レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2012年ブラジル・オープン、アルマグロ優勝

本来は、同時に行われたロッテルダムの
フェデラー優勝の方を取り上げるべきかもしれませんが
ここは敢えてアルマグロに行ってみたいと思います。

almagro-1a.jpg
アルマグロは今回の優勝で11タイトル目の獲得となりました。全てクレーコートです。
最近はスペイン選手とは言えハードでも戦える選手が多くいる中で
クラシカルなクレーコートスペシャリストを地で行く選手だと言えます。

11タイトルのうち半数以上の6タイトルをここ2年で獲得しています。
現在26歳ですからいわゆる25歳ピーク説の真ん中にあるのだと言えるでしょう。
ランキングは先週までは11位でしたが、優勝しましたので最新の発表で上がるかもしれません。
これまでの最高位は2009年の9位ですが、自身の記録を更新することになるでしょうか。

アルマグロはその出場大会のほとんどがクレーです。
【収集データ】の中で取り上げていなかったので先週までのデータを急遽調べてみましたが
コート別の勝率を見ると、グラスとインドアが30%台、ハードも50%に届かず、
しかし全試合の7割近くを占めるクレーコードでは実に66%というものでした。
今時にしては珍しい、清々しいまでのクレーコートスペシャリストです。

このような、全タイトルが1つのコートという例はそう多くありません。
アルマグロの数字はもちろん現役最多の記録です。

blake-1a.jpg
次点でJ・ブレークのハードのみで10タイトルというのがあります。
ただし、ハードコートではスペシャリスト感は低下しますし、
しかもアウトドアが7、インドアが3という内訳になっているので
考え方によっては2種類のコートで優勝しているとも言えると思います。
あとはロブレドが惜しくて、10タイトルのうち9がクレーで1つだけハードです。

現役だけでなく、過去の選手を見ても
1つだけのコートで優勝しているという例はそう多くありません。
そしてそのほとんどがクレーコートです。

14 ベラサテギ
13 タロツィ
12 アルベルト・コスタ
11 アルマグロ

Berasategui-1a.jpg
ベラサテギが1位です。アルマグロは歴代でも4位ということになります。

また、クレー以外では前述のJ・ブレークのハードコート10というのが歴代でも一番多い数字です。
ハードの次点はツォンガの7タイトルですが、これもアウトドア2、インドア5という内訳ですので
1種類のコートと分類すべきかどうかは意見の分かれるところでしょう。

edmondson-1a.jpg
グラスコートではエドモンドソンが6タイトルでトップに立っています。
というか、恐らくはエドモンドソンが唯一の選手ではないかと思います。
2タイトル以上を取っていてグラスのみの優勝という選手は探した限り他には一人もいませんでした。
因みにエドモンドソンは1976年に全豪を制覇した選手です。
現時点で全豪の最後の地元優勝者となっています。

svensson-1a.jpg
カーペットでは、ITFの記録によれば
ヨナス・スヴェンソンが5タイトルを取っていて最多の例となっています。
スヴェンソンは1988年の全仏でレンドルを下した選手ですので、クレーコート!
という印象が強かったのですが、実はクレーよりもカーペットで強かった選手なんですね。
思わぬ所で「カフェルニコフ、コルダ現象」を体現する選手に出会いました。

もっとも、これはITFの記録によるものであり、
実はATPの記録ではスヴェンソンの優勝のうちいくつかはインドア・ハードに分類されています。
ATPのデータに基づけばスヴェンソンは記録保持者ではないということになるのです。
まだまだテニスの記録に関しては混乱が残っていることがわかります。

さて、ではATPの記録に準拠したもので言えばどうなのかといいますと、
もはやカーペットの記録は無いに等しいです。というのも、2タイトルというのが最多だからです。
敢えてITFのスヴェンソンの記録をここで持ち出したのはそのためです。

とはいえ、ほとんど記録とは言えないと思いますが、
折角なのでATPの記録も以下に列挙してみようと思います。
参考までに国名と、いつ頃の選手かわかるように生まれた年を載せております。

Frew McMillan 南ア 1942年生まれ
Andrei Olhovskiy ロシア 1966年生まれ
Omar Camporese イタリア 1968年生まれ
Andrei Cherkasov ロシア 1970年生まれ
Jonathan Stark アメリカ 1971年生まれ

このうち最初のマクミランはニューカム(1944年生)やトニー・ローチ(1945年生)よりも年長であり
オープン化前からキャリアのある選手なのでこの数字がキャリアの全貌を表しているとは言えません。
実質その下の4人ということになるでしょう。なんだか年代が固まっていますね。
上からエドバーグ、シュティッヒ、アガシ、サンプラスと同年齢です。
現在はカーペットの大会はありませんので、これらの記録が塗り替えられることは無いでしょう。
いつかカーペットが復活すればまた話は別ですが。

