レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2014年、ウィンブルドン準々決勝

早くもベスト4です。
準々決勝4試合はどれも見どころがありました。

まずはマレー。勝ったディミトロフでなく、言及すべきはマレー。
ダメでしょ。ディミトロフも良い選手ですが、ここで負けちゃあねえ。
やっぱり全仏でうっかり活躍するとこうなっちゃうんですね。
96年のサンプラスがこんな感じでした。全仏ベスト4、ウィンブルドンベスト8。
ああ、マレー少し足りない。サンプラスと比べるとはいくらなんでも流石に失礼でした。
マレーは決してサンプラスではなく、たまたま優勝できたヘンマンに過ぎないのです。
いやーヘンマンを優勝させちゃうレンドルって凄いなあ。

ディミトロフは次にジョコビッチと対戦します。
これはもう絶対に見逃してはならぬ一戦です。

今大会は開催前から1991年と重なる部分があるのではないかと思ってみていましたが
本当にそれに近くなりました。
91年は3強、レンドル、ベッカー、エドバーグがやはり優勝候補でした。
この3人が勝たないのなら一体誰が勝つの?って感じで。
しかし優勝はシュティッヒ、そしてレンドルを下したウィートンの活躍がありました。
前年の90年にはイバニセビッチがベスト4に登場し周囲を驚かせていました。

去年のヤノヴィッツがイバニセビッチだとすれば、シュティッヒやウィートンを
ラオニッチ、ディミトロフ、キルギオス辺りになぞらえることができます。
錦織はアガシやクーリエに相当するでしょうか。
(お、翌92年はアガシ優勝でしたよ、錦織、来年ありますよ)

こうなると丁度ベッカーをジョコビッチと合わせて考えないわけには行きませんね。
ベッカーは旧3強の中では、新たに登場した若い選手達と、一番対等に戦っていった選手だったと言えます。
ジョコビッチも同じように今後伸びてくる若手たちにとっての超えねばならぬ壁となるべきで
まずはチリッチをそうしたように、次のディミトロフを退けねばなりません。
フェデラーがジョコビッチにとってのそのような存在であったように。

ディミトロフはジョコビッチを超えてこそ覚醒すべき選手です。
マレーに勝ったくらいでデカイ顔をされては困ります。

しかし、ジョコビッチも万全ではありません。
ジョコビッチの勝ち方をよく知っている人であれば、
試合途中でダレてファイナルセットに突入したとしても
最後の締め方を観れば、さすがと感じることもできるのはずなのですが
最近は、その最後の詰めができない試合もあって安心感に欠ける時があります。
正直、チリッチには悪いですが、準々決勝4試合の中では
一番簡単に終わっても良いと思われる組み合わせだっただけに
この苦戦は万全でないことの現れではないかと思います。
もっとも、チリッチも元々はもっと伸びて来ても良いはずの選手でしたから
地力があることは間違いなく、今回はそれを発揮することができたと
評価することができると思います。


ボムハーフの方、フェデラーvsバブリンカはフェデラーの勝利でしたが
これも安心感のある勝ち方ではありませんでした。
パワーは明らかにバブリンカのほうが上で、最初の好調がずっと続けばあわやというところでしたが、
フェデラーが持ち前の試合運びの巧さで綺麗にさばいていきました。
バブリンカのプレーの乱れを誘発させたのが大きいですね。
いかにもベテランらしい勝ち方ともいえます。
ただ、フェデラーも試合途中でペースを乱すことがあるので
ずっと競り合いが拮抗していたとしたら、安心ではなかったと思います。

ラオニッチvsキルギオスは試合自体面白かったと思いますが、
注目ポイントであるエース対決という点では少々肩透かしを喰らいました。
勝ったラオニッチの方は安定の39本のエースでビッグサーバーぶりをフルに発揮しましたが
キルギオスは半分以下の15本でした。
全豪でキルギオスを注目した時にも、勝った試合で多くのエースを決めていて
これは注目すべき選手だと思っていたら、次の負けた試合では数もスピードも大したこともなくて
その2面性に驚いた記憶があります。今回も全く同じ状況です。
それでも10代でベスト8は立派です。ナダルからの勝利というのも大きいですし
キルギオスにとって充分素晴らしい大会だったのではないでしょうか。

勝ったラオニッチは、ディミトロフと同様、グランドスラム初のベスト4となります。
決勝が仮にラオニッチvsディミトロフだったらこれはもう衝撃ですね。
3強が決勝に出ないグランドスラムというのは、実に2005年の全豪以来となります。
その時の決勝はサフィンvsヒューイットでした。
またウィンブルドンに限定すれば、2002年以来となります。
その時の決勝はヒューイットvsナルバンディアンです。

おお、どちらもヒューイットが絡んでますね。
サフィンとナルバンディアンは引退していますが、ヒューイットはまだ現役です。
これはまた素晴らしい。


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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2014/07/03(木) 10:13:02|
  2. 2014年4月~6月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7
<<2014年、ウィンブルドンはジョコビッチ | ホーム | 2014年、ウィンブルドンはベスト8が出揃う>>

コメント

相変わらずマレーには厳しいですねぇ(笑)
でもこのままズルズルといくと若手に飲まれてトップ10陥落の可能性もありますからね。
この先盛り返せるかどうか。
一方、ディミトロフはトップ10入り確定です。
今年に入って錦織、グルビス、ディミトロフと3人が新たにトップ10入りしていますが、
トップ8の壁が厚かったのでラオニッチも含めて阻まれていました。
ウィンブルドン以降はデルポトロとマレーが落ちてくるので動きがありそうです。

