レンドル最強説&フェデラー最強説blog

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2012年、ウィンブルドンは決勝へ

準決勝はどちらも見応えのある良い試合でした。

深夜の眠気との戦いも、もう慣れたもんです。
ウィスキー片手にTVの前に座るという、
ここ一ヶ月ですっかり定着したお決まりのスタイルがあるのですが
これが後少しとなったのは少々寂しい気がします。

あと、TVって意外とサングラスしてても見られるんですね。
前記事の最後の一言が嘘にならないに頑張って擬似レンドルコーチしてました。
まあ、さすがに途中で外しましたが。

さて、決勝はフェデラーvsマレーとなりました。
両者の過去の対戦成績はマレーの8勝7敗です。
ウィンブルドンでもグラスコートでも初めての対戦となります。
というか、これまでハードコートでしか対戦がありません。

ここまで来るとどちらが勝つかはわからないですね。
良い試合になってくれることを願うばかりです。

fed-04.jpg
準決勝、まずはフェデラーですが、好調でした。
ジョコビッチも悪くなかったと思います。
後半になるにつれてジョコビッチにミスが増えましたが
これはフェデラーの好調さからくる影響で次第にそうなっていったのであり
ジョコビッチ自身が大きく崩れたわけではないと思います。
とはいえ、最初の方では面白いように入っていたギリギリの深いリターンが
後半になるにつれてことごとくアウトになっていました。
去年のジョコビッチであればこれがずっと入っていたのでしょう。
一方でフェデラーは第4セットはほぼ完璧で、凡ミスが全くありませんでした。

フェデラーのプレーで印象的だったのは真っ向から打ち合うだけではなく
スライスなどのかわすショットを多彩に織り交ぜたことです。
これによりジョコビッチに決めの一撃を打たせないという効果をもたらしました。
あのマリッセ戦はフェデラーに良い影響を与えたのだと思います。
こういったプレーでもいけるんだという再認識になったのではないでしょうか。
特にバックハンドのスライスは一時期フェデラーが封印していたショットです。
本来フェデラーのスライスはコントロールも多彩さも抜群で
グラスコートにおいては非常に大きな武器になるべきショットでした。
ただ、ナダルという人物にのみ通用しなかっただけなのです。

マリッセ戦を経験していなかったら、こうしたスライスも多用せず、
もう少しまともに打ち合っていたかもしれません。
ジョコビッチは打てば打つほど調子が上がる選手ですので、
そうなると展開はまた違っていたでしょう。
現にジョコビッチは、長いラリーになれば多くのポイントを取っていました。
まともな打ち合いならジョコビッチが有利だったと思います。

唯一、ジョコビッチのサーブで「0-40」とブレークポイントの大チャンスを迎えた時に
フェデラーがスライスを多用していたのですが、それだけは気になりました。
ジョコビッチはピンチには必ず攻めに転じる選手です。
こういう場面でのみはフェデラーも自分から打っていったほうが良いのではないかと思いました。
現に、この場面では結局ジョコビッチが追いついてゲームを取っています。

djokovic-8a.jpg
ジョコビッチのプレーで気になった点としては、勝負を急ぎすぎている部分があったことです。
じっくりラリーをしていれば優位に立てるのに、強引にネットダッシュをしたり
無理に決めに行ったりと、出だしから圧倒しようとして上手く行ってない感じがしました。
追い込まれたジョコビッチの強さは異様ですから最後まで怖さはあったと思います。
しかし、第4セットなどは、終わってみればチャンスらしいチャンスはありませんでした。
フェデラーが上手く封じたといったところでしょうか。
この一戦はフェデラーの巧さの勝利といえるでしょう。

murray-1a.jpg
続いてマレーvsツォンガです。
こちらも4セットの好勝負でしたが、更に熱い打ち合いになりました。
出だしはツォンガのエンジンがかかりきらず、またマレーもすこぶる好調で
マレーのペースでトントン拍子に試合が進ん行きました。
しかし、ツォンガはナダルに似て試合中盤からぐっとギアを上げてくる選手です。
ツォンガが勢いを増してからは俄然面白い打ち合いになりました。

フェデラーvsジョコビッチ戦以上に、ショットに多彩さが盛り込まれていました。
サーブ、強打、走り回る守備、ロブ、ネットダッシュ、ドロップショット、ダイビングボレーなど
実に動きの多い試合で、全てのショットで飽きさせないものでした。
どちらの選手もどのショットも良かったですが、やはり一番はマレーの守備でしょうか。
ツォンガの打ち込みに対して、ギリギリで追いついて
しかもベースライン後方から効果的な球を返すという
正にマレーを4強の位置にまで押し上げたと言って良い見事なプレーです。
ツォンガはフェレールに比べて、打ち込んでくる回数の多い選手ですから
マレーとしては守備力が発揮しやすかったでしょう。

