レンドル最強説&フェデラー最強説blog

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2016年、全豪開幕

早いですね、季節が巡るのは。
もう全豪開幕です。

ドローをチェックしようとしてうっかり先週のオークランドを見て
第1シードがジョコビッチでないので目を丸くしてしまいましたが
気を取り直して、ちゃんとした全豪のドローを追って行きましょう。

まずトップクウォーター、ジョコビッチの山です。
ここは一番大きな山と言えるのではないでしょうか。

ジョコビッチの反対側のシードには錦織圭がいます。
そして錦織の初戦の相手はかのコールシュライバー氏、他にはカルロビッチもいますし、
かつてのファイナリスト同士、ツォンガvsバグダティスという懐古趣味的な初戦も組まれています。
その他のシード選手としてはセッピ、シモン、
そして錦織の天敵扱いも板についてきたペールがいます。
技巧派がずらりと揃っている印象です。

錦織にとっては非常にやりにくいドローだと思います。
一方ジョコビッチにとっては、概ね与し易い選手が揃っているのではないでしょうか。


トップハーフの下の山、セカンドクウォーターに行きます。
ここは第3シードフェデラーの山です。
このところのグランドスラムではジョコビッチの決勝の相手がマレーなのかフェデラーなのか、
といった感じになっていますが、今大会に関してはマレーがその権利を得たことになります。

フェデラーの近くにはドルゴポロフやディミトロフ、ティエムなどがいます。
順当に行って欲しいところですが近年のフェデラーには不覚もあります。
これらの選手とのマッチングは少々気になるところです。

フェデラーの反対側には第6シードのベルディフが入っています。
ベルディフは全豪と相性が良く、2年連続ベスト4、5年連続ベスト8進出中です。
2013年まで毎年、グランドスラムでの初戦敗退を喫していた選手なのですが、
ここ2年は打って変わって安定度を売りにしているのが実に面白いです。
第5~第8シード勢の中でも特に期待のできる選手なのではないでしょうか。

他にこの山にはチリッチ、クエリーといったキャリア組、
クリザン、キリオス、コリッチそして日本の西岡といった若手が揃っています。
キリオスは去年の活躍もありますし、地元ということで期待が大きいでしょう。
個人的にはディミトロフと並んで周囲の期待が過剰すぎることから
あまり応援したくないタイプの選手なのですが、それでも魅力的なテニスをします。
まあ、頑張れるなら頑張ればいいのではないでしょうか。


ボトムハーフに行きましょう。
まずは上の半分、第4シードのバブリンカの山ですが、ここには第5シードのナダルも入りました。
第3シードや第5シードというのは、どこに入るのかがいつも注目されます。
今回はフェデラーとナダルですので、多くの人にとってドロー発表で最初に見るべきポイントだったかもしれません。
ナダルは全ての選手にとって脅威ですが、シャープなショットで戦えるトップ選手にとってはかつての怖さがありません。
それでも、バブリンカとすれば第5~8シードの中で一番来てほしくなかった相手ではあるでしょう。

ナダルがいるという以外の点でも、個人的にここは非常に熱いドローになっていると思います。
日本の伊藤と杉田とダニエル太郎がいまして、
それぞれの相手がステパネクとモンフィスとロソルいう名の知れた選手ですし、
ナダルの初戦はベルダスコ、すぐそばにはセラとベンジャミン・ベッカー、
バブリンカの初戦はツルスノフ、次の相手がステパネクと伊藤の勝者となっていますから
もう最初から見どころがわんさかと詰まっています。
他にもラオニッチ、ケヴィン・アンダーソン、グルビス、シャルディ、マウー、ロブレド、トロイツキに
アメリカ期待のハリソン、ソックまでいます。最後の二人はおまけ感もありますが、ともあれここは個人的に注目の山です。


最後に一番下、マレーとフェレールの山に行きます。
ここはやはりヒューイットでしょうね。
遂に引退とは・・・残念なものがあります。

ヒューイットは2回戦でフェレールと当たる場所にいます。
組み合わせは厳正な抽選で行われるのですからどうしようもないですが
仮に操作できるというのであれば、私なら初戦でフェデラーと当ててました。
とはいえ、2回戦で当たる可能性のあるフェレールもまた同世代の選手です。

フェレールは、ヒューイットが猛威を振るっていた頃にはまだ活躍していなかった大器晩成の選手ですので
両者がトップで戦ったという印象はほとんどないかと思います。
事実、同世代の選手にしては過去3回の対戦しかないというのがそれを表しています。
ただし、面白いデータがありまして、その3回というのがウィンブルドン、全仏、全米なんです。
最初がヒューイット、後ろの2回はフェレールが勝っています。
今回対戦が実現すれば、4回の対戦で4つのグランドスラム制覇ということになるわけです。
こうなると俄然、対戦を実現させたいものです。

