レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

フェデラーのネットプレー in 2011 part2

前記事のコメントを受けての記事です。

皆様
色々と熱い意見交換ありがとうございます。

今年の全豪で、
フェデラーのネットプレーが明らかに増えていたことがわかったわけですが
実際に私はフェデラーの試合を殆ど観ておりませんで
それに気付かなかったという不覚があります。

きちんと観た試合は、唯一あまりネットに出なかったジョコビッチ戦であり
他の試合はダイジェストでしか確認をしませんでした。
しっかり観ていればプレーの印象の違いも認識できたのかもしれません。

それにしてもネットダッシュ20%というのはかなり多いと思います。

仮に必ずサーブ&ボレーを仕掛ける選手であっても
リターン時はネットの回数がぐんと減りますし
サーブの時だってウィナーやダブルフォルトではカウントされないでしょうから
最大でも50%程度なのではないかと思います。

フェデラーは平均で20%ですが、中でもバブリンカ戦は24%と最大でした。
面白いのは、サーブの最高速はバブリンカの方が速いのに(214km/hと207km/h)
1st&2ndサーブ共に平均速度はフェデラーのほうが上という点です。
1st:184km/hと188km/h
2nd:144km/hと156km/h

2ndサーブは12km/hもの差があります。
試合自体を観ていないのでサービスダッシュをどの程度しかけていたかはわからないのですが
サーブの平均速度をあげるというのはサーブ&ボレーヤーの条件ですので
フェデラーは元々その素質はありますし、
今大会でも少なくともバブリンカ戦ではその徴候が見られたことになります。

もっとも、初戦のラコ戦は逆にフェデラーのほうが最高速は速く、
1st平均の速度は下だったので、正にこれこそがフェデラーだ、と断言するまでには至らないのですが
2ndサーブの平均速度に関しては全豪の6戦全てで対戦相手よりもフェデラーが上という数字が出ています。

2ndサーブといえば、何と言ってもサンプラスやエドバーグが思い出されます。
歴史上のネットの名手です。

ネットダッシュには色々とパターンがありますが
中でもサービスダッシュというのは重要なオプションと言えます。

以前フェデラーが何故サービスダッシュを多用しないのかと尋ねられ
「自分のサーブで、必ずサービスダッシュをするというのはちょっとね」
と答えたように、サーブは課題の一つだ本人も考えていると思います。
今後のネットへの意識変化がどのようになるか
サーブに注目してみるのも面白いかもしれません。

ただ、実のことを言えば、
テニス界のネットプレーの復権を望みたい、ということであれば
フェデラーではなく新しい選手に頼るほうが自然ではあるのです。

既にプレーを確立し、頂点にまで上り詰めた選手に
何でもかんでも押し付けるのも期待のしすぎかなと思い直しました。

もちろんフェデラー自身は
あくまでも自己のプレーの幅を拡げるために取り組んでいるに過ぎないとは思うのですが
ついついテニス界を背負っている雰囲気を期待してしまっている自分がいるのは
どうもいけないことだなあと思っております。

晩年にプレーを改善するのはよくあります。
チルデンは40を過ぎて新しいストロークを開発していますし
レンドルは30を超えてからライジングショットを身に付けました。
ヘンマンは晩年になってからウィンブルドンでもサービスダッシュを多用しなくなりました。
これらのプレーオプションの開発も、する選手としない選手がいますし
挑戦しても成功しなかった選手も多くいることでしょう。
フェデラーの場合どうなるのでしょうか。
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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2011/02/22(火) 09:58:46|
  2. 過去の記録
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8
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コメント

スーパーマリオ…もといマリオ・アンチッチが26歳の若さで引退

こんばんは。

記事の内容と関係のない話題で申し訳ないのですが、アンチッチが現役引退を表明しました。まだ26歳ということは、フェデラーより年下なんですね。

2002年ウィンブルドンでフェデラーを破ったことからもう少し上だと勘違いしていました。
調べてみるとフェデラーがシードダウンしていたんですね。
その後フェデラーとはウィンブルドンで2度対戦しいずれも敗れています。

フェデラー最強説では唯一グラス勝率でランクインしています。

最高位は7位でした。
今後は弁護士を目指すとのことです。
  1. URL |
  2. 2011/02/22(火) 19:27:05 |
  3. 2R #3DQr1K8I
  4. [ 編集]

アンチッチが引退ですか。
ここ数年まともに試合に出ていなかったので心配はしていましたが26歳とは早いですね。

丁度フェデラーとナダルの中間世代に当たる選手で、
今でこそソデルリング、ベルディフ、ベルダスコなどもいますが
この世代としてはアンチッチが一番早く頭角を表していたのではないでしょうか。

