レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2012年、ウィンブルドン2週目突入、及びフェデラーの勝利。

ウィンブルドンは2週目に突入し4回戦が行われましたが
雨による中断のため8試合中3試合しか結果が出ていない状態です。
その中で、今回はやはりフェデラーについて取り上げる必要があるでしょう。

相手はベルギーのマリッセ、スコアは「7-6 6-1 4-6 6-3」での勝利でした。
通常であれば相手に恵まれたというか順当な試合で終了ということになるのだと思います。
実際に相手には恵まれていたと思います。しかし、問題も発生しました。

フェデラーは最初のセットでいきなりトレーナーを呼びメディカルタイムアウトを取りました。
腰を痛めていたらしく、その後のプレーは驚くほどパワーに欠けるものになりました。
サーブは100マイル後半(170km/h前後)がほとんどで、
ストロークも特にフォアは腕だけで打つようになりました。
腰のひねりが使えないのだからどうしてもこうなります。

しかし、フェデラーという人は凄いですね。
普通こんな状態ならば絶体絶命のはずなんですが、その後のプレーにはほとほと感心させられました。
パワーが使えないためにコントロール重視に切り替えたのですが、これがまた巧い。
フォアハンドストロークではボールをサイドに散らし、バックはスライスを多用します。
そこにドロップショットとネットプレーを織り交ぜて相手に試合の主導権を握らせません。
このようなプレーができたということはフットワークの方はにさほど悪い影響はなかったのでしょう。
サーブも強打なしでここまでやれるものなのだということを知らされました。

それでも、最初にも述べたように相手には恵まれたと思います。
ここでジョコビッチの名前を出してしまうのはさすがにどうかと思いますが、
せめてもう少しボールを振られてもついていける選手であったならどうなったかはわかりません。
しつこく打ち返されてフェデラーも調子を崩した可能性があります。

最近は緩急を自在に操る選手は少ないですから、
マリッセはフェデラーのこうしたプレーに困惑させられた部分もあるでしょう。
フェデラー自身だって通常はもっと小細工なしにバシッと決めていきます。
しかしさすがにマリッセは自分からミスするシーンが多すぎました。
フェデラーの怪我に乗じるのは紳士的でないという理念でも頭をよぎって
それを逆手に取るようなプレーは選択しないという思いが働いたりしたのでしょうか。

後半、ややプレーに慣れたマリッセが反撃する場面もありましたが
なんだか最後まで調子を狂わされた感じでした。
一言でしめるならフェデラーの技が制した試合ということになるかと思います。
通常やらない緩やかなプレーを選択してここまでのことができるなんて
フェデラーのポテンシャルの高さを再認識した思いです。

ただし、こんなプレーが出来るのに普段フェデラーがこれを選択していないのには理由があります。
やはりパワー主体でなくては今の時代、試合に勝てないということです。
このまま怪我が長引いた状態では勝ち上がっていくのは厳しいのではないでしょうか。
試合後本人は特に問題ないと語っていますのでそれを信じて回復を待ちましょう。

フェデラーの次の相手はユーズニーです。
これまで過去13戦して一度も負けなしというのは一見フェデラーにとって有利でしょう。
しかし、ユーズニーはマリッセよりは遥かにしたたかにプレーできる選手です。
決して安心できる相手ではありません。
ここ数年フェデラーは、何度対戦しても負けなしだった選手に初めて土を付けられるということをよくやっています。
相手が若い選手で実力が伸びてきたがために、ということであればわからなくもないのですが
同世代の選手にもよくやられています。No.1を奪われた2008年位から顕著な傾向です。
相手はF・ゴンザレス、J・ブレーク、M・フィッシュ、カルロビッチ、ソデルリング、ダビデンコ等
他にも、全くの負けなしだったわけではないですがロディック、ヒューイット、ハース等にも負けています。
ナダルが2回戦で敗れる大会ですから、何があるかはわかりません。


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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2012/07/03(火) 10:31:37|
  2. 2012年4月~6月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:15
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コメント

