レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2013年、カナダはナダルが優勝

ナダルが優勝しました。

準決勝でジョコビッチと対戦が組まれましたがこれが事実上の決勝戦でした。
これというのも不甲斐ないボトムハーフのシード勢がいけないんです。
マレー、フェレール、ベルディフ、デル・ポトロ!

まあ、代わりに健闘したラオニッチやグルビス、
そしてとりわけワイルドカードから準決勝にまで進出したポスピシルには
多大なる評価を与えても良いでしょう。

準決勝のラオニッチvsポスピシルは地元選手同士の対戦となりましたので
もう一方のナダルvsジョコビッチと並んで
素晴らしいカードが組まれたことになります。
大変盛り上がった大会だったのではないでしょうか。

そして決勝での、空気を読めないナダルの強さと言ったら。

さて、今回いくつかの試合を観ました。

まずはナダルvsジョコビッチですが、この二人は本当に命をすり減らして対戦しますね。
毎回実に激しい試合になります。まあ3セットマッチですから余力はまだまだあったでしょうが。
ファイナルセットはタイブレークにまでもつれ、最後まで分からない展開が続きましたが
全体の流れからはナダル優勢かなと思って見ておりました。
一昨年のジョコビッチであれば、例え同じような展開でも
最後にとんでもない逆転をしたりしたのですが最近はあの神通力には欠けています。

このところ対戦成績で有利であったのはジョコビッチですが、
今回はナダルがジョコビッチ対策をしていたと感じました。
結構強めに打って、ミスも辞さないというスタイルでした。
本来のナダルは粘りのストロークの中からチャンスを見つけるという守備重視のものでしたが
それが覚醒後のジョコビッチには通じずに、繋ぎの球を強引に叩きこまれて
主導権を握られるというパターンが定着していました。
ジョコビッチもナダルに似て、打てば打つほどノッてくる選手なので
例えミスがあろうと叩きこむ回数が増えれば
ショットの質が上がってくるという実に厄介な相手でもあったわけです。
今回のナダルは仕掛けが早く、以前ではあまり見られないようなミスもありました。
それでもジョコビッチに打たせてノセるよりは、自ら積極的に打っていって落とすほうがましだ
という感覚が強かったのではないでしょうか。
ジョコビッチを最強の座にまで押し上げたあの上から叩きこむ強烈なショットは
試合中ほとんど出ませんでした。

今回のナダルの勝利でいよいよ両者の力関係はわからなくなりました。
相変わらずクレーではナダル、ハードではジョコビッチが優勢なのだとは思いますが
それでも今年はモンテカルロとカナダで逆の結果が生まれているのです。
こうなると両者のライバル関係は本物です。
対戦回数もレンドルvsマッケンローに並んで最多タイとなりました。
今後確実に新記録を作るでしょう。
レンドル、マッケンローほどスタイルに違いはありませんが
それでも現在のテニス界にあっては全く別のプレーをする両者です。
だからこそわずかな要因で試合が動いたりするのだと思いますし熱戦にもなるのだと思います。

他にもラオニッチvsグルビス、マトセビッチvsパイユを観ましたが
いずれも名勝負だったと思います。

ラオニッチvsグルビスは、
前記事で、大いなる期待を寄せているという前提でありながらも
全く伸びてこない世代として一刀両断に切り捨てた選手たちなのですが
いやー、こういう試合を見せられると応援したくなりますよ。
強サーブ、強ストローク、よく走る、ネットに出る、
スーパーショットを決めて気合を入れて喜ぶ。
良いじゃないですか。

こういうスタイルの選手が今後のテニス界を支配するのではないか
と10年以上前に感じたサフィンやロディックの姿がフィードバックしました。
あれから10年、長くかかりりましたが、遂にこの時が来たのか、
と思いきやの決勝でのナダルの無慈悲な瞬殺。

マトセビッチvsパイユもそうなんですけど、
実力伯仲とはこのことなんですかね。
すごく良い試合、すごく良いプレイヤーと想わせておきながらの
次の試合でのナダルの存在感といったら。
同じ力同士であればこその名勝負・・・だったのかなあ。

まあ、決勝のラオニッチは明らかにグルビス戦とはコンディションが違いました。
ミスが多すぎて試合になってなかったです。
ナダルがプレーさせなかったとも言えなくもないのかもしれませんが
それよりは地元大会、しかもマスターズ1000の決勝ということで
普段の力は出せていなかったのでしょう。やればもう少しできる選手のはずです。
現にラオニッチと熱戦を行ったグルビスは以前にナダルを苦しめていますからね。
もちろん、緊張する試合だから勝てないなんていうのはダメなんですけどね。

