レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2015年、ウィンブルドンはジョコビッチが優勝

貫禄の優勝でした。
フェデラーも最初の方は互角にくらいついていたのですが
最後の2セットはミスも目立ち、
まともなラリーでは太刀打ちできないような雰囲気の中敗退してしまいました。

ジョコビッチはウィンブルドン優勝3回目。
全米や全仏の方がジョコビッチに向いているように思えなくもないのですが
ウィンブルドンでここまで勝てるというのはある意味想定外でした。
時代的なものもあるでしょう。単純にジョコビッチ自身の適正というよりも
全仏には何といってもナダルという大きな壁がありましたし、
全米は他にも得意としている選手が多いですからそうした状況が重なってきているのだと思います。

ジョコビッチはこれでフェデラーとの対戦成績は20勝20敗となりました。
ナダルとは21勝23敗ですが、これも間もなく追いつきそうな勢いです。
マレーとは19勝8敗。大差です。
4強(3強+α?)の中での直接対決では、これまでナダルが大きくリードしていたのですが、
近い将来ジョコビッチがトップを座をつかむことになるかもしれません。
もっとも、こんな年齢になってもまたグランドスラム決勝でトップ選手と対戦している
フェデラーの凄さも改めて感じざるを得ないわけですが。
2011年がジョコビッチを語る上で境目となりますが、フェデラーとの対戦成績は
2011年以降ではジョコビッチの15勝7敗で、それ以前はフェデラーの13勝5敗となっています。
最初の対戦は2006年ですからちょうど5年5年で区切ることができます。
両者が対戦するにはお互いが勝ち上がっていかないといけないわけですが、
最近の5年の方が対戦数が多いのは、フェデラー時代にジョコビッチが勝ち上がっていた回数よりも、
ジョコビッチ時代にフェデラーが勝ち上がっている回数のが多いということも言えるのではないでしょうか。

さて、テニス界は夏の忙しいクレー&グラスシーズンが終わりました。
ここからは少しの休止を入れて北米ハードシーズンが始まります。
ジョコビッチはむしろこちらの方が得意だと思います。
全米を制覇すれば年間全GS決勝進出、かつ優勝3つという、
オープン化後ではフェデラーしか成し得ていない記録を達成することになります。
この記録は実はオープン化前でもルー・ホードしかやっていません。
フェデラーは2度達成していますのでこれまで2人、3度の達成があるのみです。
そう、ちょうど年間グランドスラムと同じ回数なのです。

この、年間グランドスラムに近しい達成の困難さも、今のジョコビッチであれば可能性はあると思います。
ただ、先ほども述べたように全米を得意とする選手は他にもいます。
去年は錦織がジョコビッチを下しましたが、同じように皆が打倒ジョコビッチを目指してくるでしょう。
ジョコビッチは相手の高パフォーマンスとの勝負を強いられる部分も出てくるのではないかと予想されます。

ハードシーズンの各選手たちの戦いぶりはどうなっていくでしょうか。
少しずつ調子が上向いてきているチリッチが気になりますし、
暴れ方の方向を間違えているとさえ思えるカルロビッチのパフォーマンスからも目が離せません。
そしてウィンブルドンでジョコビッチを追い詰めたアンダーソンにも注目です。

因みに私、先週の記事でこんなこと書いてました。

>事実上の決勝などとは言いませんが、アンダーソンは注目の選手ですので試合の方楽しみにしたいと思います。

スコアで見ればジョコビッチvsアンダーソンは事実上の決勝だったんですよ。
予想、当たるゾーンに入ってきているかもしれません。



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  1. 2015/07/14(火) 10:58:03|
  2. 2015年4月~6月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:16
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コメント

フェデラー残念でしたね。
リターンのプレッシャーからか、サーブの精度も落ちていました。

今年は本当にチャンスでしたが、やはり現在の地力ではジョコビッチなのでしょう。

また空想の話ですが、全盛期2004〜2007のフェデラーと対戦したらどうなるか、気になるところです。
やはり今よりフォアの威力と精度、フットワークも俊敏だったように思えますが。。
今のジョコビッチも恐ろしく高次元で攻守を両立しています。
  1. URL |
  2. 2015/07/14(火) 12:52:38 |
  3. ATPウォッチャー #-
  4. [ 編集]

準決勝のマレー戦、決勝のジョコビッチ戦を見て感じたのは、フェデラーのサービスの出来が勝敗を分けたかなということ。ファーストサービスの確率、ファーストサービスでのポイント確率が、マレー戦は76%、84%だったのに対して、ジョコビッチ戦は67%、74%でした。それぞれ10%ほど落ちたことになります。
ジョコビッチ戦での数字も十分に立派なので、マレー戦のサービスが(本人も言うように)異例の出来だったと思います。もちろん、決勝での勝敗のカギは、重要なポイントをどちらが制したかということだったのでしょう。ただ、現在のジョコビッチ、マレーのストローク力を考えると、サービスの出来をかなり上げないと勝てないかな、というのが試合全体の印象でした。
ATPウォッチャーさんの指摘どおり、全盛期のフェデラーであればフットワークの速さ、読みの良さ、それにフォアの威力で、ストローク戦でも優位だったでしょうが。
  1. URL |
  2. 2015/07/14(火) 17:13:59 |
  3. たーぼ #-
  4. [ 編集]

フェデラー残念でした。
出足を見ていたらむしろジョコビッチが相手になっていないように見えて、可哀想な感じでしたが、第1セット終わりぐらいから、いつもの気持ち悪さ(?)が蘇ってきた感じでしたね笑

フェデラーはサーブとボレーは全盛期と比較しても衰えてはいない(むしろ向上してる?)と思うのですが、やっぱりストロークですね。
晩年のサンプラスのように、ウイナーもあるのですが、ミスがとにかく多いです。またフットワークの切り返しも、酷く衰えています。
昔はストローク戦だと、どこに打っても返すフットワークとカウンター、一発で決めるショットで相手を圧倒していました。

今ではビッグ4相手だと、サーブとボレーのみでしか太刀打ちできない状態ですね。
まして、現ビッグ4最強のジョコビッチ相手では厳しいです…晩年のサンプラスがヒューイットに芝でも負け続けたことを思い出しました。

