レンドル最強説&フェデラー最強説blog

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2016年、全仏開幕

さて、全仏開幕です。

今回はついにフェデラー欠場ということで
およそ16年間!出続けていたグランドスラムの連続出場が途切れるという
試合前から非常にニュースが飛び込んできました。

史上最も勝っている選手が、同時に史上最も続けて出ていたというこの凄さ。
もちろん「いっぱい出てるんだからいっぱい勝って当然じゃん」じゃないですよね。
いっぱい勝ってるからこそいっぱい出られるというのはテニス界の常識です。

グランドスラムの連続出場記録がここで途切れてしまったことは残念ですが、
その偉業は大いに称えるべきものです。
出場せずに賞賛されるというこの偉業はフェデラーならでといえるでしょう。

さて、欠場選手に気持ちを取られ続けていても仕方がありません。
いつものようにドローを見ていきましょう。

まずはジョコビッチ。今回も当然ながら優勝候補筆頭ですし、
周りも「今年はいよいよ全仏を取るか」ではなく、
「いい加減そろそろ取ったら」位の雰囲気にさえなっているのではないでしょうか。

勝たない大本命の存在というのは歴史上しばしばありますが
最近の全仏ではムスター、メドベデフ、コレチャ、フェレーロあたりがそうだったかと思います。
このうちムスターとフェレーロは優勝できました。ジョコビッチはどうでしょうか。
当然ながらコレチャやメドベデフよりは遥かに勝しないといけない存在の選手ではあります。

ドローを眺めるとジョコビッチの近くには危険な選手がいません。
というより、ジョコビッチにとっての危険な選手というのがほとんどおらず、
いたらそれはすなわち他の優勝候補ということになるわけです。
今回のドローの注目点は錦織が準々決勝でどの山に入るかということでしたが、
運よくジョコビッチは回避できました。
すなわち準決勝のナダルまで、ジョコビッチは危険度はなく勝ち上がるわけです。
勝ち上がらなければならないと言い換えてもいいでしょう。
今回優勝しないともう本当に優勝できないんじゃないかといわれてしまいかねないですからね。

一応多少なりとも危険度の高そうな選手としては
バウティス・アグー、F・ロペス、モナコあたりの名を上げることができるでしょうか。
シード順で行けばフェレールやベルディフが有力な対抗馬のはずなのですが
ジョコビッチにとってはやり易い選手です。
その意味でジョコビッチは良いドローを引いたといえるかもしれません。

さて、トップハーフで唯一ジョコビッチの壁になり得る選手が第4シードのナダルですが、
いきなりグロートとの対戦となります。順当にいけばもちろん簡単に勝てる選手ではありますが、
スロースターターのナダルにとって最初にパワー型というのは苦戦する要因にもなり得ます。
2回戦でもド・シェッパーが勝ち上がってくれば、地元フランス、2メートルの長身と
またもやりづらそうな選手との連戦を重ねることになるわけです。
そしてその後、一番近いシードにはフォニーニがいます。
ナダルとしてはここまでであまり長い試合になりらないようにしたいところでしょう。

ナダルの反対側、準々決勝で当たるシードには第6シードのツォンガが入りました。
この山の初戦ではコールシュライバーvsアルマグロとセッピvsグルビスがあります。
これは注目したい対戦です。他にもこの山には第26シードのジョアン・ソウザがいまして
個人的にトップハーフを4分割した際に一番面白い山がここなんじゃないかと思っています。


ボトムハーフに行きましょう。
上位シードはバブリンカとラオニッチ、マレーと錦織という組み合わせになりました。
トップハーフには何といってもジョコビッチとナダルがいるのですからそれだけでビッグネーム感がありますが、
それ以外の選手を比べたらボトムハーフの方が濃い組み合わせになったのではないでしょうか。

初戦、ラオニッチはティプサレビッチ、バブリンカはロソル、そしてマレーはステパネクとなっています。
もちろん現状ではそれほど脅威と捉えるべき相手ではないでしょうが
それでも上位シードの初戦としては結構なビッグネームが揃ったことになります。

今回のボトムハーフには、サーブパワー型の選手が多いです。ラオニッチを筆頭に、
カルロビッチ、イズナー、チリッチ、キリオス、クエリーといったところが名を連ねています。
本来このタイプはクレーではあまり強くないのですが、
近年は少し違う面を見せる部分があって、考え無しのパワーも悪くないのではないか思えるシーンがしばしばあります。
これらの選手がどこまでも勝ち上がっていくとは思いませんが、それぞれの戦い方から
今後のパワー型のクレーでの立ち位置を変えるきっかけも生まれるのではないかと期待しています。

最初にこれを感じたのはデル・ポトロでした。
その後ラオニッチ、そして今年のキリオスのいくつかの試合を観て、
戦い方次第では、サーブや粘らないストロークもクレーでの有効な武器になり得るんだなと感じました。
ストロークスタイルはそれぞれ全然違いますので全員を一緒くたにするなと言われそうですが
ビッグサーバーのクレーでの地位向上も今後あっていいのではないかと思っています。
今すぐにではないですがそのきっかけが少しでも見られる大会になってくれればと思いながら試合を観てみたいです。
とはいえ、気になるのはこれらの選手の多くは早いラウンドで敗退する可能性を持っているという点です。



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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2016/05/23(月) 16:58:59|
  2. 2016年4月~6月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

ジョコビッチがてこずる可能性で言えば今のナダルよりマレー、バブリンカ、錦織の方があると思うので
この3人全員が反対の山に行ってくれたのは、ジョコビッチは内心ホッとしてると思っています(笑)

ビッグサーバーのクレーでの新傾向ってのは興味深いですねえ。そのうち詳しく書いてもらいたいもんです。
こちらもそのことを頭の片隅に置きながらビッグサーバーたちの試合を観戦しようと思います。
  1. URL |
  2. 2016/05/24(火) 01:59:47 |
  3. フェレールのくわえタオル #-
  4. [ 編集]

2014年に錦織がクレーコートへスピードテニスを持ち込んでから空気が少し変わりましたよね。
ビッグサーバー/ハードヒッターも下手に下がらずインコートで叩くという手がある、ということが広まった感があります。マレーがクレーでも勝てるようになったのが同時期というのも面白い。
個人的にはズベレフやキリオスといった Next Gen. がどこまで暴れてくれるかが楽しみです。
  1. URL |
  2. 2016/05/24(火) 08:07:09 |
  3. SST #-
  4. [ 編集]

>フェレールのくわえタオル様
>SST様

今後、クレーでのストロークは
よりシャープなショット主体に変わっていくのではないかとみています。
正に錦織のそれですね。
ビッグサーバーでこれを持っていると更に強いです。
まだ完全に両方を備えている選手はいないと思います。
それこそ錦織のストロークに松岡のサーブなんですが。
これまではデルポトロが一番理想に近かったですし、
今ではキリオスが可能性を持っていると思いますがまだ安定感が全然ダメです。

こんなことを言っておきながら実はティエムのような選手が
次のクレーキングになるかもしれません。
15年も前のこと、私自身これまで何度も回顧的に取り上げていますが、
サフィン、ロディックタイプがテニス界を席巻するだろうと思ったら
実際にはヒューイット、フェデラーだったというあの時の記憶が蘇ります。

  1. URL |
  2. 2016/05/24(火) 09:39:30 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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