レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

ナダルのベーグル、ジョコビッチの話、等

前記事のコメント欄への返信を書いていたのですが
また私の悪い癖で文が長くなってしまいましたので別記事を起こしました。
(コメントをくれた蘭丸様ありがとうございます)


--引用開始--

王者の資格

昔は、フェデラー対策、現在はジョコビッチ対策、少し前はナダル対策ということで、各選手・コーチが戦略・戦術を立てて対戦に臨んでいます。
王者は追われる立場。自らも進化して、追う側を振り切る必要があります。

【フェデラー】はバックハンドを強化し、サーブを研ぎ澄まし、より展開を早くし、という進化をしています。

【ナダル】は、サーブを改良してエースを取れるレベルに上げ、サーブからの展開でゲームキープをするようになりました。これは、良く指摘される進化です。

では、【ジョコビッチ】はどうなるのでしょうか?
ナダルほどではないとはいえ、フィジカルの負担が少なくないと思いますので、ここから進化させるには、サーブの向上で、サービスゲームを楽にすることと、よりフラット系の速い打球を交えた、より早い展開をつくって、ラリーを長引かせないことでしょうか。
これではまるで、30歳になったフェデラーのような話に聞こえますが、ジョコビッチの隙の無いゲーム展開は、あのフィジカルがセットでないと実現しないと思いますので、もう少し楽にゲームを取れるようにしないと大変です。

さて、ナダルの楽天決勝ファイナルセットが0-6という驚きのスコアだと感じてらっしゃる方も多いと思いますが、ナダルが明らかな怪我や病気などの無い状態でベーグルでセットを落とすというのは、確かに驚きです。マレーに拍手を贈るのみなのでしょうか?

  ※管理人様、過去にナダルがベーグルで落としたセットはいくつあるのでしょうか?
    ベーグルということなら、フェデラーだって少ないとは思いますが・・・
     そういえば、錦織は上海初戦第1セットをベーグルで落としました(苦笑)

「ナダルは楽天で『対ジョコビッチ』を試しているのではないか?」という意見もあるようです。
もしそうだとすると、相手がジョコビッチではなくマレーだったといえ、あまり通用しない対策だったか、やりたいことができなかったか、ショットの精度が低かったか、何かダメだったのでしょう。

ナダルをはじめとした「ジョコビッチを追う側」が、どのような『ジョコビッチ対策』をみ見せてくれるのか、これから楽しみです。

--引用ここまで--



頂いたコメントの後ろの方から返信していく形となりますがご了承下さい。

まずジャパン・オープンでのナダルの不調ですが、
怪我などの情報は入っていないようですね。調子が悪かったのでしょうか。
ナダルは前から時々あっという間に負けることはありましたが、
最近は特に極端にフットワークが悪くなる時があります。
一応今週の上海では既に試合をこなしていますので大事には至ってないと判断したいところです。

また、決勝のマレー戦を擬似ジョコビッチ対策としたという説ですが、
もちろんはっきりとはわからないものの、私はその線は薄いのではないかと思います。
ごく限定的なポイントにおいてジョコビッチを想定した、ということもあるかもしれませんが
基本的にマレーとジョコビッチは違いますし、
他の選手のシミュレーターとするほどマレーは手を抜いて良い相手ではありません。
セットの取られ方が印象的だったので色々な憶測が飛んでいるのではないかと予測します。


さて、ナダルのベーグルですが、今回の印象が強かったので驚きはしましたが
よくよく思い返してみれば実は意外とあるのではないかとも感じました。

早速調べてみました。

11回でした。

過去にはマレーにも一度取られてますし、その他に、
フェデラー、ナルバンディアン、ロディック、ユーズニーなどから取られています。
フェデラーには過去2回取られています。
つまり、マレーとフェデラーの2人が、
過去ナダルから2回ベーグルを奪った選手ということになります。

この11回という数字を多いと思うか少ないと思うかですが、
きっと選手全体からすれば少ないんだろうと思います。
しかし、ナダルの場合必ず引き合いに出される比較相手がいます。
これがよくありません。

そう、フェデラーです。

フェデラーの場合は過去に4回のみです。
最近では2008年全仏決勝のナダルが印象に残っていますが、
残りの3回はデビューしたての1999年のことですので、名前が知られるようになってからは実質1回だけです。
これは脅威の記録であり、これと比べてナダルが多いとか少ないというのではなく
フェデラーの別格さを褒め称えるべき数字といっていいのではないでしょうか。

因みにジョコビッチはこれまでに5回、マレーは10回となっています。
フェデラーを除く3人はキャリアも近いのでそのままおおよその比較になるでしょう。
ジョコビッチは少ないですね。

しかしフェデラーはプロキャリア年数が他の3人の倍ほどありますから
そうなるとやはり4回というのは脅威的なのだといえます。

参考までに以下はベーグルを取った回数です。
(数えるの疲れました)

・フェデラー 73回
・ナダル 56回
・ジョコビッチ 40回
・マレー 36回
※因みに「6-0 6-0 6-0」という完全試合を経験しているのはマレーだけです。

さて、最後にジョコビッチについてですが
隙のない完璧に近いプレーをしていますので打ち破るのは一苦労だと思います。

ただ、現在怪我がちですのでそれが原因でコンディション不良に陥り
誰かが対策をとるよりも先に勝てなくなってしまう可能性も考えられ
そちらの不安を感じなくなありません。杞憂に終わるといいのですが。

