レンドル最強説&フェデラー最強説blog

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2008年の3強、その2:フェデラー

federer-7a.jpg
今年はフェデラーにとって苦悩の年でした。
年間成績は、66勝15敗(81.48%)タイトル数「4」
これはランキング1位となった2004年以降ではもちろんのこと
7タイトルを取り勝率82%を記録したその前年2003年すら上回れておらず
近年では最低の数字です。

ジョコビッチには僅かに10pt差にまで詰め寄られており
来年は年初からいきなりランキング2位争いが勃発するという
予断を許さない状況でシーズンが終了しました。

いかなフェデラーといえども「25歳ピーク論」に直撃されてしまったことになります。
今年フェデラーは27歳ですが、勝率は去年から落ちており、
80%を辛うじてキープしているものの
3年連続90%を達成していた2004-06までの強さは影を潜めています。

良いほうに考えれば、
これほどまでの不調であるにも関わらずまだ2位をキープしているということや、
僅か4つのタイトルの中にもしっかりとグランドスラムが含まれていることなどで
何だかんだでさすがといえる部分があるのは事実です。

ただ、フェデラーといえば現人神、生ける伝説的な存在であったので
このような普通の強い選手程度の成績では力の落ち加減にばかり
目が行ってしまうのも止むを得ないところでしょう。

当サイトのお決まりの話題で恐縮ですが
今年のフェデラーはちょうど1988年のレンドルと印象がかぶります。

fed-04.jpg lendl-3b.jpg

この年のレンドルは怪我のために度々欠場を強いられ、
41勝7敗(85.41%)タイトル数「3」と成績も振るわず、
最後にはビランデルに1位を明け渡すなど今年のフェデラー以上に低迷しました。
年齢は28歳、今年のフェデラーより1つ上でした。

しかし、レンドルはここから巻き返し、
翌89年に年初の全豪で優勝してすぐさま1位を座を奪還すると
そこからまた1年半ランキング1位を死守するに至りました。

フェデラーとレンドルはキャリアで重なる部分が多いので
89年の巻き返しを今度はフェデラーが再現してくれるのではないか
という淡い期待もあります。
ただ、フェデラーのほうが状況が厳しいのも事実です。

例えば、この年レンドルは怪我のため10大会にしか出ませんでしたが
ベスト4に進出できなかった大会は僅かの「3」でした。
優勝はせずともしっかりとランキングポイントを稼いでいたことになります。
一方フェデラーは19大会のうちベスト4に進出できなかった大会は「8」もありました。
早期敗退しないのがフェデラーの特徴だったのですがそれが崩れていることになります。

また周りの選手との関係もフェデラーの状況を厳しくしています。
レンドルは大会数、優勝数が少なかったにも関わらず、
グランドスラム3つを制したビランデルとはそれほどポイント差がありませんでした。
加えて翌年に26歳(ここ注目!)のビランデルが急激に力を落としたので
全豪で難なく引っくり返すことができました。
対戦成績でレンドルがビランデルを苦手としていなかったのも
自信喪失に歯止めをかけたことでしょう。

一方フェデラーとナダルの関係はこうはいきません。
一応ポイントの上ではナダルが早期敗退しフェデラーが優勝すれば
来年の全豪で1位に返り咲くことは可能です。
しかし22歳のナダルが来年いきなりビランデルのようになってしまうでしょうか。
またフェデラーのナダル戦に対する意識は
レンドルvsビランデルのものとは明らかに違うでしょう。

そしてもう1つ、ジョコビッチの存在があります。
フェデラーはナダルを捉える前にジョコビッチを振り払わなければなりません。

今年の全豪時点では、ポイント計算上はナダルが1位になる可能性があったものの
「今のテニス界でフェデラーが2位ということがあっていいのか」
などといわれていたものでした。
それが、来年の全豪では3位に落ちる心配をすることになるとは、
僅か1年で状況というのは大きく変化するものなんですね。
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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2008/11/20(木) 10:53:08|
  2. 過去の記録
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

フェデラーの来年の成績は全豪の結果次第のような気がします。今年の成績は過去に比べれば低調でしたが、プレーの質自体は落ちてないと思うので、全豪で勝って勢いさえつけば大丈夫だと勝ってに思ってます。しかし、負けたら今年のような成績になるかも?周りに何言われるかわかりませんし…、精神的に強いフェデラーといえど苦しむことに。あとは、ナダルを筆頭にしたジョコやマレーなどの世代にどう対処するかですね。この世代は成長株で気後れすることなく、ガンガン立ち向かってくると思うので。長文になってすいません。
  1. URL |
  2. 2008/11/20(木) 18:37:53 |
  3. junkie #-
  4. [ 編集]

 フェデラーの全盛期のプレーを見ると圧倒的にゲームを支配している様子が見られましたが、最近ではフェデラーも長いラリーや、フルセットマッチが多いように感じます。
 以前は圧倒的過ぎたために、次の試合に疲れがあまり残らなかったのに対し、今は接戦続きとなると、急に勝てなくなってくる事もありえるのではないでしょうか。

 また、RRの話ですが、シモンとフェデラーの試合では、シモンのディフェンス能力が光っており非常に楽しめました。
  1. URL |
  2. 2008/11/21(金) 16:31:48 |
  3. のーぱー #6urEx/7U
  4. [ 編集]

コメントありがとうございます

フェデラーは元々は競ったゲームを必ずものにするというスタイルでNo.1になりました。
その後の絶対王者時代は誰も寄せ付けないほどの強さで他を圧倒していました。

その、絶対時代があまりに長く強烈だったためか、
以前の競った試合での強さが今年は全く感じられませんでしたね。

そういった意味で不安もあるのですが、
実は相変わらずの万能ぶりも見せてくれていました。

今年のフェデラーは4タイトルでしたが、
その全てが違うコート種類だったことは意外に見落としがちなポイントです。

一応全米とバーゼルは共にハードコートですが
近年はインドアハードがかつてのカーペットにとって代わるようになっているので
アウトドアの全米とインドアのバーゼルここでは別のコートとして扱ってみます。

ナダルはフェデラーの倍の8タイトルを取りましたが
ハード×3、クレー×3、グラス×2、インドア×0
とインドアにタイトルがなく
ジョコビッチはフェデラーと同じ4タイトル数で
ハード×2、クレー×1、グラス×0、インドア×1
とグラスのタイトルがありませんでした。

大きなタイトルがなければ意味が無いといえばそれまでですが
フェデラーにはどこでも戦えるという利点が生きていると思います。
というわけであとは純粋に本人のコンディションということになるんでしょうか。
来年のたまえにもオフシーズンはしっかり休養して欲しいと思います。
  1. URL |
  2. 2008/11/25(火) 10:07:43 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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