レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2017年、パリマスターズ優勝は

まさかのジャック・ソック!
初のマスターズ優勝おめでとうございます。
そして年末ファイナル進出最後の座も射止めました。
しかし、まさかジャック・ソック。

ソックはパリマスターズが今期2タイトル目でした。
マスターズ制覇のポイントがいかに大きいかがわかります。

が、実の所、グランドスラムファイナルの方がポイントは大きいんです。
つまり、全米ファイナリストであるアンダーソンが年末ファイナルに出られないというのは
何と混沌とした1年であったことかを物語っています。
まるで90年代のイメージです。

ポイント的にあと一歩であったカレーニョ・ブスタやデル・ポトロは、
終わってみれば今期1タイトルで、短期間のインパクトの割りには
ポイントを稼いでなかったのだということが分かりますが
ツォンガに至っては実に今年4タイトルを取っていました。
ツォンガの輝かしく長いキャリアの中でも年間4タイトルというのは最多です。
それでも年末ファイナルに進めないとは、そんなこともあるんですね。

出場権争いがダラ~んとしていたのは事実ですが、
ファイナル進出者にしても、フェデラーの欠場、ナダルの怪我の他、
ズベレフやティエム、ディミトロフ、ゴファンまでもが早期敗退、
一番勝ち上がったチリッチですらベスト8敗退と、ファイナルを占うにしても何とも微妙な結果でした。
大丈夫かな。
年末のATPファイナルとは、選ばれし選手のみによる最後の大一番であるべきなのですが・・・

ナダルの怪我も心配です。大丈夫でしょうか。
これでナダルが出られないとかコンディション不良とかだともう目も当てられません。
もしもファイナルがフェデラーの一人勝ちにでもなったとしたら、
フェデラーのパリスキップは大成功だったと言えるのでしょう。


今年から始まるU-21のファイナルも楽しみですね。
ズベレフは本選に出るので出場しませんが、将来有望な若手がずらりと集まる大会です。
各選手は調子の良し悪しの差が激しい面はありますが
こうした特別な大会だとテンションも上がるのではないでしょうか。
可能性が未知数な分、こちらの方が面白い大会になるかもしれません。
因みに出場8人中3人がロシアというのは驚きです。
いずれロシアがテニス王国を作り、勢力図を塗り替えていくことになるのでしょうか。

今、この大会を見ておけば、10年後に「そういえばあの時のU-21観てたぜ」と
未来のチャンピオンを前にして知った風な口が利けるかもしれませんよ。



  1. 2017/11/06(月) 12:00:00|
  2. 2017年10月~12月
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2017年、ウィーンとバーゼル

ウィーンはプイユ、バーゼルはフェデラーの優勝でした。

プイユは今期3タイトル目となりました。意外や頑張ってます。
ただ、ポイントレースでは現在16位で可能性は残っているものの、実質ほぼ無理かなという所。
まあグランドスラムやマスターズでの成績がほとんど早期敗退だったのでやむを得ないところもありましょう。
全米は4回戦、モンテカルロでベスト4というのはありましたが、それだけではトップ8に食い込むに少し足りません。
ただ、今回の優勝は初めてのツアー500ですし、生涯タイトルも4つ目で、今年飛躍的に向上した選手であることは間違いありません。
まだ若い選手ですから、今後のフランスの有力なエースとなり得る存在と言えます。
決勝の相手はツォンガでした。同国対決を制しての優勝です。

ウィーンではズベレフがトップシードで出ていましたがベスト8でツォンガに敗れましたし
第2シードのティエムも2回戦で敗退しています。
両者ともにもうファイナル進出を決めていますのでインドアに慣れるための調整中ということでしょうか。
そうであってほしいです。元気のないままファイナルに出るのでは残念ですからね。

他にコールシュライバーがイズナーとシュワルツマンに勝ってベスト4に進出したのは個人的に嬉しいニュースでした。
ツアー500位であればまだコールシュライバーも頑張れるんです。
グランドスラムだと2回戦位が限界ですが。

一方で、カレーニョ・ブスタ、アンダーソンなどファイナル争いをしている選手たちは相変わらず低調で心配です。
アンダーソンはインドアそこそこ行けると睨んでいたんですが、黄色信号点滅ですね。


バーゼルではフェデラーが優勝しました。
凄いですよね。もう何を今更という感じですが。
出場大会が少ないのでランクは2位ですが、勝率は驚くほど高く(92.5%)
しかも今期7タイトル目はナダルを抜いて堂々1位という成績です。
レースポイントでもナダルに1460pt差にまで迫っています。
残念ながら次のパリの欠場を発表していまして、ナダルはパリに出ますので
今年度の最終ランク1位はほぼ無理なのですが、実に圧倒的な成績で2017年を戦っていることになります。
バーゼルの決勝の相手はデル・ポトロでした。
今年数少ないフェデラーに土を付けている選手ですが、今年の対戦は3勝1敗とフェデラーがリードしています。
ATPファイナル進出に向けて気合を入れるデル・ポトロが本気でかかってくる、
と予想された試合は、苦戦したもののフェデラーが見事に退けました。
このタイミングでの地元優勝というのはフェデラーとしてはもう充分に満足な結果でしょう。
パリのスキップも納得できます。
No.1こそナダルに譲りはしますが、対戦成績では圧倒していますし、改めて2017年のフェデラーはテニス史に残る記録を残したと言えます。


ウィーン、バーゼルを振り返りますと両大会で、デル・ポトロ、ツォンガが決勝に出てきました。
両者とも先週の優勝でいきなりレースポイントで当落線上に滑り込んできた選手です。
ファイナル進出を「決めきれずに右往左往している他の選手達を横目に、ここが勝負どころと
大いにギアを上げてきているのが分かります。
実質、ファイナルへの切符を手にするにはパリで優勝かそれに準ずる成績を収めないといけませんので両者ともに可能性は高く無いですが、
フェデラーの出ないマスターズにおいて気合いの乗ったビッグタイトル経験者の存在というのは大きな意味を持つかもしれません。

改めてファイナル争いの表です(シーズン終了まで欠場の選手は除外しています)。

01 ※ナダル
02 ※フェデラー
03 ※ズベレフ
04 ※ティエム
05 ※チリッチ
06 ※ディミトロフ
07  ゴファン
08  カレーニョ・ブスタ
--
09  クエリー
10  アンダーソン
11  デル・ポトロ
12  ツォンガ
13  プイユ
14  バウティスタ・アグー
15  イズナー

