レンドル最強説&フェデラー最強説blog

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2015年、マドリードはマレーが優勝

まさかの、といっては失礼ですが、マレーが優勝しました。
準決勝で錦織、決勝でナダルと優勝候補を立て続けに、それもストレートで打ち破る快挙での達成です。

いよいよジョコビッチ以外の選手は団子状態であるという印象が強くなってきました。
もちろんすべての選手が打倒ジョコビッチを目指していくことになるかと思うのですが
では誰、というと、どの選手もあありそうでなさそうという状況です。

ナダルはクレーおいてさえも確実に短期決戦の選手になっています。
ディミトロフ戦、ベルディフ戦、マレー戦と連続で観てきて、相変わらず見事とうならせるプレーもあったとはいえ、
他の選手からすれば以前よりも遥かに簡単にナダルからストロークポイントを取ることができるようになっています。
ディミトロフ戦はディミトロフの不安定さに付け込む形でストレートでの勝利となりましたが
長いラリーでディミトロフがポイントを取る場面が多かったのは印象的でした。
むしろ攻め急ぐナダルに対しては安定したショットと一撃の決定打があれば戦っていけるのではないかと感じました。
マレーの勝利は正にそれでしたし、ジョコビッチも今ならばナダルを脅威と感じないのではないでしょうか。
ただ、ここ10年もの間、もう散々思い知らされてきていることですが、ナダルには予想不可能な何かがあります。
またやられたか、というあの不思議な感覚をもう一度味わいたい気持ちもありますが、今年のナダルはやってくれるでしょうか。

マレーは快勝というべき内容でした。大会を通じて快勝だったといえます。
セットを落としたの初戦のはコールシュライバー氏だけでした。
コールシュライバー氏、やるねえ。
今は、クレーコートでもプレーのスピードアップが当然となってきている感があります。
マドリードとローマや全仏のコート速度の違いもあるため、今後も同じようにはいかないかもしれませんが
良いサーブと早いタイミングのショットを持つ選手は5年前よりはクレーで勝てる時代になっています。
マレーがこのまま全仏の優勝候補に躍り出た、とまでは言いきれないとは思いますが
これまでよりも評価が高まってくるのは事実でしょう。ローマの戦いぶりはチェックしたいです。

錦織は残念な敗退でした。やはりマレーには弱いですね。一番やりにくいタイプの選手です。
まだそこまでランクの上がっていない頃から言われていました。フェデラーやナダルよりもマレーの方がやりにくいだろうと。
まあ、そういう選手にであっても、今の錦織であればせめてもう少し善戦すべきであったとは思いますが、今回は仕方ないでしょうか。
コートもクレーとしては速めでしたしマレーも絶好調でした。
勝ち続けるのは難しいです。それと同時にマスターズ1000の壁というのも感じます。
ここ5年、現役でマスターズ1000を制している選手は、4強以外にフェレール、バブリンカ、ツォンガのみとなっています。それも1回ずつです。
錦織は名前的にはここに食い込んでもよい選手になっていると思います。最高ランク、グランドスラム準優勝の実績、生涯タイトル数。
ただ、まだ比べるとトップとしてのキャリアは短いです。
これは同時にチャンスでもあります。グランドスラムと同じでマスターズ1000は4強が支配している場です。
今優勝すれば、そこに食い込むニューキャリア組としての最初の選手となるのです。
例えばカナダで先にラオニッチに優勝を許してしまうようなことがあってはいけません。
次にローマがあります。勝ってほしいようなここで勝ってしまうと全仏前に息切れしてしまうような、そんな難しい気分ではありますが、
約束もされていない全仏優勝のためにローマを棒に振るようなことを考えてはいけませんよね。