今回久々にデータサイトっぽいことをしてみました。

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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2012/02/20(月) 11:45:09|
  2. 2012年1月~3月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:11
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コメント

こういうデータサイトは大好きなのでいつも楽しく読ませてもらってます。
ところで疑問ですがこの間の全豪決勝のように試合開始はアウトドアで、(雨天で)途中から屋根が閉じてインドアに変わった場合はどのように集計されておられるのでしょうか。

もっとも電動で屋根が閉じるとかつい最近からでしょうけど・・・

またデータとして集計しにくいでしょうが、試合が途中で中断した場合の勝率とかも興味があったりします。
  1. URL |
  2. 2012/02/20(月) 23:26:38 |
  3. #-
  4. [ 編集]

コメントありがとうございます。

身近な所では、有明が開閉式です。
これまでにも試合の途中で屋根が閉じられた例や、
閉じられたまま試合が行われたこともありますが
どの記録を見てもアウトドアとなっています。

アウトドアかインドアかというのは屋根の有無も勿論そうですが、
立地的にも、地面の上にコートが作られるのか、建物の中に作られるのか
といった要因が絡んで決まってくるのではないかと推測されます。
そんな訳で、恐らくですが、大会毎にアウトドアかインドアかというのは決まっていて
同一トーナメント内でコート種別が変化することはないと思います。

また試合中断のデータですが、ATPやITFのデータを見ても
どの試合が中断されたものかという表記が存在しないため現時点では集計が厳しいです。
ただ仮に集計できた場合は面白いデータが取れそうですね。
  1. URL |
  2. 2012/02/21(火) 09:58:45 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

こちらのスポーツ新聞の夕刊に(小さくですけれど)Söderlingに付いての記事が出ていたのですが、
もうそろそろ復帰してくる頃かな‥‥と思っていただけに、記事を読んでびっくり。いま彼、大変みたい
ですね。

彼が去年の夏「モノ(単核球症)」に罹って、戦線離脱を余儀なくされていたのは知っていました。
ですが、その後CFS(慢性疲労症候群)まで発症したことは、今日初めて知りました。

このCFSという病気は何かのウイルス感染がきっかけになって発症するみたいですから、
やはりモノのウイルスが原因ということになるんでしょうね。彼、ソファーから立ち上がれ
なくなるほど疲労困憊状態に陥ることも少なくないそうです。辛いでしょうね。でも
何とかこの病気を克服して、また元気な姿をみせて欲しいものです。

そう言えばアンチッチも、やっとのことでモノから解放された後にまた倒れてしまいましたよね。
もしかすると彼もCFSを発症してしまったんでしょうか? フェデラーもモノに罹りましたが、
彼の場合は幸いにも軽症で済みましたよね。他にもまだ誰かいたような気がしますが、いずれに
しても、これまで私が耳にしてきたのは何故か男性ばかりです。私たち女性は、もしかすると
既に抗体ができあがっているんでしょうか?(^^;

テーマからずれた話題で申し訳ありませんでした。
頑張れSöderling!
  1. URL |
  2. 2012/02/23(木) 08:23:06 |
  3. 河谷K子 #-
  4. [ 編集]

>河谷K子様

モノといえば女子選手ではエナンの記憶があります。
あとは、ちょっと調べたところドキッチもかかっているようですね。
テニス選手の例は多いですがやはり総じて男子のほうが多いようです。

ウィルス性のものですし、
症状などをみても体の動作と関係しているとは思われないので
テニス選手に多い理由はよくわかりませんが病気での戦線離脱というのは残念ですし、
それでキャリアが終わってしまうというのもあってほしくないので一日も早く回復してほしいところです。
  1. URL |
  2. 2012/02/23(木) 09:14:52 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

Au-Saga様

>モノといえば女子選手ではエナンの記憶があります。

あっ、そうでしたそうでした! エナンもモノにずいぶん苦しめられた時期が
あったんでしたよね!

(こちらタイムの)深夜にメールを書いていた時には、エナンのことなど
完璧に記憶から抜け落ちていたのですが、Au-Saga様のご指摘で
「エナン=モノ」の記憶がぞろぞろ這い出してきました。(^^;

とうとう私も何かを思い出すのに、誰かからの一撃が必要な「お歳頃」に
なってしまったようです。 

一撃を与えて下さって、どうも有難うございました。(^^;
  1. URL |
  2. 2012/02/23(木) 21:36:33 |
  3. 河谷K子 #-
  4. [ 編集]

>河谷K子様

意識せぬ間に、何だか一撃を与えていたみたいで恐縮です。
私としましても今後とも様々な情報をいただけましたら幸いです。
  1. URL |
  2. 2012/02/27(月) 10:04:59 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

