レンドル最強説&フェデラー最強説blog

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2013年、ドバイ&アカプルコ

いやーびっくりしました。両大会の決勝。
相性ってのはこんなに形に出てしまうものなんですね。

まずドバイですが、決勝の前に準決勝から見ていきましょう。
ジョコビッチvsデル・ポトロ、フェデラーvsベルディフの顔合わせとなりました。
ここでのサプライズはフェデラーの敗退です。
元々ベルディフはフェデラーにも勝つ選手でしたので、
敗退自体はそこまで大きなニュースではないと思います。
しかし、第1セットをフェデラーが取り、第2セットも一度サーブを落とすものの、
その後ブレークバックで追いついてのタイブレーク突入と、
フェデラーを知っている人間としてはフェデラーが勝つ条件が整いきっていた状態でしたから、
ここからフェデラーが負けることを予想するのはなかなかに困難なものでした。
こういうスコアからフェデラーが負けることは相手がナダルでない限りありえないものでした。
しかし、フェデラーの集中力持続の欠如とともにベルディフの頑張りも称賛せねばなりません。
これまでも幾度かフェデラーに勝っていますが、こういうスコア勝つというのは大変に意味のあるものです。

もう一つの準決勝では順当にデル・ポトロを倒したジョコビッチが勝ちあがりました。
これで対戦成績はデル・ポトロから見て2勝8敗となりました。
デル・ポトロは2勝しているのですが、1つはジョコビッチの途中棄権でしたので
最後まで戦っての勝利は1つだけとなります。
実力十分のデル・ポトロですが、マレーに1勝5敗、フェレールに2勝6敗と
結構苦手にしている選手が多く、中でもジョコビッチは一番の壁になっているといえます。
こうも今ひとつ抜け出せない状態が続くと、
ある意味少し前のマレーに通じるものを感じてしまいます。

さて、そして迎えた決勝です。
ジョコビッチvsベルディフもネームバリュー的には申し分なさそうですが、
過去の対戦はジョコビッチの12勝1敗と、大きく差のあるものでした。
しかしベルディフは健闘しました。両者は球筋が似ていますので小細工云々ではなく
より状態の良い方がポイントを取るといった印象です。
第1セットはベルディフが先にブレークしました。
このまま押せれば良かったのですが、この試合、ベルディフには残念な3つのポイントがありました
そしてそれが試合を決定する形となりました。
ポイントの1つめ。第1セットブレークした直後の自分のサーブの場面です。
ここはジョコビッチにブレークバックされてしまうのですが
なんでもない簡単なボレーをミスしてしまいました。
続いて2つ目、第1セットのジョコビッチのセットポイントの場面です。
このゲームは、サービスをキープすればタイブレーク突入というところだったのですが、
ブレークポイントを握られて、ダブルフォルトを犯してしまいました。
そして3つ目、第2セットでジョコビッチにブレークされたポイントです。
ここも何でもないグランドスマッシュをミスしてしまいました。
全体としては互角に打ち合っていたと思いますが、
自分のサーブを落とした3つのポイントが全て非常に簡単なミスだったのです。
ジョコビッチとしては、たとえラリーが激しいものであったとしても試合の運びが簡単だったでしょう。
ベルディフは同じような調子だったと思うのですが、
展開がフェデラー戦とこうも違うのが実に不思議です。
こういうのが相性なのかなと思わせた部分でした。

続きまして、アカプルコです。
決勝には3連覇中のフェレールとそしてナダルが勝ちあがりました。
怪我上がりのナダルは準決勝でアルマグロと対戦しました。
本来であればナダルの勝利で決まりだったかもしれませんが、
テニスファンなら誰でもご存知のとおり、ナダルは今リハビリ中です。
アルマグロへの勝利だけでも凄いと感じたのですが、
決勝のスコアは衝撃的でした。「6-0 6-2」。ナダルの完勝でした。
フェレールの状態が悪かったのかどうかも、さすがにここまで来るとよくわかりません。
ドバイの後にアカプルコの試合見て感じたのが、球足の遅さでした。
まあハードの後にクレーであれば当然なのですが、
ナダルにとってはやりやすそうだなあという感じでした。
フェレールは上背がないので、ナダル戦のキモともいうべきショートクロスが効果的ではありません。
もちろん他の選手に対してならば間違いなく有効なのですが、ただナダルにだけは通じません。
フェレールのウィニングショットはストレートへのカウンターだけになります。
球足の遅いコートでこれだけではすぐに限界が来て打つ手がなくなります。
フェレール自身もわかっていたのでしょう。クロス方向に打つときにはかなり力が入っていて
極力一撃で決められるようなギャンブル的なショットを打とうとしていました。
結果クロスの強打をミスするシーンが増えるというフェレールらしからぬプレーになりました。
これこそ、相性が生んだ結果だったでしょう。
フェレールはこれまでナダルに4勝(17敗)していますが、
初対戦での勝利を除き、他は全てハードコートでの勝利です。
その3勝が全米、年末マスターズ、全豪なのでまあ凄いといえば凄いのですが
やはり現在No.2のクレーキングですから、
ナダルにクレーで勝っておきたい気分はあるのではないでしょうか。

