レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2017年、マイアミ開幕

インディアンウェルズに続いてマイアミが開催されています。
今回はマレーとジョコビッチが揃って欠場ということで
錦織が第2シードに配置されています。なんとも不思議な気分です。

インディアンウェルズではソックに敗退してしまいましたが
苦手なコートそこそこ勝ち上がれたというのはありますし、
マイアミは遥かにコート適性がありますから勝ち上がりに注意して行きたいです。
もっとも、錦織は良い成績の大会の後にはコロッとけるということがあり、
複数トーナメントで続けて結果を出せるかというのは課題の一つとなっております。

インディアンウェルズで錦織に勝利したソックは今度は西岡と対戦しました。
西岡も大活躍を見せた選手ですが、今回は開始間もなくけがで棄権となってしまいました。
まだ若い選手ですので今後に期待しましょう。

フェデラーは今回第4シードとなっています。
年初の全豪では第17シードだったんですが、少し気合いを入れただけで
あっという間にトップ選手に返り咲くというこの脅威。
しかし、今回は全てのシード選手の目の上のコブ、デル・ポトロがいます。
インディアンウェルズではジョコビッチの近くで嫌がらせをかましてきたデル・ポトロですが、
今回、フェデラーにはどのように作用するでしょうか。
まあ年初の時点ではフェデラー自身が嫌がらせ役の一人と見込まれていたのですが。

もう一人、またも絶妙な第5シードという位置で嫌がらせ役をこなさんとしているのがナダルです。
ナダルの一番近いシードには当ブログ3大ネタ枠の一人、コールシュライバー氏が位置しています。
インディアンウェルズではこのコールシュライバーを下したバブリンカが決勝に出ました。
コールシュライバーは買った相手に何かを与えることのできる天使のような選手だと考えれば
ナダルはどうでしょう、今回あるいは・・・

コールシュライバーが初戦で戦ったのはテイラー・フリッツです。
今年に入って名を上げたアメリカの若手選手です。
試合の方はフリッツがあと一つサーブをキープすれば勝ち、
というところまで追い詰めたのですが最後は及ばずに敗退してしまいました。
フリッツは西岡よりも更に2歳も若くまだ19歳ですから正真正銘これからの選手といえます。
この辺は名前を憶えておきましょう。

後はトップシードのバブリンカですか。この選手も時に驚くような負け方はするんですが、
大きな大会には強いので、今回ももちろん優勝候補の一角であります。
あとインディアンウェルズには出なかった第3シードのラオニッチがいます。
体の状態がどうかというのはありますが体力的には他のシード選手よりも温存できています。
順調にいくと4回戦でソックとの対戦が実現します。


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  1. 2017/03/26(日) 09:18:01|
  2. 2017年1月~3月
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2017年、インディアンウェルズはフェデラー

フェデラー氏、凄いですね。

当ブログで「氏」が付くのは二人しかいないですが
これはサーの称号のようなもので、栄誉の呼称といえます。

フェデラー氏の優勝が王道というべきなのか、
それとも第9シードの優勝が波乱だったというべきなのか
もう本当によくわからなくなっています。

宿命のナダル戦でのまさかの完勝から、面白いように順調に優勝にたどり着きました。
ナダルの前のジョンソン戦はストレートだったとはいえタイブレーク2つでしたので
多少の苦戦感はあったのですが、ナダルに勝った勢いがキリオスを戦わずしてリタイアせしめ
結局はセットを一つも失わずの優勝となりましたから、
テニス以外の神通力も自在に活用できる人知を超えたテニスプレーヤー、
フェデラー氏ならではの特権を活かした大会だったといえましょう。

別格フェデラーを除外して考えた場合、
今大会の主役はバブリンカだったと言っていいでしょう。
コールシュライバー氏からの栄誉ある勝利から
(因みに氏の取得ゲーム数は8でした。当たった皆さんおめでとうございます)
西岡戦、ティエム戦はいずれもファイナルセットタイブレークの熱い試合となり
そして決勝のスイスファイナルの演出へとつなげていきました。
本命級がバタバタと倒れていく中で最後まで勝ち上がったのは評価に値します。

マレーとジョコビッチの不甲斐なさはこの上ないですね。
マレーはもともと不甲斐ないところがあったので、またかという感覚にもなりえますが
ジョコビッチがキリオスからイライラを募らせたままストレートで敗退するとは
特にタイブレークを落として敗退してしまうという姿にはかなり深刻なものを感じました。
デル・ポトロに勝つところまでは良かったのですが、
その良さがトーナメントを通じて続かないのが問題です。
では勝ったキリオスに何かがあったのかと言われれば割とそうでもありません。
現にその次の試合は棄権してしまっているわけです。
つまり王者が王者らしからず、かつ、若手も期待ほど伸びてきているわけではないというのが
今現在のテニス界の特徴といえるでしょう。

