ様よりリクエストいただいた内容です。
 ありがとうございました。

これはサイト本体の新記事にしてもいい位だとも思ったのですが
以下の理由によりブログ上の記述にとどめることにしました。

当サイトで独自に集計しているデータは、データに関する注意点にもあるとおり、
ATPやITFからデータを抜き出した独自の数字を使用しています。
ただし、ある時点での勝数を出すようなデータの集め方をしていないため
残念ながら今回の企画には使用できませんでした。
そのため、今回はATPの記録に基づいて集計を行いました。
当サイトの収集データとは多少のずれがありますが、
数試合の誤差に過ぎないのでデータの比較に大きな問題はないと思います。

比較選手は、フェデラーと過去の10名です。
表中に達成日やデビュー日の日付が書かれていますが
これは当日ではなく、そのトーナメントの開始日となります。

では、以下にいくつか比較表を用意したので順に見ていきましょう。



主な500勝達成選手
名前生年達成日デビュー初勝利
コナーズ1952/09/021978/01/201970/08/231970/08/23
ビラス1952/08/171979/03/191969/11/111969/11/11
ボルグ1956/06/061980/04/221971/11/011972/04/16
マッケンロー1959/02/161984/03/051976/08/231976/08/23
レンドル1960/03/071985/02/041978/05/291978/09/25
ビランデル1964/08/221990/01/151980/07/141980/07/14
エドバーグ1966/01/191991/07/291982/09/201983/04/18
ベッカー1967/11/221993/05/101983/10/241984/04/09
サンプラス1971/08/121996/11/191988/02/221988/02/29
アガシ1970/04/291998/06/221986/02/241986/08/04
フェデラー1981/08/082007/04/151998/06/061998/09/28

これが今回の比較選手11名(フェデラー+10名)です。
以下に項目ごとに比較していきましょう。


500勝達成時の勝率
No名前敗戦数達成勝率達成日
1コナーズ9284.46%1978/01/20
2マッケンロー9683.89%1984/03/05
3ボルグ9883.61%1980/04/22
4レンドル11081.97%1985/02/04
5ベッカー12480.13%1993/05/10
6ビラス12879.62%1979/03/19
 フェデラー12879.62%2007/04/15
8サンプラス13978.25%1996/11/19
9ビランデル14277.88%1990/01/15
10エドバーグ14377.76%1991/07/29
11アガシ16675.08%1998/06/22

500勝達成時点の勝率、すなわち負け数の少なさです。
当サイトのデータ集計ではおなじみのビッグ4が
ここでも上位を占めることになりました。
1位は脅威の勝率をはじき出したコナーズでした。
コナーズは更にこの後700勝(!)します。
キャリア半ばですらなく全盛期真っ只中だったわけで納得の1位でしょう。
集計前はボルグかマッケンローが1位だと思いましたが、
両者はそれぞれ3位と2位でした。3位までが100敗未満です。
表中最下位のアガシは、
最晩年に力を発揮したのでこの位置も止む無しと感じましたが
同タイプと思われたレンドルが4位につけているのが少々意外でした。
他には5位のベッカーが勝率80%を超える大健闘をみせています。
若い頃の活躍の印象が強烈なので納得といえますが、
それでもサンプラスを凌いでいるとは思いませんでした。
フェデラーはビラスと同率の6位タイでした。
ここ数年は急激な伸びをみせているフェデラーですが、
ブレークまでやや時間がかかったのが影響した形になるでしょうか。


生涯勝率との差
No名前達成勝率生涯勝率
1アガシ75.08%76.05%+0.97%
2フェデラー79.62%79.62% 0.00%
3レンドル81.97%81.52%-0.45%
4サンプラス78.25%77.44%-0.81%
5ボルグ83.61%82.27%-1.34%
6マッケンロー83.89%81.44%-2.45%
7エドバーグ77.76%74.91%-2.85%
8ビラス79.62%76.51%-3.11%
9ベッカー80.13%76.91%-3.22%
10コナーズ84.46%80.83%-3.63%
11ビランデル77.88%72.01%-5.87%

500勝達成時点での勝率と生涯勝率との差を比較してみました。
(※500勝勝率はATP、生涯勝率は当サイトのデータという違いがあります)
フェデラーは、もちろん現在のデータなので同じ数字です。
基本的にキャリアの最後に勝率が落ちるのでマイナスになるのが普通なのですが
1位アガシに関しては「+0.97%」という恐るべきデータが弾き出されています。
これはもうテニス界の脅威ともいえるでしょう。
アガシは前の表では最下位でしたが、
それでは片付けられない凄さがあるのだということがわかります。
レンドルも500勝がキャリアの丁度半分ということで、
最後までほとんど勝率が変わってないのはさすがです。
またサンプラスも、このクラスとしては
決して生涯勝率の高い選手ではありませんでしたが
最後まで同じ強さを持続し続けた選手だったことが分かります。
下がり幅の最も大きいのは「-5.87%」のビランデルです。
全盛期を過ぎていた時期に余韻で達成した状態なので
止むを得ないとも言えるのですが少々下がりすぎには思います。
下から2番目はコナーズですが、
こちらに関しては500勝達成から18年もの間現役を続けての数字であり
また生涯80%をきらなかったことも含めて逆に凄いとしか言えません。