※印の付いた6位のディミトロフまでは確定しています。残りあと2枠です。
結局マレーは残りシーズンを欠場することになりました。
ゴファンは最も可能性が高いです。ただ、確実に決めるにはベスト4進出が条件となります。
まだ予断を許さない状況ではあります。
もっとも、今年の戦いぶりからすればゴファンはファイナル進出すべきだと私は思います。
もうここはしっかりと勝って確実に決めてほしいです。
カレーニョ・ブスタはポイント上は8位ですがこのところの成績が伴っていないので心配です。
むしろその下のツォンガ位までの選手達の方が可能性を感じられるかもしれません。
最近は勝つと思った選手があっという間に負けたりその逆もあったりで
予想が外れるのが当たり前になっていますが(予防線)、
私の予想を上げておきましょうか。

ゴファンとアンダーソン。
前回と変わってないです。初志貫徹。


  1. 2017/10/30(月) 16:10:34|
  2. 2017年10月~12月
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2017年、インドアシーズン。ファイナルへの切符

さて、ATPツアーは最後のインドアシーズンに入っています。
この時期はファイナルへの切符の行方が気になるところです。

今年は選手達に疲れが出ています。
上位勢でシーズン終了までの欠場を発表しているのは
ジョコビッチ、バブリンカ、錦織、ベルディフ、キリオス等。
残り全ての欠場を明言してはいないものの怪しいのがマレーとラオニッチです。
去年であればこのメンバーがファイナルへの切符を手にしていても少しもおかしくなかったという顔ぶれです。

ここ数年は若手が伸びてこず、むしろベテラン達の鉄人ぶりが目立つ形でしたが
さすがにその状態もこうも長く続いたことで、まとめて疲労が襲ってきてしまったようです。

代わりに、去年一足早く休息を取り、今年大復活を遂げた2名が早々とファイナル進出を決めておりました。
この2名はテニス史においても例外中の例外ですのでまあ置いといて、
その他の切符は当然ながら比較的フレッシュなメンバーの間で競われています。

現在のレースポイントです(休暇の選手は除外してます)。

01 ナダル
02 フェデラー
03 ズベレフ
04 ティエム
05 ディミトロフ
06 チリッチ
07 ゴファン
08 カレーニョ・ブスタ
--
09 クエリー
10 アンダーソン
11 マレー
12 デル・ポトロ
13 ツォンガ

上位4人は確定しています。
ポイント的に、よほどのことがない限り6位のチリッチまでほぼ決まりかなと思います。
つまりあと2枠を7位以降の選手達で決めることになるのですが
ポイントが接近していて予想は難しいです。

大きな大会としてパリマスターズが残っていますので
理屈の上では20位台の選手にも可能性はあるのですが
そのランクの選手がマスターズを取るとは考えにくいので
現実的にゴファンからアンダーソンの4人のうちの2人になるのではないでしょうか。

しかししかし、ここへ来て少し様子が変わってきています。
12位のデル・ポトロと13位のツォンガ、この両キャリア組が
先週ともに優勝してポイントをぐっと上げてきたのでした。
総ポイントでは不利であることに変わりないのですが、
仮にこの両者が覚醒状態に入ったとなればマスターズ獲得の可能性も考えられます。
そうなると一気にまくってくることもあり得るわけです。
ベテランは爆発力はあるが長続きしないというのは共通見解でしょうが
数週間の短期決戦であれば可能性はあります。
というわけで13位のツォンガまで可能性ありと考えていいのではないかと思います。

因みにその上にはマレーがいます。
実績、実力ともに十分ですのでこちらも可能性の1つと捉えていいですが
正直、現在の状況で頑張ってパリに出てきてもポイントが稼げるとは思い難いです。
時勢に乗って来年まで休暇を取っても良いのではないかとも感じます。
仮に出て来て負けたとしたら「ほら見たことか!」となりますし、
もしも勝ったら「レンドルコーチのおかげ!」と私は言うでしょう。

本来、いかにデル・ポトロとツォンガが実力者であっても、
さすがに今のこの時期ですから、ツアー500で一回優勝しただけで
急に可能性の塊のようになることはないはずなのです。

そう思わせる原因は切符争いをしている他の選手たちにあります。
7位のゴファンは上海で初戦敗退でした。
その前のアジアシリーズで2連覇を果たしてますのでまだ良い方ではありますが。
8位のカレーニョ・ブスタは全米のあの活躍でポイントを上げたものの、
アジアラウンドでは初戦敗退を繰り返し良いところがありません。
9位のクエリー、10位のアンダーソンも同じで、全米で活躍した反動が来ていて
その後どうにも思うように活躍できていないのです。

インドアシーズン適性が高いのはクエリーやアンダーソンのような気もするのですが
調子がいいとは言えないので、決して有利との評価を付けることはできません。
まだゴファンは優勢と言えますが、どうにも最終切符の争いをしている感じがしないのです。
こんな状態であれば、キャリアのある選手が最後は持っていくという展開もあり得なくないのではないでしょうか。

もちろんデル・ポトロとツォンガも微妙なところです。
ちょっと読めないですね。

私は、面白くするにはデル・ポトロとツォンガに行って欲しいと思うのですが
予想としてはゴファンとアンダーソンにしておきます。



  1. 2017/10/23(月) 17:30:00|
  2. 2017年10月~12月
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2017年、上海マスターズは頂上決戦をフェデラーが制す

しばらくブログに手がかけられない状況が続いておりまして、
そうこうしているうちに上海マスターズが終了してしまいました。
辛うじて取り掛かっていた過去データの記事は形にできたのですが
開催中の大会に触れられずやきもきしていました。

さて、今回の上海マスターズですが、とても興味深い開催でした。
というのも、アジアラウンドは年末ファイナル進出を目指す多くの選手が
最後の気合を入れる時期であるはずなのですが、なんとも煮え切らない結果が大半で
誰が出場権を手にするのか読めない状況となっていたのです。
そこへ来てこの大きなマスターズですからどう動くのかというのは注目でした。

結果としてズベレフとティエムが出場権を手にしたのは今年の活躍からは当然でありましょうが
両者ともにアジアラウンド自体の結果は及第点とは言えなかったと思います。
ポイント上ではチリッチ、ディミトロフが続いていて両者ともに間もなく出場を決めるでしょうが
全体的にどの選手も年末にきて元気さが落ち込んでいるように感じられます。
楽天オープン勝利者のゴファンも上海では早期敗退でした。


さて、そこへ来て、少ない大会数で自在にコンディション調整しながらツアーを楽しんでいる2名ですよ。
北京ではナダルが、上海ではフェデラーが優勝をかっさらっていきました。
対戦した相手もしっかりと今の時点でトップといえる選手達でしたから、
なんだかんだで強い印象をまき散らしています。

上海の決勝では両者による今季4度目の頂上決戦が行われました。
フェデラーがストレートで勝利し、今年はフェデラーの4勝0敗となっています。

フェデラーはその前の対戦でも1つ勝っていますので、対ナダル戦は5連勝となっています。
実は両者の対戦では5連勝というのはタイ記録です。
これまでナダルが多くフェデラーに勝ってきましたが連勝は最大で5でした(3回あります)。
トータルの対戦成績では23勝15敗とまだまだナダルのほうが上なのですが
フェデラーもこの5連勝でだいぶライバルと言って差支えのない数字に伸ばしてきたと言えます。
(サンプラスvsアガシが20勝14敗、レンドルvsマッケンローが21勝15敗です)