全盛期同士ならばという比較もありますが、私はやはりフェデラーこそ最強だと思います。それに次ぐのがナダル、ジョコビッチだとも思います。

個人的にジョコビッチはレンドルと被ります。

以上、フェデラーファンの負け惜しみでした。

また余談ですが、マレー〜ジョコビッチなら芝ではマレー有利だったと思います。(これもマレーファンとしての負け惜しみ)
  1. URL |
  2. 2015/07/15(水) 11:09:29 |
  3. Kosei #-
  4. [ 編集]

過去のグランドスラム200勝を分析してみる

こんばんは。
前記事のコメントにも書きましたが、ジョコビッチがグランドスラム200勝を達成しました。

過去200勝を達成しているのは、コナーズ・レンドル・サンプラス・アガシ・フェデラーの5人です。

コナーズ 1987年全仏4回戦 その時点でのグランドスラム成績 200勝35敗
レンドル 1991年ウィンブルドン2回戦 その時点でのグランドスラム成績 200勝36敗
サンプラス 2002年全米4回戦 その時点でのグランドスラム成績 200勝38敗
アガシ 2003年全米4回戦 その時点でのグランドスラム成績 200勝44敗
フェデラー 2010年ウィンブルドン1回戦 その時点でのグランドスラム成績 200勝28敗
ジョコビッチ 2015年ウィンブルドン決勝 その時点でのグランドスラム成績 200勝34敗

200勝達成後、グランドスラムタイトルを重ねたのは200勝を達成した大会で優勝しそのまま引退したサンプラスと、その丸2年後のウィンブルドンで優勝を飾ったフェデラーのみ。
また、達成と同時に優勝を飾ったのはジョコビッチが初めてです。
200勝に至るまでの敗戦数ではジョコビッチは過去のレジェンドと比べても引けを取りません。唯一フェデラーははるかに上にいます。
そしてジョコビッチ、フェデラーをも上回って最も若く200勝を達成した選手になりました。
フェデラーとジョコビッチ以外は皆30歳を超えてからの達成です。
現在の4強時代のすごさが見えてきます。
次の全米でナダルが到達すればこちらも20代での達成となります。
同時代に3人が20代で達成となれば、やはり歴史的にも偉大な時代を今垣間見ていると言えますね。

また、この6人の200勝達成時の勝利数の内訳は
コナーズ 全豪11勝(1敗) 全仏37勝(9敗) ウィンブルドン73勝(13敗) 全米79勝(12敗)
レンドル 全豪41勝(7敗) 全仏52勝(9敗) ウィンブルドン44勝(11敗) 全米63勝(9敗)
サンプラス 全豪45勝(9敗) 全仏24勝(13敗) ウィンブルドン63勝(7敗) 全米68勝(9敗)
アガシ 全豪39勝(3敗) 全仏51勝(14敗) ウィンブルドン44勝(12敗) 全米66勝(15敗)
フェデラー 全豪54勝(7敗) 全仏43勝(11敗) ウィンブルドン52勝(5敗) 全米51勝(5敗)
ジョコビッチ 全豪50勝(6敗) 全仏48勝(11敗) ウィンブルドン52勝(8敗) 全米50勝(9敗)

ジョコビッチのそれに最も近いのはフェデラーですね。
それにしてもバランスがいい。
特にジョコビッチのばらつきの少なさは奇跡的です。

コナーズやサンプラスはウィンブルドンと全米に大きく偏っています。コナーズは特に顕著です。
サンプラスの場合は全仏の少なさがサンプラスらしくていいですね。もっともサンプラスの場合全米に3勝足すだけでそのまま生涯成績になりますから、全仏のこの数字はキャリア通算の数字と同じです。
コナーズの場合、全豪にはほとんど出場していません。また、全仏は唯一優勝がなく全盛期に出場が出来なかったことがそのまま数字に表れています。ウィンブルドンと全米の数字はキャリアの長さの賜物ですね。

アガシはレンドルのそれと酷似しています。もっとも敗戦数はアガシのほうが結構多いんですが。
この2人は全米に突出して偏っています。もう一つ50勝に達しているのが全仏というも同じです。

ちなみにナダル
全豪45勝(9敗) 全仏70勝(2敗) ウィンブルドン40勝(9敗) 全米41勝(8敗) 現在合計196勝28敗

今年全米で4勝を挙げて達成した場合は、内訳は45-70-40-45となります。
50勝到達が1大会のみでの200勝となれば、史上初です。ジョコビッチやフェデラーがどの大会でも勝ち続けて達成したのに対し、ナダルは得意の全仏で荒稼ぎしています。他の大会は欠場も多いですから、キャリアグランドスラマーとしては意外に勝っていないんです。個人的には全米で達成してほしいですね。そしてもしそうなった場合、200勝時点での成績はフェデラーと同じ数字になります。フェデラーとナダル、やはり何か縁があるような気がしますが、今年のナダルは苦しんでますから来年までお預けになる可能性も否定しきれないのが惜しい所です。

さて、せっかくなのでマレーにも触れてあげましょう。
全豪 39勝(10敗) 全仏28勝(8敗) ウィンブルドン46勝(9敗) 全米37勝(9敗) 合計現在150勝36敗

150勝というきりのいい数字。同い年のジョコビッチとはすでに50勝差が開いたことになります。

今度は150勝到達時の数字を比較してみましょう。

対象は先ほどの7人にエドベリ・ベッカー・マッケンロー・マレーを加えた計11人です。

コナーズ 1983年全仏1回戦 その時点でのグランドスラム成績 150勝25敗
レンドル 1988年全米1回戦 その時点でのグランドスラム成績 150勝29敗
マッケンロー 1990年全米準々決勝 その時点でのグランドスラム成績 150勝30敗
エドベリ 1993年ウィンブルドン2回戦 その時点でのグランドスラム成績 150勝33敗
ベッカー 1996年全豪3回戦 その時点でのグランドスラム成績 150勝36敗
サンプラス 1998年全米2回戦 その時点でのグランドスラム成績 150勝26敗
アガシ 2000年ウィンブルドン準々決勝 その時点でのグランドスラム成績 150勝34敗
フェデラー 2008年ウィンブルドン1回戦 その時点でのグランドスラム成績 150勝24敗
ナダル 2012年全仏1回戦 その時点でのグランドスラム成績 150勝21敗
ジョコビッチ 2013年ウィンブルドン4回戦 その時点でのグランドスラム成績 150勝28敗
マレー 2015年ウィンブルドン準々決勝 その時点でのグランドスラム成績 150勝35敗