達成年齢
No名前敗戦数達成勝率生年達成日年齢
1ボルグ9883.61%1956/06/061980/04/2223歳10ヶ月
2レンドル11081.97%1960/03/071985/02/0424歳10ヶ月
3マッケンロー9683.89%1959/02/161984/03/0525歳
4サンプラス13978.25%1971/08/121996/11/1925歳 3ヶ月
5コナーズ9284.46%1952/09/021978/01/2025歳 4ヶ月
6ビランデル14277.88%1964/08/221990/01/1525歳 4ヶ月
7ベッカー12480.13%1967/11/221993/05/1025歳 5ヶ月
8エドバーグ14377.76%1966/01/191991/07/2925歳 6ヶ月
9フェデラー12879.62%1981/08/082007/04/1525歳 8ヶ月
10ビラス12879.62%1952/08/171979/03/1926歳 7ヶ月
11アガシ16675.08%1970/04/291998/06/2228歳 1ヶ月

500勝達成時点の年齢です。
さすがのボルグが2位に1年もの差をつけての貫禄の1位でした。
ボルグのデビューは実に15歳のときであり、そして引退は25歳のときでした。
その急ぎ足のキャリアは、他の選手と時間軸のずれを感じさせます。
その他、ほとんどの選手は25歳前後で達成しています。
当サイトでも度々取り上げていますが、
やはり25歳というのがデータを見る上でキーになってくる年齢のようです。
フェデラーは25歳集団の中で最も下に位置しています。
決して早熟の選手でなかったことが分かります。
因みにコナーズとビランデルが同じ25歳4ヶ月ですが、
日数の差でコナーズが上になっています。


デビューからの達成日時
No名前敗戦数達成勝率達成日デビュー初勝利期間
1レンドル11081.97%1985/02/041978/05/291978/09/25 6年 8ヶ月
2コナーズ9284.46%1978/01/201970/08/231970/08/23 7年 4ヶ月
3マッケンロー9683.89%1984/03/051976/08/231976/08/23 7年 6ヶ月
4ボルグ9883.61%1980/04/221971/11/011972/04/16 8年 5ヶ月
5サンプラス13978.25%1996/11/191988/02/221988/02/29 8年 8ヶ月
6エドバーグ14377.76%1991/07/291982/09/201983/04/18 8年10ヶ月
 フェデラー12879.62%2007/04/151998/06/061998/09/28 8年10ヶ月
8ビラス12879.62%1979/03/191969/11/111969/11/11 9年 4ヶ月
9ビランデル14277.88%1990/01/151980/07/141980/07/14 9年 6ヶ月
10ベッカー12480.13%1993/05/101983/10/241984/04/09 9年 6ヶ月
11アガシ16675.08%1998/06/221986/02/241986/08/0412年 3ヶ月

デビューから500勝達成までにかかった日数です。
レンドルが1位という少々驚きの結果になりました。
レンドルはキャリア終盤のほうが強いというイメージがあるのですが、
考えてみれば若い頃から多くの試合をこなして勝っていたので
改めてデータを見せられると納得といったところです。
その他、ビッグ4が上位を占め
5位にサンプラスという点はほぼ順当といえるでしょう。
ビランデルとベッカーが同じ9年6ヶ月ですが日数の差でビランデルが上、
フェデラーとエドバーグはどちらも8年10ヶ月で日数も同じなので同順位となっています。


全体的にフェデラーはこれらトップ選手の中あって、
中ほどに位置する選手であることがわかりました。
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  1. 2007/05/07(月) 15:36:21|
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コメント

編集後記

かなり面白い企画でした。
改めてリクエストいただいたことに御礼申し上げます。
正直、サイト本体の記事としたかったです。

今回の集計に当たって改めて発覚した事実がありました。
うすうす気付いてはいたのですが、年々ATPの記録、特に古い記録が変化しているのです。
例えば、以前集計したとき(つまり当サイトのメインデータを作成したとき)には
ATPのコナーズの勝利数が1220でしたが、現在は1225になっております。
この新しい「5」という僅かだけど無視できない差異は、
既にITFのほうでカバーできているデータかもしないですが、
もちろんそうでないデータかもしれません。
それらを再確認するためにも、一度、特に古い選手について
データの再集計する必要がある気がしています。

欲を言えば、今回のようなリクエストにも対応できる
もっと集計しやいデータにしたいし、
各選手の年度別データなども確認できるようにできれば尚良いと思います。
これは困難を極める作業なのですが、せめて主要選手だけでもと感じます。

いずれ再集計ができた時には、
今回の企画を本体の記事として転載することになるかもしれません。
  1. URL |
  2. 2007/05/07(月) 15:36:44 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

ありがとうございます!

