レンドル最強説&フェデラー最強説blog

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2015年、全仏開幕

さて、全仏が開幕しました。
今回一番の注目は何といってもランクを下げたナダルがどの山に入るかということでしたが、
なんとなんと、準々決勝でジョコビッチと当たる山に入ることになりました。

過去のグランドスラムでも、本来決勝で当たるべきライバルが、
片方がランクを下げたがために早いラウンドで当たったことが何度かありましたが、
これがまた異様な名勝負となる例がしばしば確認されています。

古くは1931年ウィンブルドン準々決勝のコシェvsチルデンがあげられます。
この時はコシェが2セットダウンから15ものマッチポイントを防いでの大逆転勝利を収めました。
※失礼しました誤りでした。1931年ではなく1927年でしかも両者の対戦は準決勝でした。

近年では2001年全米のサンプラスvsアガシや、1988年全仏のレンドルvsマッケンローがあります。
いずれも勝負は4セットで決着しましたが、それぞれの対戦の中でも傑出した名勝負となっています。
特に全仏の例である1988年のレンドルは2日に渡るこの激戦を制した後、全精力を使い果たしてしまったか、
次のラウンドでヨナス・スヴェンソンに金星を献上してしまうというありえない醜態をさらしてしまうのでした。

ジョコビッチがナダルに勝ったとしても、へとへとの状態だったとすればその後の戦いに影響が及びます。
ナダルにはそうした混戦模様の一役を担うことがまず期待されるところですが、ここ数か月での負け方を見ると、
果たしてジョコビッチをそこまで追い詰める体力が備わっているのか、という部分が焦点といえそうです。

この激しいドローが組まれたからと言ってジョコビッチが優勝候補であることには変わりありません。
一番近い場所にいるシード選手はトミック、続いてK・アンダーソンかガスケとなっていますので
ナダルと当たるまで大きな障害はなさそうです。

一方のナダルはジョコビッチと対戦する前に2回戦でドルゴポロフかアルマグロの勝者と当たりますし、
3回戦ではディミトロフかロブレドといったシード選手が控えています。結構な難敵が揃っているのです。
ジョコビッチ戦の好勝負云々の前にまずは勝ち上がれるか、というところでしょう。

さて、準決勝でジョコビッチと当たる場所には第3シードのマレーが入りました。
マレーの山には好調のキリオス、イズナーの他、フェレール、チリッチといったシード選手が入っています。
今回はマレーの勝ち上がりにも注目が集まっていますが、
実力者がひしめき合っている道のりは決して簡単ではなさそうです。
誰と当たっても激戦となる可能性を秘めています。あ、いや、でもチリッチはどうかな。

ボトムハーフに行きましょう。
既にいくつかの試合が終わっています。
第2シードのフェデラー、第5シードの錦織はともに危なげなく勝ち上がりました。

フェデラーと準々決勝で当たる山には第8シードのバブリンカが入りました。
フェデラーにとってはこの準々決勝が最初の大きな壁となりそうです。
ただ、その他にもモンフィス、シモン、グルビスなど強力なシード選手が揃っています。
今のフェデラーならば油断をしなければ大丈夫だろうとは思われますが、決して安心感の高い組み合わせとは言えません。
因みにここにはカルロビッチも入っていたのですが初戦で敗退してしまいました。相手はバグダティスでした。
カルロビッチは1stの確率が60%、ダブルフォルトが11本と、いつもに比べてサーブの調子が悪かったようです。
それでもはエース21本とストレート敗退にしては大量といえるさすがの数字を披露しています。
まあ、勝ったバグダティスも1stの確率は36%!、ダブルフォルトは8本と結構ひどいもんだったんですがね。
お互いサーブの出来は良くなかったわけですが、サーブへの依存度の少なさが明暗を分けたことになるでしょうか。
バグダティスはこのまま勝ち上がると3回戦でフェデラーと対戦することになります。