ナダルのペースが敗戦の少なさです。アガシを除く200勝到達組も30敗未満で到達しました。
またマッケンローはちょうど30敗での到達でしたが、レンドルとは1敗差ですね。
そのときすでに勢いを失った時期であったことを考えれば、それまでがいかにハイペースだったかがわかります。

アガシは他の選手に比べると早期敗退が比較的多いため、その分敗戦が多くなっています。
サンプラスも早期敗退はそこそこありましたが、その分優勝数が多いので敗戦数は少なくなっています。
サンプラスの場合、早期敗退は敗戦数よりむしろ勝利数に響いています。

続いて内訳です。
コナーズ 全豪11勝(1敗) 全仏20勝(6敗) ウィンブルドン59勝(9敗) 全米60勝(9敗)
レンドル 全豪21勝(6敗) 全仏49勝(8敗) ウィンブルドン32勝(9敗) 全米48勝(6敗)
マッケンロー 全豪14勝(4敗) 全仏25勝(8敗) ウィンブルドン51勝(9敗) 全米61勝(9敗)
エドベリ 全豪47勝(7敗) 全仏26勝(10敗) ウィンブルドン43勝(8敗) 全米34勝(8敗)
ベッカー 全豪25勝(8敗) 全仏26勝(9敗) ウィンブルドン62勝(9敗) 全米37勝(10敗)
サンプラス 全豪34勝(6敗) 全仏22勝(9敗) ウィンブルドン45勝(5敗) 全米49勝(6敗)
アガシ 全豪25勝(3敗) 全仏39勝(11敗) ウィンブルドン35勝(8敗) 全米51勝(12敗)
フェデラー 全豪41勝(6敗) 全仏32勝(10敗) ウィンブルドン39勝(4敗) 全米38勝(4敗)
ナダル 全豪35勝(7敗) 全仏46勝(1敗) ウィンブルドン35勝(5敗) 全米34勝(8敗)
ジョコビッチ 全豪39勝(5敗) 全仏36勝(9敗) ウィンブルドン36勝(7敗) 全米39勝(7敗)
マレー 全豪39勝(10敗) 全仏28勝(8敗) ウィンブルドン46勝(8敗) 全米37勝(9敗)

コナーズやマッケンローはウィンブルドンと全米への偏重が著しいです。それをもう少し穏やかにしたのがサンプラスと言えるでしょうか。
レンドルは全盛期にタイトルを取った全仏と全米が多くなっています。
エドベリはこの中では最も全豪の比重が大きい選手です。続いてウィンブルドンが多くなっています。
ベッカーはやはりウィンブルドンの比重が圧倒的です。62勝というのは上記の表では最多です。続くのはコナーズとマッケンローのウィンブルドンや全米です。
アガシは全米が突出しています。全豪はキャリア初期に出場していなかったこと、150勝達成後に更に好成績が続いていることなどのためこの時点では意外と少なくなっています。
そして現役の4強です。マレーの全仏がやや少ない以外は万遍なく勝っています。個々でもジョコビッチのバランスの良さが際立ちます。150勝を1大会当たりに平均化すると37.5勝になるのですが、全ての大会をその±1.5勝以内に収めています。すごい。まあ200勝時点でも50±2勝で納めているジョコビッチですからこのくらいお手の物なんでしょう。
その中でもマレーのウィンブルドンとナダルの全仏の比重がやや大きめですね。フェデラーは全仏が少し低くなっている以外は万遍なく勝っています。

余談
ジョコビッチの記録が面白かったのでついでに100勝時と50勝時も調べました。

結果
100勝時 全豪25勝 全仏25勝 ウィンブルドン24勝 全米26勝
50勝時 全豪10勝 全仏15勝 ウィンブルドン11勝 全米14勝

なんと100勝時は25勝±1勝にすべてのグランドスラムが収まっています!
50勝時はさすがに全仏と全米に偏っていました。いまや5回優勝の全豪と3回優勝のウィンブルドンが少ないのが面白いですね。
  1. URL |
  2. 2015/07/15(水) 13:23:53 |
  3. 2R #2mo2qD.Q
  4. [ 編集]

ジョコビッチ強かったですね。
全仏決勝での敗戦から見事に立ち直りました。

フェデラーは今大会、サービスが好調でしたが、リターンも好調で、
決勝までは取ったセットは全てブレークして取っていました。
しかし、決勝では1ブレークしかできませんでした。
去年も、ブレーク出来たのは第4セットのみでした。
(ブレーク数は多かったですが)

この辺りの、大舞台における重要なポイントでの強さこそが
No.1の強さであり、今季の成績につながっていると思います。

終わってみれば、今大会でジョコビッチから2ブレークを奪ったのは
初戦のコールシュライバー氏のみです。
やはりタフな初戦だったんですね。

ただ、ジョコビッチは強かったですが、しかし、それでもしかし、
マレーが向こうの山に行ってくれていたら・・・
と思わずにはいられません。

この先ですが、ジョコビッチはいよいよゴールデンマスターズ達成か?
というのが気になるところですね。

勝率は極めて高いですが、マッケンロー超えをするには既に3敗と
崖っぷちなので、さすがに厳しいのではないかと思います。
  1. URL |
  2. 2015/07/15(水) 16:59:08 |
  3. ラカン #KTFWzs4k
  4. [ 編集]

皆様、コメントありがとうございます。

ジョコビッチ、出場大会数が少ないのにあの強さはなんでしょうか。
少ないが故の強さかもしれませんし、強いが故の少なさと言えなくもないでしょう。

最近のグラスコートはバウンドが昔ほど低すぎないというのはあるのかもしれませんが
それでもジョコビッチの低めの球の処理は見事でした。
クレーでのジョコビッチを見ていると、
上からたたきつけるショットこそがその強さの秘訣だと思わされるのですが
グラスでは打って変わってその低めの処理のうまさに感心させられます。
フォアはともかく両手打ちバックであそこまで適応できるのが凄いです。

基本、低いショットが得意な両手バックハンダーはクレーが苦手という印象がありましたが
ジョコビッチは王道のプレースタイルでこれを見事に克服しています。
ナダルやボルグも同じようにどちらのコートにも適用していましたが
トップスピン主体の彼らのショットはある意味特殊です。
それに比べてジョコビッチのショットはよりフラットな軌道となります。