第2シードのマレーは2回戦でグロート、4回戦でトミックと当たります。
両者はもちろん地元選手ですから期待は大きいとは思うのですが
確実にプレーできればそれほど大きなトラブルにはならないでしょう。
その後順当にフェレールが勝ち上がってきたとしても得意にしている相手ですので
マレーとしてはかなり良いドローになったのではないでしょうか。
全体的に比較的おとなしめの山だと思います。

この山の初戦で他に注目したいのはイズナーvsヤノヴィッツでしょうか。
ヤノヴィッツはこのところパッとしませんが、
うまく行けばスケールの大きい試合になってくれると期待したいです。

最後に、第32シードのジョアン・ソウザがこの山にいます。
しかし残念ながらジョアン・ソウザは出場しておりません。


というわけで、ざっと駆け足でドローをさらってみました。

結局はジョコビッチを中心とした大会であることは間違いなさそうです。
前哨戦を観ても明らかなように思えます。
もちろん去年の前哨戦を振り返れば、準々決勝でジョコビッチがカルロビッチに敗れ、
しかしその後にあのジョコビッチイヤーが始まりましたので
決して前哨戦が当てになるものではないとはいえるのですが、
去年からの続きとしてのジョコビッチ時代が継続していると考えれば
大会の中心にジョコビッチを捉えないのは誤った見方であると断言できましょう。

ジョコビッチは今勢いのある選手というだけでなく、
歴史的にも大きな存在になっています
去年終了時点でフェデラー戦が22勝22敗、ナダル戦が23勝23敗でした。

これほど多くの対戦があってこの互角の数字というのはある意味凄いです。
今後、対戦があればあるほどジョコビッチが差をつけていくことになるでしょう。
早速、今年に入ってジョコビッチがナダルに1勝していますので1つ差をつけました。

歴史的な選手同士の対戦がこれほどの3すくみになっているのも異例と言えます。
もちろん時代的な移り変わりはあります。
ジョコビッチがブレークした2011年以前だと、フェデラーから13勝6敗、ナダルから16勝7敗でした。
どちらも倍以上の差をつけられていたのです。
4年かけてこの差を逆転したというのだから凄いです。

もちろんフェデラー、ナダル側から見た言い分もあるでしょう、
彼らが全盛の時にジョコビッチも勝ち上がって対戦した回数よりも
ジョコビッチが全盛の時に彼らが勝ち上がって対戦している回数の方が多いのですから
対戦自体がジョコビッチ全盛の方に偏って組まれているというのも事実です。
いずれにしろ、歴史的な名勝負が年々これでもかと組まれてきたことになります。

ジョコビッチはグランドスラム優勝回数でもサンプラスやナダルを捉えにかかっています。
今年ジョコビッチは29歳で、その強さからまだまだ衰えない雰囲気はありますが
テニス界の常としてそれは分かりません。年齢的に29歳でまだ強かった人は多くありません。
目の前のフェデラーという例外的な生き字引を参考にして
少しでも長くタイトルを重ねていきたいところでしょう。


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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2016/01/18(月) 16:31:31|
  2. 2016年1月~3月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7
<<2016年、全豪1回戦とトップハーフの2回戦 | ホーム | 2015年データ集計>>

コメント

錦織の相手がコールシュライバー氏に決まったときは正直「やった」と思いました。
個人的に錦織はデタラメなプレーをしたり、一か八かで向かってくるような得体のしれないランキング下位の選手が
苦手というかあまり好きではないと思っています。
コール氏のような「ちゃんとした」選手の方が、セオリー通りのテニスをするのでペースを乱されることはないだろうと
予想していたら案の定、非常に安定したプレーを披露してくれました。

中堅芸人が、場馴れしていないガツガツした若手に巻き込まれてスベるなんてこともありますが、
見知った顔のある程度のキャリアの芸人とならしっかり空気を作れて笑いがとれる、みたいなもんです(笑)
  1. URL |
  2. 2016/01/19(火) 00:55:13 |
  3. フェレールのくわえタオル #-
  4. [ 編集]

>フェレールのくわえタオル様

確かに錦織、やり易そうでしたね。
この山は本文でも触れていますが錦織向けでない選手が多いので
今後のためにも初戦くらいはしっかり勝ってないといけないですからね。
去年散々苦杯を舐めさせられたペールは敗退しました。
錦織にとって大きなニュースではないですが小さなニュースではあるでしょう。