そして、ベスト4に片手バックが2人!
いつ以来かと思ったらウィンブルドンでは2009年以来と意外と近かったです。
全米でも去年実現していますし。

片手バック同士のGS決勝だと2007年全豪以来ですか。
ウィンブルドンだと2003年以来。
或いは両手バック同士の決勝になるかもしれませんが、そういう面でも注目しています。

あと、フェデラーはウィンブルドンの準決勝ではこれまで負けなしなのですが、
最近は色々な連続記録が途絶えてきているのでどうなるかわかりませんね。
  1. URL |
  2. 2014/07/03(木) 12:31:26 |
  3. ラカン #KTFWzs4k
  4. [ 編集]

マレーはやっぱりレンドルさんじゃないと駄目なんですかねぇ。
なんか元気がなかったように見えました。

あ、レイトンとマラトを取り上げてくれてありがとうございます。
2005AOのマラトは本当に凄かったです。
2004~2007の期間にフレンチ以外のGSで唯一ロジャーに土を付けたんですから偉業だと思います。
  1. URL |
  2. 2014/07/03(木) 18:35:22 |
  3. レイトン愛 #-
  4. [ 編集]

2005のオーストラリアンオープン、懐かしいですね。
あの時のサフィンは準決勝、決勝とも神がかっていて、ノッてる時のこの選手はやっぱ強いなぁと思ったのもずいぶんと前になりました。

そういえば、その時のサフィンの一回戦の相手は若き日のジョコビッチだったのを思い出しました。
  1. URL |
  2. 2014/07/03(木) 19:42:25 |
  3. TOTO #-
  4. [ 編集]

マレー嗚呼

管理人様,

明快なQFのレヴューを有難うございます.大変楽しく拝読いたしました.

管理人様の愛情あふれる必殺マレーこき下ろし技も,今回は残念ながら不発に終わったようですね.新コーチのモレスモの手腕もこれから問われていくと思いますが,何せあの素晴らしい成果を上げたレンドルの後ですから容易なことではないでしょうね.(レンドル(・フェデラー)最強説(プレーヤー+コーチ評価でしたね)ブログなのはよく存じております.はい.)

これからも興味あるデータと分析を(時間の許される範囲で)お願いします.

  1. URL |
  2. 2014/07/03(木) 23:44:32 |
  3. brunello448 #-
  4. [ 編集]

フェデラーはキルギオスに感謝しているでしょう。
  1. URL |
  2. 2014/07/05(土) 03:16:34 |
  3. F #-
  4. [ 編集]

グランドスラムでの対戦回数

決勝はフェデラー対ジョコビッチになりました。この二人がグランドスラムで対戦するのは12回目で、GSでの対戦回数では最多タイです。
GSでの対戦回数が多いカード(/決勝での対戦回数)を調べると、以下のようになりました。
ナダル対ジョコビッチ  12回/7回
フェデラー対ジョコビッチ 12回/2回(2007年全米以来)
フェデラー対ナダル 11回/8回
レンドル対マッケンロー  10回/3回
サンプラス対アガシ  9回/5回
レンドル対ビランデル  9回/5回
コナーズ対マッケンロー  9回/2回
ナダル対マレー  9回/0回

いわゆる4強、というか3強の登場回数の多さは異常ですね。彼らがどこまで記録を伸ばせるかは気になるところです。
  1. URL |
  2. 2014/07/05(土) 15:43:28 |
  3. XV #BT.7JfZg
  4. [ 編集]

>ラカン様

頑張って突き放してるのに一向にマレーは復調しないんですよねえ。
これじゃあただのマレー嫌いの飲んだくれのつぶやきみたいになっちゃうじゃないですか。
もう大会後トップ10ギリギリの10位にまでランクが下がることが決定しましたし。
あと決勝は片手が残りましたね。フェデラー以外のオプションが欲しいところですが
やはり片手バックが復権を果たすにはまずはグラスコートからということになるのでしょう。


>レイトン愛様

マレーはもういいんです。ヒューイットの話をしましょう。
今回のフェデラー効果じゃないですけど、全米で一花咲かせても良いかもしれませんね。
今年は年初で錦織とフェデラーを下して優勝してますから。
まだ終わった選手じゃない上にやはりハードコートの人なんですよ。


>TOTO様

2005年全豪のサフィンの初戦ですが、そういえばそうでしたね。
私もその試合自体は観てないですが、後にウィンブルドンでサフィンがジョコビッチを下した時に確認し、
そうだったのかと思ったことがあります。
結局サフィンとジョコビッチはこの2戦だけですので、サフィンは負けなしということになります。


>brunello448様

なんかね、最近思うんですよ。
あの優勝はマレーの優勝じゃないんじゃないかなって。
レンドルの優勝でいいんじゃないかなって。
サイトの方もそう書き換えたいくらいなのですが、
さすがに世間は認めてくれないだろうと思うので何とか踏みとどまっております。


>F様

フェデラーも今の不調のナダル相手ではどうだったか、という興味もありますが
ジョコビッチ戦を見て、同じようにストローク戦で押されてしまい
かつスライスも今ひとつ効果的でなかった様子を見ると
やはり厳しかったのかもしれないですね。


>XV様

詳細にデータを起こして頂きありがとうございます。
やっぱり3強はすごいですね。特に決勝率の高さが。
レンドルもマッケンローも複数回登場はしていますが決勝はそれほど多くないんですね。
ボルグvsマッケンローやエドバーグvsベッカーも偉大なるライバル関係で名勝負とされていますが
印象先行であることがわかります。まあもっとも、数が多けりゃいいってもんでもないのでしょうが。

  1. URL |
  2. 2014/07/07(月) 11:58:41 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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