レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

全米に向けてマレーは果たして

さて、2011シーズンもいよいよ後半を迎えます。
グランドスラムは全米を残すのみとなります。
ここからのテニスカレンダーは大きく「全米まで」と「年末まで」の2つと見ていいでしょう。
まずトップ選手たちはカナダやシンシナティを経て全米を目指すことになります。

murray-6a.jpg
各選手に注目のポイントがありますが、
私はマレーの戦いぶりに注目したいと思います。
マレーは今年ここまで3つのグランドスラムで準優勝、ベスト4、ベスト4と来ています。
3つ全てでベスト4以上というのは今年はジョコビッチとマレーだけです。
ナダルは全豪でベスト8、フェデラーはウィンブルドンでベスト8でした。

過去の例でいうと1年間で全てのグランドスラムベスト4を達成した選手は
オープン化後ではレーバー、レンドル、フェデラー、ナダルしかいません。

ジョコビッチとマレーは残る全米でこの仲間入りを目指すわけです。
仮に2人同時ということになると
2008年のフェデラー&ナダル以来歴史上2度目の快挙ということになります。

1968-2004年の37年間で2人だけだったわけですが、
2005-2011年の7年間で4人ということになればそれは異様なことです。
さあ果たしてどうなるでしょうか。

とまあ、ここまでであればジョコビッチとマレー両方の話になります。
しかし、年初から順調に勝利を重ねてきているジョコビッチと違って、
マレーにはグランドスラムの優勝がないという一種独特の特徴があります。
今年に限ってももちろんそうですが、これまでも準優勝どまりで優勝はありません。

優勝せずに年間4大会全てベスト4を達成したという例は男子ではこれまでに一度もありません。
過去の達成のうち一番優勝が少なかったのは2008年のフェデラー(全米のみ1回)なのですが、
フェデラーの場合実に5回目の達成でしたから優勝が少ないとかそんな次元ではありませんでした。

ジョコビッチが達成した場合は純粋に凄い記録の追加ということになるでしょうが、
マレーが優勝せずに達成した場合は、凄いというよりも
むしろ優勝しなかったことのほうが大きく取り上げられるのではないかと思います。
ベスト4進出を重ねること自体、優れた選手であることを証明してはいるのですが
そろそろそうも言ってられませんし、周りもそうは見てくれません。

マレーは今年、3年連続でウィンブルドンベスト4でした。
いよいよヘンマン化してきているといえます。
もう何度も言われ続けていることではありますが
ここらで一つグランドスラムの優勝が欲しいところでしょう。
欲を言えばウィンブルドンでしょうが、まずはどのグランドスラムでもいいから1勝です。
全米はグランドスラムの中でマレーが一番戦えるコートです。
グランドスラム最初の決勝進出も全米でしたし、地元プレッシャーもありません。

lendl-5a.jpg agassi-8a.jpg
過去に何度もグランドスラム決勝に進みながらなかなか優勝できず
しかし、最後に大選手になった例としてレンドルとアガシの名を上げることができます。
レンドルは5回目、アガシは4回目の挑戦で初めてグランドスラム優勝を手にしました。
共に最終的にはグランドスラム8勝を上げています。
マレーはこれまで3回準優勝ですから、次が4回目のチャレンジということになります。
この法則に上手く乗れば、マレーはグランドスラム8勝を上げる選手になるのです。

特にレンドルは最初にグランドスラムを制覇したのが1984年、24歳の年でした。
奇しくもマレーの今年の年齢にあたります。なかなか勝ってこないマレーですが、
実は大器晩成型で、ここからグランドスラム8勝、No.1在位200週以上の超大物になる可能性も無いではないのです。
もっとも、これらは全て今年の全米で勝てばの話です。
しかも全米で優勝して初めてスタート地点に立つことができるというだけの話です。
3強の壁もあるので前途は多難ですが、ここがヘンマンになるかレンドルになるかの分かれ道といえます。

厳密には1984年までのレンドルとこれまでのマレーとでは違います。
レンドルはグランドスラムで勝たなかっただけで、それ以外の成績については超A級でした。
正直、今のマレーにそこまでの実績はありません。
しかし、ここから常勝の選手になる可能性は十分にあるのです。

今年の全豪時点ではフェデラー&ナダル時代に一つの区切りをつけた二人として
ジョコビッチ&マレーの時代に期待させるような意見もあったかと思うのですが
その後完全に流れをジョコビッチが持って行ってしまいました。
マレーとしてはここでぐいと今一度手元に引き寄せておきたいものです。

