レンドル最強説&フェデラー最強説blog

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2012年全仏、ナダルとジョコビッチの記録

今回の決勝はどちらが勝っても様々な記録が達成されるという中々に熱いものでした。
前記事は試合内容でいっぱいいっぱいで記録の方に触れられなかたので
今回は記録面でいくつか取り上げてみたいと思います。

まずジョコビッチですが、以下のようなものがありました。
・生涯グランドスラムの達成
・グランドスラム4大会連覇
・同一決勝4カード連勝
・グランドスラム28連勝

これらはいずれも達成されなかったわけですが
もしも達成されていれば、上2つはタイ記録、下の2つは新記録となったものでした。

一番下のグランドスラムの連勝ですが、通常はレーバーの29が最多と案内されます。
しかし、実際には少し違います。レーバーの頃は全豪のドローが少なかったため、
1969年の4大会連覇で全26連勝でした(現在であれば4連覇で28連勝になります)。
その後、翌1970年にレーバーは全豪と全仏を休み、
ウィンブルドンに出場して3勝しましたので前年の26と合わせて29連勝になるというわけです。
つまり全グランドスラムに連続出場して、という意味で言えば連勝は26で止まっているのです。
これは数え方の問題に過ぎませんが、グランドスラム連続出場ということあれば
最多記録はフェデラーとジョコビッチの27連勝ということになります。
フェデラーには2回あるのでこれまで最多記録は3回達成されていることになるのですが
いずれも阻止したのが全仏決勝のナダルというのは面白いところです。

次にナダルの方を見てみましょう。
こちらは実際に達成された記録です。

・全仏7回目の優勝
・11個目のグランドスラムタイトル
・8年連続のグランドスラム制覇
・失セット0での決勝進出5回

まず全仏の優勝回数ですが、7回はもちろん史上最多です。
一般にグランドスラムの記録はオープン化後で語られますが
オープン化前を含めてもナダルの7回は最多です。
ただし全仏の場合は1924年以前の記録というのがあります。
全仏が国際大会になったのは1925年であり、それ以前はフランス人限定の大会でした。
このため1924年以前の全仏の記録は正式のものではないということになるのですが
1910年代にマックス・デキシュという選手が8回優勝をしています。
あくまでもローカル大会だった頃の記録という程度でしか無いのですが
一応の参考データとして来年のナダルの目指す目標とすることができます。
またグランドスラム全体で言えば、全米とウィンブルドンで7回という例は他にもあるので
来年8回目が達成できれば、全グランドスラムでの初の快挙ということにもなります。

次のグランドスラムタイトル11という数字、これは最多記録ではないわけですが
レーバーとボルグに並ぶものとなっています。
テニス史の魅力に捕らわれた者ならここに格別の思いを抱かないわけにはいきません。
もちろんボルグは全豪にはほとんど不出場での達成、
レーバーに至っては全盛期の5年間全GS不出場という大幅に制限された状態での達成なので
ナダルとはまた状況が随分と違うのかもしれません。
しかし、ナダルにはフェデラー、ジョコビッチといった
あまりにも偉大な同時代人がいての達成です。充分に賞賛する価値があります。
レーバー、ボルグ、ナダル。3人の偉大な選手が同じ数字で並んでいるという現状、
これをゾクゾクしながら楽しむ、これがテニス史マニアの正しい姿であります。

8年連続でのグランドスラム達成はフェデラー、サンプラス、ボルグと並ぶタイ記録です。
もっと記録があると思ったのですが、遥か古くのチャンピオンたちも
シアーズが7年、チルデン、レンショーが6年と
実に歴史上の達成というのは存在せず、近年のものが最多の記録となっています。
因みに決勝進出ということであればレンドルとサンプラスが11年、フェデラーが9年と
まだまだ上がいます。フェデラーは記録継続中です。

グランドスラムにおける失セット0での決勝進出ですが、
ナダルは今回で5回目となり、ボルグの4回を抜いて史上最多となりました。
コナーズ、レンドル、フェデラーが3回でその後に続いています。
決勝ではジョコビッチに1セットを取られたので失セット0での優勝とはいきませんでしたが
もしも達成されていれば3回目となってボルグと並んで1位タイとなるところでした。
ここは次回以降の達成に期待しましょう。
ボルグはしかし4回失セット0で決勝に進出してその内3回で優勝していることになります。
凄いですね。優勝できなかった1回は1981年全仏で最終的に優勝はしていますが、
決勝でレンドルから2セットを取られています。

長いので2度にわけます。
次の記事はフェデラーの記録です。

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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2012/06/14(木) 16:20:37|
  2. 過去の記録
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

ボルグの連続グランドスラム優勝ですが、

1974年 全仏
1975年 全仏
1976年 ウィンブルドン
1977年 ウィンブルドン
1978年 全仏 ウィンブルドン
1979年 全仏 ウィンブルドン
1980年 全仏 ウィンブルドン
1981年 全仏

なので8年連続ではないでしょうか?
  1. URL |
  2. 2012/06/14(木) 17:48:37 |
  3. 2R #2mo2qD.Q
  4. [ 編集]

>2R様

いつもありがとうございます。
おっしゃるとおりですね。
単純な数のカウントもできなくなってしまっておりました。
本文の方修正しました。
  1. URL |
  2. 2012/06/14(木) 18:05:19 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

グランドスラム連続優勝記録補足

もうひとつ

ラーンドの全米優勝7回は1901・02年の2連覇、1907~11年の5連覇、他の大会の優勝はないのでグランドスラム連続優勝記録としてとると5年連続が適切ではないでしょうか?
多少調べてみましたが5年連続となると他に、オープン化前の選手ならドハティー兄弟の弟ローレンス(ウィンブルドン5連覇)、フランス四銃士のコシェ・ラコステ、グランドスラム12勝のエマーソン(全豪5連覇他)なんかがいますね。

オープン化後は8年連続を達成した4人以外にはどうも5年以上の連続達成者はいないとみていいようです。

ちなみに複数のグランドスラム大会で優勝かつ5年連続グランドスラム優勝達成という条件をつけると、最初の達成者はローレンス・ドハティーになります(1903年に全米でも優勝)。

次がチルデン、それからラコステ、コシェと続きます。そしてその次がエマーソンまで空くはずです。
  1. URL |
  2. 2012/06/15(金) 00:12:59 |
  3. 2R #2mo2qD.Q
  4. [ 編集]

>2R様

ラーンドの記録ですが、私のリストが誤っていたようですね。
1906年の優勝者はWilliam J. Clothierが正しいデータです。
これは次回の更新時に修正します。
というわけでおしゃるようにラーンドは5年連続が正しいですね。
記事の方再び修正しました。ありがとうございます。

調べてみると4年連続も結構いないんですね。
オープン化後だとレンドルとビランデルだけ
それ以前だとフランク・セッジマンにまでさかのぼります。
あとはもう戦前のフレッド・ペリーにまでなってしまいます。

今のこの強いジョコビッチでさえまだ2年連続ですからね。
今後どこまで伸ばしてくれるのか楽しみです。
  1. URL |
  2. 2012/06/15(金) 18:32:53 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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