トップ4が常勝でなくなってきていますが、
フェデラーやナダルが落ちてきたというのが大きな理由であり
それに続くべきフェレール、ベルディフ、デル・ポトロといったところも
上との決定的な壁を持っているというのが現状です。
勢力図が塗り替えられるところまではまだまだ時間が必要ではないかという気がします。

本来休止月間とでもいうべき2月ですが
中々面白くテニス界の現状を俯瞰できた気がします。

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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2013/03/03(日) 22:06:21|
  2. 2013年1~3月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:9
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コメント

こんばんは。

デルポトロがジョコビッチに勝利したうちの、ジョコビッチが棄権というのは、昨年ではなくて一昨年のデ杯では?

ナダルの決勝のスコアはおっしゃる通り衝撃的でした。
自分はこの試合を観られなかったのですが、さすがですね。
まだ本調子ではないそうですが、小さなクレーの3大会を復帰戦に選んで正解だったんではないでしょうか。
  1. URL |
  2. 2013/03/03(日) 22:43:10 |
  3. シズヱダ #miMQlMy.
  4. [ 編集]

フェデラーですが、トップ選手相手だとブレークポイントを握っても
あと1ポイントが取れない、という場面が増えてきていると思います。
逆に自分のブレークポイントではあっさり取られてしまったりとか。
相手が良いプレーをした場合は仕方ないですが、それでも強い時のフェデラーは
なんだかんだで最終的にポイントを取っていた印象があります。
その辺の差を感じることが多くなって来ました。
ベルディフ戦の第2セットも5-5の時ブレークポイントを握りながら
取れなかったのでタイブレークに入った時には嫌な予感がしていました。

ベルディフは、このレベルの選手にしては勝ちビビリというか、メンタルが
弱めでサービング・フォー・ザ・セット(マッチ)の場面でブレークされたり
ピンチを迎えることが結構あるように思います。
(主に相手がトップ選手の場合ですが)
それが特にジョコやナダルとの対戦では大きく響いているように思います。

ナダル対フェレールはそういう展開だったのですね。
結果だけ見てフェレールに何かあったのかとビックリしました。

ところで錦織君のランキングですが、僅差ですが16位をキープできたので、
インディアンウェルズでは16シード以内に収まりますね。
  1. URL |
  2. 2013/03/04(月) 17:43:05 |
  3. ラカン #9/csnzmA
  4. [ 編集]

こんにちは。
全豪とドバイの決勝を見ると、今年のジョコは、ある意味、一昨年以上の強さを感じます。

一昨年の強さが、相手を圧倒して勝つ強さならば、今年の強さは、負けない強さと言えば良いのでしょうか。

試合序盤は相手の攻勢をじっくり受け止め、いつの間にか自分優位の形に持って行ってしまう。
相撲で言うなら、亡くなった大鵬や2代目貴乃花のような、まさに横綱相撲。

ナダルが、怒涛の復活劇を演じようとしていますが、それでも、今年は生涯どころか、年間グランドスラムの大チャンスだと思います。

あとは、マレーの奮起次第ですかね。
もちろん、フェデラ-の、ここ1番での強さは、まだまだ錆び付いてはいないと信じたいです。
  1. URL |
  2. 2013/03/04(月) 21:35:11 |
  3. MEDAKA #-
  4. [ 編集]

>シズヱダ様

ありがとうございます。おっしゃるとおりデ杯は一昨年でしたね。記事の方修正しました。
インディアンウェルズはまだドローの発表されていませんが、ナダルがどうするのか気になります。