さて、最後に余談ですが、私はこういう記事を書くだけあって
マレーの今後に大いに期待してますし、可能性もあると思いますし
そのポテンシャルも非常に高いとは思っているのですが
では、お前は今後マレーはどうなると思うのだ、予想せよ、と言われたら
レンドル、アガシのようにはならないと答えてしまうと思います。
グランドスラム優勝の可能性はあるのでヘンマンよりは幾分いいかもしれません。
でも何か、吹っ切れないままズルズル行きそうな気がします。
まあ、私の予想は外れますからね。
可能性を感じつつ、注目もしつつ、
されど期待しすぎないように見守っていきたいと思います。

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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2011/08/04(木) 16:38:10|
  2. 雑記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:14
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コメント

管理人さんへ

こんにちは。
管理人さん、お体は大丈夫でしょうか。回復されたようでなによりです。
またフェデラーのスポンサーについての返信ありがとうございました。全くその通りですね。

あと1つ
病み上がりのところ大変申し訳ございません。
管理人さんはフェデラーの全米はどのようにみていますでしょうか。

『全米に向けてフェデラーは果たして』
是非とも管理人さんの記事、読みたいと切に願っております。

って、厚かましいお願い大変申し訳ございませんでした。

気が向きましたらご検討いただければ幸いです。
  1. URL |
  2. 2011/08/04(木) 19:42:27 |
  3. Mr.N #-
  4. [ 編集]

こうして見ると、いやはやマレーも
素晴らしい選手なのですね。
そして管理人さんのアガシやレンドル
との照らし合わせも一興でした。
そしてとても分かりやすいです。
マレーを取り巻く上位3名の厚き壁
の様な存在がレンドルやアガシの
時代にも存在したのか興味があります。

そういえば2006年シーズンの
フェデラーに勝った選手は2人だけ
だそうです。そのうちの一人がマレー
だったそうで、私、ちょっと驚いてます。
何せ当時の新世代だけなのですから、
あの圧倒的だったフェデラーに土をつけたのは。
そしてその大会がトロントだったという事も
何かと好材料に感じてしまいます。
デコターフとマレーの相性はやっぱり良いんで
しょうね。
  1. URL |
  2. 2011/08/04(木) 22:00:47 |
  3. 渚 #-
  4. [ 編集]

>Mr.N様

ありがとうございます。どうやら順調に回復しています。
リクエストのほうもありがとうございます。
正直に申しますと、他のコメントでも書いたのですが
今のフェデラーは私には読めず、なんとも記事にし辛いというのが本音です。
ただ、リクエストされてそうも言ってられません。
頑張ってみます。

>渚様

今考えれば大器晩成といえるレンドルもアガシも、そしてムスターでさえも
キャリア初期には既に期待された選手でしたし、しかもそこそこの実績を残しています。
マレーも早くから才能は評価されていたわけですが、
本当に開花するのはこれからかもしれません。

2006年のフェデラーは敗戦はナダルとマレーだけでしたね。
その時の状況はどんなだったかなあと思い、過去の記事を見返してみましたが結構騒いでいます。
なかなかのニュースだったんですね。
http://ausaga.blog71.fc2.com/blog-entry-44.html

マレーはその後ロディックに敗れ、ロディックがそのまま決勝でフェレーロを下して優勝しています。
まだフェデラー世代>ナダル世代だった時代です。
  1. URL |
  2. 2011/08/05(金) 10:33:29 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

ありゃりゃ。。
トロントではなかったですね。
しかも優勝していたという事で、
失礼致しました(。-_-。)

確かUSシリーズで最速のサーフェス
だったと記憶しています。そして
フェデラーが得意とする大会でしたよね。
イギリスのテニスファンはさぞ喜んだでしょうね。
  1. URL |
  2. 2011/08/05(金) 13:07:49 |
  3. 渚 #-
  4. [ 編集]

ありがとうございます。

管理人さん、私のわがまま申し訳ございません。無理はなされずにお願い致します。

フェデラーのファンというのと管理人さんの記事が楽しく、わがままを言ってしまいました。

フェデラーの全米までのマスターズは正念場と言えます。

私はこれを乗り越えたら、全米次第では年内2位に躍り出る可能性はあると踏んでいます。

ナダルの全米2連覇は厳しいと判断します。
それだけハードではタレント揃いの強者が多いと思っていますし、強いのは間違いないのですが、昨年ほどとんでもない強さを感じません。というかパッとしません。ジョコビッチの存在があるからですかね。

