レンドル最強説&フェデラー最強説blog

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2012年、全仏決勝はジョコビッチvsナダル

djokovic-6a.jpg nadal-7a.jpg
さて、ついに4大会連続で同じ決勝の顔合わせとなりました。
我々は1938年や1969年に匹敵するテニスの歴史に立ち会うことになったわけです。
いや、むしろそれらの年以上かもしれません。

ここまで来るとただの数字でしかありませんが
一応過去の対戦成績を列挙します。

全体ではナダルの18勝14敗
クレーではナダルの11勝2敗
グランドスラムではナダルの4勝3敗

これだけだとナダルが有利の雰囲気ですが
ジョコビッチが覚醒した去年以降成績に限定してみると、

全体ではジョコビッチの7勝2敗
クレーでは2勝2敗
グランドスラムではジョコビッチの3勝0敗

雰囲気は逆転します。
もっとも、今年のクレーシーズンの活躍やここまでの勝ち上がりを見れば
ナダルのほうが優勢という声も多いのではないでしょうか。

しかし、グランドスラム4戦連続の顔合わせとはいえ
ここまで全てジョコビッチが勝っているという点も忘れてはならないでしょう。
ジョコビッチは勝ち上がりで苦戦してきていますが、
苦戦したほうが結果を出すこともよくあることです。

私の中では2つの可能性が頭をよぎります。
一つはフルセットの激戦、もう一つはナダルのストレートです。
もちろん前者であることが希望ですが、
4回戦や準々決勝のジョコビッチであれば後者の可能性もあります。
しかし、昨日の準決勝を見てみればその心配も薄いでしょうか。
逆にジョコビッチのストレートという可能性は、現時点のナダルならば薄いと思います。
もちろんやってみないとわからないわけですがね。
いずれにしろ楽しみで仕方がありません。

さて、両者の準決勝の勝ち上がりです。

nadal-6a.jpg ferrer-2a.jpg
まず最初に登場したナダルですが、びっくりするほどの完勝でした。
相手はフェレールですから、競った試合もいけるのではないかと思いましたが
フェレールというよりもナダルが予想を裏切ってきました。
準々決勝、アルマグロ戦のナダルはいつもの様子を見ながらの立ち上がりでしたので
同じような展開ならばフェレールのほうが更に有効な仕掛けがあるので
スタートダッシュも可能なのではないかと考えていました。
現に最初の数ゲームを観ただけでもフェレールは多彩で有効な仕掛けをしていたと思います。
アルマグロはサーブもストロークも素晴らしいものを持っていて、
パワーだけならばフェレールを上回っているかもしれません。
しかしフェレールはショットの種類や選択肢などが幅広く、
相手にとって戦いにくいプレーが出来る選手です。
総合力ではアルマグロよりも上なのではないかと考えられるわけですが
昨日はどうしうようもなかったです。ナダルのほうが違いました。
いつものスロースターターではなく、
開始数ゲームで既にギアがトップに入っているかのような凄いショットを披露しました。
こうなるともうフェレールもアルマグロも関係ありません。
ナダルのひとり舞台で試合は終了してしまいました。

djokovic-7a.jpg federer-4a.jpg
続いてジョコビッチです。フェデラーとの大一番でした。
去年は同じ準決勝で当たって敗れている相手です。
しかし終わってみれば、今はジョコビッチのほうが力が上なのだ
ということを思い知らされる試合でした。
ナダルと違ってジョコビッチは万全であったとは思えません。
4回戦よりは準々決勝、準々決勝よりは昨日と少しずつ良くはなっていますが
明らかに去年の最強のジョコビッチではないです。
そしてそれ以上にフェデラーの王者らしからぬプレーは気になりました。
スタートから飛ばすフェデラーは短期決戦を望んだのだと思います。
フェデラーのスタイルとして狙いは正しいと思います。
しかし、うまくいきません。余裕のある相手への短期決戦ならば
あくまでもチャンスにしっかり決めるという、攻撃的ではあるものの確実さを失わないプレーになります。
それがフェデラーのフェデラーたる所以なのですが
昨日は試合が長引くのを恐れるかのように無理にでも決めに行くプレーが目立ちました。
これがハマるときにはいいんです。優位に立つことができます。
ただ、少しでもズレが生じると大きく乱れ始めるというのも事実です。
現にフェデラーはジョコビッチのサービスゲームをよくブレークしました。
ジョコビッチ自身調子が万全でないことの現れでもありますし、
フェデラーのプレーが効果的な時間帯が存在したということでもあります。
しかし、長続きしません。少し前の両者の対戦では考えられなかったことです。
調子を乱すのは常にジョコビッチの方でした。
昨日はフェデラーがギャンブル的に打っていって、そして急に調子を崩すという
明らかな一人相撲が展開されていました。
ジョコビッチも押されていた時間帯はあったでしょうが、
待っていればフェデラーがミスし出すので、前2試合よりはずっと楽だったでしょう。
正直、この準決勝で激戦が展開されてジョコビッチの勝負感が最高潮にまで高められた状態であれば
ナダルとの決勝もとても面白いものになったのではないかと思っていました。
ただ、どうなのでしょう。昨日のジョコビッチ、最後まで本気になったとは思えませんでした。
私自身としても決勝はナダルが少し有利なのではないかと思う一因でもあります。