今後このタイプの選手は増えていくかもしれません。
意外にも数年前に全英ベスト4が全て両手打ちで埋められた時には急激な変化の予感を感じさせたのですが
その後、不思議なくらいに停滞しています。今大会など、フェデラーはもちろん
ガスケ、バブリンカ、カルロビッチ、コールシュライバー(これはおまけ)
など片手打ちの選手が健闘を見せました。

あるいは今後のグラス覇権が再び片手打ちに移行していく中で
ジョコビッチのみが反対勢力として君臨するという7~8年前の
フェデラーの逆パターンに発展していくかもしれません。


それと、2R様、いつもいつも膨大なデータ提示ありがとうございます。
非常に面白いですね。改めてフェデラーとナダルの特殊性を感じさせますが
全盛期に全豪と全仏にほとんど出なかったコナーズがあの成績というのもやはり凄いです。
まあそれを言ったらローズウォールがアマチュアのままだったら、などといった
たらればに発展してしまうので禁物なんでしょうが、
ATPの記録を追うにはコナーズは原点という気がします。

それと、グランドスラムのレンドルって弱いですね、やっぱり。
そりゃ他の選手に比べたら悪くないというかむしろ凄いほうなんですが
本来のレンドルからは全然負けも多いし勝ちも少ないし・・・
でもそこがまたいいんですけど。


  1. URL |
  2. 2015/07/17(金) 10:32:51 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

主な選手の優勝率・決勝進出率の最高値 など

こんばんは。

本来のレンドル、というところ。

さすがにこういうところは自分の生まれる前に活躍した選手ということもあって、正直感覚がわかりません。
データとして文字で見るだけではやはりこの辺は限界があるのかな、と思います。
最近のトップ選手はグランドスラムで特に強い選手ばかりなのでいまいちピンとこないです。

ハードでのナダル、とか以前のクレーでのマレー、とかとはまた違うんですよね。
グランドスラム決勝でのマレー?ナダル戦のフェデラー?4回戦のガスケ?
どうなんでしょう。いい例えは見つかりそうもないですね。

通常のツアーの数字も見てみたいとは思うのですが、いかんせんいまだにデータがごちゃごちゃしているので、見ても正確な情報がわからないのではという懸念もあって躊躇します。
いま、どうなんですかね。


ちなみにレンドルに関しては、やはり準優勝が多かった分こういうデータの取り方をするとやはり不利に出てしまう面はあると思います。
なまじ準優勝が多いと、勝利数も稼いでかつ敗戦数も増えていくので、結果としてある一定の区切りの勝利数まで敗戦数は結果として多く出てしまうのかなと思いました。

そこで200勝達成がグランドスラム出場何大会目かをみてみます。
ここでは便宜上、コナーズの1回戦不戦敗の大会は不出場扱いにします。

コナーズ 44大会目
レンドル 45大会目
サンプラス 52大会目
アガシ 53大会目
フェデラー 45大会目
ジョコビッチ 43大会目

サンプラスは、優勝は多いですが早期敗退も多かったので時間がかかっています。
アガシもそうですね。アガシの場合優勝回数もこの6人の中では多くはないのでその分敗戦数が突出しています。

フェデラーは、勝利数の積み重ねのペースではレンドルやコナーズとほとんど変わらないのですが、それまでの優勝回数がこの両者の倍に上るため敗戦数がかなり少なくなっています。
一方でジョコビッチは敗戦数はフェデラーより多いのですが、勝利数の増加ペースはフェデラーより早くなっています。

フェデラーはジョコビッチと比べ、安定して勝利数を稼ぐようになるまでに時間がかかっているのでその分大会数はかかっているんですね。

まあこういうことを言ってらっしゃるのではないとは思いますが、データ屋目線でさらに掘り下げてみました。

ちなみにナダルも全米で到達すれば43大会目です。
ナダルもすでに14度のグランドスラム優勝を誇っていますので、敗戦数は少なく出ることになります。


というかナダル、ウィンブルドンまでの時点で出場回数に対するグランドスラム優勝率が33.33%だなんてとんでもないですね。
まあボルグとかいうキャリア通算で11/27=40.74%、キャリアMAX11/25=44%なんていうチートキャラもいるんですけどね。

ちなみにフェデラーは2007年までの時点で12/34=35.29%、ナダルは2010年までの時点で9/26=34.62%っていうのが多分現在のキャリアMAXだと思います。
ちなみに決勝進出率にするとフェデラーは2010年全豪終了時点で22/43=51.16%とかいう化け物みたいな記録を作ってます。ナダルも2014年全豪終了時点で20/38=52.63%がありますね。

ま、ボルグはキャリア通算(かつキャリアMAX)16/27=59.26%なんですが。


このボルグの反則感・・・。


ちなみにマッケンローのMAXは優勝・決勝進出とも1984年までの時点でそれぞれ7/22=31.82%、10/22=45.45%。

この流れでいろいろな選手を見ていくと、
まず現役のジョコビッチは9/43=20.93%、17/43=39.53%でいずれも現在がキャリアMAXです。

面白いのがビランデル。優勝率のキャリアMAXは1982年全仏終了時点の1/3=33.33%。
決勝進出率のキャリアMAXは1988年までの時点で11/27=40.74%です。

また、ベッカーも1985年ウィンブルドン終了時点の1/4=25.00%、1986年ウィンブルドン終了時点の2/8=25.00%が優勝率のキャリアMAX。決勝進出率のMAXは1991年ウィンブルドン終了時点の8/27=29.63%。

一方ベッカーのライバル、エドベリのキャリアMAXは優勝率が1992年全米終了時の6/38=15.79%、決勝進出率が1993年全豪終了時点の11/39=28.21%。

アガシのキャリアMAXは優勝率が2001年ウィンブルドン終了時点の7/43=16.28%、決勝進出率が2000年ウィンブルドン終了時点の11/39=28.21%。

サンプラスのキャリアMAXは、優勝率が1997年ウィンブルドン終了時の10/33=30.30%、決勝進出率が1997年ウィンブルドン終了時点の12/33=36.36%と2000年までの時点の16/44=36.36%。

