レンドル最強説&フェデラー最強説blog

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2011年、全米は決勝へ

今年は色々と巡り合わせが悪く、ちょうど大きな大会の時に体調を崩したり
仕事の関係で書き込みができない状態になったりと中々歯がゆいものがありました。
今回も後者があてはまり、本来はもう3回戦あたりから
1試合ずつにコメントしたかったくらいだったのですがそれができずやきもきしておりました。
さて、そんな個人的な愚痴はさておき、大会の方に目を向けたいと思います。

これまでの試合でも書きたい内容は多くありますが、
きりがないのでベスト4からにします。
何せベスト4だけでも目一杯の歴史的事象の宝庫だからです。

djokovic-9a.jpg nadal-6a.jpg fed-04.jpg murray-4a.jpg
まず上位4シードがベスト4に残りました。
上位シードが勝ちあがるのは順当なようでいて意外とそうでもありません。
全米では1992年以来21年ぶりのことです。
今という時代が上位が勝ちやすい時代のかといえば必ずしもそうでもありません。
何せ前哨戦ではジョコビッチだけが好調だったわけですし
もちろん女子をみれば全くそれに当てはまらないことがわかります。
たまたま、今、男子テニス会に歴史的に稀有な選手が集結したということなのでしょう。

前記事のコメントでも頂いていますが、勝ち上がった4人は
全員が年間グランドスラム20勝となりました。
1991年にエドバーグ、クーリエ、ベッカーの3人という例はありましたが4人というのは史上初です。

また、ジョコビッチとマレーは年間全てのグランドスラムでベスト4進出となりました。
オープン化後は7人が達成している記録です。顔ぶれを見ますと
レーバー、ローチ、レンドル、フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレーとなります。
実に44年の歴史の中で、7人のうち4人が今の4人という恐るべき事実です。
現在の状況を1強時代とも2強時代とも3強時代とも呼べるかもしれませんが
歴史上、4強時代という呼び名がこれほどふさわしい時代もないのではないかと思います。
正に我々は新たなる歴史が作り出される瞬間に立ち会っているわけです。
※コメント欄でご指摘頂きました。6人としていましたが7人でした。大変失礼しました。修正しました。

準決勝はジョコビッチがフェデラーを下し、ナダルがマレーを下しました。
結果的には上位2シードが順当に勝ち上がったということになります。
そして2年連続でジョコビッチvsナダルの同顔対決となりました。

全米決勝で2年連続での同顔合わせというのは80年代のボルグvsマッケンロー、
コナーズvsレンドル、マッケンローvsレンドルなどが思い浮かびますが、
1985年を最後にその後行われていませんでした。
全豪に比べて順当に選手が勝ちあがる大会という印象がありますが、
ここ26年間行われていなかったということは少々意外と言えるかもしれません。

そして今年、ジョコビッチとナダルがそれぞれ3大会ずつで決勝に進出したことになります。
1年に2人の選手が3大会で決勝に進出するということはこれもまたオープン化後初めてのことです。
ボルグとマッケンローとかフェデラーとナダルとかがやってそうですが以外にもやっていません。
一応歴史上で言えば、オープン化前に3例あります。
1934年のペリーvsクロフォード、1956年ホードvsローズウォール、1962年のレーバーvsエマーソンです。
いずれも前者がグランドスラム3大会(レーバーは4大会)を制している歴史上稀有な年です。
今年も紛れもなくその歴史的な年の中の1年に加わることでしょう。

djokovic-9c.jpg
さて、一応シード順で言えば順当に上位が勝ち上がったことになるわけですが
実際にはジョコビッチの勝ち上がりは衝撃的なものでした。
準決勝のフェデラー戦は2セットダウンからの逆転勝ちとなりました。
しかもファイナルセット、フェデラーにはサーブでマッチポイントがありました。
それをはねのけての勝ち上がりです。
フェデラーはウィンブルドンでもツォンガに2セットアップからの逆転負けを喫しました。
長いグランドスラムキャリアの中で初めてのことだったのですが、
それがまさか2大会連続で行われることになろうとは思いもしませんでした。
両者の実力が伯仲していることはわかるのですが、
こういう結果を見ると時代がジョコビッチを選んだのかなと思えます。

