レンドル最強説&フェデラー最強説blog

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2012年、ドバイ決勝他

ドバイではフェデラーが1セットも落とさぬ力強さで優勝しました。
フェデラーにとってドバイは第2の本拠地です。
さすがというか歴代断トツの最多5度目の優勝となっています。
しかし、それでもこのところ優勝から遠ざかっていました。
去年まではジョコビッチが3連覇していました。
今回は直接ジョコビッチを下したわけではないですが、
タイトルを奪回したと言えると思います。

まず準決勝のデル・ポトロ戦ですが、スコアの方はタイブレーク2つという熱戦でした。
しかし両方のセットで試合の雰囲気は随分異なっていました。特にデル・ポトロが違いました。
第1セットのデル・ポトロは様子見というわけじゃないんでしょうけど
フェデラーに付き合ってもらっているというか胸を借りてるというか
極めてオーソドックスなプレーに終始していて、そこそこの競り合いにはなりましたが、
フェデラーのほうが展開が早いし打点が高いしでタイブレークになった瞬間には
もうこれはフェデラーが取るだろうなと予感させました。
本来タイブレークとはどっちが取るかわからないものであるべきなんですけどね。
これが第2セットになると少し変化が表れました。
デル・ポトロのショットが幾分攻撃的になったのです。
デル・ポトロはこんな風にもっとガンガン責めないといけない選手です。
これならタイブレークでも互角の戦いを見せられると思わせました。
しかし、第2セットのタイブレークはフェデラーがその超人ぶりを披露する場となりました。
「2-6」という圧倒的劣勢からの大逆転勝ち。これはさすがにデル・ポトロも脱帽でしょう。

デル・ポトロのプレーは悪くありませんでしたが、敢えてこの程度のパフォーマンスでは不服と言いたいです。
将来No.1を狙って欲しい選手ですから内容云々だけではなく結果が伴わないといけません。
特に、あそこまで追い詰めておきながら取れなかった第2セットのタイブレークは問題です。
相手はタイブレークキングたるフェデラーですから困難な挑戦だったといえますがそれを取ってこそ意味があるのです。
元々デル・ポトロ自身、タイブレーク勝率は冴えない選手です。
歴代のトップ選手でタイブレークの弱い選手というのはいません。
トップ中のトップでタイブレーク勝率の低い選手といえばボルグですが、それでも55%を超えています。
水準からすれば問題なく高い勝率です。60%となればもはや名手といえる数字です。
で、デル・ポトロがどのくらいかといえば、僅か51%程度です。
こういうのは持って生まれたもの、天性といった要素もあるのかもしれませんが
やはり勝つ選手が強いという原則に変わりはないのだろうと思います。
デル・ポトロの今後を見極める意味でも、そのタイブレークの戦いぶりには注視していきたいと思います。

さて、準決勝でデル・ポトロを下したフェデラーは決勝でマレーと対戦しました。
マレーは準決勝でジョコビッチを下しての勝ち上がりです。
マレーとジョコビッチの対戦は他の4強対戦に比べると印象に薄いのも止むを得ないところですが
それでもここ最近は増えてきています。去年は3回の対戦があり、今年は2回目の対戦となりました。
対戦成績は今回のマレーの勝利でマレーの5勝7敗となりました。
ジョコビッチの勝利には2つのクレーコートがありますのでハードコートでは5勝5敗の五分です。
意外と拮抗していますし、言うほど対戦数も少なくありません。
今回、内容としてはマレーが随分押していました。
というよりもジョコビッチが本来の動きをしていなかったように感じました。
特に第1セットはミスが多く、アイドリング状態のまま気づけばセットが終わっていた
というようなあまりにもあっさりとした印象でした。
3セットマッチだとよくこういうことがあります。
90年代に最強サンプラスが小さな大会で特に見せ場もなく敗退した試合が結構ありましたが
なんだかそれを思い出しました。まあ去年のジョコビッチが異常だったといえるので、
こういった調整試合を経てサンプラスさながらにいざという時にガツン!と魅せてくれればいいと言えます。