さて、強いジョコビッチへの対策ですが
ナダルやフェデラーのように長所短所のはっきりしている選手の場合と違い
相手をする選手たちはどのショットにも対応していかなければいけません。
まずはジョコビッチと互角に打ち合うことができないと対策も厳しいと思います。
その時点ですでにクリアすることが困難ですが、そういう選手が今後全く出ないわけではないと思います。
仮に互角にラリーが出来る選手が出たとして、
その選手が更にもう一工夫凝らすことで初めてジョコビッチ対策になり得ます。
じゃあ、もう無理じゃんという気にもさせられますが
私は少なくとも覚醒する前のジョコビッチであればツォンガがそのような存在だと感じてました。
ラリーは見応えのある互角のものでしたし、ツォンガにはネットやサーブといったオプションがあり、
要所でジョコビッチを翻弄していました。

今のツォンガはランキングは高めですが、安定感にかけていて対ジョコビッチの急先鋒とはいきません。
しかし、年初からジョコビッチが化けたように、
ツォンガが今後化けないとも限りませんのでダメだろうと決め付けるわけにもいきません。
あとはデル・ポトロのような力のある正統派のストローカーが
真っ向から打ち合えるようになってくれれば面白いと思うのですが、
これは果たして要求が高いことでしょうか。

次にジョコビッチ側の対策ということになりますが、
これは他の選手のジョコビッチ対策と同じだと思います。すなわちサーブやネットなどです。
現在ジョコビッチを最強たらしめているストロークを効果的に補うプレーの進歩ということになるでしょう。
ストロークには穴がありません。フットワークも同様です。
あとはプレーの幅ということになります。

例えばサーブ速度はジョコビッチはフェデラーに負けていません。、
しかしサーブをどちらが効果的に使っているかといえばそれはフェデラーになるのではないでしょうか。
パワーを上げるということであれば今からでは難しいかもしれませんが、
必ずしもその必要はなく、使い方を変えていくことでまだまだ進化できると思います。
ジョコビッチの覚醒が、1988年のビランデルや1995年のムスターのように
1年だけのものでないことを願いたいところです。


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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2011/10/13(木) 18:53:59|
  2. 雑記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
<<2011年、上海マスターズ、荒れてます | ホーム | 2011年、上海マスターズ開幕>>

コメント

すごい細かな考察・・・いつもビックリします。

ナダルは上海マスターズの3回戦で、フロリアン・マイヤーに敗れてしまいましたね・・・。ことしも去年に続いて上海マスターズは結果が出ませんでしたね。

ナダルのベーグルですが、個人的にはまぁ取られるようなプレースタイルではあるよな・・・と思います。ナダルはパワーが半端ではないとはいえ、戦い方はディフェンスとカウンター重視で、相手の攻撃がその上を行けば、あんまりサーブが強くないor調子の良くないナダルにならベーグルを食らわせるのはフェデラーほど難しくないと思いました。そういえば、2003年に負けが込んだヒューイットも同じような印象でした・・・。相手に上回られることが多くなったと言うか。

ジョコビッチ、今のプレーはほぼ隙のないプレーができていて、アレを打ち破るのは大変だと思いますが、背中を痛めて休養している様子をみると、なんだかジョコビッチもコートカバー力を売りにしてきた選手たちと同じような道をたどるのではないかと心配ですね・・・。現状ではナダルより150試合ほどプレー数は少ないみたいですが、フィジカルが鍵を握っているだけに、今のナダルと同じだけの試合数を消化する頃にボロボロになっていないかが心配です。
  1. URL |
  2. 2011/10/14(金) 00:40:05 |
  3. toto #-
  4. [ 編集]

おぉっ!

管理人様

詳細に返信頂きましてありがとうございます!

フェデラーのべーグル失セットの少なさは驚異的ですね。こうなると、6ー0ではなく、6ー1での失セットの比較も見てみたくなります(笑)
数えるのが大変ですし、気が遠くなりそうなので、お時間があるときにでも、ブログではなくサイトで6ー0や6ー1の比較ページをアップされてみては面白いかも知れませんね。

対ジョコビッチについては、なかなかこれといったものが浮かばないですよね。現段階では、やはりフィジカルの懸念が先に立つという事でしょうか。フィジカルの長寿命スタイルとしては、どうしてもフェデラーの凄さに帰結してしまう感じがしますが、今年のアジアシーズンで覚醒したかもしれないマレーも、トップ4では長寿命寄りではないかと思います。
今後はタフプレーのジョコビッチ・ナダルの寿命VSフェデラー・マレーの構図も視野に入れながら、経過を楽しみにしたいと思います。
  1. URL |
  2. 2011/10/14(金) 02:02:41 |
  3. 蘭丸 #QD09qMkA
  4. [ 編集]

ありがとうございます

記事の方、誤字など有りましたので少し修正しました。
内容には特に変更はありません。

また、赤字で追記していますが、
マレーのみ、今年のデ杯でトリプルベーグルという快挙を達成していますので
その部分を書き入れました。

試合の勝ち負けについてはこれまでも散々取り上げてきましたが
セット単位というのはあまり無いので調査も新鮮でした。
6-1などもそうですし、6-0でセットは取られても試合の方は取られてない回数、
なんかも算出してみると面白いのかなと思いました。
機会があればチャレンジしてみたいと思います。
  1. URL |
  2. 2011/10/14(金) 16:53:33 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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