キリオスやディミトロフのような選手は時に驚きの活躍を見せますが
決定的に持続性がなく結局はツアーの中心として期待できる状態には至りません。
かといってティエムやゴファンのような安定型の若手も
こちらは逆に一発の強さがなく、トーナメント優勝を左右する存在ではありません。

錦織やラオニッチのような次代王者候補もいまいち地力に欠け
ベルディフやツォンガのようなキャリア組もまた
調子の持続が難しい状況になってきています。

総じて若手もベテランも好不調の波が激しく、
結局は調子のいい選手が運よく勝つという状態になってきています。
テニス史にしばしば訪れる、混沌の時代に近づいている雰囲気を感じさせます。

こうなると、トーナメント出場の制限から脱却し、
コンディション調整に力を注げるフェデラーと、
そしもうすぐその特権を獲得できるナダルが
なんだかんだでおいしいところを持っていく、そんな展開も今後あるかもしれません。


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  1. 2017/03/20(月) 11:07:41|
  2. 2017年1月~3月
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2017年、インディアンウェルズ3回戦

インディアンウェルズはドロー96の大きな大会です。

3回戦ではシード同士の試合が組まれます。
順当にいけば16試合すべてがシード同士の対戦だったわけですが
当然そうはなりませんで、何人かのシードダウンは発生しています。
しかしそれでもいくつかの興味深い試合が組まれています。

ジョコビッチvsデル・ポトロ
キリオスvsズベレフ(弟)
ナダルvsベルダスコ
モンフィスvsイズナー
等々

面白い試合が続々と行われます。

この中で1つ、異色の試合があります。
ポスピシルvsラヨビッチです。

これだけ予選上がり同士の対戦なのです。シード同士のラウンドなのに!
ここのシード誰だったんだ??

さて、両者は1990年生まれのラオニッチ世代です。
若手、と言っていいのか、もう26歳ですから微妙っちゃ微妙ですが。

2人は誕生日が1週間ほどしか違いません。
どっかの敗退したシードとジョコビッチの関係を思わせますね。

まあ正直のところ、次代を担う選手が現在のNo.1を下した、などとは思えませんが、
唯一の予選上がり同士の対戦、と下に見るようなことはせず、その勝ち上がりに注目したいと思います。

個人的注目第一の試合はバブリンカvsコールシュライバーです。
生涯400勝をマークした目出度さの極み、コールシュライバー氏が何ゲーム取れるのか。
皆さんもひと口乗りませんか?

私は7ゲームにしておきます。

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  1. 2017/03/13(月) 17:47:31|
  2. 2017年1月~3月
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2017年、インディアンウェルズ開幕

すいません、早くもインディアンウェルズですね。
3月は年度末で忙しく中々記事の書き込みもできませんでした。
コメント欄でリクエストいただいている佐藤次郎と錦織圭の比較も
頑張ってやってみたいと考えていますのでしばしお待ちください。

さて、全豪から約一ヶ月半経ちました。
マスターズレベルの試合はありませんでしたが
多くの中小規模の大会が行われ、それなりに興味深い展開もありました。

マレーは優勝しましたが、ジョコビッチの出来は今一つというところです。
また、フェデラーは調整には時間をかけている感じです。
ナダルも決勝までいきましたが優勝はできていません。

こういう時に抜け出してほしかったのが錦織とラオニッチだったのですが
こちらも決勝までは行っているものの優勝はできていません。

今年に入って大会2勝しているのはディミトロフ、ツォンガ、ソックの3人です。
しかし、そのほとんどが小さなツアー250大会ですので、
この3人が他の選手に抜きんでて好調かと言われるとまだその判断はできません。

ツォンガのみツアー500で1勝しており、しかも2週連続優勝中なので
乗っているといえなくもありませんが、全体してはまだまだ混沌とした雰囲気になっています。

まあ、そもそもランキング面で言えば、
年初のフェデラーの全豪優勝が荒れたシーズンの幕開けだったわけで
その流れをそのまま引きずっているように感じます。

1大会だけだとアカプルコのクエリーが大暴れしました。
ゴファン、ティエム、キリオス、ナダルを連続で下しての優勝ですからかなりのものです。
クエリーはジョコビッチやマレーと同じ年齢ですからなんだかんだでもうベテランなんですね。
ベテラン選手によく好調の波がちょうどいい感じに来ているのかもしれません。