  1. URL |
  2. 2016/01/19(火) 10:14:18 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

ナダルの山

私も発表後のドローを見た時、ナダルの山、もとい、ワウリンカの山は面白すぎると思いました。
案の定、すごいことになりましたね。
1回戦でフルセットになった9マッチの内、6マッチがこの山で起きました。
その内2つが5セット目で6ゲーム以上の勝ちを要したものです。
単純にスコアだけで接戦度合いは測れないかもしれませんが、スゴイです。
  1. URL |
  2. 2016/01/19(火) 22:33:40 |
  3. かめ #k0H9quHE
  4. [ 編集]

ナダルの衝撃

いやー、1回戦から動きましたね、今年の全豪。
ベルダスコがやってくれました。

ナダルをフルセットの末に下してしまいました。2つの欠場を挟んではいますが、ナダルが全豪でベスト8に進めなかったのは11年ぶりです。
そしてこの全豪でもグランドスラム200勝到達はなりませんでした。

さすがに次の全仏では到達してくれますよね・・・?ナダルは次の全仏で出場45大会目です。
ここで達成できたら200勝到達までに要した大会数はフェデラーと同じになります(昨年のウィンブルドン優勝の記事のコメント欄でいろいろやってますがそこにこのデータもあります)。

さすがにあと2勝なので全仏に出さえすれば、さすがに2回戦までに負けたりはしないと思うのですが・・・。
怪我か何かで全仏を欠場するようなことがあれば、ウィンブルドンでは安心できなくなってきているので下手したら全米までもつれるかもしれません。

いや、同じ大会でフェデラー300勝とナダル200勝が達成されるだろうと思っていたんですが・・・。
いや、フェデラーもあと2勝なので何が起きるかはわからないですが、さすがにフェデラーには全豪で達成してほしいです。
そのフェデラーも2回戦ドルゴポロフに3回戦ディミトロフとは簡単な相手ではありません。
隣のゴファンとティエムのブロックにもアルマグロがいます
なんかノーシードや下位シードの実力者多くないですか、最近。

マレーは、200勝いけますかね?
あと40勝以上あるのであと早くても2,3年はかかります。

フェレールは当面は150勝到達が目標になりそうです。
ちなみにヒューイットは無事に勝利いたしまして、無事にフェレール戦で珍記録を作ることになりました。

また下位のほうのシードでも結構シードダウンが起きていて、ペールだとかアンダーソンだとかフォニーニだとか去年なにかと存在感を出した選手が結構初戦敗退を喫しています。

あと、タイブレーク多いですね。
ペールは全てタイブレークを落としてストレート負け、ミュラーvsフォニーニやボレッリvsベイカーが4セット全てタイブレークになっています。
ナダルを破ったベルダスコも、2つタイブレークを取っています。

ナダルに陰りが出てかわりにグランドスラムではワウリンカが力を発揮しているという構図が出来上がりつつありますが、今年もどうなりますかね。
わかりません。
  1. URL |
  2. 2016/01/20(水) 01:10:39 |
  3. 2R #2mo2qD.Q
  4. [ 編集]

グルビス頑張りましたね。
負けはしましたが、ファイナルセット11-13の熱戦だったようで。
あと、ダニエル太郎も2セットダウンで簡単に負けるかと思ったらファイナルセットまで
持ち込みました。
そこで力尽きたみたいですが、この先につながるのではないでしょうか。
  1. URL |
  2. 2016/01/20(水) 12:16:38 |
  3. ラカン #KTFWzs4k
  4. [ 編集]

タイブレーク

やっぱりタイブレーク多いですよね。。。
フルセットとともに話題に出したくて、去年、おととしの1回戦の
タイブレーク数も数えてみたんですが、有意な差を見いだせなくって。。。
でも、今年の結果スコアを見ると、やたら目につく感じがします。
  1. URL |
  2. 2016/01/20(水) 22:40:24 |
  3. かめ #k0H9quHE
  4. [ 編集]

皆さまコメントありがとうございます。

ナダルは粘れなくなってますかねえ。
2009年の再現でベルダスコがリベンジ、というような言い方がされていますが
最後まで激闘だったあの時とは違い、今回は終了があっけなかったというのがあります。
今年は200勝がかかっているわけですが、本当に全仏以外大丈夫なの、という不安すらよぎります。

それからタイブレーク、私も多い印象です。
ただ、割と最近のいつだったかのウィンブルドンでも異様に多いことがあったので
それに比べれば、まだ通常よりもやや熱戦が多いんだなというくらいかもしれないです。
それとリタイアも多いですね。
カルロビッチなど、もはや長老の部類ですのでやむを得ませんが、
ひそかにジョコビッチ戦を期待してたので残念でした。
今年の私は「ひそかな期待」ですらフラグが立つのかもしれません。


  1. URL |
  2. 2016/01/21(木) 09:28:12 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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