面白いことに、同じ2強時代を形成していた10年前とは逆の立ち位置となっています。
以前はフェデラーが最強ポジションにいて、ナダルにだけは分が悪いという状態でしたが
今はナダルがNo.1で、フェデラーには勝てないという状態となっています。

ナダルは今年10敗していますが、そのうち4敗がフェデラーです。
もちろん複数回ナダルに勝っているのはフェデラーだけです。

一方のフェデラーは今年実に4敗しかしていません。
もちろん大会数が少ないので勝利数は違うのですが(ナダル65勝、フェデラー44勝)驚異の勝率といえます。
タイトル数は両者が6ずつでもちろんトップです。ズベレフが5つでこれに続いています。

これから年末にかけてはインドア大会となります。
フェデラーの方に優位なコートシーズンですので
ポイント的にはナダルが有利に変わりないのですが、No.1争いもまだわかりません。
両者の対戦もあと何度か見られるかもしれません。

これまでの両者最多の顔合わせは2006年で、その時は6回戦いました。
ナダルの4勝2敗で、ナダルが4連勝した後にフェデラーが2連勝しました。
因みにその前年の対戦でナダルが勝っていたのでナダルは5連勝していたわけです。
今年とは立場を逆にした妙な符合がここでも出ていますね。
あと2回、両者は戦ってくれるでしょうか。




  1. 2017/10/15(日) 21:23:00|
  2. 2017年10月~12月
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第1セットを取られた後の勝率について

2017年の全米ではナダルが優勝しました。その強さの印象は圧倒的でした。
優勝までにセットを3つ落としたのですが、いずれも第1セットでした。
第2セットを以降の展開が凄かったので更に強さの印象が強まったと思います。
強い選手は第1セットを様子見で落としても試合は挽回してしまうのです。

というわけで、歴代選手たちの第1セットを失った後の勝率を調べてみました。

さて、では早速問題です。
第1セットを失った後の勝率、最高の数字を出している選手は誰でしょう?

ヒント:ほぼ2人います。





 ↓ 答えは下の方






























正解は・・・

レンドルでした。
lendl-3b.jpg 
大抵私がこういうクイズ出すときは、ほとんど答えがレンドルですから
そこから正解した人も多いんじゃないかと思います。

次点でサンプラスとなります。
sampras-1a.jpg 
何故次点かと申しますと、ほぼ同じ勝率で僅か数毛の差しかなかったからです。

勝利数についてはレンドルの方が僅かに上です。というわけで、
レンドルこそが「キング・オブ・第1セットを失った後の勝率」であることは疑いもないでしょう。

レンドルは前記事のベーグルマッチに続いて2冠達成となりました。
もうレンドルという選手はベーグルは、多いわ、いざ第1セットを取っても逆転してくるわで
相手にとってはまったくとんでもない選手ということになります。

その上コーチになったらなったで、中程度の能力しかないような選手に
輝かしい戦績という名のスパイスで彩りを加えてしまうんですからね。
ブログタイトルに偽りなし。良くご理解いただけましたでしょうか。

では、順位をずらりと見ていきましょう。
(現役選手は2017年10月9日現在の数字。データはすべてオープン化後)

《順位 勝率(勝利-敗退) 名前》
 01 43.59%(119-154) レンドル
 02 43.56%(115-149) サンプラス
 03 43.21%(070-092) ボルグ
 04 42.86%(105-140) ナダル
 05 42.49%(099-134) ジョコビッチ
 06 41.13%(102-146) マレー
 07 41.08%(099-142) ベッカー
 08 40.57%(129-189) コナーズ
 09 40.27%(120-178) フェデラー
 10 39.35%(122-188) ヒューイット

もう、強い選手ばっかりですね。
正直ナダルが歴代1位だと思いましたが実際には4位でした。
nadal-7a.jpg 
ただナダルの場合はこれから上がってくる可能性もあります。
単純に4連勝すればレンドルを抜いて1位に躍り出る計算です。
もっとも、第1セットを取られて負けてしまえば当然数字は下がるわけですが。

サンプラスが強いのも想定できていましたが2位とは正直意外でした。
ボルグよりも上だったんですね。
もちろんこの辺は僅差で皆凄いということになるんですけど。

murray-4a.jpg djokovic-8a.jpg federer-7a.jpg
現在の4強がずらりと勢ぞろいしているのも壮観です。
9位のフェデラーまでが4割を超えている選手ということになります。

hewitt-4a.jpg 
10位のヒューイットはレンドルと並んで最も5セットマッチ経験の多い選手です。
この2名が1位と10位に位置しているというのも実にいい感じです。

少し下の順位も見てみましょう。15位まで。

《順位 勝率(勝利-敗退) 名前》
 11 37.56%(077-128) 錦織
 12 37.30%(119-200) アガシ
 13 37.20%(077-130) マッケンロー
 14 36.56%(117-203) ナスターゼ
 15 34.47%(081-154) ロディック

錦織選手。
nishikori-2a.jpg 
他の全ての選手は歴代No.1です。その中に飛び込むこの存在感!
これはびっくりでした。
因みに16位以降はシュティッヒ、バブリンカ、クレルク、ゲルライティス、ツォンガと続き
さすがに錦織以外にもNo.1ではない選手も入ってくる状態です。
それにしても錦織は現役ではバブリンカよりも上なんですね。

agassi-8a.jpg becker-7a.jpg
アガシが12位です。これはもちろん全体で言えばさすがの高さなのですが、少し意外という気もしました。
ベッカーと順位が逆であっても違和感はなかったと感じます。
まあ改めて思い返してみればベッカーも5セットマッチ強かったですからね。
競り合いに強かったのはベッカーの方だったということだったのでしょう。

ベーグルマッチの方では好成績を収めていたのはアガシと、あと今回の表に出てきていないエドバーグですが
ここでは揃ってサンプラスとベッカーに後れを取る形になりました。この辺、特徴が出ていて面白いです。

参考までに、当サイトで言ういわゆる青色選手、オープン化前から活躍している選手のデータも上げてみます。

《暫定 勝率(勝利-敗退) 名前》
 01 50.36%(070-069) ロッド・レーバー
 11 38.21%(094-152) アーサー・アッシュ
 11 38.18%(113-183) スタン・スミス
 15 35.33%(053-097) ジョン・ニューカム
 21 33.76%(053-104) ケン・ローズウォール