nadal-7a.jpg
さて、もう一方の準決勝であるナダルvsマレーですが
こちらは雨での順延を経ての強行スケジュールの中で勝ち上がった二人です。
コンディション的にトップハーフよりも不安があるのは事実でしょう。
特にナダルは記者会見でのアクシデントもありその戦いぶりには注目せざるを得ませんでした。
激戦になりましたがナダルが2セットを取りました。その後3セット目をマレーがとった瞬間に
直前のジョコビッチvsフェデラーが頭をよぎりました。
この試合も追いついてのフルセットになるのではないかと思わせたのですが
マレーがプレー中に背中を気にするシーンが目立ちだし、
結局最後は自滅に近い形でナダルに勝利を明け渡しました。
ベストコンディション同士であればもっと激闘になったかもしれません。
どちらの選手にも予想以上に体に負担がかかっているということになります。

さて、決勝、ジョコビッチvsナダルですが、今年はこれまでジョコビッチが5連勝しています。
今の勢い、コンディション、コート適正などからジョコビッチ有利という声のほうが大分強いようですが
もちろんこればかりは最後までわかりません。
ジョコビッチにも体に負担はかかっていますし去年はナダルが勝利しています。

ジョコビッチが勝利した場合は年間3大会制覇ということになります。
レーバーの年間GS以来、コナーズ、ビランデル、フェデラー(3回)、ナダルに次ぐ5人目です。
5人のうち3人が現在の3強というのもこれまた凄いですね。
この記録だけをみれば4強のうちグランドスラム優勝の一度もないマレーが
少し実績として離されている印象があります。

また、ナダルが勝った場合、今年のグランドスラム4大会を
ジョコビッチとナダルの2人で2つずつ分け合うことになります。
2人が2津を分け合うということ、これは意外にもオープン化後に一度も達成されていない記録です。
レーバーとローズウォール、ボルグとマッケンロー、サンプラスとアガシ、
フェデラーとナダルなど、どれかで達成されていそうなのですが一度もありません。
またオープン化前の例を見てもなんと長い長い歴史の中でただの一回しか達成されていないのです。
オープン化前最後の年に当たる1967年、エマーソンとニューカムが2つずつを分けあいました。
つまり、年間グランドスラムよりも少ない記録ということになるのです。
これまた達成されれば我々は歴史の証人となるわけです。

全く目が離せないですね。
しかもこの記事をアップした1日後にはその待望の決勝が行われるのです。
眠いなどと言ってられません。


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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2011/09/11(日) 18:28:15|
  2. 2011年7月~9月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:9
<<2011年、全米は前評判通りジョコビッチが優勝 | ホーム | 2011年、全米は4回戦へ>>

コメント

>オープン化後は6人が達成している記録

マレーは7人目とされていたかと思います。
調べてみたところ、トニー・ローチが1969年に達成しているようですね。
  1. URL |
  2. 2011/09/11(日) 21:02:21 |
  3. BTB #-
  4. [ 編集]

>BTB様

ご指摘ありがとうございます。記事の方修正しました。
仰っしゃるとおり1969年にトニー・ローチが達成していたようですね。
私のこれまでの認識が誤っていたことになります。
その意味でも重要なご指摘をいただきました。
どうもありがとうございました。
  1. URL |
  2. 2011/09/11(日) 21:56:34 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

ジョコビッチ、まさかあの状況から逆転できるとは・・・これで2年連続でフェデラーにマッチポイントを握られてからの逆転で決勝へ、しかも去年もジョコビッチのサービスゲームでしたが、今年はフェデラーのサービスゲームで、去年よりも断然厳しい状況での勝利、ここ一番での勝負強さが光りましたね。

