レンドル最強説&フェデラー最強説blog

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2011年全米に向けてナダルとフェデラーは。その2、フェデラー編

前記事からの続きです。

fed-04.jpg
さてフェデラーですが、今、フェデラーという選手は本当に読めません。
4強の中で予測の最も困難な選手だと思っています。
元々読めないということがわかっているナダルと違って
読めなくなったという点で大いに混乱させられます。

しかしそれも仕方がありません。フェデラー自身、
これまでに誰もやってきてないことをやっている選手ですので前例がないことが多いんです。
今のフェデラーの1試合1試合が新しい歴史の歩みなのだと言えます。

しかしデータサイトとしてはあくまでも前例との比較で今後の展望を出さなくてはなりません。
「どうなるような気がする」とか「どうなって欲しい」では記事になりにくいですから。

一応、前例を見渡してみると、レンドルの晩年に似ているかと思います。
どちらも安定して強かった選手であり、それだけに力を落とし始めてからの負け方が印象的です。

前記事でナダルの負け方について記述しましたが、
それと同じような格下の選手にあっさりと負けてしまうというようなことが
これまでのフェデラーにあったでしょうか。
取りこぼしが無かったわけではありませんが、思いのほか相手が調子が良かったとか
そこそこ竸った試合だったけど、とか、敗戦にもある程度納得できたことが殆どです。
あっさり負けるにしても印象的なのは全仏のナダル位のもので、
レンドルでいえばウィンブルドンのベッカーとかに当たるかと思いますが
まあ仕方ないっちゃあ仕方ないといえる敗戦に限定されていました。

しかし今回のシンシナティでのベルディフ戦などはどうでしょう。全くいい所無く敗れました。
それでも今年全仏で真っ向からジョコビッチと打ち合って勝ったことを思い出せば、
まだ力が落ちているというわけではないと思うのです。
もちろん厳密には落ちているんでしょう。
フットワークなどは明らかに以前のものではありません。
しかし本調子であれば未だにトップクラスの力を出せるんだと思います。

そう、調子が良ければ、なんです。
弱くなったわけではないんですが、調子がでないんですね。
不調で負ける。これが多いんです。

lendl-2b.jpg
レンドルもそうでした。1990年にNo.1から落ちましたが、
その後もエドバーグ、ベッカー、クーリエ、サンプラスなど
次代のトップ選手たちと互角の戦いを見せてしかも結構勝ってました。

しかしランキングは上がりませんでした。
それまでの戦い方ではトーナメントの後半にピークを設定して強敵と戦っていたわけですが
晩年になるとピーク前のトーナメント序盤に負けてしまうんですね。
いざ勝ち上がれば強いけど、そこまで行くのに苦労するという状態です。
今のフェデラーもそれに近いような気がします。

じゃあ「レンドルと同じようになる」という展望ででいんじゃないか、
とも思えますがそれも少し違います。

フェデラーにはレンドルにない要素があるからです。
どのトーナメントでも殆どパフォーマンスの変わらなかったレンドルに比べて
フェデラーはその上更にグランドスラムに特別強いという特徴があります。
レンドルと対照的なサンプラスの要素も持っているんですね。
こうなるとやっぱり読めなくなってくるんです。

sampras-9a.jpg
サンプラスは2001年に得意のウィンブルドンでフェデラーに負けてから
完全に沈黙した選手になってしまいました。
元々サンプラスは簡単に負けることがよくある選手でしたが勝つ回数自体が激減してしまいました。
ところが、何故か全米だけは違いました。
立て続けに準優勝、準優勝、優勝とありえないほどのパフォーマンスを見せたのです。

優勝が当然というのが当時のサンプラス評でしたから
サフィンやヒューイットといった若手に敗れた姿を見て、
もう終わりだろうというような意見も出ていましたが
今からしてみれば物凄いことをやっていたのだということがわかります。

フェデラーがサンプラスの要素も併せ持つとなるとやはり全米は読めないんです。
またツォンガやベルディフに負けてしまうかもしれません。
しかしナダルやジョコビッチと互角以上にも戦えるかもしれないのです。

そしてどちらであったにしろ、
結局我々はフェデラーだからということで納得してしまうのです。
もちろん勝利や敗戦それぞれに悲喜こもごもあると思います。
しかし負ければ、やはりフェデラーの時代は終わっていたんだなあと言い
勝てば、フェデラーならやると思ってたと言うことになると思います。