「暫定」の欄は、その選手が今の順位では何位に相当するかというのを表した数字です。
laver-8a.jpg 
当然レジェンドですから皆ある程度凄いのはわかるのですが、レーバーの勝率はいったいどういうことでしょう。
50%オーバーとは!!
もちろんレーバー本人の全体の記録からすればほんの僅かの試合でしかないですし、
老境に至ったレーバーが、挽回する勝ち方を覚えたという可能性もなくはないのですが、
いやいや、残っている記録を見てみると、決勝で第1セットを失ってから優勝している数だけを見ても
もの凄くいっぱいありますからね、実はもの凄い数字を持っている可能性も大いにあります。
前記事のベーグルマッチにおけるローズウォールにも似た、実はもっと凄いんだろう候補の筆頭ともいうべき選手です。

続いて勝利数を見てみましょう。

《順位 勝利数 名前》
 1 129 コナーズ
 2 128 D・フェレール
 3 122 ヒューイット
 4 120 フェデラー
 5 119 レンドル
 5 119 アガシ

レジェンドがずらりと並んでいます。ヒューイットもこの分野では納得の大選手です。

ferrer-2a.jpg 
そしてこの中に何の前触れもなく飛び込んできているのが、ダビド・フェレール!
これはびっくりです。しかもトップのコナーズにあと一つにまで迫っています。
これはもう間もなく記録更新があるかもしれません。前人未到の130勝を達成してくれるでしょうか。

試合数も見てみます。

《順位 試合数 名前》
 1 433 サントーロ
 2 419 F・ロペス
 3 410 ロブレド
 3 410 D・フェレール
 5 404 ユーズニー

400を超えているのは歴代でこの5人のみです。
この数字は普通に第1セットを取られた回数ということになるので
純粋に試合数が多く、そしてあまり強すぎない選手が上位に来ることになります。
santoro-2a.jpg 
となればサントーロの1位というのは大いに納得です。

他にもこの表では、近年の選手が上位を占めているのがわかります。サントーロ以外全員現役です。
今年はトップ選手に怪我人が多く、選手の体力問題が取り沙汰されていますが
近年の選手たちのその長い選手生命というのも実はまた見逃すことができない事項なのです。

敗退数

《順位 敗退数 名前》
 1 348 サントーロ
 2 317 F・ロペス
 3 309 ユーズニー
 4 299 セッピ
 5 297 ロブレド

こちらもほぼ同じような内容になります。
フェレールに代わってセッピが出てきています。

いかがでしたでしょうか、2回に渡る、レンドル讃美、じゃなくて、
過去のデータに基づく、改めてこの選手は強いんだよ、というデータを発掘する企画。
また思いついたらやってみたいと思います。




  1. 2017/10/10(火) 17:30:00|
  2. 過去の記録
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歴代選手のベーグルマッチ

テニスでは「6-0」でセットを取ることをベーグルと言います。
そのまま試合を決めるには3セットマッチならばダブルベーグル「6-0 6-0」
5セットマッチならばトリプルベーグル「6-0 6-0 6-0」を達成させるわけです。

今回は、この1ゲームも与えずに「6-0」だけで試合に勝利した例をピックアップしてみます。

さて、では早速問題です。
今までで一番多く、このベーグルマッチを達成した選手は誰でしょう?

ヒント:2人います。






 ↓ 答えは下の方






























正解は・・・

レンドルでした。
lendl-back3a.jpg 
まあ大抵私がこういうクイズ出すときは、ほとんど答えがレンドルですから
そこから正解した人も多いんじゃないかと思います。

次点でビラスとなります。
vilas-2a.jpg 
この両者は共に6回達成しています。
同じ数なのに何故にビラスが次点かと言いますと、
ビラスの6回は全て3セットマッチですが、レンドルは5セットマッチでも1回達成しているからです。

レンドルこそが「キング・オブ・ベーグル」であることは疑いもないでしょう。

もちろんビラスも凄いわけですが、この両者が凄いのは回数だけではありません。
レンドルはコナーズから、ビラスはナスターゼからとそれぞれNo.1経験者からベーグルマッチを達成しているのです。
こんなことをしているのはこの両者だけです。これは全く素晴らしい。

connors-7a.jpg nastase-1a.jpg
やられてしまったコナーズとナスターゼの名誉のために付け加えておくと
両者はそれぞれ2回ずつベーグルマッチの達成もしています。
やられはしたが、やったことも倍あるというわけですね。
最初にレンドルとビラスを出してしまったので2回というのは少ないと思われそうですが
2回達成というのでも充分に凄い成績です。

以下、改めてベーグルマッチ達成回数の多い選手を上げましょう。(2017年10月現在の数字です)

6回 ビラス、レンドル
5回 なし
4回 アッシュ、マレー
3回 ローズウォール、ボルグ、エドバーグ、ムスター、アガシ

2回になると先述のコナーズ、ナスターゼ以外にチャンやフェデラー等10人前後が達成しています。

ashe-1a.jpg murray-1a.jpg
4回達成の2名ですが、ここの方がクイズとしては面白かったかもしれません。
アーサー・アッシュもそうですが現役のマレーの登場とは驚きです。
しかもマレーは5セットマッチでの達成が1回ありますから、むしろアッシュを抑えて歴代第3位につけていると言えるのです。

rosewall-1a.jpg 
次に3回達成の選手ですが、ローズウォールはオープン化後の記録のみなので参考までに載せている状態にすぎません。
10代から活躍している選手の34歳以降の記録ですからね。その実際の数字はいかほどかとなるともう想像もできません。
6回を遥かに凌駕する数字を叩き出している可能性も大いにあります。

edberg-4a.jpg 
ローズウォールは除いて、その他の3回達成の選手の中で頭一つ抜け出ているのはエドバーグです。
エドバーグのみが5セットマッチでの達成が1回あります。

こうして名前を見てみると、レシーブ力のある選手というのが達成者の条件になりそうです。
アッシュとエドバーグはネットプレイヤーですが、同じタイプの選手の中にあって
そのレシーブ力が高評価であるのは間違いないところでしょう。

Bruguera.jpg 
2回達成の選手は少し人数が多くなりますが、特に取り上げておきたいのはブルゲラです。
ブルゲラは2回のうち1回が5セットマッチでした。またコナーズやナスターゼと同じように
ベーグルマッチをやられたこともあります。
すなわち、3セットマッチ達成、5セットマッチ達成、やられ、と実に3種類の達成があるのです。
これはブルゲラだけの記録でした。


他の何人かの主要選手も見てみましょう。

McEnroe-9c.jpg 
マッケンローは1回のみです。
ライバルであるボルグとレンドルがそれぞれ3回と6回達成しているので随分と少ない印象です。
もっとも、1回でもやっているのは十分すごいと言えるのですが。

becker-5a.jpg sampras-9a.jpg 
また、エドバーグとアガシが3回ずつなのは先述の通りなのですが
それぞれのライバルであるベッカーとサンプラスは0回でした。
この両者が一度も達成していないのは少々意外でした。
他の90年代のビッグサーバーもほとんど達成できていないです。
唯一、ルゼドゥスキーのみが達成しています。しかも2回。これはかなり例外的といえます。

agassi-2a.jpg muster-1a.jpg chang-3a.jpg
やはり、アガシとムスターが3回、チャンとブルゲラが2回というように
サーバー優位の90年代であってもレシーブ力の強い方がベーグルマッチを達成しやすいということがわかります。
そしてこれら達成のほとんどがクレーコートであるというのも見逃せません。
但しチャンの2回のみはハードコートとインドアカーペットでした。これはまた凄いですね。