逆にフェデラーはもったいなかったですね・・・。ファイナルセット5-3で自分のサーブ、40-15でダブルマッチポイント・・・去年より状況は有利だったはず・・・。このゲームがデュースになってからサ-ビスエースが1本ありましたが、これがマッチポイントで打てていたら、歴史は変わっていたかも知れませんね。

一方のナダルとマレーの対決は、ナダルがマレーを苦にしなくなってきたのかなぁ・・・と感じました。マレーは去年までは、ナダルに対してはハードコート系では有利なのかな?という印象がありましたが、その印象が変わったのが去年のマスターズファイナル。確かあの時はマレーの内容がよくて、それでも最後にナダルに試合を持って行かれた、不運なだけだったのかなぁ・・・と思っていましたが、今にして思えば、あの試合が両者の力関係を変えてしまったのでは?と感じるようになりました。その後の両者は、さすがにクレーシーズンは仕方がないけれど、芝・更にはハードコートでまでナダルに負けてしまうと、いよいよマレーのグランドスラム優勝は今後もないのでは?と感じてしまいます。


ジョコビッチとナダルの1戦、どうなるでしょう?ウィンブルドンよりは両者の調子がよく、激しいラリー戦になることを期待してしまいます。ナダルは今季ジョコビッチに5連敗、変な苦手意識があるのかないのかは分かりませんが、今思えばインディアンウェルズ・マイアミのどちらかで勝っておけば、今季のここまでの差はなかったのでは?と思います。
  1. URL |
  2. 2011/09/11(日) 23:06:59 |
  3. TOTO #-
  4. [ 編集]

全米決勝他

おはようございます

いよいよ全米も男子決勝を残すのみとなりました。

女子は大方の予想を覆してストザーが優勝。
いやーただただびっくり。

ATPではないですが、自分の計算が正しければ

1ウォズニアキ
2シャラポワ
3アザレンカ
4ズヴォナレワ
5リー
6クヴィトバ
7ストザー
8スキアボーネ
9クライシュテルス
10バルトリ

になるのではないかと思います。
セリーナは細かい計算してませんがおそらく14位前後になるでしょう。


男子決勝はどちらにも勝ってほしいですねぇ。
ジョコビッチは勝てばまだまだ1984マッケンローの背中を追えますし、ナダルにしても連敗を止めてほしいという思いがあります。

日程に恵まれながら準決勝で5時間戦ったジョコビッチと雨の影響でハードスケジュールとなったナダル、なんだかんだ体力面ではほぼ互角でしょうか。
勢いなら大逆転勝ちしたジョコビッチですね。年トータルでも勢いがありますし。


もう一つ
ジョコビッチの準々決勝勝率ですが、全仏の不戦勝を除外してもウィンブルドン終了時点で11勝5敗ではないでしょうか?
要するに今大会も含めて12勝5敗の70.59%になるのではないでしょうか。
  1. URL |
  2. 2011/09/12(月) 09:40:31 |
  3. 2R #2mo2qD.Q
  4. [ 編集]

マレー

今年のUSOpenもあと一日になったようです。ベスト4の激突はやはり一味違いますね。
マレーですが、結局今年もグランドスラムに縁がなかったです。昨年あたりはどちらかというとフェデラー・ナダルの次は才能的にジョコビッチよりもマレーかなと思っていましたが(ナダルはともかくフェデラーには勝ち越していますし)、ジョコビッチが今年ここまで爆発するとは思いませんでした。女子でも一昔前のサフィナ、いまのウォズニアキがビッグタイトルに縁がなくて苦しんでいますが、何かきっかけをつかんでもう一段ステップアップしてほしいものです。
余談ですが、私は海外に在住していますがたまに図書館でぶらぶらします。そこではテニス関連の書籍も置いてあり、サンプラス・アガシ・フェデラーとかの自叙伝が置いてありますが、マレーの本だけなぜか3冊もあります。まだ若いのに何冊も自叙伝なんて年寄くさいなぁ と思ったりします。(なお、フェデラーの本には、ジュニア時代に髪の毛を金髪に染めた写真が載っていました。けっこうお茶目です)
  1. URL |
  2. 2011/09/12(月) 23:30:40 |
  3. pixiyu #-
  4. [ 編集]

対ナダル6連勝も記録では?