カルロビッチ、リュビチッチ、アンチッチととクロアチア勢3人で、
年間のサーブステータスを上位独占していたこともありました。

フォアハンドは肘先行テイクバックで、強サーブからのネットプレイを主体としていた点で
サンプラスを思わせる選手でした。
今となっては旧式のプレイスタイルとはいえますが
ネットの復権云々の記事の後だけに、寂しい思いが強調されます。
  1. URL |
  2. 2011/02/23(水) 09:52:17 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

フェデラーのクレーでの位置について

今年もよろしくお願いします。
ロディックついに30勝達成しましたね。11年連続ツアー優勝と歴史的高みにきています。

本題です。
フェデラーは数々の記録を打ち立てハードとグラスではタイトル数、勝率共にトップレベルですが、クレーでは勝率76.6%(歴代12位)、タイトル数12(歴代28位タイ)、フレンチ優勝1回とトップクラスではないといえます。これはフェデラー最強説を唱える上で弱点になると思うのですがどうですか?Au-Saga様の意見を是非聞きたいです。
  1. URL |
  2. 2011/02/23(水) 15:58:33 |
  3. F #-
  4. [ 編集]

タイトル数9でしたね。失礼。フェデラーがトップクラスではないというのはあくまでクーリエやクエルテン、ブルゲラ、ムスターなどのクレー巧者と比較した場合です。
  1. URL |
  2. 2011/02/23(水) 16:02:16 |
  3. F #-
  4. [ 編集]

フェデラーの変化

始めまして.以前から拝見させていただいてました。興味深いデータを提供して頂き有難う御座います。
今年頭のフェデラーがネットプレーの回数を増やしたとの件ですが、
私も試合観戦を通じてその傾向を感じていました。それと個人的な意見ですが、変わったといえば、フットワークとポジショニングが挙げられると察します。皆さんはどう感じましたか?私が感じたのは、打点に入る動作がスリムになって、ラリー戦においても詰め方、つまり陣取り合戦が以前より巧くなったという事です。これらの変化に、フェデラーのロンドン五輪優勝という目標が感じられるのですが、どうでしょうか。
  1. URL |
  2. 2011/02/23(水) 16:48:04 |
  3. 渚 #rRu1qAd2
  4. [ 編集]

>F様

ロディック、遂に30勝に到達しましたね。
本当にコツコツ型の選手になりました。
2003年にNo.1になった時にはもっと勢いで押していくのではと思いましたが
随分と変わりました。しかしこうも確実に成績を残しているのは見事です。

またご意見いただいたフェデラーのクレー成績ですが、
たしかに歴史上最高の成績かと言われればそうではないと思います。

しかしその弱点をどう捉えるかという事で評価も変わってくると思います。
フェデラーのクレー戦績は、弱点のわりには凄いです。
苦手とはいえ現役第2位の成績で、しかも全仏では優勝しています。
クレーを苦手とした他の歴代の最強選手にはなかったことです。
この弱点を弱点と感じさせない点がフェデラーの凄さの一つだと思います。

絶対的な最強選手というのは歴史上存在しませんから10数人の候補がいる状態ですが
フェデラーもそのなかの候補の一人として充分に入りうる存在なのではないでしょうか。


>渚様

フェデラーのネットへのプレーの印象を
書き込みいただきありがとうございます。

やはりあれほど数字に差が出ているのだから
プレー印象も違うはずですよね。

特にポジショニングの変化について書かれていますが
非常に興味があります。

ここ数年のテニス界のネットダッシュといえば、
フォアの逆クロスに強打を打ってその流れでなんとなく前に出る、
というワンパターンが殆どのように思います。
そして追いつかれてパスを打たれるという
あまり効果のない結果を生み出すこともしばしばです。

ネットといえば素早くネット際でのポジションを取ることが大事なのに
何故わざわざ回りこんでパスのコースを空けてしまうのかと
不思議に思うことがあります。

フェデラーにはもちろんんそのような稚拙なプレーは少ないですが
それでも時々同じように感じさせることはありました。
今回、そのポジショニングにこだわってのネットダッシュ多用であれば
展開によって、すなわちジョコビッチ戦のように
ネットダッシュが極端に少なくなることがあるのもうなずける話です。

次にフェデラーの試合があるときは注視してみたいと思います。
どうもありがとうございました。
  1. URL |
  2. 2011/02/23(水) 19:25:19 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

ドバイの動画

ニコニコ動画でドバイ決勝(短縮されてはいますが)がありました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm13733961

ただ、アカウントないと見れないんですよね。無料でできますが。後スペックが低いパソコンだとかなり重いですが・・・
  1. URL |
  2. 2011/03/10(木) 20:21:12 |
  3. 2R #3DQr1K8I
  4. [ 編集]

>2R様

ハイライト動画ありがとうございます。
この画像ではフェデラーの不調というか
ジョコビッチの名ショットばかりが目立つのはやむを得ないですね。
  1. URL |
  2. 2011/03/11(金) 19:36:06 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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