レンドル最強説&フェデラー最強説blog

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2011年、ATPファイナル開幕

いよいよ、私個人もっとも好きな大会であるATPファイナルが開幕しました。

グループの組み合わせは抽選で決まるのですが、
今回は綺麗に偶数ランクと奇数ランクとで分かれる形となりました。

トップ4のコンディションを考えてみても
今回に関しては優勝候補をずばり一人上げるのが難しい状態です。
誰にでもチャンスがあるのでどの試合も見逃せません。

大会はそれぞれのグループで3戦ずつ、更に準決勝と決勝があります。
1日ずつ消化して行って8日必要になりますので、
通常大会のような月曜スタートではなく1日早い日曜スタートとなっています。

初日は偶数ランク側であるグループBの初戦が行われました。

フェデラー「6-2 2-6 6-4」ツォンガ
ナダル「6-2 3-6 7-6」フィッシュ

フェデラーとナダルが勝利しました。
順当に上位が勝った形ではありますが、内容は濃かったです。
どちらもフルセットにもつれ込む熱戦でした。

まずフェデラーですが、いかにも近年のフェデラーという試合展開でした。

第1セットでは全くツォンガを寄せ付けませんでした。
解説も2004年から2006年の頃のフェデラーのようだとコメントしてました。

「いやいや、しかしですね、この調子をが第2セットも維持できるかどうかが
 2006年のフェデラーと今のフェデラーの違いです。
 このまま第2セットも押し切れればフェデラーを大会優勝候補にあげていいと思います。」

などと頭の中で解説返しをしながら観てたんですが
まあそのとおりというか2006年にはなかった第2セットでの急な調子の崩れを見せ出しました。
この辺が昔とは違う今のフェデラーです。

第2セット、打って変わって何も出来ずにツォンガに取られてしまいました。
ツォンガの調子が上がったという見方もできるし事実そうだったと思うのですが、
ツォンガはかなり相手選手の調子に左右される選手です。
やはりフェデラーの調子が試合展開を決定づけたのだといえます。
この辺の急な歯車の狂いは、力の落ちだした頃からしばしば見せ始めたフェデラーの特徴です。
しかし、第2セットの不調を第3セットまで引きずらないのはさすがです。
第3セットは互角の打ち合いも見られましたがやはりフェデラー優勢だったと思います。
全体的な試合の印象としては左右に打ち分けるラリーの応酬や
ネットをおりまぜた展開など迫力満点でかなり楽しめるものでした。
フェデラーの調子も悪くないし、ツォンガもまだまだあると思います。

続くナダルとフィッシュの試合ですが、これまた大接戦でした。
第1セットはナダルが簡単に取り、第2セットはフィッシュが取るという具合で、
展開はフェデラーvsツォンガに似ていました。
しかし第3セットの先の読めない展開は更なる熱さを感じさせました。

メンバー的にもフィッシュは8番目の選手という感じで軽く見られていた感があります。
グループ分けでも3+1の+1の部分であるかのようにコメントされていたようでした。
しかしそのポテンシャルは高いし、何よりどの選手とも違うプレースタイルが
今大会のような短期決戦では有利に働くとも考えられます。
むしろジョコビッチやマレーよりもフェデラー、ナダルの方が
フィッシュとしてはあっと驚く展開を見せることができるように思うので、
その意味で面白いグループに入ることが出来たわけです。

フィッシュは、ナダルの届かないところにボールを運んでネットダッシュ、
というような試合運びに終始するかと思っていたのですが、なんのなんの、
ベースラインから互角に打ち合ってしかもエースも奪ってと驚きの積極プレーでした。

ナダル自身は久々の大会で調子が完全ではないと感じさせましたが
そもそも得意でないコートなのでそれもあってかショットにかなり気を使っているように感じました。
印象の一つはアングルショットの多用です。
前々から当ブログでも指摘していますが、ラリーにおけるナダルの弱点は球が浅くなることです。
これがなくなったときのナダルは手が付けられないのですが
インドアでそのような展開になることは殆どありません。
しかしこの浅いショットというのは角度をつけたときには一転して強力な武器になります。
つまりナダルは、癖であるショットの浅さを敢えて克服するのではなく
それを逆手に取った作戦を採用してきたのだと考えられます。

アングルショットは相手の体勢を崩しますから対ネットプレーヤーには有効です。
フィッシュ対策ともいえますがおそらくは大会を通じた戦い方になるのではないかと思います。
同じグループのフェデラーもツォンガも積極的にネットを狙ってきますし
何よりラリーを有利に運ぶためにはナダルのショットとして効果的だと思うからです。

しかし、フィッシュもナダルに打ち負けませんでした。
長いラリーでナダルからポイントを取るシーンがありましたし、
アングルショットに対するカウンターというのは中々難しいんですが結構決めていました。
かなり調子が良かったのでしょう。

ナダルとしてはアングル主体の展開が完璧に功を奏したとは言えなかったと思います。
しかし最初の相手がフィッシュでよかったとも言えます。
ナダルのこのショットを一番巧く返せのはフィッシュだと思うからです。
(大会に出ていない選手ならばナルバンディアンでしょうか。
 もちろんフェデラーもうまいですがバック側はそうではないので)
プレー方針は修正せずにこのままフェデラーやツォンガと戦って欲しいと思いました。

さて、ATPファイナルでは勝った者同士、負けた者同士が対戦します。
つまり、明後日はナダルとフェデラーが対戦するんです。
歴史を作ってきた両者はこれが26回目の対戦になりますが
準決勝と決勝以外で当たるというのは、実に初顔合わせの2004年マイアミ以来ということになります。
もう歴史ですね。この2人は対戦するだけで歴史です。試合の方を楽しみましょう。
もちろんツォンガとフィッシュも楽しみです。両者ともに調子がいいですから。

今大会はロンドンで行われています。
上海で行われていた時と比べて決定的な問題があります。

眠い!