90年代以降のNo.1経験者では、これまで出てきたエドバーグ、ムスター、アガシ以外に
ヒューイットが1回達成していますが、その他は達成がありません。

クーリエ、ベッカー、サンプラス、リオス、モヤ、ラフター、カフェルニコフ、サフィン、クエルテン、フェレーロ、ロディック。
90年代以降のNo.1は数多くいますが、皆未達成です。

そしてようやくビッグ4の登場となります。

fed-04.jpg nadal-9a.jpg djokovic-6a.jpg

フェデラー 2回
ナダル 0回
ジョコビッチ 1回
マレー 4回(5セットマッチ1回含む)

これは意外。マレーが多いのもあれですが、ジョコビッチが1回、そしてナダルが0回とは。
これまでの傾向から、タイプ的にはナダルが一番多いようにも思えたのですが。
フェデラーの2回も少ない気がします。
近年はどの選手もパワーがありますから、1つくらいのゲーム取得ならば
どんなトップ選手を相手にしても可能ということなのかもしれません。


参考までに、ベーグルマッチの達成が0回のナダルですが、
1ゲームだけしか落とさないで試合に勝ったという例を見てみたところ実に12回もありました。
そのうち1回は5セットマッチです。

《1ゲームだけしか落とさないで勝った試合(「6-0 6-1」、「6-1 6-0」等)》

フェデラー 5回
ナダル 12回(5セットマッチ1回含む)
ジョコビッチ 11回
マレー 4回(5セットマッチ1回含む)

ナダルに続いてジョコビッチも11回達成しています。
一方で、マレーが4回、フェデラーが5回と、ベーグルマッチの多い方は逆に少なくなっています。
こうしてみると4強に関してはベーグルマッチと1ゲームだけ落とした試合とでバランスが取れていると言えそうです。


1ゲームだけしか落とさないで勝った試合のナダルの数字は凄いのですが、調べると上には上がいました。

ボルグ 18回!!(5セットマッチ3回含む)
レンドル 13回(5セットマッチ1回含む)

borg-5a.jpg 

これにより、「キング・オブ・ベーグル」はレンドル
「キング・オブ・1ゲームだけしか落とさないで勝つ」はボルグ
となりましたことをここに報告いたします。




  1. 2017/10/05(木) 18:00:00|
  2. 過去の記録
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テニス選手の名前表記について in 2017

さて、全米大会期間中にも少し触れていましたが
選手の名前表記についていくらか見直しをしたいと思います。

当サイトは日本語サイトですから、カタカナ表記の問題は常に付きまといます。
サイト本体の方でも表記揺れの一覧のようなものを載せています。

サイト本体の方はある程度決まった選手の登場ではあるのですが
日々の雑記をアップしているこちらのブログの方では不意に新しい選手などもでてきます。
もちろん上掲の一覧に登場しない選手もおります。

今回、見直し対象となった選手は2人です。
カレノ・ブスタとコリッチ。

カレノ・ブスタはスペイン人です。アルファベットで書くと「Carreno Busta」。
ATPのサイトでも「Carreno Busta」になってます。
これだと発音もカレノ・ブスタでいいんですが、正式にはどうも「Carreño Busta」のようなんです。
(皆さんのブラウザで正しく表示できているでしょうか。「n」の上に「~」があります。)
これだと、ナニヌネノではなく、ニャニュニョ発音になるということです。
エスパーニャ、エスパニョール等がそうですね。

単純にATPに準拠して英語発音をカタカナにするという考えでも間違いではないのですが、
ATPにはスペイン語サイトもありますので、
恐らくその関係で英語サイトでは英語表記になっているのだけではないかと思います。
決してATPが英語読みを推奨しているわけではないということでしょう。
現にATPの選手ページに名前の発音例が載ってますがそこで聞くと「カレーニョ・ブスタ」と言っています。
他にも全米での主審のコールを聞いていましたが、いずれも「カレーニョ・ブスタ」でした。
というわけで、当ブログでも「カレーニョ・ブスタ」表記の方が良いと結論付けました。


さてもう一人の選手に行きましょう。コリッチです。クロアチア人です。
こちらも同じく英語的には「Coric」と表記されますが、実際には「Ćorić」となります。
(ブラウザで表示されていない方のために、「C」の上に点が付いています。)
セルボ・クロアチア語は難しいです。
元々セルビア語とクロアチア語は別の言語ですが、似ているので最近は一まとめにされたりします。
ただ、バルカン半島では伝統的にキリル文字とローマ字が併用されていまして、
セルビア語では主にキリル文字を、クロアチア語はローマ字をメインに使ってたらしいという情報もあります。
そんな中で使われてきた言語ですから当たり前のように難しいですよね。
旧ユーゴはそもそもこうした様々な複雑さが国家の特徴でありましたから、
我々の単純な英語知識程度では判別できない部分も多くなるのは止むを得ません。

正式な「Ćorić」表記ですが、厳密には最初の「C」の上には「v」、最後の「c」には「'」が付いています。
同じクロアチアのチリッチ「Čilić」も同様です。最初の「C」の上に「v」最後の「c」に「'」です。
英語表記だと「C」でまとめられていますが、違う文字なんですね。
因みに、上に何もついていない通常の「C」もあります。

ネットで発音を調べました。
ただの「C」だと「ツァ」
「v」の付いた「C」だと「チャ」
「'」の付いた「C」だと「チ」が近いらしいです。(こりゃ分かんねーよ)

まあ言語の成り立ち的な難しい話はさておき、この発音を当てはめると選手名は「チョリッチ」となります。
仮に頭の字が何もない「C」だと「ツォリッチ」、「'」付きだと「チォチッリ」とでもなったでしょうか。
いずれにしろ、どの「C」でも英語のような「カキクケコ」と読むことはありませんし
「チリッチ」と共通の発音になるということで、今後「チョリッチ」表記で行こうと思います。


カタカナ表記というのは英語表記との兼ね合いも問題になってきます。
統一感を持たせるという意味では、どちらかに寄せていくのがいいのでしょう。
最近は現地読みに寄せた表記が多いのかもしれません。当サイトでもそうなっていくのが良いのかなと思います。

