レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

フェデラーのグランドスラムについて

federer-2a.jpg sampras-1a.jpg
フェデラーのグランドスラム獲得はサンプラスと並ぶ14個目となりました。
サンプラスが生涯最後の52大会目で達成したのに対し
フェデラーはそれよりずっと少ない40大会目での達成でした。
内訳としてはサンプラスはウィンブルドンが2回多く、
その分を全豪と全仏に一つずつ割り振ればフェデラーの回数となります。
全米は5回で両者とも同じ数字です。

フェデラーは2003年の初タイトルから7年をかけての達成でした。
一方のサンプラスは1990年から2002年まで実に13年を要しています。
フェデラーのタイトルが短期間での猛ラッシュであったことがわかりますが、
同時にフェデラーが若いときはタイトルと縁がなかったということを表しています。

fed-04.jpg agassi-6a.jpg
さて、今回フェデラーはアガシとも並んだことになります。
生涯グランドスラマーは史上6人目ですがオープン化後では3人目となり、
全豪と全米がハードコートで行われるようになってから、
すなわち全てのコートが別の種類になってからということになると
アガシとフェデラーの2人しかいません。

フェデラーが14回目で生涯グランドスラムを達成したのに対し、アガシは4回目での達成でした。
つまり当時のアガシはそれぞれ1大会ずつしか取ってなかったのです。
物凄く効率的な達成だったことになります。
ただし、どちらも全仏は11回目のチャレンジでの優勝ということでここは共通しています。

フェデラーの生涯グランドスラムは1999年のアガシの達成以来ちょうど10年後のことでした。
オープン化後初の年間グランドスラムがレーバーの1969年ですから
末尾9の年には何かが起こるんでしょうか。

lendl-2b.jpg
そう考えると1989年のレンドルはウィンブルドンに勝ってなきゃいけなかったんですよね。
なんとも残念ですが、まあそこがレンドルなんですけど。
フェデラー以前にレンドルが持っていたグランドスラム10大会連続ベスト4というのは
誰にも破られない圧倒的な記録だったのですが(なにせそのときの2位が6大会でそれまたレンドルでした)
フェデラーは今大会で20大会連続、レンドルのダブルスコアというとんでもない記録を作ってしまいました。

federer-5a.jpg laver-4a.jpg
最後にレーバーとの比較をしておきましょう。
今後フェデラーが記録を伸ばしていくに際し、
唯一比較対象となりうる選手がレーバーだからです。

レーバーのグランドスラムは11個ですが、これは数字だけを単純比較するわけにはいきません。
詳細は当サイトのレーバー最強説レーバーvsローズウォールに詳しいですが(特に後者)
簡単に言うと、レーバーは25歳~29歳までの全盛期ともいえる5年間で
グランドスラムに出場していなかったのです。
明確な比較は不可能ということにはなるのでしょうが
レーバーvsフェデラーという図式は今後出て来るものと思います。

レーバーには2度の年間グランドスラム達成があります。
これは現時点でフェデラーと決定的な違いといえる部分です。
最初のものはその価値が疑問視される場合もありますが、
2度目のものは紛れもなく最高の栄誉と言っていいでしょう。

しかしレーバーの年間グランドスラムを絶対視しない意見もあります。
当時のグランドスラムはグラスコート3つとクレーコート1つであり、
ハードコートでの開催がありませんでした。
現在のように4つ全てが違うコートではなかったので
今よりは勝ちやすかったはずだというのがそれです。

これはグランドスラムのみでテニスを語るには間違いではないといえるのですが
レーバー最強論そのものを挫くには適切とはいえません。
1969年にレーバーが年間グランドスラムを達成したとき、
その他も含めて年間18大会も優勝しているのですが
コートの内訳は、グラス3、クレー2、ハード5、カーペット8というものだったのです。

これは驚きの結果ではないですか?
グラスとクレーだけだからレーバーは最強ではないというのが否定論の特徴だったのに
実はハードとカーペットでのほうが結果を出していたのですから。
改めてグランドスラムだけでテニスを語ることの問題が浮き彫りになってきます。