さて、インディアンウェルズのドローですが、
今回はラオニッチが欠場していますので錦織が繰り上がって第4シードをもらいました。
ボトムハーフ、ジョコビッチ側の山に入っています。

但し、ドロー云々以前に錦織はこの大会苦手にしています。
ボールが高く飛び跳ねる雑なバウンドが特徴で、錦織のような繊細さを持った選手よりも
ボールを乱暴に引っぱたくような選手の方が向いているコートです。

順当に勝ち上がっていくと4回戦ではクエリーと対戦することになります。
そしてその後はチリッチかディミトロフです。難敵の連続という感じです。
もっとも、チリッチもディミトロフもこの大会ではあまり結果を出せてないんですけど。

全豪では、名前の大きさはともかく、
第9シードと第17シードという節目のシード選手が決勝に行くという点で
非常に荒れた大会を演出しました。

そして今大会でも、ナダルが第5シード、そしてフェデラーが第9シードと
やはりこの両者が節目のシードに入って荒れた大会の予感をさせてくれています。

但し、この両者、今回は引きが悪く、お互いが一番近くに位置することになってしまいました。
勝ち上がれば4回戦での対戦が実現してしまうのです。
全豪の記憶が色濃く残っているだけにこの早期での決戦は残念な気持ちです。

この両者は錦織と同じボトムハーフに入っています。
他にもズベレフ、キリオスの他、ジョコビッチと3回戦で当たる位置にはデル・ポトロがいて、
ボトムハーフはかなり層の厚い組み合わせになっています。

ジョコビッチにとっては良いドローとは言えませんが
過去最多5回の優勝を誇り、しかも現在3連覇中という大会との相性の良さを活かし
難敵を次々と撃破して、不調を脱する結果を出しておきたいところです。

ジョコビッチの不調で予想外に長いNo.1在位を獲得している
繰り上げ王者アンディ選手はどうなるでしょうか。
トップハーフの楽なドローを活かしてこれまた運よく結果を出すのか
はたまたいつものように何となく微妙にNo.1をキープできる程度に勝ち上がる位の事をするんでしょうか。


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  1. 2017/03/10(金) 12:02:19|
  2. 2017年1月~3月
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2017年、全豪の余韻はありますが

皆さま、おはようございます。
いや~長い冬眠に入ってました。

全豪開催中の猛烈な更新が嘘のような静けさにしてしまっていました。

全豪決勝を見て大変に満足したその夜に急に熱が出て来まして、まあ2~3日で引きはしましたが、
物凄い燃え尽き症候群的なタイミングだと我ながら感心してしまいました。
当ブログと長くお付き合いいただいている方はちょくちょく見かけているかと思うのですが、
私、体調不良を起こすことがままありますね。大会の真っ最中じゃなくてよかったと思います。


さて、この間、2週間ほどのブランクがありますが、デ杯もありまして、
そして先週は、小さな大会ばかりですがディミトロフやズベレフといった
全豪で印象を残した選手がタイトルを取っているなどテニス界は結構な活気を見せています。

ディミトロフが優勝したソフィアの大会ではゴファンやバウティスタ・アグー、ティエムなど元気な選手が出場しましたし、
モンペリエの大会ではズベレフがシングルスで3連覇を狙うガスケを下して優勝し、
更にズベレフは兄弟で出場したダブルスでもタイトルを獲得しました。
しかし注目すべきはキトで行われたエクアドル・オープンでしょう。
先週の3大会はいずれもツアー250の小さな大会ですが、中でもキトは賞金総額でも最小規模の大会です。
第1シードがカルロビッチという点でも出場選手が地味であることを伺わせます。
優勝したのはドミニカのエストレジャ・ブルゴス。1980年生まれなので実にフェデラーよりも1歳上というベテラン選手です。
エクアドル・オープンは3年前にできた新しい大会で今年3回目の開催なのですが
実にこの3回全てをエストレジャ・ブルゴスが優勝しているのです。
因みにエストレジャ・ブルゴスは生涯タイトルが3ですから、このエクアドルでしか優勝していないのです。
こんな選手も居るんですね。同じく先週モンペリエで3連覇に挑んだのガスケもベテランと呼んでよい選手ですが
若手とベテランのパワーバランスが面白い感じで絡んできています。