準々決勝のベルディフvsイズナーはとても良い試合でした。
スコア的に更に競っていたキリオスvsフェデラー戦を観ていないので何とも言えませんが
少なくとも私が目にした中では大会ベストマッチでした。
イズナーはバックハンドのカウンターがいいですね。フォアも強い。
ベルディフもサーブは強烈なほうだと思いますが、比べるとイズナーのほうがやはり凄く、
しかもネットにも果敢に出るので、派手で多彩な仕掛けが実に印象的でした。
ベルディフがまた巧みにこれをかわそうと安定したストロークで応対していくのが観てて心地よかったです。
ベルディフは割と最近まで、グラスよりもクレーの勝率が低い選手だったのですが
今ではクレーでもしっかりとフィットしているように感じます。
もちろんベルディフ自身の変化もあるでしょうし、先述のクレーコート全体のスピードアップというのも影響しているでしょう。
ただ、ベルディフという選手は猛烈なパワーや猛烈なフットワークを武器にしているというよりも
全てのショットレベルが安定して高いという印象です。
こういう選手の場合、総合力の高い選手からすれば与し易い相手となってしまうことになります。
ジョコビッチやナダル、フェデラーになかなか勝てないのはそうした部分があるでしょう。
しかし、同時にこのような総合レベルの高い選手というのは円熟味を増したときに強くなる傾向にあります。
ベルディフはベテランの域に足を踏み入れた状態となっていますからここから魅せてくれるかもしれません。


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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2015/05/11(月) 10:05:50|
  2. 2015年4月~6月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:9
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コメント

正直かなりびっくりしました。
マレーがナダルに勝って優勝すると予想できた人はかなり少ないのではないでしょうか。
ジョコビッチとの差はまだ大きいですが、マレーはチャンピオンズレースでは堂々の2位です。
フェデラーを抜いてランキング2位になるのもそう遠くないかもしれません。

ところで、ランキングを確認してびっくりしたのですが、現在ナダルは7位まで後退しています。
(4位から7位までほぼ横並びですが)
細かくは調べていませんが、ナダルがローマで優勝しないと、全仏の準々決勝で
ナダル対ジョコビッチなんてカードになる可能性もあります。
9位のバブリンカとはまだかなり差があるので9位以下になることは無いと思いますが、
そういう観点からもローマの行方に注目です。

あと、注目のキリオスは順当に勝ち進めば錦織君と対戦です。
どちらにも勝って欲しいところですが、さてどうなるでしょうか。
  1. URL |
  2. 2015/05/11(月) 13:40:19 |
  3. ラカン #KTFWzs4k
  4. [ 編集]

ローマのドロー

前週優勝に続くクレーマスターズ優勝のマレーは、2週連続のハードな練習と2週連続の優勝による疲労を考慮して、ローマを欠場するかもしれないようです。
しかし、ローマに着いてから欠場するか決めるということで、もしマレーが欠場しても第5シードの錦織は、4つの山の大将にはなれません。

その為、準決勝ではなく準々決勝でジョコと当たることになりましたが、返って良いのかもしれませんね。

一日おきに試合のあるGSと違い、3セットマッチとはいえ日々連戦の続くマスターズでは、勝ち進むにつれて疲れが溜まってくると、体の疲れが頭の鈍さにもつながります。

マドリードで「体より頭が疲れた」と言っていましたが、体の疲れは無関係ではないでしょう。

どうせならチャレンジャーとして向かっていける上位選手と早めに当たる、というか、下からの突き上げを跳ね除ける回数が少ない方が精神的にも良かったりするかもしれませんし。

>ラカンさん
ジョコの前にキリオスですよね。シンプルに調子が良い方が勝つ気がします。背の高い選手のサーブは錦織にとっては嫌でしょうから、キリオスのサーブを攻略できるかどうかと、自分のサーブの出来がカギでしょうか。要はサーブの出来ってことで、対戦が実現したらその視点で見ようと思っています。
  1. URL |
  2. 2015/05/11(月) 17:33:50 |
  3. 蘭丸 #QD09qMkA
  4. [ 編集]

ナダルがクレーのマレーにこれほど完敗するとは想像してませんでした
錦織戦に続いて、マレーの作戦がはまりすぎましたね
錦織はロングラリーは制していたし、打ち合えば分があるので
そこをさせないように対策していたみたいですが、今回はすべてうまくいってしまった
でも錦織はマレーの何が苦手なんでしょうね
やっぱりサーブ、リターン、ストロークとすべて安定してミスが少ないからでしょうか
安定してるという面でベルディヒとは相性がいいのにちょっと不思議です


  1. URL |
  2. 2015/05/11(月) 17:44:24 |
  3. MK #-
  4. [ 編集]

マレーは今シーズン良いですね!マドリードでもフットワーク良かったし、リターンも積極的に踏み込んで、何となくジョコビッチがナダルに勝ったときのような戦法を取ったように思いました。ナダルはもう少しショートポイントがないとダメかもしれませんね。戦法を変えていけるかどうか。ナダルがこれからも活躍し続けられるかどうかの一つ生命線かもしれませんね。あと、タイトルは「2015年マドリード」ですよ~。
  1. URL |
  2. 2015/05/11(月) 19:15:04 |
  3. おスミ #-
  4. [ 編集]