フェデラーの上手さと言うより

マリスの情けなさに呆れました
なぜか正面ばかりに打ち、エラーが多く、簡単にポイントを落とすマリスに。
もともとメンタルに問題を抱え、身体能力にも恵まれなかった選手ですから仕方ありませんが、
これでもかつてはぼちぼち期待されていた選手の一人でした。
3回戦でヴェルダスコに勝ちきった際の表情や、途中でテニスを立て直したことから
今大会は何か期するものでもあるのかとも思っていましたが、どうやら気のせいだったようです。
  1. URL |
  2. 2012/07/03(火) 13:07:09 |
  3. aaa #-
  4. [ 編集]

私もマリスに呆れました。
あと弱点の攻めないのが紳士的というのは違和感が強いです。相手をリスペクトするなら弱点を攻めるべきで、できないならプロの資格さえ無いとも思います。
ナダルがスタミナ面でのアドバンテ-ジを活かしてフェデラーに連勝してるのも、そうしなければ勝てないという相手へのリスペクトがあるからでしょう。
だからマリスは情けではなくフェデラ-の対応にとまどった方が正しいでしょう。大舞台で冷静に対応できる程の経験がなかったんでしょうね。
  1. URL |
  2. 2012/07/03(火) 13:54:59 |
  3. y #-
  4. [ 編集]

プレーヤー心理

マリッセがフェデラーのトラブルを生かせなかった点につきコメントがありますが、プレーヤー心理として相手がトラブルに見舞われた時、なかなか冷静にその弱点をつけないことはままあるように思います。選手も、特に大舞台であればあるほどテンション高めて試合に集中して臨むわけでして、ちょっとしたことで相手がトラブルに見舞われると逆に張り詰めていたものが切れてお付き合いしてしまう状況もあろうかと。
思い出すのは大昔の全仏のチャンvsレンドル戦で、チャンは試合中痙攣を起こしていましたがレンドルも試合の流れに飲まれる形で結果はチャンの大逆転勝ち。そういうチャンも10数年後にやはり全仏のロディック戦で似たような状況に陥り、結局フルセット負けになっています。
フェデラーもなにはともあれ昨日中に試合終わってよかったですね。取りあえず休む時間はとれました。
  1. URL |
  2. 2012/07/03(火) 22:23:32 |
  3. pixiyu #-
  4. [ 編集]

痛々しかった。。。

いやぁ、見ているだけで、痛々しかったです。
よくあの状態で勝てたなと思いますが、pixiyu様がおっしゃるように、
引きずられるってことがあるんですね。マリッセも、フェデラーがちょっとだけ
ギアを上げてきたときの方がプレイしやすそうに感じました。

フェデラーが試合後、真っ先に行ったのはマリッセへの謝罪。
けがをしている相手との試合のやりにくさは彼自身も十分承知ということなのでしょう。

それにしてもあのような多彩な試合内容を見せられると、
ちょっとだけ時計を巻き戻したい気持ちになりました。
ストロークの応酬もいいのですが、そればかりだと。。。
って、フェデラーを有利にさせたいファンの負け惜しみですね。(^^ゞ

さてさて明日の試合までに背中はよくなるのでしょうか。
ユーズニーは実は好きな選手なのですが、
明日はフェデラーに楽勝してもらいたいです。
そして金曜日には万全な態勢で試合に臨んでほしい。
それが結果的に負けになったとしても。
  1. URL |
  2. 2012/07/03(火) 22:46:29 |
  3. かめ #-
  4. [ 編集]

怪我をしている相手に対する不必要な遠慮からゲームがおかしくなる言えば最近ではモンテカルロで、ガスケがやったと思います(この時は勝ちましたが)。だから昔から期待されていたけれど伸び悩むのだとやんやされていました。一方で去年の全豪でしたか、ベスト8でフェレールの対ナダル(膝がおかしい)に対する容赦のない攻めは、見ていて凄惨と言うべきか立派でした。試合後のインタビューでもナダルのグランドスラム4連勝を止めたことに対して、彼はこれからいくらでもテャンスがあるから良いのだ、と言いきるこの見事さ。
閑話休題、フェデラーには万全の体調で金曜に望んで欲しいです。皆様ジョコビッチ有利モードで書かれていますが、ここは男に惚れたら心中します、はい。
  1. URL |
  2. 2012/07/04(水) 08:02:24 |
  3. imamu-sa #-
  4. [ 編集]