でもどちらといえばやはりまだベテランの方に傾いています。
その意味でも若い選手達には伸びてきてほしいのですが。

全豪では30歳以上同士の決勝が実現しました。これは本当に稀なことです。
そもそも30歳以上でグランドスラム決勝に来ること自体めったにありません。
ベテラン化の傾向にある最近ですら、フェデラー以外にはフェレールとバブリンカがいたくらいじゃないでしょうか。
今回そこにナダルが加わったわけです。

それ以前の選手をさかのぼってみますと、アガシ、サンプラス、コルダ、レンドル、ゴメス、コナーズとなります。
80年代なんてコナーズしかいません。まあコナーズは3度やっていまして、
90年代にはコルダ、レンドル、ゴメスが1回ずつなので回数としては一緒なんですが。
いずれにしろ30歳でのGS決勝はかなりレアなケースで、ましてや決勝両者が30歳以上というのは
ランキング制度発足後の1973年以降で言えば、2002年全米のサンプラスvsアガシが唯一の例となっています。

もっとも、オープン化直後は大ベテランのプロ出身選手がテニス界を席巻していましたのでそこまで入れてしまうとそこそこ例はあります。
メンバーを列挙するとレーバー、ローズウォール、ヒメノ、マルコム・アンダーソン、ピリッチ、アッシュ、ニューカムとなります。

60年代後半にはベテランが強かったことがわかります。
その後一部の例外を除いてベテランが勝つのは難しくなっていったわけですが。
ただ、近年は再びベテランの時代になっています。
ナダルの復帰も嬉しいですし、今年はジョコビッチとマレーが30歳になりますから
向こう数年で、もしかしたら30歳でのGS決勝進出者が増えてくるかもしれません。

因みに最高齢は1974年全米のローズウォールで実に39歳10ヶ月でした。
以下、2位がローズウォール、3位がローズウォール、4位はアンダーソンですが
5位がローズウォール、6位がローズウォール、7位がローズウォールで
8位に今回のフェデラーが入ってきます。
そこからアガシ、ヒメノと続いてまたローズウォールになります。
で、ピリッチときてまたローズウォール。
このローズウォールがオープン化後最初の大会である1968年全仏ですから
グランドスラム史の開始と共にローズウォールがいたとそういうことになりますね。

もう一つベテランネタといえば、全豪のカルロビッチです。
大会の総エース数がどうなるかという点に注目していましたが
結局は僅か3試合のカルロビッチが119本でそのまま1位となりました。
2位のフェデラーは7試合で108本。
3位のラオニッチが5試合で107本。
ラオニッチが勝ち上がっていれば数を超えたでしょうが
そこはナダルが立ちはだかったということになります。
結論として今回はフェデラーとナダルの大会でしたね。あとカルロビッチ。

なんだかんだで2週間も経っていながら、結局は全豪の余韻に浸る記事になってしまいました。


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  1. 2017/02/15(水) 11:02:06|
  2. 2017年1月~3月
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2017年、全豪はフェデラー優勝!!

何という試合。
何という大会。
何という二人の選手。

これぞテニスを見る喜び。
テニスサイトを運営する喜び。

まったく。
言いたいことがあったけど、スピーチで先にフェデラーに言われてしまいました。

テニスには両者優勝という制度があるべきでしょう。
本当にどちらを応援していいかわからない、そんな見事な決勝でした。

フェデラーは前人未到18回目のグランドスラム優勝です。
対戦成績で苦戦していたナダルに勝っての優勝というのも大きいです。
35歳。素晴らしい。

試合の方、簡単に振り返りってみましょう。

ディミトロフ戦でもモンフィス戦でも感じていたのですが
ナダルのフットワークが思ったほどでもないかなというのがありました。
もう全盛期のナダルではないのか、という風に見ていたのですが、
実はナダルの問題でなく、コートの球足が速いことが原因だったのかもしれません。

決勝のフェデラーはいつもナダル戦と少し違っていて
例のバックハンドに球を集められて必死に強打で返しているうちに
いつしかペースが崩されているという感じはなく
緩くても深めにしっかり返すことでラリーを続けてチャンスを待つ
という形が非常にうまくいっていました。
で、チャンスになると、もちろん強打もありましたが、
何よりカウンター気味のタイミング重視のショットでポイントを取るという
これまでインドアコートでしか有効でなかったナダル対策が
非常に有効に作用していたというのが印象的です。
コート特性をうまくとらえたフェデラーの老練なプレーだったといえます。