フェデラーvsマレーの決勝の印象ですが、準決勝のフェデラーvsデル・ポトロに似ていました。
スコア的にはより簡単でしたが、むしろマレーはデル・ポトロ以上に善戦していたと思います。
しかしあくまでも試合の主導権はフェデラーでした。
フェデラーのフットワークってここ最近こんなにキレキレだったっけかと考えたくらいです。
ショットにはそこそこミスはあったと思います。
しかしあのミスのない異様な頃のフェデラーはさすがに過去のものと考えれば
今の状態は絶好調なんだと判断してよさそうです。
敗れたマレーは守備的なショットは相変わらず見事でしたが、
攻撃に転じた時の不安定さが感じられました。
当たった時は強いけど崩れると脆いという雰囲気は前からあります。
サーブ力、ネットの巧さ、守備センスの良さを持ち、
更にショットパワーも見事なのに何故か常に攻撃し続けている印象がないという点で
リュビチッチとその姿が重なるんですが、どうでしょうか。


アカプルコの大会では、フェレールが優勝しました。
前週及び年初の大会でも優勝していますので早くも3大会目の優勝です。
次点はフェデラーとラオニッチの2大会ですのでそれを上回る単独首位となっています。
今年30歳ですが衰えていません。フェデラーと並ぶ現テニス界の鉄人です。
それもクレーで勝っているというのが凄いです。
普通30に近くなると体力を使うクレーでは勝てなくなるものです。
フェレールは昔ながらの柔らかいショットで拾いまくるクレー巧者的な戦い方はせず
ガンガン攻めていく完全に近代的なプレースタイルを採っていますから、
それでこの衰えなさというのは半端じゃないです。
この戦い方、少しくらいフルスイングしても
結果的にフットワークを節約できるといっった利点があるのでしょうか。
いや、そんなことはないと思います。だってフェレール以外にできている選手がいませんから。
やっぱりこの選手の特異性という解釈でいいのでしょう。
決勝の相手は第8シードのベルダスコでした。
有力な対抗馬であった第2シードのアルマグロを下しての進出でしたが
元々の実力から言えば充分に正統的な勝ち上がりだったと言えます。
過去の対戦成績も3勝6敗とフェレールに不利でしたが、結果は「6-1 6-2」の圧勝でした。
フェレールもフェデラーと同じく1セットも落とさぬ優勝でした。
ランキングも5位に浮上しました。乗ってます。


地味な選手たちによる地味な大会、しかし愛すべき大会であるデルレイビーチですが
優勝はケヴィン・アンダーソンでした。
ロディック、アイズナーといった地元の期待を振りきっての優勝です。
もう、アメリカンダメですねえ。
決勝の相手はマトセビッチでした。
前回の記事で初めて名前を聞いた選手と書いておいてビックリの決勝進出です。
試合も見ていないし、愛すべき大会などといっておきながら
あまり有用なコメントがありません。大変失礼しました。

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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2012/03/05(月) 12:37:41|
  2. 2012年1月~3月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8
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コメント

今回のフェデラーは、おっしゃる通りフットワークが切れていたので、最近にしてはめずらしく回り込んでのフォアハンドの連打でポイント奪っていましたね。要所で見せたネットプレー、ドロップショットも有効で安心してプレーを見ることができました。ファーストサーブの出来はそこそこでしたが、セカンドサーブが上質だったので、あまり影響がありませんでしたね。

ドーハでの棄権、デビスカップのイズナー戦敗北の時は、また年末絶好調、春先不調のパターンかなと心配しましたが、いきなり復活しましたね。管理人さんも去年、今後のフェデラーの活躍を予想するのは難しいと言っておられましたが、もう訳が分かりませんね。今回はロッテルダム準決勝のダビデンコ戦を逆転勝ちしたところから、好調に転じたように思いますが、ファンとしてはこれが一過性のものでないと願うばかりです。

今のフェデラーに足りないもの探すとするならば、フォアとバックのダウンザライン、ランニングショットの精度でしょうか。勝負所でのネット、サイドアウト、浅くなってのカウンターを食らうなどが目につきました。ナダルが相手だとそこら辺から崩されたり、自ら崩れたりしそうです。

一方マレーは、やはりいったん守勢に回ると勝ちきれない印象ですね。走りっ回ってボールを拾いまくる姿はさすがと思わせるのですが、ここ一番で攻撃性がしぼんでしまうのが残念です。これは個人的な感想に過ぎませんが、フェデラーが一時的にでも一位復帰するには、マレーの覚醒が必須だと思っています。真にマレーが上位3強に肉薄し、混戦状態になれば、フェデラーにもチャンスが出てくるのかなと思います。ここ2008年以降、フェデラーが長期間好調を維持した例はありませんので、どうしても、ジョコビッチ、ナダルを崩すのマレー頼みしなければならない様な気がします。

