レンドル最強説&フェデラー最強説blog

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2012年、全仏3回戦他

全仏は3回戦と一部4回戦まで進んでいます。
3回戦からはシード同士が対戦しますので組み合わせも中々魅力的です。
ツォンガvsバブリンカ、デル・ポトロvsベルディフ、マレーvsガスケ、アルマグロvsティプサレビッチ等々。

ここまでの勝ち上がりは、全仏らしいといいますか、多くの選手が結構な苦戦をしてきていますが
その中では現在4人残っているスペイン勢のうちの3人、ナダル、フェレール、アルマグロが
1セットも落とさずに勝っているのが印象的です。
ただスペイン選手は4人全てがボトムハーフにいるので今後潰し合いをすることになってしまいます。

さて、4強ですが、ナダルを除いて皆手こずった戦いをしています。
今回は昨日の4回戦のジョコビッチを取り上げてみます。

3回戦までは極めて順調に強さを見せつけていたジョコビッチですが
4回戦のセッピ戦では一転、非常なトラブルに見舞われました。
勝ちはしましたが「4-6 6-7 6-3 7-5 6-3」と、
これまで7戦して負けなしだった相手から2セットダウンを喫する思わぬ展開でした。

セッピは万能型といいますか、ネットよし強打よし軟打よしと一見弱点のなさそうな選手なのですが
それだけに、正直いってどのショットをとっても決定打が存在せず
ジョコビッチに対抗するには至らないだろうというのが印象で、じゃあどう戦えばいいのかという問いには、
「ベストを尽くす」という戦略ともなんとも言い難い回答しか思い浮かばないところでした。

結局セッピがその「ベストを尽くす」をやったというのが結果論からくる接戦の答えになるのでしょうが
私の印象としてはセッピが目を見張るようなプレーをしたとも思えませんでした。
例えば2009年にソデルリングがナダルを下した時には、ナダルの不調もあったのでしょうが
ソデルリング自身も素晴らしいプレーをしていましたし
1989年にチャンがレンドルを下した時にもチャンのプレーにある種の素晴らしさを感じました。
大物を倒すというのはそういう何か光るものがあってこそ印象に残るものだと思います。
しかし昨日のセッピにはそこまでのものを感じることはなく、
これでもしも負けていたらジョコビッチとしては随分と後味が悪かっただろうなと思いました。

何よりもジョコビッチのエンジンがかからない、というのが試合の全てでした。
ジョコビッチが絶不調でもうどうしようもないということではありませんでした。
立ち上がりに体が温まってなくていまいち乗り切れないようなことはよくありますが
昨日のジョコビッチはずーっとそういう感じでした。
本当の絶不調ならば戦い方を変えていかなければいけないところですが、そこまでの必要はないと思いましたし、
ジョコビッチ自身もプレーは一貫していたのでおそらく同じ思いだったのではないでしょうか。
打っていれば、やがて調子が戻ってくるという判断だったと思います。
まあそあれが随分と遅かったのがここまでの苦戦の原因だったわけですが。

セッピは強弱のショットを上手く織り交ぜており、
これを散らすことでジョコビッチにペースを握らせずに試合を展開していました。
セッピとしてはこのままでよかったと思います。
ジョコビッチがペースをつかめない限り流れは変わらなかったと思うのです。
冷静にショットを分析すると、セッピの強打には深さがなく、
安定度もなかったので、強打を中心にするには危険が伴いました。
しかし、試合が進み、リードも広がってくると、早く決めたいという思いが出るのか強打が増え出しました。
第2セットの後半あたりから、ああ、それではダメなんじゃないかとセッピ視点での不安が頭をよぎりました。

幸いにしてというかなんというか、
本来そこでジョコビッチがペースを取り戻すべき所だったのをまだグズグズしていて
結局第2セットもセッピが取るという幸運に恵まれたることになったわけですが
第3セットこそが最大の転換点だったと思います。
ジョコビッチは相変わらずミスが多く良いプレーをしていませんでした。
本来ならばNo.1にあるまじきモタモタ加減で、負けパターンですらあったと思います。
しかしそれに輪をかけてダメだったのがこのセットのセッピです。
調子の悪さから言えば第3セットのジョコビッチは最初の2セット以上だったと思います。
しかしセッピはサーブがダメ、決めに行くショットもダメ、通常のショットもダメと
何をやっても上手くいかない状態に陥り、あれよあれよとセットを取られてしまいました。
それでもスコアが「6-3」だったのはどちらもベストではなかったことの表れでしょう。

第4セット以降はジョコビッチもある程度打てるようになっていて
セッピも吹っ切れたのか悪くないショットを打つようになっていました。
ジョコビッチは結局最後までベストコンディションにはならなかったと思いますが
それでもここまで来れば力の差で最後はジョコビッチだろうといったところでした。
2セットダウンを喫してもなんとなくジョコビッチの負けはないなと思っていたのですが
第3セットのセッピが違っていれば別の展開もあったかもしれません。

と、ここまで試合の分析をしてみてダメダメ言っておりますが
試合を楽しまなかったかというとそうではありません。
むしろトップ選手のこういった試合を見るのは非常に楽しいものがあります。
あれこれとその後の展開を想像したり、こうあるべきかとか、こうなるのではないかといった
様々な予想や空想が頭の中を駆け巡ります。
もうこうなるとコートチェンジの休憩中ですら考えを休ませる暇がないほどです。
まあそんな観戦の仕方が楽しいのかと問われれば、「私は楽しい」としか答えられないのですが。

これまでのところ大会の各試合をたっぷり観てきたわけではないですが
今のところ一番楽しんだ試合が「ジョコビッチvsセッピ」戦だといっておきます。

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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2012/06/04(月) 13:00:59|
  2. 2012年4月~6月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

ジョコビッチは順当に行けば準決勝でフェデラーと対戦ですか。4大会連続で決勝同じカードが見たいのですが勝てますかね?
  1. URL |
  2. 2012/06/04(月) 17:59:53 |
  3. F #-
  4. [ 編集]

>F様

ナダルはかなりの確率で決勝に行きそうなので
ジョコビッチvsフェデラーこそが最大の肝になる試合だと思います。
フェデラーも今ひとつ調子が出ていないというのと、
ローマではジョコビッチが勝っているというのがあります。
セッピ戦は調子が悪かったわけですが、私はややジョコビッチが優勢だとみています。
まあ私の予想はよく外れますので参考程度にもしないほうがいいかもしれないのですが。
  1. URL |
  2. 2012/06/04(月) 18:27:41 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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