そこも含めての王者なんでしょう。
しかし、ナダルは前日がジョコビッチ戦だったわけですから、
疲れとかダメージがあるはずだと、そこを突く戦い方もして欲しかったとは思います。
3セットマッチではナダルのコンディションはビクともしませんか。

かつてレンドルがアムリトラジ戦でサーブを100%入れて勝利したことがありました。
100%って。しかも5セットマッチ。もちろんその時は話題にもなりましたが、本人はさらりと
次の決勝がマッケンローだったので肩をセーブしておきたかった、と答えたのでした。
プレーの方は、それはもう見事なストロークの組立てによる完勝でした。
サーブが武器のレンドルが、サーブを武器にしなくても勝てるというところに凄さを感じたのですが、
今のナダルにはこんな試合ごとの調整なんて当てはまらないのですか。
まあ大会の早いラウンドで似たようなことをやることもあるのでしょうが。

今大会、惜しむらくは準決勝のもう一試合、ラオニッチvsポスピシルを観ていないことです。
こちらもファイナルセットタイブレークでしたからさぞ盛り上がったことでしょう。


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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2013/08/12(月) 10:46:27|
  2. 2013年7月~9月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7
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コメント

ナダルとジョコビッチの準決勝、スコアはナダルから見て6-4 3-6 7-6でした。実は2011年のマイアミ決勝のスコアが6-4 3-6 6-7で、タイブレークの結果以外は全く同じだったんですね。
面白いことに、モントリオールの試合時間は2時間28分、マイアミの試合時間は3時間20分で、約50分も短くなっています。これは今年からATPに導入されたタイムバイオレーションルールのせいもあるのでしょうが、管理人さんのおっしゃるように、ナダルのプレースタイルの変化の表れとも言えるのではないでしょうか。実況のアナウンサーも「これだけアグレッシブにプレーするナダルは見たことがない」とナダルの攻撃の早さに驚いていました。
ナダルとジョコビッチは双方守備力が自慢の選手でありながら、今年の試合ではより多く先に攻めた方が勝つ試合展開になっていて面白いです。他方、マレーとジョコビッチの試合はしぶとく守りきった方が勝つ試合展開で、プレースタイルも似通っているせいか、少し物足りなさを感じます。この3人にもう一度強いフェデラーが加わって、多彩な試合を見せて欲しいものです。
  1. URL |
  2. 2013/08/12(月) 14:04:28 |
  3. S.Sugano #VNRJPRcI
  4. [ 編集]

>Au-Saga様
ナダルは今回の優勝で1位にぐっと近づきました。レースランキングではジョコビッチに約1500pt程リードしています。
ナダルが1位復帰するのも時間の問題のような。ジョコビッチは残る大会全てで優勝しても1位を維持するのは厳しいかと。個人的にはジョコビッチの全米優勝はないと思います。SF,Fと勝ち進んでも優勝出来ないのがずっと続いています。全仏、全英での敗戦が影響しているのでしょうか。1位でGSタイトルが全豪のみは寂しい。そもそも大会エントリー数が少ないです。

ずっと考えていることですが、ジョコビッチはフォアハンド、バックハンドの両方ともストレート、DTLに打つ事が出来なくなっています。フォアはやはり2011と比べフォームを改良したからだと思いますが、問題はバックハンドです。ずっとストレート、DTLに打てなくなっています。チャンスボールでのミス、緩いスマッシュ、ボレーが浮く事など他にもありますが。
ナダル戦では展開の速さに苦しんでいたのも気がかりです。攻めを速くすることが大事だと思います。プレースタイル変えるべきだと思うんですがね。

バックハンドでストレート,DTLに打てない事にAu-Saga様はどう考えますか?メンタルの問題な気もしますが。

  1. URL |
  2. 2013/08/12(月) 19:59:31 |
  3. F #-
  4. [ 編集]

管理人様
いつも楽しませていただいています。

が、最近は、客観的な分析というよりは、管理人様の主観の吐露といった感じの記事が増えたかな?と思います。

ま、それはそれで笑える所もあり、結構、好きですが。

さて、ナダジョコ戦は今回も楽しませてくれました。自分も、ジョコマレ戦よりは、ナダジョコ戦に魅力を感じるし、現時点では4強の組み合わせの中では最もワクワクさせてくれる組み合わせだと思います。

ま、勝った方は、体力的に不利になるかと思いきや、2009年ナダルや2012年ジョコの全豪でのスタミナを見れば、この二人がいかに超人かがわかるので、ラオニッチに体力面でのアドバンテージは無かったと思います。

年度末No.1の座は、ジョコになるのかナダルになるのかは、これから次第だと思いますが、いずれにしろ、クレーが情けないマレーが2位にいるよりは、格段に面白いランキング争いになったと思います。って、まだ2位はマレーなんですが。