今後一般にはここまで細かくデータ検証がされていくことはないでしょう。
あくまでもグランドスラムでの両者の成績が比較されていくことと思います。
しかし、当サイトを読んでいる方には単純ではないデータが裏に隠されているのだということを
頭の片隅に入れておいてもらえれば嬉しい限りです。

それでも尚、今後フェデラーが現在の4種類のコートで年間グランドスラムを達成したなら、
その時はレーバーの記録を超えたと評価されてもおかしくないのではないかと思います。
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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2009/06/09(火) 13:56:32|
  2. 2009年4~6月
  3. | トラックバック:3
  4. | コメント:7
<<2009年ウィンブルドンでのランキング争い | ホーム | フェデラー生涯グランドスラム達成>>

コメント

今大会はまさに歴史的な結果となりましたね。
まさかまさかのナダル敗退で、年齢的にもここを逃したら他は無い!
というチャンスをモノにするところが流石フェデラー。
この先サンプラスの記録も超えたら、本当に比較対象は
「レーバーの時代に今のルールだったら」「コナーズが全仏出場停止で無かったら」
「ボルグが現役を続けていたら」などなど、ifの相手しか見あたりませんね。

今後は当然、1位の奪回・1位在位週記録の更新・ナダルへの直接リベンジ・
年間グランドスラム等々期待したいのですが、↓このコメントを見ると……

「目標としてきたことは、すべて達成した。
これからはもっとリラックスしてテニス人生を続けることができる。」

最大の敵はモチベーションのように思えますね。
まだまだ燃え尽きちゃわないで欲しいです。
  1. URL |
  2. 2009/06/09(火) 20:49:23 |
  3. 牧野高知 #pQfpZpjU
  4. [ 編集]

アガシにあってフェデラーにまだ足りないもの

Au-sagaさま

  それは、オリンピックの金メダル。
  
  歴史的超大偉業を達成したばかりでお疲れのフェデラーにケチをつけるわけでは決してありませんが、アガシはグランドスラムに加えて金メダルも獲得しています。フェデラーはダブルスでは金メダルを獲っていますけど。

  まあ、金メダルはグランドスラムタイトルに比べれば、価値は少々下がるのかもしれませんが、長期的目標としてアガシに次ぐ「生涯ゴールデンスラマー」を目指してほしいですね。フェデラーほどの偉大な選手にはここまで来たら金メダルも獲っておいてほしいですし、もし獲れなかったら彼もキャリアを終えた後に後悔するかもしれません。ちょうどロンドンオリンピックはウィンブルドンが会場に予定されているのでチャンスが大きいかもしれません。年齢的な問題が心配ではありますが。
  
  一方で、ナダルもゴールデンスラムに王手をかけています。ナダルの方が先に、しかも3回もチャンスがありますねえ・・・。

  ところで、アガシはかみさんのグラフと夫婦揃ってゴールデンスラマーですね。しかも2人とも同様に、グランドスラムは効率的に達成しました。グラフは年間ですから凄すぎでしたけど。
  1. URL |
  2. 2009/06/10(水) 01:36:40 |
  3. ロナウジーニョロニョロ #m2SnQX12
  4. [ 編集]

>牧野様

ifの相手との勝負というと色々な考えが広がります。
私のようなマニアックなファンにはもってこいの妄想の世界です。
もしもサフィンが全部の試合でヤバかったら
もしもヒューイットがカルロビッチのサーブを持ってたら・・・
ん、すいません。とたんに陳腐になっちゃいました。

書き込みいただいたフェデラーのコメントは気になります。
もうNo.1に返り咲く気はないのかな。
でも、試合後のコメントは穏やか、試合前のコメントは挑発的、というのは、
皆さんも良くご存知のフェデラーの姿であるわけですから
今の嬉しい気持ちを率直に言っただけかもしれません。
なにはともあれウィンブルドンの戦いを観てみたみましょう。