第5シードの錦織は、第4シードのベルディフの山に入りました。
錦織のベルディフとの過去の対戦成績は3勝1敗です。正直、今回は引きが良かったと思います。
外していたらジョコビッチ、マレー、フェデラーの誰かでした。
ただし唯一のクレーでの対戦では敗退しているのでもちろんベルディフだから安心というわけではありません。
ベルディフだって相当な実力者であることは疑いもない事実ですから。
初戦の錦織は地元のマチューを一蹴しました。もうマチューレベルでは錦織は動じないんですね。
このまま勝ち上がると3回戦でダニエル太郎との同国対決が組まれる可能性があります。
ただし、ダニエルは初戦でベルダスコを下さなくてはいけません。
なんか全豪でもありましたね、ベルダスコが日本人を阻んだことが。
その時の相手は確か添田でした。今回のダニエルはそのリベンジということですね、なんとかお願いします。

今回日本人は錦織を含めて実に5人がめでたく本選出場を果たしていますが、
不思議なことに全てこの錦織の山に入っているんです。
しかも皆初戦の相手がシード選手という状況です。

ダニエルはベルダスコ[32]、
添田はコールシュライバー[22]、
伊藤はフォニーニ[28]、
西岡がベルディフ[4]

ベルディフ以外は下位シードではありますが、当然ながら日本人選手にとってみれば遥かに格上です。
既にこの中で添田はコールシュライバーに敗退してしまいました。スコアは「6-1 6-0 6-2」。
さすがコールシュライバー氏、血も涙もない。愛も情けもない。
全豪の時にもそうでしたが初戦を完勝するのが今年のコールシュライバーの流儀なのでしょうか。
今大会の台風の目、そうそれはコールシュライバー氏で間違いないでしょう。
私は今年、グランドスラムではコールシュライバー氏を押し続けます。
この山で最大の障害はベルディフでもツォンガでもF・ロペスでもなく
コールシュライバー氏であろうと思うのです。
錦織は覚悟をして当たっていかなくてはいけません。


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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2015/05/25(月) 09:51:49|
  2. 2015年4月~6月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7
<<2015年全仏、1回戦及びボトムハーフの2回戦 | ホーム | 2015年、ローマ優勝はジョコビッチ>>

コメント

準々決勝でジョコビッチ対ナダルの激闘が予想されます。
ナダルは腐ってもナダル。庭での5セットで調子上げてくるんじゃないでしょうか。
どちらが勝っても準々決勝で消耗しすぎて優勝できないかもしれませんね。

とすると、なおさらフェデラーと錦織にチャンスが出てきます。
あとは天候。。カラッと晴れてくれればよいのですが、雨などで文字通り泥試合になると、フィジカル的に苦しい気がします。

いずれにしても、例年に比べ全く読めない今年の全仏、地上波も放送されるしこれ以上の楽しみはありません。
  1. URL |
  2. 2015/05/25(月) 19:03:49 |
  3. ATPウォッチャー #-
  4. [ 編集]

臨場感

管理人様ってすごいなぁと思うのは、テニスの歴史をよーく知っているうえに、
まるでそれをリアルタイムで見たような臨場感を持って、感情の入った言葉で伝えられること。
記事を一読した時、1931年の試合をリアルタイムで見たのかと思っちゃいました。(^^ゞ

おかげでこちらもその凄さとか残念さとか嬉しさみたいなものを臨場体験できる気がします。
  1. URL |
  2. 2015/05/25(月) 22:37:32 |
  3. かめ #k0H9quHE
  4. [ 編集]

コールシュライバーを優勝候補として押してらっしゃるAu-sagaさんに驚いて
飛び出してきました。

これだけハッキリ断言して名を挙げられるということは、きっとその逆効果
狙いか何かが隠されてあるのかも知れません。(^^;

コールシュライバーの名前が出てきてふと思ったのですが、
故障がちなハースに比べると、彼は頑丈な体の持ち主なんでしょうか。
故障したというニュースをあまり耳(目?)にしたことがないです。
それとも私が知らないだけかな?