対するナダルもさすがのプレーを見せてくれていましたが
正直ディミトロフ戦ほどの凄み、あの粘りは見られませんでした。
やや疲れていたのかなとも思えます。

それでも試合は壮絶でした。
ファイナルセット最初のゲームでブレークされたフェデラーですが
いつものナダル戦であればあれで気力をなくしていたところでしょう。
しかし今回は違いました。ナダルの調子が悪かったわけではなく
フェデラー自身の調子がそれを上回ったということになります。

試合はファイナルセットまでもつれたので3時間半を超えましたが
非常に早いタイミングで進んだと思います。
しかも随所に見せどころが詰まった、まったくだれることのない展開でした。
もはや最終セットのあの劇的な展開を演出するがために
敢えてサクッと2セットずつ取り合ったのではないかとすら感じさせました。
ここまでくると、勝負というよりも、趣、風情といった世界です。
フェデラーとナダルにしか作り出せない、禅というか小宇宙的な何かです。

プレー的に言えばフェデラーのサーブとバックハンドが良かったこと、
そしてナダルの粘りがいつもほど出なかったこと、それが勝敗を分けたと思います。
ただ、もうそれ以前に、両者の決勝というだけで、
しかもファイナルセットになってくれたということだけで
私としては夢見心地での最高に幸せな観戦となりました。

ナダルにも勝たせてあげたかったなあ。もう一回グランドスラム。
この調子を保てれば、全仏も可能性がありますかね、どうでしょう?

もっとも、いかなナダルとはいえ、全仏は体力が必要な大会ですから
若い良い選手との連戦に体がついていかないということも十分にあり得ますし、
勝ってほしいですが、もしかしたら今回が最後のチャンスだったかも・・・

そう考えるとフェデラーも同じく今回が最後のチャンスだったかもしれず
やっぱりフェデラーの優勝でよかったのか、などとも思えます。
ああ、やっぱり両者優勝にしてあげたかった。

私は一つ気になっていたことがありました。試合前にフェデラーは、
「優勝へのメンタルは十分。エネルギーの全てをオーストラリアに置いていく」
というようなことを言っていたそうです。

これって、優勝したら引退?
そんなことを示唆している言葉にも受け取れました。

でも、優勝スピーチで「来年もここでプレーしたいです」とも言っていたので
もしかしたら考えすぎだったのかもしれません。

もちろんまだわかりませんけどね。
引退してもダブルスやレジェンドエキシビジョンでプレーはできますから。

いずれにしろですね、両者しっかり休んでいただいて
もう大きな試合のミニコンディション充分で挑んでほしいと願います。



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  1. 2017/01/29(日) 22:47:43|
  2. 2017年1月~3月
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2017年、全豪決勝はフェデラーvsナダル!!

な、なんと。

決勝、フェデラーvsナダルです。

思えば当テニスサイトを始めたのが2005年。
正に両者による歴史上最大の2強時代の到来を告げた年でした。
当サイトはフェデラー&ナダルとともにあったといってもいいです。
既にキャリア後期に入った二人がこうしてまたグランドスラム決勝で顔を合わせるとは。
感無量たるものがあります。

準決勝に至ってもなお私は両者が勝ち上がらないと予想してましたが
これはこれで実に嬉しい誤算です。

両者は数か月のブランクがあって年初から復帰したわけですが
たっぷり休みを取ればまだこんなパフォーマンスをするんですね。
もういっそほかの余計な大会には一切出ずに
グランドスラムのみに限定したほうがいいんじゃないでしょうか。

さて、試合のほう、準々決勝が期待に反していずれもストレート勝負だったのとは逆に
準決勝の2試合はいずれもフルセットマッチになりました。

フェデラーのほうは第3セットでギアを少しローに入れたかと思うような
低調な時間帯があって結果的に長い試合になってしまったという感じでしたが、
ナダルのほうはもうずっしりと中身の詰まった圧倒的な名勝負となりました。

1日猶予があるのと準決勝のスタミナロスの関係を考えると
体力的にはフェデラーが有利ですが、それでもナダルは1日休めますし
ここはもう両者の見事な絶頂時と変わらぬ名勝負を見せていただくこととしましょう。

ナダルvsディミトロフ戦は今大会屈指の名勝負になったと思います。

ディミトロフ、いい選手になりました。
戻ってきた、ではなく変化したと考えたいです。
懸念であったパワー一辺倒の展開にはせずに
プレーの幅を最後まで広く保ち続けていました。
多才であるというのは一歩間違えれば起用貧乏になってしまうのですが
今後ディミトロフはうまく使っていってくれると期待したいと思います。