サッカーとかだと本人の出身地の読みを取るか、プレーしているチームでの呼び名を取るかといった
また違った難しさも出てくるのですがテニスの場合はその辺少し楽ですね。

さて、この問題になるといつも取り上げられるのがスウェーデン選手です。
英語読みだと「エドバーグ、ボルグ、ウィランダー」、現地読みだと「エドベリ、ボリ、ビランデル」となります。
エドバーグはエドベリ表記もあり、ボルグは英語表記のみ、ビランデルは現地表記のみという実に統一感のない扱いになっています。
エドバーグは、本人が(確か)アイルランドに住んでいて、
名前を英語読みにしてほしいと公言していたのもあって「エドバーグ」表記の方が良いのかなと思いますし
ボルグも世間一般に(日本だけでなく)ボルグで通っているのでまあそれでいいのですが
ビランデルは正直、審判のコールもウィランダーと英語名なんですよね。
日本では完全に「ビランデル」表記が定着してしまっているので今更変えるつもりはないですが
今であれば「ウィランダー」になっていたかもしれません。
いや、今ならばエドバーグもボルグも含めて現地読みになるんでしょうか。
幸か不幸か最近のスウェーデン選手で読み方のとがった選手がいないので現在の傾向というのが測れないでいます。


もう一人、この件ではいつも思っていた選手に登場願いましょう。そう、「ベルディフ」です。
この選手、当サイトオープン時からいます。
表記に関しては最初から「ベルディフ」だったんじゃないでしょうか。
しかしもう12年ですよ。長い付き合いだなあ。

ここまで長いとビランデルと一緒で今更変える気はないですが、現在最も多い表記揺れの持ち主だと思います
一般的なベルディヒ、ベルディハの他、英語的なバーディッチ表記もあったりします。

当初は、検索してヒットした件数の一番多い名前を採用したはずですが、12年も経つと状況が変わっているようです。
今検索して一番多いのは「ベルディヒ」表記です。
「ベルディフ」の件数は「ベルディヒ」はおろか「ベルディハ」にも及びません。

ん~これは失敗したか。「マリー」表記でいたらいつの間に皆が「マレー」を使っていた状態とでも言いましょうか。
同じような例が「バブリンカ」に当てはまります、ただ、こちらは幸運にも成功した例となりました。
(何せ当ブログにはスイス在住の河谷様がいらっしゃいますので直接聞いて無事解決した恵まれた例でありました。その節はありがとうございます!)

さて、話を戻しますが、日本語のカタカナ表記では取り敢えず子音で終わる場合はウ行にするという慣例があります。
初期の「ベルディフ」表記の多さはそれに則ったものなのでしょう。
実のところ、発音が「フ」ではないのは間違いのないところでして、敢えて言えば「ヒ」や「ヒュ」が近いでしょうか、
”喉の奥から空気を出す”などと書かれている特殊な音になります。まあ日本語の「ヒ」もちろん違うんですけど。
人によっては「フ」の方が近いということもあるかもしれません。
発音記号では「x」です。これはまた分かりづらい。

改めて音で判断すれば「ベルディヒ」が一番近いのかなあと思います。
その意味で今検索して一番多い、すなわち皆が使用している表記が最適ということになります。
実は数年前に、「ベルディヒ」表記に変更しようかなと思ったことがありました。
その時であればまだ変更しても良かったかもしれません。ただ、今となってはタイミングを逸したことになります。

その時に表記の変更を止めた理由ですが、以下のような考えからでした。

「ベルディヒ」。最初にこの字を見た人って、アクセントを「ル」以降に置くと思うんですよね。
アクセントの雰囲気としては「焼き芋」みたいな感じです。いかがでしょう?
当ブログの常連のようなテニス閲覧力の高い人であれば選手の発音は百も承知でしょうからそうは読まないかもしれませんが
初心に帰って初めて字を見るつもりでアクセントを意識しながら発音してみてください。
「ベルディヒ」「焼き芋」
いかがですか?このアクセントだとかなり違うと思うんです。

一方で「ベルディフ」。こちらはどうでしょう。アクセントを頭の「ベ」に置きませんか?
同系統のアクセントを探すとすれば「カルピス」でしょうか。
これだとぐっと本人の音に近くなります。

最後の「フ」or「ヒ」の発音を取るか、アクセントを取るか、
こんな一見どうでもいいようなことですが、私は悩んだのでした。
そして結果、アクセントの方を取ったのです。

そういうわけで、現在最も多く使われている表記ではないですが
今後も当サイトでは「ベルディフ」表記を続けさせていただこうと思います。

このケースは英語とチェコ語の揺れではなく、チェコ語の中での揺れなのでまた難しいところですね。


表記の揺れや表記の変更はこれまでにもしばしばあります。
「キルギオス」を「キリオス」に変えたり「アイズナー」を「イズナー」に変えたりしました。
後者は明らかに私のミスでして、ご指摘いただいての変更でした。

「ブノワ・ペール」というフランスの選手がいます。これも一時まで「パイユ」と表記していましたが誤りでした。
「Paire」ですから「ユ」要素はありません。
同じくフランスにプイユ(Pouille)という選手がいますがこちらは「ill」なので「ユ」で間違いないです。

今後も表記揺れはあると思います。必要であれば都度見直しをしていかなければなりません。
何せこれから新しい選手がどんどん出てくる時代に入り込んでいますから。
むしろ読み方のよくわからない選手が出てきて、
強くなって表記が定まるというフェデレ→フェデラー状況も起こり得るのではないでしょうか。


  1. 2017/09/25(月) 16:34:00|
  2. 選手名の表記揺れ
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2017年、全米はナダルが優勝

ナダル、見事な優勝でした。大会通じて圧倒的だったと思います。
全試合でストレート勝ちを収めたわけではないのですが、どの試合もナダルが支配してたと言えます。
今大会、ナダルが失ったセットは全て第1セットでした。
そして第1セットを取られた後の、第2セット以降のプレーはどれも一方的でした。
つまり第1セットは一貫して様子見で、第2セット以降はどの試合も完全に自分のペースで戦っていたことになります。
スロースターターでなるナダルの面目躍如たる試合運びだったといえるのではないでしょうか。
ショットを見ていても明らかに調子は良かったと思わせます。
カナダやシンシナティではライン際の絶妙なウィナーなどほとんどありませんでした。
ベテランらしいコンディション調整の妙と言えるでしょう。
初めて決勝まで来たアンダーソンですが、この結果は止むを得なかったでしょう。
あれ以上どのようなプレーがあったかと思案しても結局は打つ手なしだったと思います。

ナダルは16個目のグランドスラム制覇となりました。
今年だけでも優勝2回、準優勝1回、そして4回戦が1回です。
全盛期には及びませんが、これまた見事な成績です。

アガシの一番良かった1999年がちょうど同じ結果ですし
ベッカーやクーリエの一番良かった年と比べてもそれより少し良いという具合です。
もっと言えばサンプラスですらこれと同等のグランドスラム結果を出したことはありません。
つまり全盛期でないはずのナダルが、歴代の偉大な王者の一番良いときと同じか
それ以上の成績を出してしまっているというのですからやばいです。