ところで、ボルグが勝ち星の割にはタイトル数が多いだろうなというのは、簡単にイメージできますが、歴代で、生涯の勝ち数に対するタイトル数の比率が高い選手のデータが見たいと思っております。
多分、ナダルやジョコも高いのでは?と勝手に思っていますが、どうでしょう。

暑さ厳しき折り、管理人様も皆様も、負けずにお過ごし下さい。
自分もウイークエンドプレイヤーながら、毎週、暑さに負けずに頑張っています。
  1. URL |
  2. 2013/08/12(月) 23:43:44 |
  3. MEDAKA #-
  4. [ 編集]

管理人様、ご回答ありがとうございますテニスの知識が管理人様には及ぶべくもない自分があのような反抗的な文章を送りつけてはいけないのではないのかとも思いましたがトミックにせよドルゴポロフにせよ強打を持っていないというだけで才能を否定されてしまうのは少々気の毒に思ったものですから、皆タッチのセンスはいいものを持っていますし時代が違えば素晴らしいネットプレイヤーになっていたような気がします特にドロップショットなどはジョコビッチのキャリア序盤よりうまい人が多い気がします、個人的にはインドアとグラスくらいはネットプレーが見たいですね、あとナダルですが8勝って08年以来じゃないでしょうか、クレーは体力的に厳しいという話ですが今の時代はハードのほうがきついような気がします、ですからナダルは今後もクレーで勝ち続け、ハードでも結果を残す化け物になりかねません。
  1. URL |
  2. 2013/08/12(月) 23:49:38 |
  3. ロデックファン #-
  4. [ 編集]

>S.Sugano様

ありがとうございます。同じスコアでそんなに時間が違うんですね。
プレースタイルの変化に加えてミスの量、
更にはサーブのポイントが多かったのも関係すると思いますが
それでも3セットマッチで約1時間の短縮とは凄いものです。


>F様

私もジョコビッチのその辺りのことは気にしていました。
イージーミスが増えてます、特に決めのショット。
これはフェデラーが力を落とし始めた頃に似ています。
強いジョコビッチのままでいてマレーがそれを攻略する
という図式こそが4強の時代変遷を表していてよかったと思うのですが。


>MEDAKA様

きゃ、客観的ですよ。全然冷静さを失っていない。はず。
まあデータ至上主義でだけで行くと今のような混沌とした状態では
話題も薄いというのがありますのでご容赦を。
さて、ご質問の件ですが、去年末の時点でざっと調べました。
もう、おお、という感じです。

《タイトル数/勝利数》
01 ボルグ    10.16%
02 マッケンロー 8.79%
03 レンドル   8.78%
04 コナーズ   8.76%
05 フェデラー  8.66%
06 ナダル    8.58%
07 サンプラス  8.40%
08 ナスターゼ  7.57%
09 ジョコビッチ 7.25%
10 ムスター   7.07%
11 アガシ    6.90%
12 ベッカー   6.87%
13 ビラス    6.72%
14 クレルク   6.67%
15 マレー    6.33%

やっぱり強い選手は強いんですね
数字を見るとボルグは圧倒的です。
1000勝しているレンドルとコナーズもこの位置というのは凄いです。
現役では4強がトータル実績そのままの順位でエントリーしています。
因みに現役の第5位はデル・ポトロでした。
(ヒューイット、ダビデンコと続きます)


>ロデックファン様

いえいえ、とんでもない。反抗的だなどと思っていませんでした。
むしろこういう熱い意見をいただけるのは嬉しいです。
私の視点もマレーやデル・ポトロでさえダメという厳しいところからでしたからね。
これらの選手の才能を否定など全くするつもりはないです。
ただ、なかなか突き抜けてくれないことにいい加減業を煮やしているといったところでしょうか。

  1. URL |
  2. 2013/08/13(火) 10:22:43 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

管理人様
早速の情報、痛み入ります。

まさに、おお!という感じです。
こんなにキレイに順位が着くとは思いませんでした。
特に、今の4強なんて実績通りの順位ですもんね。

ともあれ、率の世界では、ボルグが絶対王者であることを、改めて思い知らされました。
  1. URL |
  2. 2013/08/13(火) 19:25:03 |
  3. MEDAKA #-
  4. [ 編集]

>MEDAKA様

キャリアが短いからねえ、
などとは言えないほどのタイトルも獲得していますし
やはりレジェンドです。

あと、不完全なデータなので載せませんでしたが
レーバーもオープン化後だけで10%超の凄いデータを出してました。
  1. URL |
  2. 2013/08/14(水) 09:33:41 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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