コナーズのキャリアハイは優勝率が1974年までの時点の3/11=27.27%、決勝進出率が1978年までの時点の11/20=55.00%。

そしてレンドルのキャリアMAXはともに1990年全豪終了時点で優勝率は8/41=19.51%、決勝進出率は18/41=43.90%。


こういう統計って全盛期だけ抜き出して1度やってみたいんですけどね。
今回はキャリア開始からの変動を追ってみました。


ちなみに、オープン化前だとチルデンがやばいです。
  1. URL |
  2. 2015/07/19(日) 00:44:40 |
  3. 2R #2mo2qD.Q
  4. [ 編集]

WOWOWで石黒賢氏がジョコビッチにインタビューしてたんですが、その中で芝の前哨戦に出ない理由を聞いていて、
ジョコビッチは「疲れをとるため。」と答えていました。しかし「前哨戦に出ないのは今年が初めてではない。」と前置きしていたので、
石黒氏は今シーズンということで質問したのかもしれません。もうちょっと事前に調べて、ここ数年前哨戦に出ていない理由を
聞いてくれたら僕の知りたいことをドンピシャで知れたのに、と少し惜しい思いのするインタビューでした(笑)

ただし、「疲れをとるため」というのは理由の1つとしてありそうですね。芝に慣れることよりも休息の方が得策だと考えて
それがうまくいっているということかもしれません。何にしても芝に対する実力と自信があったればこその方策だと思います。
  1. URL |
  2. 2015/07/20(月) 17:46:49 |
  3. フェレールのくわえタオル #-
  4. [ 編集]

>2R様

いつも詳細な情報統計を行っていただきありがとうございます。
個人的に興味のあるデータとしては
2位~5位とか5位~10位くらいの選手を抜き出して時代ごとの
それぞれのランキングブロックの選手たちがどのような勝ち方をしていたのか
傾向を調査するというものをいつかやってみたいと考えています。
よく負けるトップ10で占められていた時代とそうでない時代とが出てくると思います。
おそらく今は比較的負けないトップ10の時代だと思っています。
むしろ歴史上一番トップ10が負けない時代といえるかもしれません。

トップ10の傾向としては以前に片手打ちバックと両手打ちバックの
構成比率とその移り変わりみたいなのをやりましたが
それの勝率バージョンと言ったところでしょうか。
年間でトップ10が激しく入れ替わった年もありますから
年度末のランキングだけで判断していいのかという問題はありそうですが。
てゆーか、年間にトップ10が何人生まれたのか、
というのだけでも面白い統計情報が取れそうですね。


>フェレールのくわえタオル様

疲れを取るため、というのは単純なようでいて
なかなかどうして採用するのは難しい理由と言えそうな気がします。
散々述べてきてはいますが、効果的にポイントを稼ぐことができているジョコビッチならではでしょう。
ぶっつけ本番でウィンブルドンに出て、しかも勝てるという判断ですから
適応能力によほどの自信があるのでしょう。
自裁それで勝ちましたし、さすがはジョコビッチと言えます。


  1. URL |
  2. 2015/07/27(月) 17:12:11 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

1998年と2005年の上位選手の成績 追記 2011年

少々やっつけで適当にやってみました。

1998年
1998年12月28日付
1位 サンプラス 61勝17敗 .782 4タイトル
全豪ベスト8・ウィンブルドン優勝・全米ベスト4・ファイナルベスト4・シンシナティ準優勝・パリ準優勝・シュトゥットガルトベスト4など

2位 リオス 68勝17敗 .800 7タイトル
全豪準優勝・全仏ベスト8・インディアンウェルズ優勝・マイアミ優勝・ローマ優勝など

3位 コレチャ 57勝21敗 .731 5タイトル
全仏準優勝・ファイナル優勝・マイアミベスト4・ハンブルク準優勝など

4位 ラフター 60勝21敗 .741 6タイトル
全米優勝・マイアミベスト4・カナダ優勝・シンシナティ優勝など

5位 モヤ 49勝28敗 .636 2タイトル
全仏優勝・ファイナル準優勝・モンテカルロ優勝・全米ベスト4など

6位 アガシ 68勝18敗 .791 5タイトル
マイアミ準優勝・カナダベスト4など

7位 ヘンマン 59勝29敗 .670 2タイトル
ウィンブルドンベスト4・ファイナルベスト4・マイアミベスト4・カナダベスト4など

8位 クチェラ 53勝29敗 .646 2タイトル
全豪ベスト4・全米ベスト8・ハンブルクベスト4など

9位 ルゼドゥスキー 53勝22敗 .701 2タイトル
インディアンウェルズ準優勝・パリ準優勝など

10位  クライチェク 45勝15敗 .750 2タイトル
モンテカルロベスト4・ウィンブルドンベスト4・カナダ準優勝・シュトゥットガルト準優勝など

11位 カフェルニコフ 57勝29敗 .663 3タイトル
シンシナティベスト4・シュトゥットガルト準優勝・パリベスト4など

12位 イバニセビッチ 44勝28敗 .611 1タイトル
ウィンブルドン準優勝など

13位 コルダ 34勝21敗 .618 2タイトル
全豪優勝・ウィンブルドンベスト8など

14位 コスタ 47勝25敗 .653 2タイトル
ハンブルク優勝・ローマ準優勝など

15位 フィリプーシス 33勝20敗 .623 1タイトル
ウィンブルドンベスト8・全米準優勝など

16位 マーティン 44勝21敗 .677 2タイトル
パリベスト4など

このあともしばらく似たような成績が続きます。
やはりこの時代、差が小さいですね。そして参戦数が本当に多い。
そして年中勝ち続けたような選手が本当にいません。上記のように主要大会の上位進出者もかなり分散しています。
それでもトップ5はさすがですが。
ポイント差が小さかったのでトップ10外にも広げてみました。
今見るとトップ10で区切ってもよかったかもしれません。

2005年
2005年12月26日付

1位 フェデラー 81勝4敗 .953 11タイトル
全豪ベスト4・全仏ベスト4・ウィンブルドン優勝・全米優勝・ファイナル準優勝・インディアンウェルズ優勝・マイアミ優勝・ハンブルク優勝・シンシナティ優勝など