Au-sagaさま
 事細かに調べて頂き、誠にありがとうございます。Au-sagaさまのエネルギーと情熱にはただただ感服するばかりで本当に頭が下がります。
 ただ、細かいことを言わせていただくとすれば、フェデラーの128敗目はモンテカルロの決勝でナダルに喫したもので、それ以前に500勝を達成しているので「127敗」とすべきではないでしょうか?(尤も、500勝を達成したトーナメントの終了時を基準にしていると言われればそれまでですが・・・)
 あと、比較対象の10人はオープン化以降デビューで勝率のいい10人をセレクトなさったと解釈致しますが、例えばマイケル・チャンなどは500勝達成時、勝率はともかく、年齢だけで見れば、かなり若い年齢ではなかったか、という気がしますがいかがでしょう(多分、25歳になって間もないという頃)?
 

  改めて“収集データ”を見てみると500勝以上の選手が多いことがわかりました。B・ギルバートやA・ゴメスなどどちらかといえば地味な印象の選手も500以上勝っているのはさすが、という感じですが、逆に言えば、歴史に残る真のチャンピオンを目指す選手にとっては500勝からが本当のスタートなのかもしれません。
 他に500勝以上の選手で驚いたのは、レンドルを語る上で、ある意味外せないW・フィバックです。かつてレンドルのダブルスパートナー(後にレンドルのコーチも務めたという気がしますが、間違っていたらゴメンなさい)でしたが、この選手、実はシングルスダブルス両方で500勝以上挙げている大選手なんですね。シングルスダブルス両方で500勝以上という選手はJ・マッケンローやS・スミスなど数人しかいないので、これはこれで大偉業だと思います。
  1. URL |
  2. 2007/05/09(水) 01:07:58 |
  3. ロナウジーニョロニョロ #m2SnQX12
  4. [ 編集]

ロナウジーニョロニョロ様

今回はリクエストありがとうございました。

ご指摘のとおり、フェデラーは127敗としなければいけませんでした。
それで計算すると「79.74%」と少しだけ勝率が上がることになります。

本当は500勝以上の全選手を対象としたかったのですが
全てが1からの再集計だったため、とりあえず10名で区切らせていただきました。
イバニセビッチやムスターなど600勝以上の選手も他にまだまだいますし、
逆にフェレイラのように緩やかに達成したと思われる選手にも興味があります。
また、ナダルも200勝を達成していますがこれも歴代の好位置にいるのではないかという気がします。
それら今回盛り込めなかった部分を、機会があれば是非またやってみたいと思います。

名前を挙げていただいたフィバックですが、
ことあるごとにレンドルが仲の良い選手として名前を出していたのを思い出します。
ダブルスというのは当サイトではほとんど取り上げてない部分なので
そのような活躍をしていたとは驚きでした。


※因みにチャンについて追加で調べてみました。
達成 1997年2月22日
勝率 73.53%(180敗)
年齢 25歳1ヶ月
デビューからは9年1ヶ月でした。

勝率はあまり高くないですがデビューが早かったということもあり、
年齢に関しては25歳1ヶ月という中々の好記録でした。

こういう記録を見てしまうと、先の10人では足りず、
他の選手もどんどん気になってきてしまいますね。
  1. URL |
  2. 2007/05/10(木) 11:13:24 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

チャンの500勝

>達成 1997年2月22日
>勝率 73.53%(180敗)
>年齢 25歳1ヶ月
>デビューからは9年1ヶ月でした。

へー、チャンはかなり早かったのですね。
チャンの生涯成績は 661勝 312敗ですから(↓便利!)
http://www.jouhoumou.net/~au-saga/lendl/alldata.html

31歳の引退までの6年間は、161勝 132敗 (54.9%)と、
ガクッと力が落ちてしまったようです。(足で拾うタイプだからやむを得ませんが)
ますます25歳ターニングポイント説が真実味を増してきますね。
ナダフェデがどうなるのかも、目が離せないところです。
  1. URL |
  2. 2007/05/10(木) 13:11:58 |
  3. 牧野高知 #pQfpZpjU
  4. [ 編集]

牧野様

フェデラーはともかくとしても
ナダルが30近くになってどういうプレーをしているのか見当が付かないですね。
アガシ的な要素も持っていそうですが、同時にヒューイット的な要素もありそうな気がするので。
同じ世代でもあとから登場してきたジョコビッチのほうが
5年後には強くなってるなんてこともありうるでしょうか。
  1. URL |
  2. 2007/05/11(金) 09:08:41 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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