Jokerが貫録勝ち、というほどでもなく最終セットは左腰を気にしてのプレーでしたが、逆に力みが抜けたのか第1サーブの確率が7割を越えていました。第3セットが如何に悪かったか、ということでしょう。第1サーブを入れての打ち合いが長引くと、第4セットでラファは足が付いていきまんでした。

おそらく、多くの選手のコーチがラファ対策にヒントを得たと思います。まず、自分からミスをしない、試合を長引かせる。これで質の高い打ち合いを4セット目以降にもちこめば、ラファに勝つことができるのではないか、と。

逆にフェデラーは長時間試合のスタミナはタイブレーク勝率でも分かる通り、十分で長い打ち合いより早い仕掛けの展開を好むので、Unforced Errore狙いで対戦すると、意外といい結果が出るのかもしれません。

Joker対策は、、、今のところ打つ手なしですね。マリーはメンタルが課題か。
  1. URL |
  2. 2011/09/13(火) 10:53:50 |
  3. White City #-
  4. [ 編集]

>TOTO様

4強とはいえ、今年に関してはジョコビッチ>ナダル>マレー
という図式が明確になっていますね。
この中に当てはまっていないというか当てはめにくいのがフェデラー
ということになるでしょうか。
3人が偉業を次々と達成していますのでマレーにも何らかの結果が欲しいところなのですが
現状は少々厳しいのかもしれません。
今年ジョコビッチが覚醒したように来年マレーが、ということになるのかどうか。


>2R様

男子に比べての女子の混戦模様は凄まじいですね。
ここ数年、両者を比較しながら見てきていたら
それはそれでまた面白かったのかもしれないなと今更ながらに思っています。
しかし、さすがに時既に遅しといったところでしょうか。
いかんせん女子に関しては私の情報力が少ないので他のブログに譲らざるを得ないところです。

因みにジョコビッチの準々決勝勝敗は今回で13勝5敗ではないでしょうか。
勝率にして72%です。


>pixiyu様

マレーの本がそんなにあるとは知りませんでした。
本人は歴史やデータなどテニス競技そのものが好きと公言していますので
その意味で納得といえなくもありません。
No.1就任前に興味深い著作を発表したレンドルに通じるものがあります。
機会があればマレーの本も読んでみたいですね。


>White City様

ウィンブルドン同様、準決勝に比べて決勝が見劣りする大会でした。
第3セットは競りましたがジョコビッチのミスが目立っていたこともあり
この両者であればよりハイレベルな試合も可能だったのではないかと感じさせます。
ただ、ジョコビッチも試合中に体を見にする場面がありましたし
両者ともに体調が万全ではない中でよく戦ってくれたと思います。
何にせよ、最強の座を手にしたジョコビッチですが、
今後怪我で陥落ということだけにはなって欲しくないと願うところです。
  1. URL |
  2. 2011/09/15(木) 11:51:59 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

一応今年の全仏準々決勝が不戦勝だったので含めていないのですが…
また確認してみます

追記
すみません。
前回の表をウィンブルドンまで含めたものだと思っていたので、ジョコの数字に違和感を持ってこういう投稿をしたんですが、フェデラーの数字を見る限りこれは全豪終了時点なんですね。
それならば問題ないですねお騒がせしてすみません。
  1. URL |
  2. 2011/09/15(木) 12:58:33 |
  3. 2R #2mo2qD.Q
  4. [ 編集]

>2R様

なるほど、それですと確かに12勝ですね。
大変失礼しました。
  1. URL |
  2. 2011/09/15(木) 13:09:11 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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