2位 ナダル 79勝10敗 .888 11タイトル
全仏優勝・マイアミ準優勝・モンテカルロ優勝・ローマ優勝・カナダ優勝・マドリッド優勝など

3位 ロディック 59勝14敗 .808 5タイトル
全豪ベスト4・ウィンブルドン準優勝・インディアンウェルズベスト4・シンシナティ準優勝・パリベスト4など

4位 ヒューイット 37勝9敗 .804 1タイトル
全豪準優勝・ウィンブルドンベスト4・全米ベスト4・インディアンウェルズ準優勝・シンシナティベスト4など

5位 ダビデンコ 56勝30敗 .651 1タイトル
全豪ベスト8・全仏ベスト4・ファイナルベスト4・ハンブルクベスト4など

6位 ナルバンディアン 44勝19敗 .698 2タイトル
全豪ベスト8・ウィンブルドンベスト8・全米ベスト8・ファイナル優勝・マドリッドベスト4など

7位 アガシ 38勝12敗 .760 1タイトル
全豪ベスト8・全米準優勝・マイアミベスト4・ローマベスト4・カナダ準優勝など

8位 コリア 55勝27敗 .671 1タイトル
全米ベスト8・モンテカルロ準優勝・ローマ準優勝など

9位 リュビチッチ 57勝24敗 .704 2タイトル
マドリッド準優勝・パリ準優勝など

10位 ガウディオ 55勝21敗 .724 5タイトル
ファイナルベスト4など

上位の安定感はさすがですね。
1998年と比べてダビデンコなどを除いて試合数がスリム化しています。
ダビデンコのように試合数でポイントを稼いでいるタイプ、ヒューイットやアガシのように勝率は高いが欠場が多いタイプなんかが入り混じっています。
9位のリュビチッチや10位のガウディオはマスターズやグランドスラムの好成績は少ないですが、より規模の小さい大会の好成績が多かったり、規模の大きい大会でもう一歩の成績だったりというのが多かったです。8位のコリアもクレーマスターズの稼ぎが大きいですが、グランドスラムでもベスト16敗退が3度ありました。


時間もそれほどないので今回は適当に、混戦が予想される1998年とフェデラーとナダルの2トップが凄まじい活躍を見せた2005年をチョイスしました。


追加
2011年 2011年12月26日付

1位 ジョコビッチ 70勝6敗 .921 10タイトル
全豪優勝・全仏ベスト4・ウィンブルドン優勝・全米優勝・インディアンウェルズ優勝・マイアミ優勝・ローマ優勝・カナダ優勝・シンシナティ準優勝など

2位 ナダル 69勝15敗 .821 3タイトル
全豪ベスト8・全仏優勝・ウィンブルドン準優勝・全米準優勝・インディアンウェルズ準優勝・マイアミ準優勝・モンテカルロ優勝・マドリッド準優勝・ローマ準優勝など

3位 フェデラー 64勝12敗 .842 4タイトル
全豪ベスト4・全仏準優勝・ウィンブルドンベスト8・全米ベスト4・ファイナル優勝・インディアンウェルズベスト4・マイアミベスト4・マドリッドベスト4・パリ優勝など

4位 マレー 56勝13敗 .812 5タイトル
全豪準優勝・全仏ベスト4・ウィンブルドンベスト4・全米ベスト4・モンテカルロベスト4・ローマベスト4・シンシナティ優勝・上海優勝など

5位 フェレール 59勝19敗 .756 2タイトル
全豪ベスト4・ファイナルベスト4・モンテカルロ準優勝・上海準優勝など

6位 ツォンガ 55勝24敗 .696 2タイトル
ウィンブルドンベスト4・全米ベスト8・ファイナル準優勝・カナダベスト4・パリ準優勝など

7位 ベルディヒ 53勝23敗 .697 1タイトル
全豪ベスト8・ファイナルベスト4・シンシナティベスト4・パリベスト4など

8位 フィッシュ 43勝25敗 .632 1タイトル
ウィブルドンベスト8・マイアミベスト4・カナダ準優勝・シンシナティベスト4など

9位 ティプサレビッチ 54勝26敗 .675 2タイトル
全米ベスト8・カナダベスト4など

10位 アルマグロ 47勝23敗 .671 3タイトル
全豪4回戦・コスタ・ド・サウイペ優勝・ブエノスアイレス優勝・アカプルコ準優勝・ニース優勝・ハンブルク準優勝・カナダベスト8など


アルマグロのみややランクが低い成績を載せています(マスターズ以上で基準以上の成績がなかったため)
勝率や成績にランキングの差がより濃く出ています。

6位以下に関しては2005年よりも少し低めですね。
わかってはいまいたが、ビッグ4の安定感は凄まじいものがあります。
1998年との違いはこの上位の凄まじい勝率の高さだと言えます。

5位から10位あたりは、ポイントのとり方のパターンによって勝率が違って出てきますね。
大きく分けると、
大きな大会でそこそこ勝つか、小さな大会でこつこつ勝って稼ぐタイプ。小さな大会での優勝が多ければ勝率は高めに出る。小さな大会で好成績が多くても優勝が少なかったり、大きな大会で4回戦やベスト8などが多いと勝率は普通。上の表ではリュビチッチやガウディオ、アルマグロなど。1998年のアガシもこっちに近い。

大きな大会でたまに大勝ちするタイプ、ポイント単価の高い大会で勝つので他の大会が欠場が多いなら高めに、早期敗退が多いなら低めの勝率が出る。昨年の錦織やワウリンカ。上の表では2005年のアガシやヒューイット。

好成績の少なさを大会数でカバーするタイプ、大会数が多い分敗戦も多いので勝率は低めに出る。やっぱり典型例はダビデンコ。

というかんじですかね。
いうなれば、安定感型、爆発力型、量でカバー型とでもいえるでしょうか。
  1. URL |
  2. 2015/07/31(金) 10:46:01 |
  3. 2R #2mo2qD.Q
  4. [ 編集]

>2R様

いやいやあの、いやいや、やってくれという意味で書いたのではないんです。
決してやってもらうつもりだったんじゃないんです。
が、ありがとうございます。本当にいつも。

やっぱりデータの羅列を眺めるというのは楽しいですね。

今回は特に1998年は面白いです。
1位のサンプラスが勝ってない。てゆーか負けが多い。
2位のリオスもそうですが17敗って。
4タイトルで年間1位になれてしまっているんですね。
まあそれでも要所を抑えているということでさすがなんですが、
なんとも時代の違いを思わされます。
もっとも、この辺はある意味で特殊な時代でもあったということが明確にわかります。
もう少し前ならサンプラスも年間で素晴らしい成績を上げていますから。