マレーすごくよかったですね。
今大会の調子から、決勝前からこれはひょっとすると、、、と思ってはいましたが、信じてはいませんでした 笑
そうは言ってもナダルですし、そうは言ってもマレーですし(失礼!)。
これで尚のこと、全仏が楽しみになってきましたね。
ナダルの復活なるか、ジョコが悲願を達成するのか、そこに錦織がどう絡むのか、、、という感じだったところに
まさか(?)のクレーマレーの要素も無視できなくなってきました。

MKさん
マレーとベルディヒは戦術の差ですかね。
ベルディヒの戦術はワンパターンで、サーブもストロークもひたすら質の高いボールを打ち続ける。
それを跳ね返せない下位ランクの選手には絶対勝って、それを跳ね返せる上位ランク(それもかなり上位だけですが)には全然勝てない、となってる気がします。
この「質の高い」がとんでもないレベルにまで昇華されれば、全員が「下位ランク」となり、ジョコを越える完璧超人の完成、、、
と妄想失礼しました。

ともかく、ベルディヒと錦織君、最近全然あたってないのでそろそろ見たいですね。
個人的にはまだ一度もあたっていないシモンとのフルセット対決を見たいのですが。。。笑
  1. URL |
  2. 2015/05/11(月) 21:54:08 |
  3. ふぁぶ #-
  4. [ 編集]

決勝見ましたが、マレーは落ち着いたいいプレーをしていましたね。
なんで今までクレーであまり勝てなかったのか不思議です。
一方ナダルは、らしくないミスが結構ありましたね。
相変わらずフォアでの攻めは強力ですが、自分のブレークポイントでの
驚異の粘りが見られませんでした。
ローマ、全仏で修正できるでしょうか。

>蘭丸さん
キリオス負けちゃいました。(Fロペスに)
やはりまだ安定感に欠ける感じですかね。
  1. URL |
  2. 2015/05/12(火) 21:47:46 |
  3. ラカン #KTFWzs4k
  4. [ 編集]

管理人様、こんばんは。

ようやくマドリッドの決勝を観れました。
皆様がおっしゃるように、マレーの快勝でしたね。

マレー勝利の要因として、やはり戦術がうまくはまった部分があるでしょうか。
試合途中のデータで、マレーのバックハンドの40%以上がダウンザラインという記録が出ていました。
それだけしつこくナダルのバックハンドを攻めていたということですね。
実際に試合映像を見ても、基本、ナダルのバックハンドをしつこく攻め、ナダルの打ったボールが浅くなったところでコートの中に入ってナダルのフォア側に強打する、というパターンがデュースなど重要な場面で多々見られました。
対して、ナダルも回り込んで伝家の宝刀フォア逆クロスなどで逆襲している場面もありましたが、なかなかそういうパターンを増やせませんでした。

今回の優勝で、マレーも全仏の優勝候補に名乗りをあげたわけですが、安易にマレーに期待するのは禁物です。
だって、マレーですからね。
  1. URL |
  2. 2015/05/12(火) 22:54:43 |
  3. karo #-
  4. [ 編集]

>ラカンさん
キリオス負けちゃいましたけど、フェリロペにリベンジするチャンスです!

マレーはローマ出場を決めましたね。
2週連続優勝の後の3週目、とんでもないフィジカルです…
  1. URL |
  2. 2015/05/13(水) 08:47:53 |
  3. 蘭丸 #QD09qMkA
  4. [ 編集]

皆様、コメントありがとうございます。

マレーの、意外なといっては失礼ですが想定外だった活躍で
ある意味面白くもなってきていると思います。
仮にジョコビッチを差し置いてマレーが全仏を・・・
などとなったらえらい騒ぎだと思いますし、
そんな可能性も僅かに残されていることを思うと
様々な展開が期待できる点で予想にも幅が広がります。
これまでは優勝選手を予想するというよりも決勝進出選手を予想するという感じでしたから。

あと、おスミ様、ありがとうございます。タイトル直しました。
何故5年もさかのぼったんでしょかね、私。


  1. URL |
  2. 2015/05/14(木) 08:43:40 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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