ソデルリング

ソデルリング情報、ありがとうございます!
私も、モノにしては長いなぁと思っていました。
慢性疲労症候群になっていたのですね。

モノにしても、慢性疲労症候群にしても単体での知識は多少ありましたが、
そっかぁ、慢性疲労症候群の何割かはウィルス原因ということは、
モノが原因ということもあり得るのですね。

海外ではウィルス原因の慢性疲労症候群とそれ以外の慢性疲労症候群を
別のものとして扱うようになっていると聞いたことがあります。
ヨーロッパではどうですか?(→岡谷さん、ご存じであれば)

モノに関して、男女比に関しての話題になっていますが、
日本人と西洋人との比率はどうなんでしょう?
というのが、私もフェデラーの感染で初めて知りました。
日本では感染者の知り合いはいないし、
その単語さえ耳にしたことはありません。もしご存知でしたら。。。
あと、他のスポーツよりテニス選手での感染者が多いのでしょうか。

って、ここはテニスサイトで、医療サイトじゃないですね。(^^ゞ
  1. URL |
  2. 2012/02/27(月) 22:49:57 |
  3. かめ #k0H9quHE
  4. [ 編集]

>かめ様

>海外ではウィルス原因の慢性疲労症候群とそれ以外の慢性疲労症候群を 別のものとして扱うように
>なっていると聞いたことがあります。 ヨーロッパではどうですか?(→岡谷さん、ご存じであれば)

かめ様、私に新しい名字を付けて下さってどうも有難うございます。(^^;  

さてさてご質問の件ですが、残念ながら私にはわかりません。かめさん同様、私も「モノ」という病気でさえ
フェデラーが罹った時に初めて知ったくらいですから‥‥。 当時はこちらの新聞やテレビでも
この「モノ」のことがかなり派手にとりあげられました。過去に感染したことのある元&現スポーツ選手
(テニス選手ではなかったと思います)が何人かインタビューを受けていたのを覚えています。

そうだそうだ、思い出しました。その時に私の夫(スイス人)も、「あー、これなら私も17歳くらいの
時に罹ったよ」と教えてくれたんでした。夫は十代の頃、或るスポーツクラブに入っていたのですが、
そこでは飲み物はみんなで回し飲みするのが常だったようです(実際、こちらの人は平気で回し飲みを
しますよね)。で、どうやら夫の場合は、それが原因で感染したらしいのです。ほんまかいなぁ(笑)。

先ほど「モノ」に付いて解説してくれているサイトを猛スピードで見てまわりましたが、幾つかの
サイトによりますと、どうやら日本人の場合は幼児期に感染する人が殆どで、9割がたの人が
既に抗体を持っているんだそうですよ。ところが欧米人(ここでは白色人ってことかな?)ですと、
幼児期の感染率がとても低いので、大人になってから感染する人がどうしても多くなる‥‥ということ
らしいのです。

一度感染するとウイルスは、ずっと私たちの体内に潜伏しているようですが、これは
水疱瘡のウイルスでも同じですよね。でも「モノ」で感染したウイルスの場合は、常に唾液の
中にウイルスを排泄しているとか‥‥(う~ん。この辺のことはよく分かりません)。 

錦織くんは日本人なのできっと大丈夫だとは思いますが、でも日本人でも約10%の人たち(若い世代)は
まだ感染していないという調査結果もあるのですから気を付けるに越したことはありませんよね。
錦織くん、飲み物の回し飲みはやめましょうね。それから美女の誘惑にも気をつけましょう。(^^;

またまた長くなってしまいました。申し訳ありません。
岡谷こと、河谷でした。
  1. URL |
  2. 2012/02/28(火) 09:50:30 |
  3. 河谷K子 #-
  4. [ 編集]

>かめ様、河谷様

日本人で調べてみたところ、松岡修造もかかっているようです。
それも松岡自身のベストイヤーである1992年の年末でした。
これがなかったらもっと上のランクもあったかもしれません。
  1. URL |
  2. 2012/02/28(火) 11:45:51 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

失礼しました

河谷様

名前を間違えてしまい失礼しました。
間違えていると指摘されても、右下に時刻とともに表示される名前は、私には岡谷と見えていました。
別の場所にコピペをして、やっとわかりました。申し訳ありません。

また、モノの情報、ありがとうございます!
  1. URL |
  2. 2012/02/29(水) 10:01:47 |
  3. かめ #k0H9quHE
  4. [ 編集]

>かめ様 

どうかご安心ください。
先月、imamu-sa様宛てにコメントを書かせていただいたときに、何をどう思ったのか
「imamu-sa」のハンドルネームとは似ても似つかぬ全然別の、まるで暗号文のような
宛名で出してしまったことがあったんです。なので名前の書き間違いという点では、
私の方が断然先輩ですから(自慢してどうする!(^^;)。
   
  1. URL |
  2. 2012/03/01(木) 08:52:42 |
  3. 河谷 #-
  4. [ 編集]

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