それと6位から10位までを眺めてみても面白いですね。
2005年のトップ10の勝率の高さには驚かされました。
それでも予想以上に意外や時代の差がなかったという印象です。
まあ年間成績ならそうですが、
このうち何人が翌年もトップ10にいたかというようなことを見ていけば
時代の違いも浮き彫りになってくるところでしょうか。


  1. URL |
  2. 2015/08/04(火) 09:08:38 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

年間勝率

いえいえ
話を聞いて、調べて見たくなったのでやったまでです。

2005年のリュビチッチとガウディオですが、確かに勝率は高いです。
しかし下の内訳をみるとわかるんですが、意外と大きな大会ではあまり勝っていません。

ガウディオの場合、マスターズの最高成績はベスト8でした。
モンテカルロ・カナダ・パリの3大会で記録しています。
また、シンシナティとマドリッドは初戦で敗れています。
グランドスラムでは全仏の4回戦が最高でウィンブルドンは不出場、全米は初戦敗退です。

リュビチッチの場合、マドリッドとパリで準優勝こそありますが、モンテカルロ・カナダ・シンシナティで初戦敗退しています。
グランドスラムは全米の3回戦が最高で、全仏とウィンブルドンで初戦で敗れています。

その一方でやはり規模の小さい、ポイントの小さい大会でよく勝っています。
ガウディオは2月のビニャデルマールとブエノスアイレスを連続優勝、4月末にはエストリルでシーズン3勝目、グシュタードで4勝目を挙げると続くシュトゥットガルトで準優勝、キッツビュールで5勝目を挙げました。
当然すべてクレーです。
ポイント単価がもっとも高いのはキッツビュールの250、続いてファイナルベスト4(RR2勝1敗)およびエストリルの200と続きます。5優勝1準優勝+ファイナルのポイントを全て合わせても1350ポイントです。
一方のリュビチッチはマスターズ2大会の準優勝で700ポイント。2優勝で425ポイント。さらに年初のドーハ、マルセイユ、ロッテルダム、ドバイの4つの準優勝も加えて700ポイント、合計1825ポイント。

2011年でもティプサレビッチやアルマグロが似たようなタイプです。
特にアルマグロはグランドスラムベスト8もマスターズベスト4もありません。

更に上にいるダビデンコは、やはり早期敗退した分が集計対象外に行っているのでしょうね。
あまりに大会に出過ぎていますから。

自分も興味があるのでまた気が向いたら去年のトップ10をやってみます。

ワウリンカとか本当に効率いいんですよね。ファイナルのときに軽くやってるんですが、本当に。
  1. URL |
  2. 2015/08/04(火) 17:10:54 |
  3. 2R #2mo2qD.Q
  4. [ 編集]

>2R様

ありがとうございます。
2005年といえば既にトップ選手にはマスターズ1000出場義務があったように思いますが、
リュビチッチやガウディオはそういうのにはさっさと負けて
小さな大会の出場に精を出していたということでしょうか。
てゆーか思うように大きな大会で勝てなかったから頑張って小さな大会に出ていたというのが真相でしょうか。
いつの時代でもそういうタイプの選手はいますね。
考えてみれば70年代でも既にいましたから。
トップ10が皆そこそこ大きな大会でも勝っている今の方が例外的なのかもしれません。

  1. URL |
  2. 2015/08/04(火) 18:19:21 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

さらに補足

管理人様
両者の2005年のグランドスラム・マスターズ成績はこのようになっています。

ガウディオ
全豪 3回戦●ハーバティ
全仏 4回戦●フェレール
全米 1回戦●ベイカー
(ウィンブルドン不出場)

インディアンウェルズ 3回戦 ●キーファー
マイアミ 4回戦 ●アガシ
モンテカルロ 準々決勝●ナダル
ローマ 3回戦●フェレール
ハンブルク 3回戦●C・ロクス
カナダ 準々決勝●アガシ
シンシナティ 1回戦●ロブレド
マドリッド 2回戦(初戦)●アカスーソ
パリ 準々決勝●ベルディヒ

ガウディオは年初10位からのスタートでしたが、ドーハでいきなり初戦敗退。
全豪は3回戦敗退に終わりましたが8位に浮上、その翌週からビニャデルマールとブエノスアイレスで2週連続優勝。
アカプルコは初戦敗退。3月のマスターズは上記のとおり。モンテカルロ時点で6位に浮上しています。
モンテカルロは準々決勝でナダルに完敗。
続いてバルセロナに参戦しフェレーロに敗れベスト8に入ると、翌週のランキングで5位に浮上。
さらにエストリルでシーズン3勝目。ローマとハンブルクはいずれも3回戦で敗退。全仏前週にはワールドチームカップに参戦しています。
ディフェンディングチャンピオンとして参戦した全仏では4回戦でフェレールに敗れ、12位に転落。
ここからグラスシーズンには一切出場記録がありません。

次の参戦はウィンブルドン翌週のグシュタード。ここで決勝でワウリンカを破り4勝目。
1週相手参戦したシュトゥットガルトでも決勝に進出。ここではナダルに敗れ準優勝でした。
そしてその翌週のキッツビュールでも決勝でベルダスコを破り5勝目。

これらの活躍もカナダ・シンシナティには8位で参戦。
その後、全米には9位で参戦も初戦で敗れ11位に後退。
ここからしばらく大きな活躍がありませんでしたが、パリにも11位で参戦し、ベスト8。
故障者もあって9位で最終戦へ。ゴンザレス・プエルタに勝ちダビデンコに敗退。
準決勝に進出しますが、ここでフェデラーに0-6,0-6と記録的大敗を喫し、年末ランキングは10位。

リュビチッチ
全豪 2回戦●バグダティス
全仏 1回戦●プエルタ
ウィンブルドン 1回戦●メルツァー
全米 3回戦●ガスケ

インディアンウェルズ 3回戦●フェデラー
マイアミ 3回戦●ナダル
モンテカルロ 1回戦●O・ロクス
ローマ 3回戦●アガシ
ハンブルク 2回戦●C・ロクス
カナダ 1回戦●T・デント
シンシナティ 1回戦●サントロ
マドリッド 準優勝●ナダル
パリ 準優勝●ベルディヒ