特に試合の最初の方で、
マレーの代名詞(悪い意味で)とも言うべきネットに引っ掛けるミスがなく
小気味良いばかりにカウンターショットを相手コートにポンポンと入れていく姿を見て
マレーとはこんなプレーが出来るのかと驚きさえしました。
そういえば一時期の昇り龍のような絶好調のマレーはこんなプレーをしていました。

tsonga-2a.jpg
試合序盤の不利な状況から、そのままずるずると行かず、
互角に試合を持ち直したツォンガも立派でした。
ただ最後まで、雰囲気というべきか観客に圧倒されたのか、
もう一つのところの詰めに欠く場面があり結局は試合を落とすことになってしまいました。

現在ツォンガはフェレール、デル・ポトロと共に5番手集団を形成しています。
今年の全仏とウィンブルドンでこれらの選手たちは
4強相手にも充分やれるのだということを示してくれたと思います。
面白いことにこの3者は、フェレール(1982年生)、ツォンガ(1985年生)、デル・ポトロ(1988年生)と
3歳ずつの年齢差があって世代がばらけています。
混沌と安定の微妙なバランスの上に成り立っている今の時代を示すようで興味深いです。
本来はここに、更に1991年生まれの4人目の選手というものが入ってきてほしいところなのですが。

さて、いよいよ念願の決勝進出を果たしたマレーですが、遂にここまで来ました。
これまでは、そのもう一つ足りない活躍にヤキモキしていくらか揶揄などしてきたのですが
さすがに今回ばかりはこの結果を賞賛すべきでしょう。

もちろん、まだもう一試合あります。当然ながら周りから優勝を求められてもいるでしょう。
どう捉えるかはマレー次第ですが、プレッシャーからは開放された気持ちで良いのではないでしょうか。
変に次の一戦に気負いは持ち込まないほうが良いと思います。
もうここまで来たら最後、思う存分プレーして欲しいです。

決勝はどちらにも勝って欲しくて困ります。
準決勝までは何だかんだでハラハラして観てましたが、
決勝は私としても少し気軽に楽しんで観戦できる気がします。

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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2012/07/07(土) 11:20:59|
  2. 2012年4月~6月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:10
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コメント

30歳が大活躍

女子の方は30歳のセリーナがシングルス、ダブルスともに決勝に。しかも、準決勝のアザレンカ戦で、24本のサービスエース。1セット平均で12本です。女子もサーブが強力でないと勝てない時代に入りつつあります。サーブといえば、お手本はロジャーですね。ロジャーは双子の娘に優勝カップを見せたいでしょうね。
  1. URL |
  2. 2012/07/07(土) 12:34:21 |
  3. White City #o/PXu/q6
  4. [ 編集]

フェデラーはNo1在位週更新 マレーは初GS優勝とどちらも応援したくなる組み合わせになりましたね。
今から楽しみでしかたないです。
  1. URL |
  2. 2012/07/07(土) 13:01:07 |
  3. tom #-
  4. [ 編集]

片手バックの不利を感じないフェデラーを久々に見た気がしてよかった。初優勝、自国って考えるとマレーに固くなるなと言う方が無理でしょうが、良い試合見たいな。初優勝見たいのでちょっとマレー寄りだけどフェデラーもあれだけの切れを見せてくれたので、決勝は気楽に見れるのがありがたい。
フェデラー優勝なら1位と聞いたけど、あれだけナダルジョコビッチがグランドスラム独占だったので不思議な気がします。
  1. URL |
  2. 2012/07/07(土) 14:45:31 |
  3. y #-
  4. [ 編集]

フェデラーには初体験?

こんにちは!
久々のコメントで失礼します。

マレーが決勝進出、しかもオリンピックイヤーという事で、地元の期待と応援は凄そうですね。WOWOWの放送でも、今年のマレーに対する地元の期待は凄いと紹介してました。
ヘンマンヒル(マレーマウント?)の声援は、圧倒的にマレーに向けられる事でしょうね。

そこで、センターコートの応援はどのようになるのか、興味がわきます。
もし、大半がマレーに声援を送るとしたら、フェデラーはアウェー状態になります。

芝の帝王がアウェーとは、フェデラーには初体験ではないでしょうか?
サンプラスとの唯一の対戦でも、アウェー状態にはならなかったと記憶しています。

メンタルの強いフェデラーでも、万が一そうなれば、影響が無いとは言えないような…ウィンブルドンのセンターコートとなれば、可能性はあまり高くないとおもいますが、この次のオリンピックでは、その「まさか」もあり得そうです。
少し気が早いですが、その辺も気にしながら観戦したいと思います。
