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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2012/06/09(土) 12:06:43|
  2. 2012年4月~6月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:13
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コメント

準決勝

2試合とも意外とあっさりしたものでしたね。フェデラーは今大会全般的に、失セットも多くてらしからぬ不安定さだったかと思いました。マドリードの変則クレーコートで頑張りすぎて調子狂ったかも。
あまり意識してなかったのですがジョコビッチは今大会勝つとグランドスラム4連勝だったんですね。ひとむかし前ならナブラチロワがそうでしたが「グランドスラム達成!」といわれる業績です。年間でないのでつい見過ごしがちではあります。
今大会のナダルの勝ちあがり方は2008年の圧勝劇を彷彿とさせるものがある上、サーブの調子がよさそうなので死角もなさそうだと思われますが、ジョコビッチもモンテカルロ、ローマと連敗しているのでどう立て直してくるか興味尽きないところです。
  1. URL |
  2. 2012/06/09(土) 14:28:25 |
  3. pixiyu #-
  4. [ 編集]

>pixiyu様

そうなんですよね。ジョコビッチが勝てば実に4大会連続の優勝で、
オープン化後はレーバーしかやっていない偉大な記録になります。
フェデラーもナダルも3大会までなんですよね。あとはサンプラス。
フェデラーは2回ありますが。

  1. URL |
  2. 2012/06/09(土) 19:42:33 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

沢田研二ではないですが、なんとなく今大会のジョコビッチには「お前のすべてをみたい!」といいたくなります(古い歌ですみません)。
  1. URL |
  2. 2012/06/10(日) 00:43:12 |
  3. ミドルビギナー #-
  4. [ 編集]

女子ではシャラポワが初優勝で生涯グランドスラム達成。全仏はいつも男女揃ってのドラマティック過ぎる展開が多い事を考えると自分はジョコビッチが勝つと思いますよ。ナダルは逆に圧勝の連続で競った試合が一度もないのが気掛かりですね。GS大会において序盤戦に苦しい戦いを強いられた方が優勝するケースが多いですし、決勝前にマッチポイントを握られて勝利してその勢いのまま優勝ってパターンもかなり有りますから、やはりジョコビッチ優勢のような気がします。敬愛していた祖父の死に捧げる悲願の全仏制覇&そしてシャラポワと並んでグランドスラム達成のフレンチならではの衝撃的結末を見てみたいです!フレンチでナダル優勝はあまりにも順当過ぎて面白くないですし昔からフレンチは下剋上の大会だったんですが今ではシード勢が強すぎて…
  1. URL |
  2. 2012/06/10(日) 09:50:38 |
  3. ジョコ #-
  4. [ 編集]

フェデラー残念

やはり体力的に勝負できないから早く決めに行ったのでしょうか?

ミス多発ですね(泣)

ビッグ4なんて呼ばれていますが、今は2強時代なんですかね。

こうなったら決勝はジョコを応援します。
男女ともに生涯グランドスラム達成なんてすごすぎですよね。

さて、フェデラーはゲリーウェバーで優勝して、ウィンブルドンに向けて弾みをつけてほしいところですね。何だかんだ言っても、今季4勝してますし、グランドスラム優勝がないだけで、ビッグタイトルではマスターズ2勝してますから、きっと5勝目、6勝目、オリンピック優勝してくれるでしょう!!

最後に
デルポトロ戦の際、シャラップと大きな声を出してましたが、なぜだったんでしょう?



  1. URL |
  2. 2012/06/10(日) 14:06:43 |
  3. Mr.N #-
  4. [ 編集]

ジョコビッチは余裕のある試合運びでしたし、攻めずともフェデラーが勝手にミスしてくれるから余計楽に見えました。準決勝としては物足りなかったです。

  1. URL |
  2. 2012/06/10(日) 17:46:43 |
  3. F #-
  4. [ 編集]

皆様、コメントありがとうございます。

現在雨による順延で決勝が止まったままになっています。
最初の2セットはジョコビッチが全く振るわなかったのですが
3セット以降の展開を考えると、もはやどうなるのかさっぱり見えない状態です。
ここまで来ると、今日の続きを楽しみにしましょう!とそれしか言えません。

>Mr.N様

準々決勝はあっち回してこっち回してだったので、
私はそのシーンは見逃していました。すいません。
録画で確認をと思ったのですが、なんとびっくり、
ジョコビッチvsツォンガの方を撮っておりました。
まあ、こっちも良い試合だったのでそれ自体は別にかまわないんですけども、
おかしいな、フェデラーの方撮ったつもりだったんだけどな・・・
  1. URL |
  2. 2012/06/11(月) 15:15:23 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

デルポトロ戦のフェデラーがプッツンしたのは、観客がプレー中にアウトのコールをして、結果そのポイントを落としてしまったからだったからのようです。それ以前にチェンジコート中にジョコビッチ、ツォンガ戦のスコアが映るたびに、観客がざわつくのが気に障っていたみたいですが。プッツンした後のプレーは見事だったので、偶にはぷっつんするのもいいのかも?