今年はフェデラーにもいい加減びっくりさせられましたが
全仏に出ていないのと、トータルで僅かに成績の良かったナダルの方がNo.1というのも結果として納得です。
今年のツアーはまだ終了していませんが、両者の年だったと言って全く問題ないでしょう。
ここから年末にかけてはフェデラー有利のコート種別になってきますのでランキング争いも見ものです。


今大会を少し振り返りましょう。
今回はここ最近で最も荒れた大会となりました。
多くのトップ選手の欠場に始まり、上位シードは次々と早期敗退、
かといってこれまでにしっかりと活躍を見せていたいぶし銀のベテランが存在感を見せるでもなく
また、期待の若手が代わりに躍進したわけでもありませんでした。
年齢や直前の調子に関係なく、誰が勝つかわからない状況下でのギャンブル的な勝ち上がりだったように感じます。
ナダルとフェデラーはもちろん例外ですが、デル・ポトロでも、
たまたま実績のある選手が勝ち上がったと言い換えることすらできると思うのです。

特に失望感の強かったのが若手連中です。ズベレフ、キリオス、ディミトロフ。
もちろん数年後にはトップになっている選手達だとわかっているのですが今回の不甲斐ない戦いはいけません。
特にズベレフはマスターズタイトル2つを引っ提げた上で、全仏全米早期敗退ですからね。
グランドスラムに弱いの?ということになってしまいます。まさかのリュビチッチ化ですか。
ここは来年是非とも克服しないといけません。
ルブレフ等、若手の活躍もありましたが、
大会前から注目されていてしかも結果を出した若手というのはシャポバロフくらいではなかったでしょうか。
この選手は逆転勝ちが多いのが特徴です。トップ100で最も若い選手ですが勝負慣れしている印象があります。
まだまだ雑なプレーが散見されますが、ショットにも動きにも勢いがありますので、今後は大いに楽しみです。

2017年はマレーとジョコビッチの2強でスタートしましたが、
終わってみればナダルとフェデラーがグランドスラムを支配した年でした。
去年の今頃、僅か1年前には2人は4強から完全に脱落したと思われていました。
1年で勢力図が移り変わる様も衝撃ですが、その移り変わり方もまた衝撃です。
去年の時点で、ナダルもフェデラーもあと一つでもグランドスラムを取れると思っていた人は
ほとんどいなかったんじゃないでしょうか。それがまさか2つずつ取ってしまうとは。
この両者が改めてテニス史上、最もとんでもない二人だということがわかります。

ただ、やはり下からの突き上げ不足は感じざるを得ません。
今年のグランドスラムの決勝の顔合わせを上げてみます。

・全豪 フェデラー vs ナダル
・全仏 ナダル vs バブリンカ
・全英 フェデラー vs チリッチ
・全米 ナダル vs アンダーソン

マレーとジョコビッチの名がないのはもちろん一大事なんですが
それでも結局、全米のアンダーソン以外、全員がグランドスラムタイトル保持者だったのです。
しかも一番若いチリッチでも今年29歳。他は全て30歳を超えています。
如何にナダルとフェデラーが異様であるとはいえ、若い選手たちもこれでは言い訳できません。
ナダル、フェデラー以外にだって勝ててないではないかと。
今年のグランドスラムで唯一フェデラーに土を付けたのはデル・ポトロ(今年29歳)ですし
ナダルを倒したのもフェデラー(今年36歳)とジル・ミュラー(同34歳)でした。
若手がこの調子ですから次の安定時代までは随分と時間が必要かもしれません。
もちろん突如の覚醒という可能性もありますからそうした不確かな要因に希望を寄せるのもありでしょうか。
なんだかいっそ今を新たなナダルとフェデラーによる安定時代と呼んでしまった方が早いような気もしますが。


今年のグランドスラムはナダルとフェデラーが2つを分け合う形となりました。
如何にも2強時代らしいタイトル分割です。
しかし、実はこの2つずつという状況、かなり珍しいのです。
過去に2強時代というのは多くありました。
しかし、グランドスラムを2人が半分に分け合ったという例は、
1967年、今からちょうど50年前に1回あったきり、長いテニスの歴史の中で2度目のことなのです。
実に年間グランドスラムよりも達成が少ないのです。

前回達成された1967年は、全豪と全仏をエマーソン、全英と全米をニューカムが取りました。
この年はオープン化前最後の年、すなわちグランドスラムがアマチュア選手のみで構成された最後の年でした。
翌年からグランドスラムはオープン化され、プロ選手もグランドスラムに出場することになりました。
そう、テニスの歴史が最も大きく動いた正にその時代なのです。

今年、テニス史上でもとんでもない2人による快挙が成し遂げられたことになります。
これは、来年からテニスの歴史が大きく動くという暗示なのかもしれません。
しかもちょうど50年を経て、という節目なわけですから、何か実に不思議なものを感じます。
これで結局リフレッシュ休暇から戻って来たジョコビッチとマレーが王座につくのでは笑ってしまいますけどね。

ナダルとフェデラーの新たな時代もまだ続いてほしいですが
グランドスラムに焦点を当てたこの極限の戦い方では、長く時代を形成するとは言えないでしょう。
本当にテニスの未来はどうなるんでしょうか。色々と考えさせられる大会でした。




  1. 2017/09/11(月) 12:01:00|
  2. 2017年7月~9月
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2017年、全米決勝はナダルvsアンダーソン

準決勝の2試合はいずれも最初のセット取られてからの逆転勝ちという形となりました。
2セット目以降にペースを取り戻し最後はやや一方的だったという点で共通しています。

アンダーソンはグランドスラム初の決勝進出となりました。
南アの選手としては80年代のクリークやカレン以来久々のこととなります。
それ以降の選手としてはフェレイラやアーサーズがいましたが
どちらもベスト4まででグランドスラム決勝には進出していませんでした。
全米の決勝となるとオープン化前にまでさかのぼらないといけません。
1921年のノートン、1948年のスタージェス、1965年のドリスデール
の3例がありますがいずれも準優勝でした。アンダーソンは初の優勝を狙います。

試合の方、カレノ・ブスタも動きは悪くなかったですが
最終的にはショットパワーが勝敗を決しました。
パワー系の選手を相手にするときは緩急を織り交ぜるのが鉄則ですが
カレノ・ブスタにはあまりそれがありませんでした。
もっとも、アンダーソンは技巧の勝負でも負けなかったので、
今回は純粋にカレノ・ブスタの力負けだったと言っていいでしょう。
若く勢いのあるカレノ・ブスタですから変に小細工に徹するよりも
今回のように真っ向から打ち合ってくれた方が観ている方も気持ち良かったと言えます。