>ロナウジーニョロニョロ

オリンピックの捉え方は難しいですが、
テニスの枠を超えたスポーツの祭典ということならば、
今となってはグランドスラムよりもは欲しいと思うかも知れないですね。
ただ、同時にダブルスの獲得でも十分という思いもあるかも知れないです。
なんとも判断が難しいところです。

ナダルは確かに全米でゴールデンスラム達成となりますが
まだ年末マスターズの優勝がありません。
そこをクリアしなければ最高の栄誉は与えにくいと個人的には考えています。
それでもチャンスが何度もあることには変わりないのですが。

アガシとグラフはそれぞれ男女で唯一のゴールデンスラマーですね。
これは別格に凄いことです。ただ、アガシの場合は
サンプラスもクーリエもチャンもマーチンも不在の中での金メダルでした。
オリンピックは国別ですので仕方の無いことですが、当時の勢力図を考えると
アメリカ選手の出場制限には大会規模としての疑問も皆無ではありませんでした。
その点、もしもフェデラーが過去二回で取っていたら、という考えになります。
やっぱり結局はifの世界になってしまいますね。

次回のロンドンの時にもフェデラーはまだ現役だと思いますので
多少気長にはなりますがifでない大会の実現を待ちましょう。
  1. URL |
  2. 2009/06/10(水) 10:21:19 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

ボルグの呪い?

初めまして。ナダルが5連覇できなかった今年の全仏。くよくよ考えていましたが、2008のWBとあわせて考えるとまったく別のかたちが見えてきます。2008WBはフェデラーが(ナダルに負けたことで)ボルグの5連覇を超えることができなかった大会、2009FOはナダルが(フェデラーが優勝して)ボルグの4連覇を抜き去ることができなかった大会ということになります。ボルグはナダルに勝ったソデルリングにぼくの記録が破られるのを止めてくれてありがとうとメール(?)を送ったそうです。自分の記録がどちらも破られることがなくて喜んでいるんですね。そしてボルグは1956年6月6日生まれ(朝の6時に生まれたかどうかはわからないですが)。6.6.6といえば。。。これはもう偶然とは思えません。ボルグはどんな魔術を使ったのかわかりませんが、ふつうには考えられないなにかの大きな力が働いていたのではないでしょうか。
  1. URL |
  2. 2009/06/10(水) 11:58:47 |
  3. lili #-
  4. [ 編集]

lili様

ボルグ呪術説ありがとうございます。
奇しくも両者ともボルグの記録を抜けませんでしたね。
ボルグが現役時代から術のおかげで勝ってたかどうかはわかりませんが
改めてボルグという選手が如何に凄かったかがわかります。
  1. URL |
  2. 2009/06/11(木) 15:55:19 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

クレーだとバックの高い打点にボールを集められて不利だと言われる片手バックですが、レンドル、コスタ、クエルテン、ガウディオそしてフェデラーと全仏チャンピオンには意外と片手バック多いような気がします。



活躍したゴンザレスもハースも片手バックだし…

そういうわけでフランス四銃士ではガスケに期待してます。
  1. URL |
  2. 2009/06/12(金) 22:21:52 |
  3. マックスサフィン #-
  4. [ 編集]

マックスサフィン様

昔からバックを中心に攻める組み立てというのは行われていましたが、
片手打ちバックの不利が特に大きく取り上げられるようになったのはスピード化した現代テニスの、
それもフェデラーの成績によってもたらされた部分は大きいかもしれませんね。
今回の優勝でまた評価も変わるかもしれません。

フランス選手はノアにしろルコントにしろ全仏で決勝に行った選手は皆片手打ちバックでした。
その後は両手打ちの選手が増えましたが、まだ決勝到達者はいなかったと思います。
その意味でガスケは地元ファイナリストの系譜を受け継いでいることになりますね。
ただ、今疑いをかけられているコカイン使用問題が心配です。
  1. URL |
  2. 2009/06/15(月) 11:14:37 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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