まあマレーが真に覚醒したならば、当然フェデラーがマレーに負けて、ぶっちぎられることにもなる訳で、これは単なるフェデラーファンの都合のよい妄想です。ただマレーが覚醒すれば(あとデルポトロも)ツアーがもっと面白くなっていくというのは、衆目一致するところだと思うので、マレー(あとレンドル)にも期待したいです。
  1. URL |
  2. 2012/03/06(火) 01:06:47 |
  3. Black Prince #-
  4. [ 編集]

今季のマレーは3大会に出ていまして、
優勝、ベスト4、準優勝とまずまずの戦い方をしています。

ここから更によりよい結果に向かっていくといいのですが
これまでの戦い振りについては実に「ランキング4位」という気がします。
全豪ではジョコビッチ、今回はフェデラーに負けました。
惜しい部分もあり、次にやれば勝てるかもしれないけど
自力ではやや及ばないかなといったところではないしょうか。
もちろん今回ジョコビッチに勝っていますので
あと一歩なのだということはわかります。
ただ、そのあと一歩という状態が随分前からですので
何か一つ吹っ切れるきっかけが欲しいですね。
  1. URL |
  2. 2012/03/06(火) 14:08:41 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

フェデラー、フットワークは特に去年から状態良く何ら変わってもいませんよ。それに現在と同じで全盛期の頃もつまらないイージーミスはありましたし。ストロークはナダルが現れたおかげ昔よりも良くなっていますし。全盛期は凄かったなどと美化されるのは良くありますよね。
  1. URL |
  2. 2012/03/08(木) 00:00:13 |
  3. F #-
  4. [ 編集]

>F様

コメントありがとうございます。
見る人によって印象はだいぶ変わるということですね。
こうしたざまざまなご意見をいただけるととても嬉しいです。

私見を少々述べさせて頂きますと、F様の見解では
現在のフェデラーと全盛期のフェデラーとではほとんど違いがないとの
ご意見のようにお見受けできるのですが、体力的なものを考えても
30歳を過ぎた今と全盛期とではやはり違いはあるんじゃないかなとは思います。

私が観た限りでは、ここ数年のフェデラーのフットワークは良くなかったと感じていまして
ミスも、もちろん無い選手はいませんので確かに元々ありましたが
その質が違うというか、2006-07年当時に比べると
大事なポイントや、攻めに行ってのミス、様子見のラリーでの何でもない凡ミスなど
いわゆる目立つミスが確実に多くなっていたと思っています。

当然ながら受ける印象の問題ですのですので、私個人がそう思うというだけで、
決して正しい意見というわけではないことは重々承知しております。
その辺はご理解いただければと思います。

いずれにしろ、今のフェデラーは調子が良いという点では意見が一致していると思います。
このままインディアンウェルズでも良い試合を見せて欲しいところですが
調子がいいと思っていたらふっと負けてしまったりするのも最近のフェデラーの特徴なので
毎試合気にしながら追っていきたいと思います。
  1. URL |
  2. 2012/03/08(木) 09:53:45 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

フットワークが切れる

質問です!
フットワークが切れるというのはどういう状態のことを言うのでしょうか?
ぜひ、解説お願いします。
  1. URL |
  2. 2012/03/08(木) 15:15:59 |
  3. かめ #k0H9quHE
  4. [ 編集]

>かめ様

言われてみれば変な言葉ですね。
感覚的なものなので具体的な解説はできませんが
「小気味良い」という言い方が一番近いでしょうか。
私個人の感想としては、打ち終わった後の動き出しが良い時に
今日はフットワークがいいな、と感じたりします。
  1. URL |
  2. 2012/03/08(木) 17:02:32 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

ありがとうございます

良い状態を指していたんですね。
「ブツブツと切れる感じでなめらかではない」のかと思いました。(^^ゞ

頭が切れると言えば、冴えているということですもんね。
その意味での”切れ”ですね。

回答ありがとうございました!
  1. URL |
  2. 2012/03/10(土) 09:36:14 |
  3. かめ #-
  4. [ 編集]

>かめ様

言葉がわかりにくくて本当すいません。
自分では書きたいことをばーっと書いてしまっているので
今回のように聞いてくれると嬉しいです。
今後共どうぞよろしくお願いします。
  1. URL |
  2. 2012/03/12(月) 09:19:56 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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