試合を通じてミスが多かったのはあります。
特にディミトロフはちょっと多すぎかなというくらいでしたが
まあ昨日の展開では仕方なかった部分もあるでしょう。
ナダルも以前のあの姿を知っている身からすれば信じられないほど多かったですからね。
それほど極限で戦った試合だったのだということが伺えます。

一時、ディミトロフの「能力を持て余している感」を毛嫌いしていた時期もありましたが、
昨日の試合やその前のゴファン戦を見れば以前のディミトロフではないと思えます。
むしろとてもよい選手です。少なくとも今大会におけるナダルに対する戦い方、
自分のプレーをどう生かしていくべきかという取り組みはラオニッチ以上だったのは間違いないです。

良い選手なので一つ注文を付けますと、スライスのバックハンドが甘いですね。
せっかくの片手うちなのでここは磨いてほしいです。

以前からディミトロフのスライスを評価する向きはありましたが、
私はそうは思いませんで、フォロースルーの途中で中途半端に止めるスイングになったり
上から撫で切るような傾向があったりとその安定度には疑問を持っていました。
それでも評価されるということは最近のラケットとボールの反発係数においては
こんな程度のショットでも有効と評価されるのかと逆に感心したものです。

それが、昨日の試合では、フォロースルーをしっかりとって
フォームの綺麗な良いスライスになっていました。これは驚いた部分です。
進化しているのが如実にわかるショットでした。
ただ、まだ改良の途中なのか、安定度に欠けている部分があります。
昨日の試合でもバックハンドのミスは多かったですが、
その中でもスライスが結構な割合を占めていました。
強打を狙いに行ってのミスとは違うのでここは減らしていかないといけません。
ここが見事になったらそれこそフェデラー以上のバックハンドを持つ選手になれるかもしれません。


決勝はついにレジェンド対決。
バブリンカとディミトロフには悪いが誰もが観たかった勝負となります。
準決勝で体は温まった、気力も十分な両者の対戦。

ここまでくると、どっちが勝つだろう、どっちに勝ってほしいというのはもうありません。
ただただこの歴史的な一戦を堪能したいというのみです。
唯一、本当にやめてほしいのは「6-1 6-2 6-1」的な期待外れの展開です。
ストレート勝負だけはダメです。
そこだけはお願いします。
良い試合期待しています。



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  1. 2017/01/28(土) 10:34:59|
  2. 2017年1月~3月
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2017年、フェデラーが決勝進出

フェデラーがフルセットでバブリンカを下し、遂に決勝に進出しました。
今回は第17シードということで、他のシード選手たちにとっての厳しさを演出する選手と見ていましたが
まさか本人がそれらすべてを駆逐してここまで来てしまうとは驚きです。

私の予想はバブリンカの勝利でしたが、外れて嬉しい予想というのも不思議なもんです。
ただ、第4セットは心境的にはかなり不安でした。
バブリンカは決して好調ではないのに、フェデラーの方が勝手に自滅しているような印象で、
前記事で書いた私の展開予想に近づいているようにも思えました。
バブリンカの強打は最後まで活きていましたが、フットワークの方は確実に落ちていました。
勝因はそこだったかと思います。

昨日のプレーの中ではフェデラーのネットパフォーマンスが見事でした。
今の時代、常にネットで勝負するのはほぼ不可能です。
現代の選手たちのパスの威力、ボールの回転数には、ボレーの技術だけで太刀打ちでません。
動き、読み、ネットに出るまでのショット精度、そしてネットそのものの能力の全てが備わっている必要があります。
確実な組み立てが必要で、いかなフェデラーでも考え無しにネットに出るとやられてしまいます。
事実、バブリンカの見事なパスには苦しめられたと思います。
それでも、バブリンカのような強烈なショットを持つ選手を相手にネットでも勝負できる
唯一の選手はフェデラーであると言っていいのではないでしょうか。
もちろんあくまでもネットプレーはオプションの一つですから、サーブ、
そしてとりわけストロークがしっかりしているのこそが重要ではあるのは変わりないですが。

フェデラーは全豪では7年ぶりの決勝進出となります。
グランドスラムの中で一番遠ざかっていたことになります。

グランドスラム最多優勝を誇るフェデラーは準優勝も多いですが、
実は全豪では一番少なく、2009年のナダルからの敗戦の1回しかありません。

決勝の相手はナダルかディミトロフか。
世間的にはナダルとの元祖頂上決戦の再現を期待する声が大きいようですがどうでしょうか。

そりゃ私も観たいですよ。ナダルvsフェデラー。

しかし、ナダル、勝つかなあ・・・。

これまで幾度も常識を覆してきた選手ですから今回もあるいはと思いたくもなりますが
さすがに今回は私の予想はディミトロフです。

ディミトロフはサーブもいいしショットパワーもありますので
主導権を握っている場面では優位に立てると思います。
あとはナダルが押している場面で逆襲の一手をどれほど出せるかになります。