そしてフェデラーとマレーがナダルorジョコビッチ、どちらの山に入るかが全米の最初の注目すべき点だと思います。

まずはマスターズの2大会、注目ですね。
  1. URL |
  2. 2011/08/05(金) 13:31:50 |
  3. Mr.N #-
  4. [ 編集]

マニアックな記録ですが、4人全てベスト8に残った年は今までありましたか?今年はTOP4全員がグランドスラムでベスト8以上の結果を出しています。
全米でマレー、ジョコビッチがベスト4、ナダル、フェデラーがベスト8に残ると年間全てのGSでベスト4が2人、ベスト8が4人誕生します。

個人的な話ですが、フェデラー以外の選手が優勝しても大して嬉しくないですよね。史上最高の選手としてフェデラーは全米で存在感をアピールして欲しいです。
  1. URL |
  2. 2011/08/06(土) 13:22:53 |
  3. F #-
  4. [ 編集]

マレーは今後どうなるのでしょうね?管理人様と同じく、ヘンマン的ポジションがしっくりくる選手になってしまいました・・・。

マレーはマスターズでの優勝もあるので、後はグランドスラムタイトルが待ち遠しいところです。去年はUSオープンはまさかワウリンカにやられるとは思いませんでしたが、今年の調子ならベスト4までは高確率で入ってくるのでは?と思っています。

それにしても、ここ何年かは本当の伏兵的なグランドスラム優勝者はいないですね・・・。最近だと2009年のデルポトロでしょうか?でも、デルポトロはかなり期待されているなかでの優勝ですから、伏兵とは言いませんね・・・。

本当の意味での伏兵・・・2002年の全豪でのトーマス・ヨハンソンとか、2004年の全仏でのガストン・ガウディオとかでしょうか?最近はビッグ4のうちの2人くらいは安定しすぎてて、優勝のチャンスは殆ど無い、と言っていいのでは?と思います。

この時代に生まれたテニス選手は大変だと思います。フェデラーという化け物が出てきて、フェデラーがナダルという化け物を生んでしまって、更にその2人が今年のジョコビッチという化け物まで生んでしまった・・・別次元の選手が生まれて、それを追いかけるためにテニス全体のレベルが高まるのは良いことですし、観ている方は楽しいのですが、プレーしている本人たちからすれば、面白くないと思ったりすることもあるのでしょうかね。

その点では、女子は選手たちにとっては最高の状態かも知れません。「自分にもチャンスがある!」とトップ10くらいの選手なら誰でもそう思えるくらい、超混戦ですし。
  1. URL |
  2. 2011/08/06(土) 15:02:27 |
  3. toto #-
  4. [ 編集]

今年の全英決勝は随分つまらない試合でした。芝でのジョコビッチのプレー(特にフットワーク)はハード、クレーに比べ劣り、そのジョコに完敗とは言わないがあっさり負けた前年度優勝者ナダル。今2位ですけど。
マレーにも随分がっかりさせられました。カナダで3連覇すればレンドル以来でしょうか。私のマレーの印象は悪いです。はたから見て感情のコントロールがまるで成長していない、1回戦からベスト8あたりまでは順当に勝ち上がるがベスト4、決勝となると情けないプレーで敗退(特に全英対ナダルの第2セット以降)。そもそもGS持っていないマレーを含めて四強扱いするのがおかしいと思いますが。GS優勝よりもまずは決勝で1セット取るのが先なんじゃないんですか?

駄文失礼。
  1. URL |
  2. 2011/08/06(土) 15:10:48 |
  3. F #-
  4. [ 編集]

2003年全英-2011年全英まで33大会開催され、フェデラー、ナダル、ジョコビッチが優勝した数は実に29回。この3人以外でグランドスラム優勝した選手は03全米ロディック、2004年全仏ガウディオ、2005年全豪サフィン、2009年全米デルポトロの4人だけです。さらに、この4人に共通するのはフェデラーに勝った相手を倒しての優勝、もしくはフェデラーを倒しての優勝です。フェデラー時代で最大の被害者はロディックでしょう。フェデラーがいなければ4、5個取っていたはずから。ロディック以外にも言えますが。。。
  1. URL |
  2. 2011/08/06(土) 15:46:33 |
  3. F #-
  4. [ 編集]