ところで私の優勝予想ではやはりジョコビッチしかないのですけれど、
今年はマレー(マリー? ←私はこっちではこっちで(笑)発音しています)
がどこまでやってくれるのか見ものです。

去年までならクレーでのマレーは完全に度外視してきたのですが、
今年はびっくりです。

彼のプレーや戦術の何がかわってクレーで勝てるようになったのか
知りたいもんです。もっと早く分かっていれば、 P.サンプラスに
教えてあげられたのにね、マレー(爆)。

準々決勝でジョコビッチ対ナダルが来れば、やはり見逃すわけには
行きませんね。

優勝予想を願望から言いますと、1にフェデラー、2に錦織。
3、4‥‥がなくて9にコールシュライバー(笑)。
  1. URL |
  2. 2015/05/25(月) 22:39:40 |
  3. 河谷 #-
  4. [ 編集]

>ATPウォッチャー様

まだ初戦というのもありますが、試合の方もさほど大きな崩れはなく進行しています。
ただ、これがいつ、大きく動き出すかわからないのが今年の目が離せない部分です。


>かめ様

ありがとうございます。
折角お褒めいただいたのですが、さすがに目で観ていない試合だけあって
年数に誤りがありました。正確には1927年でした。
しかもこの頃はチルデンはまだランキングを下げていませんでして
今回の例に該当しておりませんでした。失礼しました。ああ、恥ずかしい。
ただ、サンプラスとレンドルの例については目で観ていますしこれは間違いないです。
間違いもちょくちょくありますがこれに懲りずに今後もおつきあいいただければと思います。


>河谷様

折角優勝候補に上げたコールシュライバー、
全豪は2回戦で途中棄権でしたので、せめて3回戦まではいってほしいです。
4回戦まで行けば錦織との対戦になるんじゃないかと思いますが、そこまでいけるでしょうか。

因みにコールシュライバーは去年の全豪を欠場したため、記録は止まっていましたが
2005年から9年間連続でグランドスラム皆勤だったんですね。
ランキングもプレーも地味なので中々目立たないですが結構な記録です。
もっとも、最近は他にも連続出場を果たしている選手が多くいますので
傑出した存在とまではなり切れておりませんが。

一方で比較で名前を出していただいたトミー・ハースですが(ロビン・ハースじゃないですよね)
息の長い選手ではあるものの、こちらは大きなけがのため何度かブランクがありますね。
数年前に復活してきたときは劇的なものを感じましたが、
現在はほぼツアーには出場しておらず寂しい限りです。

  1. URL |
  2. 2015/05/27(水) 13:29:15 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

ディミトロフが2年連続初戦敗退です。
2年連続ともなるとドロー運が悪いとも言えないと思うのですが、
クレーを苦手としているわけでもなく、むしろ現時点のデータでは
最もキャリア勝率が高いのですが、うーんなんなんでしょうね・・・
このまま後輩に乗り越えられてしまうのでしょうか。
  1. URL |
  2. 2015/05/27(水) 14:30:35 |
  3. ラカン #KTFWzs4k
  4. [ 編集]

誤差です!(笑)

管理人様

わざわざご訂正ありがとうございます。
この件に限らず、管理人様ご自身による訂正や投稿者同士による訂正等、すぐに正しい情報に直せるのはネットの良いところですね。
2015年の現在からすると1931年でも1927年でもあまり大きな差はないように感じます。
(フェデラーの歴史を語る上で4年間違えたら、とても大きく感じますが)

そうそう、臨場感はこの記述だけに限った話ではないので、今後とも楽しみにしています!
リアルタイムで見た試合もそうでない試合も。
  1. URL |
  2. 2015/05/27(水) 21:37:26 |
  3. かめ #k0H9quHE
  4. [ 編集]

>ラカン様

ディミトロフ、クレー勝率が一番高いんですね、びっくりしました。
こうなるといよいよ中途半端感が出てきますね。
まあまだこれからだし、キャリアを重ねればグラスやハードの勝率も上がってくるかもしれませんが
このままトップ10前後の選手に終始する可能性もあります。
良い選手であることは分かるのですが圧倒的にブレークしそうな気配は感じられないんですよね。

>かめ様

温かいお言葉ありがとうございます。
書き込みをいただく方の中にも博識の方やテニスが好きという方がいらっしゃるので
記事アップ後のコメントを読むのがまた楽しみとなっております。
今はご一緒に全仏を心ゆくまで楽しみましょう!

  1. URL |
  2. 2015/05/28(木) 14:38:58 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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