>ラカン様

一時は0-40になっても特に心配する必要がないくらいの選手でしたから、
こういう落とし方をすると殊の外印象に強く残ってしまいます。
ベルディフもフェデラーとマレーには結構勝ってますが、ジョコビッチとナダルには弱いです。
インドアやグラスコートで強い選手なのでその辺も関係してくるのでしょうか。

>MEDAKA様

ナダルはランク維持を考えればインディアンウェルズとマイアミに出たほうがいいでしょうが、
敢えてここをスキップすると、クレーでの準備も抜群になり、
ジョコビッチ全仏制覇の最大の難関となりそうです。
  1. URL |
  2. 2013/03/05(火) 14:55:47 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

ダビデンコもそろそろ引退を考えているようですね、引退したら政界に入りたいみたいですが
  1. URL |
  2. 2013/03/05(火) 16:44:33 |
  3. ロデックファン #-
  4. [ 編集]

インディアンウェルズ

こんにちは

インディアンウェルズのドロー出ました

上位シードは

フェデラー×フェレール
ジョコビッチ×マレー

ナダルはフェデラーの山に入りました。
その他ジョコビッチ山にツォンガ、マレー山にデル=ポトロ、フェレール山にベルディヒが入っています。

錦織はマレーの山に入り、三回戦の対抗はドルゴポロフ、初戦はどちらがきても予選勝者との対戦です。
伊藤は初戦でドンスコイ、勝てば二回戦はマレーとの対戦、添田は初戦でハリソン、勝てば二回戦はナダルとの対戦となりました。
なかなか厳しい組み合わせですね。
  1. URL |
  2. 2013/03/06(水) 13:02:52 |
  3. 2R #2mo2qD.Q
  4. [ 編集]

ちょっと出遅れましたが、インディアンウェルズのドローが出ましたね。
ナダルがフェデラーの山に入ってしまって不安がありますが、
まあフェデラーも去年ほど好調ではないですが、ナダルは
久々のハードコートですので勝ち目は十分にあるかなと。

期待の若手選手達は、シードは守れそうですが上位シードを倒すのは
難しそうな感じです。

2007年、26歳になるフェデラーの連勝が止まった今大会で、
今年26歳になるジョコに波乱は起きるのでしょうか。
  1. URL |
  2. 2013/03/06(水) 14:11:06 |
  3. ラカン #9/csnzmA
  4. [ 編集]

”ドバイショック”

ドバイの決勝は、ベッドでスコアだけ追ってました。うーーん、勝てる進行のように思えたのですが。
ショックで、しばらくテニス関連のニュースを見れませんでした。

インディアンウェルズのドロー、発表になりましたね。
ナダルはハードコートシーズンを休むのかもという推測もありましたが、出るんですね。
しかも、フェデラーとQFの同じ山なんて。。。
前に管理人様が「このままナダルのランクが下がれば4回戦対決があるかも」と言われていたのを思い出します。
彼らしいテニスで勝ってほしいなぁ。まずは、苦手なベネトーにも勝たねば。
  1. URL |
  2. 2013/03/06(水) 17:50:56 |
  3. かめ #-
  4. [ 編集]

>ロデックファン様

選手は引退後の身の振り方が大変ですね。
解説やコーチがすんなり決まればいいのでしょうが。
そういえば、ポーカーで生計を立てると言ったカフェルニコフは
今頃どうしてるんだか、ふと気になりました。


>2R様

大きな大会だけあって見どころの多いドローになってます。
ただ、今回日本人にとっては厳しい組み合わせですね。
できる限りのところまでは勝ってもらいたいものですが。


>ラカン様

なるほど、ジョコビッチはあの時のフェデラーの年齢になってるんですね。
そうなると、新しいカニャスを探さないといけません。
誰だろう。セッピ?アルマグロ?

あ、いた、セバジョス!!これどうです?


>かめ様

観る方としてはお祭りですが、ベテラン選手にとって連戦はきついかもしれません。
ただ、フェデラーはインディアンウェルズのディフェンディングチャンピオンですから。
忘れている人がいるかもしれないのでここは言っとかないといけないですよね。
まだまだ「そこそこやれる」ではなく、勝つ選手である点は凄いです。
  1. URL |
  2. 2013/03/07(木) 12:27:27 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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