因みに当ブログではこれまでカレノ・ブスタ表記できていましたが
カレーニョの方が実際の発音に近く、アンパイアもそうコールしているので
今大会後を機にカレーニョ・ブスタに変えて行こうと思います。
あと、コリッチもチョリッチが実の発音ぽいのでこちらも。
ベルディフもベルディヒの方がいいのかなあ、間違いなく「フ」ではないんですけど、
もうこの選手の場合は実に長くベルディフ表記できちゃってますからね。今更変更というのも。
これについてはずっと考えていたんですけど、ちょっと話がずれるので大会後にでもまた改めて。


準決勝の2試合はどちらも面白かったですが
純粋な打ち合いであったボトムハーフよりもトップハーフの方がハイレベルに思えました。

デル・ポトロのパワーは破格です。あのフォアハンドは何でしょうか。
アンダーソンもパワーがありますが、デル・ポトロはもう次元の違いを感じさせます。

デル・ポトロが覚醒状態にあるかどうかが試合のカギになるとみていましたが
実のところどうだったかといえば、それをさらに超えたナダルの凄さが際立った結果となりました。

デル・ポトロは凄かったと思います。
最近よく見る早いラウンドで負けてしまうあの普通のデル・ポトロではありませんでした。
フェデラーを倒した勢いそのままに試合に入った感じです。
しかしナダルがそれを上回っていました。
試合後のコメントでは第1セットでデル・ポトロに主導権を握られている状態になり
これはまずいと思って慌てて第2セットで戦術を修正したと言っていましたが
私には、それはリップサービスで、最初から相手の動きを見定めるつもりだったとしか思えませんでした。
第1セットはこの位の調子で打っていって、取られてもまあ仕方ないという考えだったのではないでしょうか。
デル・ポトロのショットパワーはそれ以降も衰えませんでしたがナダルの配球がそれを上回りました。
とにかくデル・ポトロは強打するタイミングがなくなり、最後の方は強引に打つしかなく
異様なほどにミスを重ねるようになりました。こうなってはナダルのペースです。
ナダルのショットパワーも凄かったですが完全に技巧でパワーを封じ込めた試合でした。
カレノ・ブスタにはこれがありませんでした。両スペイン選手の大きな違いだったと思います。

さて、決勝はナダルとアンダーソンになりました。
過去はナダルの4勝0敗ですが、もうここは過去の成績を云々するところではないでしょう。
現在のアンダーソンは既に過去では測れない未知の領域に居ます。

それでもナダル優位の声が大きいのはやむを得ないでしょう。
準決勝でもナダルはアンダーソンと近いタイプの選手と戦っていますのでこの点でも優位は揺るぎません。

アンダーソンの勝機を模索するならば、デル・ポトロとは違う戦術を取る、これに尽きます。
もちろんパワーはデル・ポトロのほうが上なのですが、
かつてのナダルならまだしも、今のナダルからストロークでポイントを取るなら
アンダーソンのショットパワーでも十分だと思うのです。
あとはどうショットを決めるかです。
立ち上がりは、スロースターターのナダルに強打を打ち込んでいくことが可能です。
で、このままいけると思ってしまうと後からじわじわと決められなくなっていきます。
まず打ち込んでみて、効かなくなったら無理な打ち込みはやめる、これに尽きます。
アンダーソンはパワーもありますが技巧での対抗措置もある程度可能です。
ナダルが揺さぶりを始めたら焦らずそれについていくということ、
そしてチャンスには積極的に打ち込むものの、それで決められるとは思わないこと、これが大事です。
パワーを持っている選手はどうしてもラリーの主導権を握りたくなってしまうのですが
ナダルにはそれが通じないと肝に銘じておくことで随分と試合運びも違ってくると思います。
10年前のナダルは本当にミスがありませんでしたが、今のナダルは粘って喰らいついていると
焦れて打ち込んでミスするケースも散見されます。そうしたチャンスを待つということになります。

よくあるじゃないですか、
ここまで来たら失うものは何もない、自分の力をフルに出して思い切ってぶつかって行け、みたいなの。
そういう熱血的なのが良いこともありますが、ことナダルに対しては逆効果だと思います。
アンダーソンが果たしてどういう戦術で来るか。そこに大いに注目してみたいです。


  1. 2017/09/10(日) 08:30:19|
  2. 2017年7月~9月
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2017年、全米ベスト4

・ナダルvsデル・ポトロ(8-5)
・カレノ・ブスタvsアンダーソン(0-2)

ベスト4の組み合わせが決まりました。
スペインvsアルゼンチン、スペインvs南アフリカ。
ん~ワインがおいしい国が残りましたね。

ナダルとデル・ポトロは過去の対戦成績ではナダルが少しリードしていますが
ハードコートに限定するとデル・ポトロの方が5勝4敗と逆転します。
ナダルが勝った4つのうち3つがインディアンウェルズですから
コート速度が遅ければ遅いほどナダルが有利と言えるでしょう。
1度だけ全米での対戦もありますがデル・ポトロが優勝した2009年でした。

フェデラーとの時は、フェデラーの方が大幅に対戦成績で優位であるものの
もしも覚醒してたとしたらデル・ポトロは分からないぞ、という言い方になっていましたが、
今回は既に覚醒したことが明らかになったデル・ポトロが、、更に対戦成績でも後れを取っていない
ということで、フェデラー戦とは違う雰囲気を漂わせているようです。

ナダルも調子は上げてきていますが、これまで対戦してきた選手皆デル・ポトロとはタイプが違います。
デル・ポトロはハードコートで対ナダルに一番有効なスタイルである大型のパワー系ストローカーです。
そしてデル・ポトロはフェデラーの前にティエム、更にバウティスタ・アグーと
ナダル戦の準備としては万端な相手を倒してここまで来ているのです。

これでもなお、オッズ的にはナダルやや有利となっているようですが、デル・ポトロ、あるかもしれません。
まあ、デル・ポトロの覚醒状態がどの程度続くのは未知数なのでそこは気になるところです。
いや、でもさすがに1試合だけってことは無く、大会が終わるくらいまでは続くんじゃないですかねえ。


カレノ・ブスタとアンダーソンは、これまで2度の対戦があり、いずれもアンダーソンが勝っています。
しかしもちろんこれは今回あまり当てならないデータです。
カレノ・ブスタはこれまでまだ1セットも失っておらず、調子のよさで言えば方に分があると思います。
ただ、アンダーソンの方が多様な選手と戦ってきています。クエリー前はロレンツィで、その前はコリッチでした。
スペイン新世代の活躍を期待したい思いはありますが、ここは勝利予想アンダーソンにしておきます。

というわけで、私の大胆な決勝予想はデル・ポトロvsアンダーソンとなります。

遂に封印していた「予想」を出しました。


  1. 2017/09/08(金) 09:23:00|
  2. 2017年7月~9月
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