  1. URL |
  2. 2012/07/07(土) 15:18:19 |
  3. 蘭丸 #QD09qMkA
  4. [ 編集]

両者素晴らしい

確かにフェデラーでもかなりのアウェー状態で始まりそうです。
とはいえ観客は華麗なプレーには応援してる側でなくても喜びますから、毎試合必ず観客にため息をつかせるプレーを見せてしまうフェデラーは、結局ある程度観客の支持を得てしまうということもありそうです。

さてお互い怪我持ちでおそらく痛み止めなんかを飲んでるんですよね。
フェデラー応援の立場からするとレンドルによってマレーがどう変化したかが不気味でしょうがないです(笑)
  1. URL |
  2. 2012/07/07(土) 16:34:52 |
  3. UOO #-
  4. [ 編集]

準決勝のフェデラーのファーストサーブは近年まれに見る出来ではなかったでしょうか。接戦になるとファーストが入らずやきもきさせられることが多かったのですが、この試合のサーブは圧巻でした。ネットプレーを増やすと同時に、サーブの改善にも取り組んだのでしょうか。

クレーシーズンに入ってからのジョコビッチの出来ははっきりと言えばよくないです。去年のイメージが残っているからでしょうか。後のアナウンスで体調不良が明らかにされたようですね。意外に繊細な体質なのかもしれません。

ツォンガの怒濤の反撃を封じきったマレーは、準決勝の壁を乗り越えたという意味でも何かから解放されたと思いたいですね。しかしフレッドペリーとかの呪縛が言われるのはイギリスならではなのかもしれません。日本では清水善造とかさすがに言わないですからね。ツォンガもフレンチオープンでそれほどプレッシャーを感じているようには見えません。

いや明日は楽しみなカードですね。ほんとに幸せですね。
  1. URL |
  2. 2012/07/08(日) 01:52:34 |
  3. ミドルビギナー #-
  4. [ 編集]

私はフェデラー好きなので、準決勝の結果は素直に喜びましたが、冷静に見ると、第3セット以降のジョコビッチのセカンドサーブの威力が落ちたように感じられました。
フェデラーが対応できるようになったというよりは、あまりキックしなくなったような。
確かに、どこか悪かったのかもしれませんね。
  1. URL |
  2. 2012/07/08(日) 10:45:30 |
  3. ぐーがー #-
  4. [ 編集]

イギリス人のJ.Marrayがダブルス優勝しましたね。てっきりマレーのお兄さんかと思いきや、マレーはJ.M”u”rrayだから別人でした。(aとuの違いなのでなんともややこしい。)また、ワイルドカードで3回戦くらいまで全く注目されていなかったみたいです。今日のシングルス決勝の前に、一足先に英国人の(ダブルス)王者誕生に沸く地元イギリス。。。と書くと、いちフェデラーファンにはいやな展開です(苦笑)この勝利がマレーには追い風となるか、プレッシャーとなるか???

いずれにしろ好試合を期待したいですね!
  1. URL |
  2. 2012/07/08(日) 18:10:27 |
  3. 北欧在住テニスファン #-
  4. [ 編集]

決勝は本当に楽しみなんですが、個人的には両者に不安要素があるような気がします。
フェデラーは準決勝にピークを持ってきてしまった感があり、決勝でもあのようなプレーが出来るのか?特に最近は好不調の波がけっこうありますからねぇ・・・。
一方のマレーはようやく決勝に進むことが出来たことでホッとしたことと、決勝でさらなるプレッシャーがかかるという相反する気持ちをコントロールできるのか?(まぁその辺はレンドルが上手くフォローしてくれるのでしょう。)

ただ、両者とも百戦錬磨ですから、こんな素人の心配が杞憂だったことを証明してくれるような、素晴らしい試合を見せてくれることでしょう。
本当に楽しみですね!!
  1. URL |
  2. 2012/07/08(日) 18:47:46 |
  3. gaichi #Wd3nJgFU
  4. [ 編集]

皆様、多くの気持ちのこもったコメントありがとうございます。
いよいよ決勝まであと一時間となりました。
そわそわしてます。
さすがに今回はサングラスはしませんが
節電対策で高めに設定した冷房温度に負けぬよう、
ウチワ片手にショットの真似事をしながら試合の方注視したいと思います。
では、良い試合になることを期待しましょう。
  1. URL |
  2. 2012/07/08(日) 20:59:09 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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