対抗措置としていくつか考えられますが、まずは守備力。これはジョコビッチやマレーがナダルを攻略した方法です。
身体能力が如実に表れますので結構大変ですが、今のナダルは以前よりも強打で押してくるので
粘っていればミスが出たり甘い球が来たりということもあり得ます。我慢が必要ですが有効な手段の一つです。

続いて技巧。2007年にフェルナンド・ゴンザレスが全豪でナダルを下しましたが
あの強打のゴンザレスがナダルに付き合わずにペースを乱したとして話題になりました。
もっとも、ナダルはその後スタイルを変化させているのでそのまま同じようでは
攻略法にはならないかもしれませんが一つのオプションとしてありだと思います。

そしてもう一つ、最もシンプルで効果的と思われるのが、強打を多用するという方法です。
全仏で連勝を止めたソデルリングの戦い方です。
ジョコビッチが一時ナダルに連戦連勝でしたがその時もこれが有効でした。
単に力業というのではなく、ナダルの浅くなった球を踏み込んで叩くという方法になるので
ショットの見極めもある程度必要になりますが、それでも粘るよりは遥かに簡単にポイントが取れます。

ナダルには浅い球が多くなる時間帯があります。
ズベレフなんかもそうでしたが、そうした時間帯にはどんどん押していけるんです。
しかし、ここに落とし穴があります。
ナダルは細かくペースを変えてくる選手です。浅かった球が深く入り出す時間帯というのも出てくるんです。
そうなると、それまパワー一辺倒で圧倒できていた選手が急にポイントが取れなくなり
どんどんペースが乱れていきます。それまで簡単に取れていただけに尚の事そのギャップに応対できません。
そうなるとそこからはナダルのターンになります。

パワーで押せるときは簡単にポイントを取れるのでそれで問題ないと思います。
しかし、そうでない時間帯になった時に引き出しの多さをどのように生かせるか、
ディミトロフとしては正にそこが勝敗を分けるカギになると思います。

今までのようにパワーだけで押せるからとそこから展開もなく戦っていると勝てません。
ただ、私は今のディミトロフであれば、そのような時にも効果的に処理できるのではないかと考えますので
最終的な勝者はディミトロフという予想になります。

さて、実際の試合はどのような展開になりますか。



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  1. 2017/01/27(金) 12:31:25|
  2. 2017年1月~3月
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2017年、全豪ベスト4

さて、いよいよベスト4です(かっこ内は過去の対戦成績)。
・フェデラーvsバブリンカ(18-3)
・ナダルvsディミトロフ(7-1)

準々決勝は4試合ともストレート勝負でした。
ボトムハーフはもう少し競る試合になるかと思ったのですが。

>トップハーフよりは遥かに混戦だと思います。4人がそれぞれにタイプも違うので、
>試合を楽しむという点でも満足感のある試合になってくれるのではないでしょうか。
>トップハーフがいずれもストレート勝負でしたから、競った試合も観たいなという思いもありますし。

私こんなこと書いてましたね。
少し展開が予想と違ったということになります。

ま、まさか皆さん、これすらフラグとか言わないですよね。
そんな厳しい評価が下されるとほとほと困ってしまいます。

勝敗予想に関してはラオニッチとディミトロフと考えていましたから、半分当たってたという感じです。

しかしナダルvsラオニッチの展開は少々意外でした。
ナダルが良い戦いぶりを見せたのもありますが、
ラオニッチの方にストロークからの打つ手が少なかったのが印象的です。
もう少し上から打ち込めないんでしょうかね。
折角、上背があるのにスピン系のストロークショットに終始していたのが残念です。
確かに元々そういうタイプのショットを打つ選手ではありましたが
他の選手との試合ではもう少し打ち込むこともできていると思います。
やはりナダルのカウンターを警戒していたのでしょうか。
全体的にラオニッチからはサーブと、ナダルのミス以外でポイントを奪う可能性が少なく感じました。
その上大事なポイントで1stサーブが入らなかったですからこれでは勝てないのも仕方ありません。
全体的な展開はそう悪くはなかったのですが、勝負時のポイントの取り方に差が出たという印象でした。
ナダルのコンディションは良いと思います。ただ、以前のナダルでないのも事実で、ストロークミスは多いです。