2005年全豪サフィン・・・懐かしいですね(^^)

あの時のサフィンは「覚醒」というか「確変」というか・・・。準決勝で調子悪くないフェデラーをフルセットで下し、決勝では第三セット途中から驚異的なファーストサーブの確率でヒューイットを粉砕しての優勝、あの大会はサフィンが完全に大会を荒らしてましたね(笑)。

そういえば2005年全豪で思い出しましたが、この大会のサフィンは1回戦で、グランドスラム本戦初出場の17歳ジョコビッチと対戦していました。まだ線が細く、パワー不足でサフィンに粉砕されていました。

まさかあの選手が世界ランク1位になるとは・・・
  1. URL |
  2. 2011/08/06(土) 18:22:47 |
  3. toto #-
  4. [ 編集]

グランドスラムの年間勝利数

こんばんは。

皆さんのようにあまり長々と語ることはできないので思いついたことだけ手短に。

4強の今年のグランドスラム勝利数ですが、
ジョコビッチは7+4+7=18(不戦勝は含まず)
マレーは6+5+5=16
フェデラーは5+6+4=15
ナダルは4+7+6=17

ということで、ジョコビッチは3回戦進出、マレーは準々決勝進出、フェデラーは準決勝進出、ナダルは4回戦進出すれば今年のグランドスラム勝利数が20に達します。

個人的に、前代未聞の一年で4人の20勝到達も十分射程圏内ではないかと思います。
4人の中ではフェデラーが一番ハードな条件なんですが、全米は2004年以降7年連続でベスト4ですし、ハードのグランドスラムとして見ても2004年以降全てベスト4以上なのでまあいけるんじゃないかなあと思っています。なんだかんだ30歳で迎える最初のグランドスラムなのでいずれにせよ注目の選手です。

ナダルも今年は去年よりは低調ですが、なんだかんだベスト8ぐらいならあっさりいくんじゃないかなあと思っています。といいますか、実際ジョコビッチに連敗してることを除けば今年も相当な成績なんですけど。とはいえ、そんな成績ながらも今年はかなり苦しんでる印象が強いです。

4人の中ではなんだかんだマレーが、波があって一番読めない選手です。そう簡単には負けないとは思うんですが、3回戦で敗れた昨年の全米は記憶に新しいです。一度そういうことがあると、またそうなるのでは?とやっぱり思ってしまいます。

ジョコビッチはむしろ優勝して昨年のナダルと同じ25勝に到達できるかに期待しています。うーん全仏の不戦勝1が本当に惜しいですね。本当に、今年のジョコビッチの勢いなら年間グランドスラムも狙えたんじゃないかとつくづく思います。

あ、いつのまにかかなり長くなっちゃいましたね。
  1. URL |
  2. 2011/08/06(土) 23:19:28 |
  3. 2R #2mo2qD.Q
  4. [ 編集]

さすがです!

2Rさん、さすがです!
そのデータは説得力、大ありです!

テニスを多く語れない私のようにただ単に毎回予想しか言えない人とは違って、説得力あるコメントありがとうございます!

いつも勉強になります。
  1. URL |
  2. 2011/08/06(土) 23:54:28 |
  3. Mr.N #-
  4. [ 編集]

テニスと2R

テニスはド素人ですよ^^;

自分が関与できるのはニュースとかデータみたいなところまでです。

実は、テニスは機会があったらやりたいと思っていて、大学の選択でテニスがあったのでやろうと思ったんですが…それを選択する最初の授業に見事にインフルエンザで出席できず…回復して復帰してみると、よりによって球技の中で一番苦手なバレーボールになっていました。残念!

ちなみに後期もまた選択制なんですが…なぜか他の2種目はそのままなのにテニスだけバドミントンに変わっています。
なんとも縁がない…

サークルという手もありますが、いまの部活が週3なのでさすがに掛け持ちする余裕がありません^^;

うーん…先々テニス教室でも見つけましょうか。
やるとしたら…とにかく力は弱いのでテクニックに走るしかないですね。
  1. URL |
  2. 2011/08/07(日) 20:36:22 |
  3. 2R #2mo2qD.Q
  4. [ 編集]

年間全ベスト8記録

皆様コメントありがとうございます。

話題になっている年間全ベスト8記録ですが軽く調べてみましたので
新しい記事としてアップしました。そちらをご参照下さい。
  1. URL |
  2. 2011/08/08(月) 13:56:28 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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