ジョコビッチ、ナダル戦、雨天順延はどちらに吉と微笑むでしょうか。個人的にはジョコビッチに流れがきていたのでナダルに有利に働くような気がします。
  1. URL |
  2. 2012/06/11(月) 15:57:21 |
  3. Black Prince #-
  4. [ 編集]

フェデラーの敗戦についても

フェデラーの敗戦について、悲観的なものや嘲笑的なものがネットで目に付きますね。これは自分がフェデラーファンだから余計そういう記事が目に付くだけかもしれませんが。

ただ見方を変えるとフェデラーが、全盛期にあるジョコビッチ、ナダルに分が悪いのは当たり前ですよね。真に悲観的なるのは、フェデラーを追い落とせない若手の状況で、安定的にフェデラーがベスト4に来ること自体が少し異常な事態なのかもしれません。(フェデラーが類のない偉大な選手だとしても)

フェデラー全盛時のナダル、マレー、ジョコビッチのような存在が早く現れないと本気でテニス界やばい気がします。

  1. URL |
  2. 2012/06/11(月) 16:20:32 |
  3. Black Prince #-
  4. [ 編集]

若手の台頭について

私見ですが、80〜90年代は道具=ラケットの進化が技術の進化を促し、これに適応する選手が現れることによって、世代交代が進んでいた面があったような気がします。
翻って今はというと、道具は素材、サイズ含め、大きく変わることのないところまで行き着いてしまい(プリンス倒産の遠因かもしれません)、技術はフェデラーが飛躍的に引き上げた後は、せいぜい両手打ちバックハンドの優位性がはっきりした程度で、今後の進化の方向が見えない状況にまできている感があります。
個々の選手の得手不得手はあるものの、総合力が勝負を左右する状況で、若手が今のトップレベルを凌駕するのは大変な気がしますが、いかがでしょうか。
コートの差異が減ってきているのも、尚更その傾向を助長している気がします。
  1. URL |
  2. 2012/06/11(月) 19:54:43 |
  3. ぐーがー #-
  4. [ 編集]

>Black Prince様

フェデラーへの評価は、まあある意味仕方ないと思います。
フェデラーというのはそういう選手ですから。
全盛期などは1敗しただけで時代の終わりなどと言われた選手でした。
傍観者にとっては、非常に言葉は悪いですがこき下ろしがいのある選手だといえます。
私は、愛があってこそのこき下ろしだと思うのですがそうでない人も当然いると思いますし
もちろんそうでなければいけないわけでもないですから色々な論評が出てくるのは自然です。
今回も結局はベスト4の記録を伸ばしていて、まだまだ歴史を作っている選手なのですが
これまでの偉業があまりにも大きいため、今更もう一つ偉業を達成したところで
いちいち褒めてられないというのが多くの人の捉え方なのかもしれません。
ただ、そういった状況にもフェデラーの凄さを見出す、というのも充分意味のあることだと思います。


>ぐーがー様

私も同じようなことを思います。特にコートの平均化は気になります。
それによってナダルやジョコビッチの偉業の価値が下がるものだとは思いませんが
あらゆるタイプの選手の出現という意味では門が狭まっている気がします。
理想のプレースタイルがあって、そのために必要な体格があってと
初めから成功できる選手が決まっているというのでは面白味も低下しかねません。
その中でも特に何人かが超ハイレベルを維持できている男子は
プロの世界としてまだ理想形を保てていますが
たまたま調子が良い選手が勝てるという状態の女子は本当に問題です。
男子もフェデラーが去ってナダルが去ってとなった時に
次の若手が一人もおらず、現在の女子のようになってしまう状況もあり得ます。
  1. URL |
  2. 2012/06/12(火) 15:18:19 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

テニス界 男子&女子

今後、耐久力合戦の色合いが強くなってしまうとつまらないなと思います。
もちろん、スポーツですから持久力も選手の大事な能力の一つではありますが、
芸術品のような試合が個人的には好みです。

女子はダブルフォルトの多さが、個人的には”下げ”要因です。
身長や背筋力の違いなんですかね。
サフィーナがランキング1位のころに、アドコートから
デュースコートのど真ん中にサーブを打った時には引きました。
個人的に気になる選手はチラホラ出てくるのですが、
なかなか惚れるところまでは達しません。
  1. URL |
  2. 2012/06/13(水) 23:05:28 |
  3. かめ #-
  4. [ 編集]

>かめ様

正直私は女子の方はほとんど観ていないです。
昔はパワーの男子、技術の女子で、
ミスのない女子のほうが観てて面白いなどと言われている時期もありました。
しかし今はパワーも技術も男子で、女子の方に観るべきものが少ないです。
まだエナンの頃までは両方観ていたのですが。

  1. URL |
  2. 2012/06/14(木) 08:54:20 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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