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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2011/08/25(木) 14:08:03|
  2. 2011年7月~9月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
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コメント

フェデラーの不調時に目立つのは彼の専売特許だったセンターから角度の付いたショットや回り込みフォアのミスです。実はこうしたショットは現代テニスのスタンダードなんですよね。

フェデラーとレンドルの違いはここにあると思います。レンドルの振り幅の大きいフォアはライジング打法を駆使するタイプには分が悪く、レンドルはテニスが古いとか揶揄されていました。しかし、レンドルはスライスを使ったりライジング打法を覚えたりして再び勝ち始めた。時代に自分を合わせたとも言えるかもされません。

一方、フェデラーのテニスはまるで古くなっていない。それゆえ自分のショットやフットワークの質のみが敗因なのです。

フェデラーのキャリアは分かれ道に来ているのではないでしょうか。新しいテニスを模索するか、自分の作り上げたスタンダードテニスで勝負するか。いずれにしても目が離せないですね。
  1. URL |
  2. 2011/08/25(木) 23:50:37 |
  3. マックスサフィン #-
  4. [ 編集]

>マックスサフィン様

おお正にそのとおり!とうなずかせる書き込みをありがとうございます。
古い、新しい、というのではないですが、フェデラーのプレーで
強いて今の主流のテニスとは違う部分を上げるとすれば
バックハンドが両手ではないということになるのでしょうか。
ただ、ここは今更変えようがない部分です。

新しい試みの一つが年初から行っていたネットプレーの多用だったんですが
今ひとつ結果が出ていませんので、今後の模索は気になります。
  1. URL |
  2. 2011/08/26(金) 18:20:38 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

ありがとうございます。

管理人さん、全米に向けて、フェデラーの記事ありがとうございます。

なるほどと思いながら、また楽しみながら読まさせていただきました。

レンドルに似ているものの大きな違いはグランドスラムでの実績ですね。
レンドルのグランドスラム決勝での勝率は8勝11敗で勝率42%に対してフェデラーは16勝6敗で72%の勝率ですから、いかにフェデラーのグランドスラムの相性が良いかがわかります。

個人的に悔やまれるのは6連覇がかかった09全米と08全英、チルデンとレンショーの記録に届かなかったことですかね(泣)

それはさておき、相性は良くても今のフェデラーは調子が良いのか悪いのか本当にわかりません。
やっぱ強いなぁーフェデラー!と思っていた矢先に、メルツァー、ガスケ、ツォンガ×2、ベルディフに敗れたりします。しかし、グランドスラムだと準決勝までなんだかんだいってしまいます。
実に読めないですね

多くを語ることは出来ない(特にプレーについて)自分が恥ずかしいですが、11全米も準決勝でジョコビッチとの対戦になると思います。

脈絡がなく大変申し訳ございません。
  1. URL |
  2. 2011/08/28(日) 13:23:17 |
  3. Mr.N #-
  4. [ 編集]

危ない、危ない

最近、フェデラーがあまりいい成績でないため、すっかり落ち込んでいます。
さっき、USオープンの初戦を見ました。あまりいい内容ではありませんでした。
先が心配です。

しかし、管理人さんの言うとおり、調子に波があるのが今の彼の特徴。
これから上がり調子になることを望みます。

少なくとも、グランドスラム生涯勝利数の数は上がっていくのですから、
彼にとっての歴史との勝負は今も続行中ですね。
  1. URL |
  2. 2011/08/30(火) 13:09:13 |
  3. かめ #-
  4. [ 編集]

フェデラーの勝ち上がりは

>Mr.N様
>かめ様

今回のフェデラーは比較的厳しさの薄いドローになっていますので
苦戦してでもしっかり勝ち上がって第2週にピークを持っていければといったところではないでしょうか。

ただ、かつてと違って今のフェデラーはどんな選手が相手でも黄色信号です。
特に3回戦で当たる可能性のある若いチリッチやトミックなどはあの強大だった頃のフェデラーを
直接は知らないですから挑むつもりで臆せずにかかってくるでしょう。
この辺りをしっかり勝っていかなければなりません。

最初の難関は恐らくベスト8のツォンガになろうかと思います。
その前に好調フィッシュが地元の利を生かして
ツォンガを食ってしまうという展開になれば
フェデラー有利になるとは思うのですが。
  1. URL |
  2. 2011/09/01(木) 10:13:21 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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