25x2, 27, 28x2, そして30x3

投稿多すぎてスイマセン。(^^ゞ GSの期間はソワソワしてしまいます。

ベスト8の年齢を確認してみました。すごく高齢ではないですか?一番人数が多いのは30歳です。
もし、マレーが破れたら(管理人様、スイマセン!)、その状態はベスト4でも続くことになります。

若手が育っていないことの証でしょうか。
それとも芝は他に比べれば、まだ経験がものをいうサーフェスだということでしょうか。
  1. URL |
  2. 2012/07/04(水) 09:58:08 |
  3. かめ #-
  4. [ 編集]

お手本

はじめまして、いつも楽しく拝見しています。
フェデラーの怪我後のプレーはうちの小学生の息子に真似してほしいと思います。
  1. URL |
  2. 2012/07/04(水) 10:40:03 |
  3. yp #hju08a4s
  4. [ 編集]

皆様、コメントありがとうございます。

怪我した選手が相手の時のプレイヤー心理ですが
どんなプレーができるかというのはもう選手の資質の問題ですよね。

実際にどんな心理だろうと構わないのですが、結局負けてしまってはダメなので
その意味で今回のマリッセは勝つべき選手にはなれなかったということになります。

これまでにも色々と試合中の怪我というのを観てきてはいますが
何となくイメージでですが、あくまでもイメージですのでご容赦願いたい部分ですが
男子よりも女子選手のほうが相手が怪我だろうと遠慮無く戦っている例が多いような気がします。
間違ってたらごめんなさい。あくまでも私が観てきた上でのイメージですので。

あと、怪我した側のプレーというのもありますね。
私が本当に印象的だったのはサンプラスです。
いくつかありますが、例えば98年全米のラフター戦などは、結局負けたのですが
途中で強烈なショットを連発し出して、怪我してることを忘れてしまうシーンがありました。
サンプラスってば怪我してるほうがほうが強いんじゃないの?とさえ思ったくらいです。
その他にもサンプラスは試合中に泣きだしたり、嘔吐したりと結構大変な目に合ったりしていますが
それらをはねのけて勝利することもしばしばで、本当に記録にも記憶にも残る選手でした。

フェデラーの今回の勝利も、相手が違えば勝てたかはわかりませんが
私にとっては非常に印象に残る試合となりました。


>かめ様

なるほど確かに残っている選手たちは高齢です。
まったく最近の若いもんは頑張りが足りなくて困ったもんですな。

あと、私、マレー全然応援してないですよ?
次はフェレールが勝つと思いますし、優勝はジョコビッチだと思いますし。
マレーはコーチがかっこいいだけですし。

>yp様

それは是非真似してもらって下さい。
あのプレーが出来れば世界にいけると思います。

  1. URL |
  2. 2012/07/04(水) 18:36:15 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

で、マレーが優勝したらどう説明するんですか?フェデラー贔屓なんですから史上最高のフェデラー優勝を予想すべきでしょう。
  1. URL |
  2. 2012/07/04(水) 20:05:42 |
  3. F #-
  4. [ 編集]

嘔吐といえば、あの全米コレチャ戦ですね。
私は現役時代のサンプラスは強過ぎて、特に好きではなかったのですが、あの試合は強烈に印象に残ってます。
確か、相手のマッチポイントで、セカンドサーブでエースとりましたよね?
しかもゲーゲーやりながら(失礼)。
あのとき、あー、この選手はホントに、王者のメンタルを持ってるんだ、と、感動しました。
長文失礼しました。 懐かしかったので、つい。
しかし、あの頃はサンプラスって、つまらないテニスするな、と思ってましたが、今のテニスよりよっぽどバリエーションに富んでますよね。
やっぱ、懐古趣味!?
  1. URL |
  2. 2012/07/04(水) 20:16:41 |
  3. ぐーがー #-
  4. [ 編集]

お、嘔吐ですか?