ランキングの経過を見るとリュビチッチは年初は22位からのスタート。
ドーハでいきなり決勝へ進むのですが、フェデラーに敗れ準優勝に終わります。
肝心の全豪ではバグダティスに2回戦敗退。
ところが全豪翌週から怒涛の4週連続参戦で最初のミランこそステパネクに敗れベスト4でしたが、続くマルセイユ・ロッテルダム・ドバイと3週連続で決勝進出。しかし全て決勝で敗れ準優勝となります。
相手はマルセイユがJ・ヨハンソン、ロッテルダムとドバイはいずれもフェデラーです。
そこからさらに翌週末のデビスカップに出場し、なんとロディックとアガシを破っています。
そしてそのまま3月のマスターズに突入。インディアンウェルズの時点でランキングを13位まで上げています。
この3月のマスターズはいずれも4回戦でそれぞれフェデラー・ナダルと対戦し敗れています。

クレーシーズンに入り、マスターズ3大会に出場。
ここで面白いことにロクス兄弟が存在感を見せています。アガシに敗れたローマも初戦はO・ロクスでした。

そしてリュビチッチ、全仏直前週にザグレブのチャレンジャーに参戦し優勝しています(57勝には含まれていません)。

しかし全仏で初戦で敗れるとここからしばらく不調が続きます。
1回戦や2回戦での敗退が続きますが、この間のデビスカップはしっかり2勝しています。
全米の時点で19位までランキングを下げます。
全米で久々に1大会2勝し3回戦進出。
全米後のデビスカップでダビデンコとユーズニーを破るとようやく復調の兆しが見えます。
メスで準決勝で7位のダビデンコを破るなどしてようやく今季初タイトルを獲得すると、翌週のウィーンでもフェレーロ・ゴンザレス・ロブレドなどを破り優勝。
さらに翌週のマドリッドマスターズの時点で12位に浮上、さらにここでも勝ち続け、ついに3週連続の決勝進出しましたが、ここではナダルに敗れました。
更にその翌週のリヨンはさすがに初戦で敗れましたが、その翌週パリの時点でついに10位。
そしてパリでまた決勝進出。ベルディヒに敗れ準優勝でしたが、最終戦に8位で出場。
コリアには勝ちましたが、フェデラーとナルバンディアンに敗れラウンドロビン敗退に終わり、9位に後退。
その後行われたデビスカップ決勝ではハーバティ―に敗れクチェラに勝利しています。



ちなみにリュビチッチ、ガウディオとも最終戦前後で1つランキングを下げていますが、かわりに上に行った選手はだれかというと、優勝したナルバンディアンです。
12位から一気に6位にジャンプアップしました。
最終戦ではその他ダビデンコが7位から5位に浮上し、その分アガシとコリアが2人に抜かれランキングを下げています。
11位以下ではサフィンとゴンザレスが入れ替わっています。
また年末にプエルタのポイントが没収されています。


2004年の年末と比べると、

フェデラー 1位→1位
ロディック 2位→3位
ヒューイット 3位→4位
サフィン 4位→12位(↓)
モヤ 5位→31位(↓)
ヘンマン 6位→36位(↓)
コリア 7位→8位
アガシ 8位→7位
ナルバンディアン 9位→6位
ガウディオ 10位→10位
ナダル 51位→2位(↑)
ダビデンコ 28位→5位(↑)
リュビチッチ 22位→9位(↑)

というようにトップ10が変動しています。

この年トップ10から転落した3者は以降トップ10返り咲きを果たしていません。
サフィンは11月までトップ10を維持していたんですが、年明けの全豪後に一気に50位台にまでランキングを下げています。

逆に翌2006年の年末と比較すると、

フェデラー 1位→1位
ナダル 2位→2位
ロディック 3位→6位
ヒューイット 4位→20位(↓)
ダビデンコ 5位→3位
ナルバンディアン 6位→8位
アガシ 7位→150位(全米限りで引退)
コリア 8位→116位(↓)
リュビチッチ 9位→5位
ガウディオ 10位→34位(↓)
ブレーク 23位→4位(↑)
ロブレド 19位→7位(↑)
アンチッチ 21位→9位(↑)
ゴンザレス 11位→10位(↑)


落ちている選手が結構大幅に落ちている例が目立ちますね。
調べていませんが、近年でやるとどうなるかが気になりますね。

ティプサレビッチやアルマグロ、フィッシュ、デル=ポトロあたりが怪我でランキングを下げていますが、そういった例を除けば15位あたりまではほとんど変化がないのでは、と思うのですがどうでしょうね。
  1. URL |
  2. 2015/08/05(水) 00:21:22 |
  3. 2R #2mo2qD.Q
  4. [ 編集]

>2R様

またまた詳細にありがとうございます。

ガウディオは2005年がのトップにいたほぼ最後年だったといえるかもしれません。
ナダルが出てから、直前まで元気だったクレー巧者がことごとく過去の人に追いやられてしまいました。
フェレーロは辛うじてしばらくの間残っていましたが、コリアも怪我が多くなっていきました。
しばらくしてダビド・フェレールが出てきますが、実はフェレーロやコリアとほとんど年齢が変わらないというのが衝撃です。
いかにフェレールが大器晩成の選手であったかがわかります。

リュビチッチもグランドスラム成績はさすが、目も当てられないですね。
あんなにずっとトップにいたのにグランドスラムでああも勝てなかった例は後にも先にもリュビチッチだけでしょう。
稀有な選手として独特の存在感を放っていますが、
今現在の安定したトップ10の中にいたらもう少し下のランクで埋もれていたかもしれません。

この当時はまだフェデラー、ナダル以外はランクの入れ替えが相当激しかったのが見て取れます。
比較でいえば現在の方が遥かに安定感があると思います。
懐かしい名前としてガウディオやリュビチッチの他、ナルバンディアン、ダビデンコ、ゴンザレス、ブレーク
などがありますが、同時にベルディフやフェレール、バブリンカなど、
今も一戦で活躍している選手が実は近い世代であって、既に活躍していたというのは面白いです
早熟型と晩成型との2極化が非常にわかりやすく現れています。
2005年と2015年の比較というのは、もしかしたらテニス史上でも
この2極化を一番はっきりと表すことのできている時代といえるかもしれません。
どちらでもトップにいるフェデラーは凄いです。本当に例外中の例外と言えるでしょう。

  1. URL |
  2. 2015/08/10(月) 08:58:01 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. |
  2. 2015/08/10(月) 11:06:52 |
  3. #
  4. [ 編集]

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