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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2011/11/21(月) 11:32:51|
  2. 2011年10月~12月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

初のセット落とし後の勝利

昨日の試合はヒヤヒヤものでした。。
今年のウィンブルドンとモントリオールを思い出しました。
勝てそうに見えていたのが、急にツォンガのペースになり、
そのまま試合が終わる、その再来か?と思ったからです。

実際、昨夜以前の対戦成績を見ると、フェデラーがツォンガに勝つときは
必ずストレート勝ちだったんですね。
昨夜の試合で一つのジンクスが打ち破られ、嬉しいです。

昨夜の試合の2セット目はサーブがかなり悪かったですよね。
サーブと言えば、最近、サーブでうっすら声をあげているような気がします。
昔は声をあげることはなかったと記憶していますが、
体幹の筋肉が落ちているのでしょうか。
あるいは、サーブを変えてきているのでしょうか。。。
  1. URL |
  2. 2011/11/21(月) 17:27:53 |
  3. かめ #-
  4. [ 編集]

>かめ様

これまでのフェデラーの勝利が全部ストレートだったとは初めて知りました。
今年二度の敗退の印象が強いですが、ツォンガのような選手でも
フェデラーを脅かすのは骨だったということになるでしょうか。

また、フェデラーの声について、
あまり意識したことはないのですが前から出すときは出してませんでしたか?
ちょっと私の記憶は曖昧なので正確でないかもしれませんが。
  1. URL |
  2. 2011/11/21(月) 21:00:16 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

先のパリインドア優勝で、フェデラー、初のマスターズ9大会全て決勝進出。
インディアンウェルズ優勝(2004,2005,2006)
マイアミ優勝(2005,2006)準優勝(2002)
モンテカルロ準優勝(2006,2007,2008)
ローマ準優勝(2003,2006)
ハンブルグ/マドリードクレー優勝(2002,2004,2005,2007,2009)準優勝(2008,2010)
カナダ優勝(2004,2006)準優勝(2007,2010)
シンシナティ優勝(2005,2007,2009,2010)
マドリードインドア/上海優勝(2006)準優勝(2007,2010)
パリインドア優勝(2011)
マスターズ1000決勝成績18-12(ハード13-5、クレー5-7)

残すはモンテカルロ、ローマと伝統の2大会ですが、クレーキングの壁は厚いですからねぇ。もっともナダルにはクレーコートにおいて絶対王者として君臨し続けてほしいのですが。本当に、ナダル以上にクレーで強い選手なんて今後絶対現れないと思うんですけどねぇ。ハードコート、グラスコート、インドアではフェデラーも同様ですが。

2006シーズンですか。最強のフェデラーを見たいなら2006全米、マスターズカップがお勧めですね。パリマスターズ準決勝ベルディヒ戦のフェデラーは攻撃的で理想のテニスでした。サーブ、フットワークの衰えは仕方ない事です。いかにメンタル、フィジカルをあと数年維持していけるかだと思います。今のフェデラーでもまだまだ1位復帰、グランドスラム複数回優勝は出来ると思うんですけどね。ま、2016年あたりまで続けてほしいですね。ダブルスに転向は興味ないのでしょうか。
マレー除く三強以外でグランドスラム優勝する選手ならツォンガですか。ただの感ですけど、そんな予感がします。脅威に感じるようになったくらいですからね。

Black Prince様
決勝勝率トップはムスター、現役ではダビデンコです。ただムスターは44勝のうち40勝がクレーコートによるものです。詳しいデータはATP公式で。
  1. URL |
  2. 2011/11/21(月) 23:36:16 |
  3. F #-
  4. [ 編集]

>F様

こうしてみるとフェデラーの実績はやばいですね。
マスターズシリーズが整備されたのが2000年ですから
それ以前の選手たちを同じ尺度で測れないのが残念ですが
ほぼ歴史上ベストと言って良い記録なんじゃないでしょうか。
グラスコートのマスターズがないのが返す返すも残念です。

>Black Prince様

ご質問いただいていたのに返事せずに申し訳有りませんでした。
思い出させて頂いてF様ありがとうございます。
取り敢えずATPのページを貼り付けます。
ただしATPの記録は古い選手ほど不完全ですのでその点を踏まえて参考にされるといいかと思います。
http://www.atpworldtour.com/Reliability-Zone/Reliability-Finals-Career-List.aspx

  1. URL |
  2. 2011/11/22(火) 15:02:56 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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