嘔吐しながらテニスですか?
それはコート上にはいちゃったのでしょうか?
それは誰が掃除するのでしょう。。。。

あと、その原因はなんだったのでしょう?
食中毒とか風邪とか?まさか、メンタルでやられてということではないですよね?


管理人様のマレーへの叱咤激励を見ていると、
マレーの保護者であるかのような錯覚にとらわれます。(^^ゞ
でも、確かに今のマレーの状況には誰でも叱咤激励したくなりますね。

  1. URL |
  2. 2012/07/04(水) 20:44:36 |
  3. かめ #-
  4. [ 編集]

詳細は忘れましたが、とにかく体調最悪だったようです。
コートの端のほうに行って、うずくまって吐いてました。
コレチャが攻め切れなかったというより、サンプラスの凄味を感じました。
見た目地味でしたが、管理人さんのおっしゃるとおり、サンプラスはときとして印象に残る凄い試合をしました。
  1. URL |
  2. 2012/07/04(水) 20:56:48 |
  3. ぐーがー #-
  4. [ 編集]

>F様

いや~どうしましょう。
これまで予想を外してその説明など一度もしたことが無いですからねえ。
まあ、あれですかね。コーチ!多分コーチを理由にします。

それと、好きな選手が誰かというのと、誰が優勝すると思うか、
というのは全然別物なんじゃないでしょうか。これがもしも同じだとしたら
一時期私は毎回サフィンとグロージャンを予想しなくてはいけませんでした。
サフィンはともかくいくらなんでもグロージャンはさすがに優勝しないですからね。
まあして欲しかったですけど。


>ぐーがー様

あの時はコートサイドでうずくまるサンプラスに対して
主審の無情な時間オーバー警告のアナウンスが流れたのを覚えています。
プロって厳しいなと思った瞬間でした。
今であれば同じような状態になったらインジュリータイムが取られると思いまがす
当時は、丁度この前年の全米で松岡修造が試合中に倒れて修造ルールができるといった時でしたので
試合中の選手の体調面を見直す過渡期にあったと思います。

サンプラスのサーブ&ボレーはさすがに今風のスタイルではないですが
あのフォアハンドはいまだにトップで通用すると思います。懐古趣味大歓迎です。
当サイトは事実上、懐古趣味で成り立っているサイトですから。

因みにぐーがー様はクエルテンファンでしたか?


>かめ様

サンプラスは元々貧血気味で胃が弱かっただかという持病があったと記憶しています。
全仏で勝てないのもそこからくるスタミナ不足だなどとは言われていました。
吐きながら試合に勝ったサンプラスも凄いのですが、
相手のコレチャは実にやりにくそうでした。
試合中サンプラスに対する心配を隠そうとしなかったのはコレチャらしいところです。
コレチャは何度も全仏で優勝候補に上げられながらも結局優勝しませんでした。
こういった非情になれない部分が何らかの影響したのでしょうか。

マレーについては、まあ、あれですね。
今は大会期間中ですから。生暖かく見守ります。
  1. URL |
  2. 2012/07/05(木) 11:14:41 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

管理人様、お察しのとおり、というか、まあ分かりますよね。
あのフニャフニャフォームが、大好きでした。 対戦相手によって打ってでたり、つないだりと、戦略の自在性もお気に入りでした。
股関節の怪我さえなければ、もっとやれたと思いますが、しょうがないですね。
今回、フェデラーが三回戦危うかったですが、GSでこのラウンドで負けたのは、全仏のクエルテン戦が最後ですからね。
えへん。
  1. URL |
  2. 2012/07/05(木) 16:36:23 |
  3. ぐーがー #-
  4. [ 編集]

>ぐーがー様

今大会、フェデラーが腰の怪我で苦しみ、
得意の腰のひねりを使ったフォアハンドが使えない事態に陥りましたが
この腰を使ったフォアハンドといえばクエルテンが元祖のようなものでしたね。
しかしあの全仏から9年ですか。時の経つのは早いものです。
  1. URL |
  2. 2012/07/05(木) 17:58:24 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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