ディミトロフも好調です。こちらも競った試合になるかと思いましたがゴファンを一蹴しました。
この試合はハイライト映像しか見ていないのですが、体がよく動いている印象です。
彼は元々技術のある選手で、パワーテニスの時代にあってその点も大いに注目されていたわけですが
やはり時代の流れに乗ろうとしたのか、パワー型のプレーを覚えてしまい
しかも、なまじっか能力も高いため、結構それでプレーができてしまったという所があって
単純なパワーテニスに偏ってしまった結果、以前の才能の片鱗が消えかけていくという残念な方向に向かっていました。
しかし、今オフは物凄くトレーニングをしたということで、
覚えたパワーは持続したまま、以前のような技巧的なタッチも見せるなど、一味違うプレーを見せています。
今はかなり心身のバランスが取れているのではないでしょうか。

過去の対戦成績では大きくナダルがリードしていますが、
これはフェデラーvsバブリンカ同様あてになりません。
私の予想は、今の勢いで行けばディミトロフかなあ、というところです。

というわけで、決勝の予想はバブリンカvsディミトロフです。
もちろん、観たいのは圧倒的にレジェンド対決なんですけどね。
今回も、勝たないと思う方を応援しながら観戦することになりそうです。



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  1. 2017/01/26(木) 14:49:06|
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2017年、全豪準々決勝トップハーフ

〇フェデラーvsズベレフ×
〇バブリンカvsツォンガ×

いずれもストレートでの決着でした。
ボトムハーフよりは勝敗の読める対戦だったとは思いますが
第1週の荒れ方が嘘のような静かな決着だったとも言えます。

ベスト4はスイス対決となったわけですが、これはどちらが有利なんでしょうか。
どちらも調子がいいです。

力関係で言えばランキング的にも今はバブリンカの方が上ということになりますが
フェデラーの経験値もまた侮れないものがあります。

過去の対戦成績はフェデラーの18勝3敗で、バブリンカが勝ったのはクレーコートだけです。
ただ、バブリンカにはグランドスラムで見せる恐ろしいばかりの勝負強さがあります。
過去の対戦成績が当てにならないことは幾度かのジョコビッチ戦でも証明済みです。

ATPのページには興味深い記事が載っていました。
http://www.atpworldtour.com/en/news/wawrinka-infosys-january-2017

去年トップ10が「0-30」と「30-40」になった時に
サービスゲームをキープできた率というのが数字になっているのですが、
驚くべきことにどちらもバブリンカが1位となっているのです。

「0-30」と「30-40」どちらも2位はジョコビッチでそれぞれ53.9%と53.8%でした。
これも十分に高い数字なのですが、バブリンカの数字はさらにその上を行く実に61.4%と57.1%。
ジョコビッチを遥かに超えて抜きん出た数字を出しているのです。

セッピ戦の時にも触れましたが、タイブレークに強くなっているのも間違いないですし
確実に勝負強い選手になっているというのが明確に数字に表れています。

準決勝は短期決戦での決着の可能性もあり、そうなればどちらが勝ってもおかしくないと思いますが
競った試合になればなるほどバブリンカが有利になるのではないでしょうか。

今大会は毎回予想することに決めましたので今回も行きます。
正直フェデラーに勝ってほしいですが、勝者予想はバブリンカです。

フェデラーも乗っているときはポンポンと軽妙にポイントを取っていくでしょうが
粘りのストロークで調子が乱されるとバブリンカにペースを持っていかれます。
連戦の疲れもあり、試合が進むにつれて大事なところでミスが目立ち始めまして、
まずはバックハンドのエラーが増え、そして遂に決めに行くべきところでのフォアが決まらず
決定的なポイントをミスショットで落としてしまうという
残念さが滲み出るときのフェデラーの負けパターンが発動します
バブリンカもずっと安定したショットを続けているわけではないのですが
試合後半のいいタイミングで信じられないような強打が決まって大事なポイントを持っていきます。
とこのような展開でフェデラーが惜しい試合を落としてしまう、
という妙にリアルな雰囲気の予想でいかがでしょうか。



さて、その前にボトムハーフの準々決勝がありますね。
こちらの勝敗予想は既に前記事に書いておりますので再掲しませんが
トップハーフよりは遥かに混戦だと思います。
4人がそれぞれにタイプも違うので、
試合を楽しむという点でも満足感のある試合になってくれるのではないでしょうか。
トップハーフがいずれもストレート勝負でしたから、
競った試合も観たいなという思いもありますし。



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  1. 2017/01/25(水) 10:27:15|
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